つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

これも津幡の冬景色。

2010年12月04日 10時29分14秒 | 日記
「今日の一枚」の撮影場所は、
津幡市街地と「緑が丘団地」や「国道8号線津幡北バイパス」を繋ぐ「清水跨線橋」。
奥には「津幡小学校」が見える。

橋の周囲には遮蔽物がないため風が強く、冬期間には凍結が心配。
ちょうど大きく弧を描いていて勾配もあるため、
スリップしやすいポイントだ。
…そこで毎年12月になると「凍結防止剤」が設置される。

欄干に添えて重ねられた白い袋。
近づいて見てみると「粒状 塩化カルシウム」とある。

カルシウムと塩素の化合物…「塩化カルシウム」。
吸湿・保水性に優れ、水によく溶ける性質のため、
防塵用にグラウンド、テニスコートや未舗装路などに撒かれる。
また、水に溶ける時に熱を発生させ、水の凍結温度を大きく下げるため
融雪剤、道路の凍結防止剤として使われている。
…というくらいは、化学が得意ではない僕でも知っている。
しかし、袋にプリントされた製造元、
山口県の「株式会社トクヤマ」は初耳だった。

調べてみたところ、ここは総合化学工業メーカーらしい。
一般ユーザーに直接販売する製品は少ないため馴染みは薄いが、
従業員5000人規模。売上2000億円強。
ビッグカンパニーである。
また、画像と同じ「塩化カルシウム」は、
様々な通販サイトで手軽に買えるようだ。
値段も25キロ入りで2000~2500円前後。かなり流通量も多いようだ。

散歩を通じて、また一つ新たな知識を得た。
1時間余りの街歩きは、無知な僕にとって充実した時間である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする