昨日の暖かな陽気から一転、今日は少し冷え込んだ。
三寒四温。
季節は揺り戻しを繰り返しながら移り変わってゆく。
この時期、一日の中で特に春と冬のせめぎ合いを感じるのは夕方である。
「今日の一枚」…今まさに陽が落ちようとしている時間は、
太陽の名残も、日中の温かさも刻一刻と姿を消してゆく。
そして心寂しさが増してくる。
…ふと、脳裏に流れてきたのが
「スティング」の「シェイプ・オブ・マイ・ハート」だ。
1994年に公開された映画「レオン」の主題歌。
ニューヨークの無口な殺し屋・「レオン」と、
悪徳警官に家族を殺され、彼に助けを求めてきた12歳の少女「マチルダ」。
復讐の為、自分も殺し屋になりたいという少女の願いを一旦は断る「レオン」だが、
自分の正体を知る彼女を殺すことも追い出すこともできず、
安ホテルで奇妙な共同生活がスタート。
「レオン」は少女に殺しのテクニックとセオリーを教え、
「マチルダ」は彼に読み書きを教えるうちに、
2人の間には親子のような、純粋な愛が芽生えてゆく。
しかし、平和な時間は長くは続かず、物悲しい結末を迎えたとき…
このナンバーが重なってくる。
『男は、瞑想にふけるためにカードを切る。
それは、財産を得るためじゃない。 名声を得るためでもない。
答えを求めているんだ。
ゲームの裏に隠された真実が知りたいんだ。
スペードが表すのは、兵士の剣。 クラブは武器のしるし。
ダイヤは、金(かね)だ。 でも、どれも俺のハートじゃない。』
もし君に『愛している』と告白したら、
何かの冗談だと思われるかもしれないけれど、
僕は君が思うほど、色んな顔を持っているわけじゃない。
仮面は、たった1つしか持っていない。
スペードの剣は、権力。 クラブの武器は、理不尽な暴力。
ダイヤは、巨万の富。
That’s Not Shape of My Heart. でも、どれも俺のハート…心じゃないんだ。』
(原典:Shape of My Heart-Sting/訳:りくすけ)
イギリスのロックグループ「ポリス」のメインボーカル「スティング」。
元・高校教師という経歴からか、彼の作品は文学的な香りがする。
歌詞カード片手に何度も耳を傾けるうち、自分なりの歌の情景が浮かぶようになる。
それは言葉と感覚のせめぎ合い。
今時の夕暮れと似た、複雑な魅力があるのだ。
三寒四温。
季節は揺り戻しを繰り返しながら移り変わってゆく。
この時期、一日の中で特に春と冬のせめぎ合いを感じるのは夕方である。
「今日の一枚」…今まさに陽が落ちようとしている時間は、
太陽の名残も、日中の温かさも刻一刻と姿を消してゆく。
そして心寂しさが増してくる。
…ふと、脳裏に流れてきたのが
「スティング」の「シェイプ・オブ・マイ・ハート」だ。
1994年に公開された映画「レオン」の主題歌。
ニューヨークの無口な殺し屋・「レオン」と、
悪徳警官に家族を殺され、彼に助けを求めてきた12歳の少女「マチルダ」。
復讐の為、自分も殺し屋になりたいという少女の願いを一旦は断る「レオン」だが、
自分の正体を知る彼女を殺すことも追い出すこともできず、
安ホテルで奇妙な共同生活がスタート。
「レオン」は少女に殺しのテクニックとセオリーを教え、
「マチルダ」は彼に読み書きを教えるうちに、
2人の間には親子のような、純粋な愛が芽生えてゆく。
しかし、平和な時間は長くは続かず、物悲しい結末を迎えたとき…
このナンバーが重なってくる。
『男は、瞑想にふけるためにカードを切る。
それは、財産を得るためじゃない。 名声を得るためでもない。
答えを求めているんだ。
ゲームの裏に隠された真実が知りたいんだ。
スペードが表すのは、兵士の剣。 クラブは武器のしるし。
ダイヤは、金(かね)だ。 でも、どれも俺のハートじゃない。』
もし君に『愛している』と告白したら、
何かの冗談だと思われるかもしれないけれど、
僕は君が思うほど、色んな顔を持っているわけじゃない。
仮面は、たった1つしか持っていない。
スペードの剣は、権力。 クラブの武器は、理不尽な暴力。
ダイヤは、巨万の富。
That’s Not Shape of My Heart. でも、どれも俺のハート…心じゃないんだ。』
(原典:Shape of My Heart-Sting/訳:りくすけ)
イギリスのロックグループ「ポリス」のメインボーカル「スティング」。
元・高校教師という経歴からか、彼の作品は文学的な香りがする。
歌詞カード片手に何度も耳を傾けるうち、自分なりの歌の情景が浮かぶようになる。
それは言葉と感覚のせめぎ合い。
今時の夕暮れと似た、複雑な魅力があるのだ。