12月になった。
さすがに師走である。…忙しい。
このブログもやや滞りがちになってしまうかもしれない。
時間が許す限り、回を重ねていこうと思う。
さて、「今日の一枚」は、かつて看板だった薄い鉄板。
津幡のとある場所に、土地の間仕切りようとして立てかけてあった。
見てお分かりのように、本来のあるべき姿とは違う向きになっている。
文字としては…『近日オープン ビッグママ津幡本店 従業員募集』。
数字としては…『07628-8-23○○』(○○は、判別不能)。
文字から察するに、どうやら、今も津幡町にあるスーパーマーケット
「ビッグママ」のオープン時のものらしい。
数字から察するに、どうやら、30年以上は昔に造られたもののようである。
…というのも、当時、津幡町の市外局番は5桁だったからだ。
僕が中学に進むかどうかという頃、4桁になり、
大学へ進学してここを離れる直前か直後か判然としないが3桁になった気がする。
何しろ、一桁の市内局番は久しぶりに見た。
そして「黎明期の電話機」の記憶を思い出した。
母親の出身地…津幡町の最深部にして富山県と境を接する「河合谷」では、
電話のデザインが別物だった。
いわゆる黒電話なのだが、ダイヤルがないのである。
本体の右横に付いたハンドルを回す。
すると交換所に信号が届いて、交換手が出る。
そこで所定の番号を告げて、交換所で電話をつなげてもらい、
ようやく話ができるのだ。
これだけ携帯電話が普及した世からすれば、ずい分スローな仕組みである。
今やスマートフォンなどは「電話」の名前は残っているものの、現実は多機能端末。
友人、不特定多数の他人、株式市場、全世界へと繋がる一種のブラックホールだ。
反面、人間を介して「通話」のみが成り立つのは、
極めてシンプルだが安心できる。
奇怪な小さな機械に頼りきった生き方より、
血が通っていると思えるのは、僕だけだろうか?
さすがに師走である。…忙しい。
このブログもやや滞りがちになってしまうかもしれない。
時間が許す限り、回を重ねていこうと思う。
さて、「今日の一枚」は、かつて看板だった薄い鉄板。
津幡のとある場所に、土地の間仕切りようとして立てかけてあった。
見てお分かりのように、本来のあるべき姿とは違う向きになっている。
文字としては…『近日オープン ビッグママ津幡本店 従業員募集』。
数字としては…『07628-8-23○○』(○○は、判別不能)。
文字から察するに、どうやら、今も津幡町にあるスーパーマーケット
「ビッグママ」のオープン時のものらしい。
数字から察するに、どうやら、30年以上は昔に造られたもののようである。
…というのも、当時、津幡町の市外局番は5桁だったからだ。
僕が中学に進むかどうかという頃、4桁になり、
大学へ進学してここを離れる直前か直後か判然としないが3桁になった気がする。
何しろ、一桁の市内局番は久しぶりに見た。
そして「黎明期の電話機」の記憶を思い出した。
母親の出身地…津幡町の最深部にして富山県と境を接する「河合谷」では、
電話のデザインが別物だった。
いわゆる黒電話なのだが、ダイヤルがないのである。
本体の右横に付いたハンドルを回す。
すると交換所に信号が届いて、交換手が出る。
そこで所定の番号を告げて、交換所で電話をつなげてもらい、
ようやく話ができるのだ。
これだけ携帯電話が普及した世からすれば、ずい分スローな仕組みである。
今やスマートフォンなどは「電話」の名前は残っているものの、現実は多機能端末。
友人、不特定多数の他人、株式市場、全世界へと繋がる一種のブラックホールだ。
反面、人間を介して「通話」のみが成り立つのは、
極めてシンプルだが安心できる。
奇怪な小さな機械に頼りきった生き方より、
血が通っていると思えるのは、僕だけだろうか?