おととい、金沢で富山の人と会った。
その人は、朴訥で、しかし内に秘めたる情熱の持ち主。
僕個人が抱く「越中人」のイメージの典型である。
そんな印象を受けるのは、子供の頃に接した「売薬さん」の影響かもしれない。
定期的に家を訪れていた「売薬さん」。
母親の手が離せない時は、僕が玄関先まで薬箱を持って行った。
箱の中身をチェックし不足分を補充すると「売薬さん」は明細を手渡してくれる。
それを元に料金を支払うのだ。
彼の顔は覚えていないが、真面目な仕事ぶりは記憶に残っている。
暑い夏も寒い冬も、一軒一軒、各家庭の常備薬カルテを手に巡回するのは
子供心に大変なことだろうと察していた。
そして、帰り際に紙風船やお菓子をくれて、笑顔で去って行った。
富山の県民性として、一般的に言われるのは、勤勉実直・まじめ・粘り強い。
…こんなエピソードを聞いた事がある。
金沢の卸で営業をしている男性、富山出身のA君。
取引先の小売店が新規オープンするため、開店準備の応援にかり出された。
現地には、メーカーや他の卸から助っ人が来ていたが、夜も更けてくると、
理由をつけて帰り始め人数が少なくなり、彼を含めた5人が残された。
何かの拍子に、誰かが「僕は富山の出なんですよ」と口にしたところ、
残った全員が富山出身者だと判明したのだそうだ。
…なるほど。
江戸時代、富山は加賀・前田藩の支配下にあったためか
とかく、金沢の人は富山に対して反目する事が多い気がする。
だが「今日の一枚」…津幡町の倶利伽羅付近で撮影した標識が示す通り、
津幡は境を接するお隣さん。
津幡人の僕は富山に親近感を持っている。
その人は、朴訥で、しかし内に秘めたる情熱の持ち主。
僕個人が抱く「越中人」のイメージの典型である。
そんな印象を受けるのは、子供の頃に接した「売薬さん」の影響かもしれない。
定期的に家を訪れていた「売薬さん」。
母親の手が離せない時は、僕が玄関先まで薬箱を持って行った。
箱の中身をチェックし不足分を補充すると「売薬さん」は明細を手渡してくれる。
それを元に料金を支払うのだ。
彼の顔は覚えていないが、真面目な仕事ぶりは記憶に残っている。
暑い夏も寒い冬も、一軒一軒、各家庭の常備薬カルテを手に巡回するのは
子供心に大変なことだろうと察していた。
そして、帰り際に紙風船やお菓子をくれて、笑顔で去って行った。
富山の県民性として、一般的に言われるのは、勤勉実直・まじめ・粘り強い。
…こんなエピソードを聞いた事がある。
金沢の卸で営業をしている男性、富山出身のA君。
取引先の小売店が新規オープンするため、開店準備の応援にかり出された。
現地には、メーカーや他の卸から助っ人が来ていたが、夜も更けてくると、
理由をつけて帰り始め人数が少なくなり、彼を含めた5人が残された。
何かの拍子に、誰かが「僕は富山の出なんですよ」と口にしたところ、
残った全員が富山出身者だと判明したのだそうだ。
…なるほど。
江戸時代、富山は加賀・前田藩の支配下にあったためか
とかく、金沢の人は富山に対して反目する事が多い気がする。
だが「今日の一枚」…津幡町の倶利伽羅付近で撮影した標識が示す通り、
津幡は境を接するお隣さん。
津幡人の僕は富山に親近感を持っている。