つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

春が膨らむ津幡町。

2011年04月02日 08時34分08秒 | 草花
「今日の一枚」は、本津幡駅近くで撮影した染井吉野の蕾だ。

曇天の下で小さく固く閉じていた姿はもうない。
晴天の下で淡く色づき、ぷっくり膨らんだ姿は、
弾ける日が近づいている事を告げている。
現時点で、金沢の開花予想は4月8日。
ちょうど1週間後だ。

既に投稿している通り、寒桜などの品種は可憐な花を見せている。
しかし、春と桜のメインイベンターは、やはり染井吉野。
枝いっぱいに咲き誇る花の様子は、壮観。
ダイナミックな美しさだ。

染井吉野は、江戸時代に作られた一本の木から
挿し木や接ぎ木で数が増やされたと聞いた記憶がある。
いわばクローン故に、日本中にある木々のDNAはほぼ同じ。
だから、条件さえ整えば、地域一体で一斉に花開くのだそうだ。

人の手で育まれ、人に愛され、人を虜にする染井吉野。
日本人とは切っても切れない関係と言えるだろう。
散歩中に出逢った津幡町の花々を愛でるのが楽しみである。

そして、ふと駅舎の屋根に目を移すと、そこには一羽の雀が。

雀もまた、人と寄り添って生きている。
こんな、のどかな春の景色っていいなと思う。
いついつまでも、つづいてほしい。
コメント
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