つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

賑やかな津幡の春。

2011年04月23日 10時08分37秒 | 鉄道
「今日の一枚」は、通勤通学のお客を乗せた七尾線の普通電車。
撮影時刻は午前7時過ぎ。 
金沢への道行きを見送るように、満開の山桜が風に揺れていた。
画面下、線路の手前は田園。
間近に迫った田植えに備え、水が張られている。

線路からは規則正しいレール音。…カタンカタン、カタンカタン…。
水田からは嬉しそうな蛙の鳴声。…グワワッ、グワッ、グワワッ…。
背後の山々から響く今年初の鶯。…ホーホケキョ、ケキョケキョ…。

様々な音が共演し、なかなか賑やかな春の朝。
既に初夏の空気も漂っている。

つい先頃まで咲き誇っていた染井吉野は、
ハラハラと散り、路上を飾り始めた。

最近の「りくすけ」は、盛んに辺りを嗅ぎ回りながら歩いている。
きっと香りも賑やかになっているのだろう。
人間より鋭い嗅覚を備えた彼の脳裏に映る春は、
僕たち人間が感じるそれとは、別の世界なのかもしれない。
コメント
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