goo blog サービス終了のお知らせ 

つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

目撃した、津幡の争議。

2011年02月14日 23時56分03秒 | 日記
「今日の一枚」は、津幡町内のある民家を写したスナップ。
かつて僕は、この家の前で、労働争議を目撃した。

あれは、小学校3~4年生の頃だったろうか。
津幡小学校からの帰り道、時ならぬ喧噪を耳にして、
僕は駆け足に近づいた。
すると、同じ鉢巻をした大人たちが、
一定のリズムで怒りの声を上げているではないか!!
「賃上げ要求を受諾せよーっ!」
「労働環境を改善せよーっ!」

…当時は理解できなかったが、声を枯らし、玄関先へ向って
そんな事を叫びながら拳を突き上げていたのだろう。
小学生にとっては、立派な異変である。
…ワクワクした。
平和な時間の中に、突如出現した争い事だ。
興奮した僕は、シュプレヒコールの揚げ足を取って、叫び始めた。
「○×△□せよーっ!」
「※●▼?せよーっ!」

すると、怒られた。
「坊主っ!ふざけるなっっっ!!」
真剣な大人の凄みを見せつけられ、すごすごと退散。

そろそろ春。
春闘が近づくと、彼らの血走った眼を思い出すのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする