つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町役場裏に屍累々。

2011年04月20日 09時21分22秒 | 日記
「今日の一枚」は、津幡町役場裏の駐車場で撮影した放置自転車の列だ。
それぞれの車体には、町からのお知らせが付けてあった。
タイトルは『自転車・バイク置場ご利用のみなさんへ』

『津幡町では、現在、限られたスペースを
 みなさんに有効にご利用していただくため
 自転車・バイク置場の利用状況を調査中です。
 この調査票がついたままの自転車・バイクは、
 他のみなさんの利用を妨げるとみなし、
 津幡町放置自転車等の防止に関する条例の規定に基づき、
 この場所から撤去し、放置物として津幡町で保管のうえ
 処分することとなります。(後略)』

累々とおよそ100メートルは続く列から見て、
その数は300台近くにはなるのではないだろうか?
それぞれの出所は判然としない。
おそらく近隣の駅、公共施設などに置き去りにされていたのだろう。
どんな理由があるのかは分からないが、もったいない話だ。

ここ数年、僕自身がサドルに跨る機会は滅多にない。
しかし、かつて自転車が移動手段のメインだった頃は、
大切に乗っていたと思う。
自転車は、それを手に入れる以前と比べ、
世界を広げ、出会いを増やし、新たな経験を与えてくれた。

自分専用の車体を買ってもらった時の喜び。
補助輪なしで走った時の爽快感。
未知の領域へ向けてペダルを漕いだ高揚感。
今も鮮やかに思い出す事ができる。
つまり、自転車は、大切なパートナーだったのである。
コメント
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