イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

ホワイト・クリスマスとアンナ・パブロア

2011年05月12日 23時56分02秒 | 花🌷木 写真

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      この3日間、静かに雨が降っています。

     手前の薔薇の蕾はホワイト・クリスマス、

その奥に小さく写っている蕾はアンナ・パブロアです

今朝、雨降る庭で40分程花がら摘みをしていました

  その時、ほのかに良い香りが漂ってきました。

「あれ?何処からかしら?」と何となく周りを見渡す

目の前の薔薇に目が行きました。「もしかしたら?」

 そう思いながら鼻を花に(笑)近づけてみました。

「え、ぇ?」やはり、でした。静かな嬉しい驚きでした。

   ご覧のように、まだしっかりとした蕾なのに、

      2種類の薔薇は、それぞれ違った

 爽やかで瑞々しい 何とも言えない いい香りを

        漂わせてくれているのです。

お花は開いていないのに蕾からも香ってくるなんて

 その後 私がしたことは言うまでもありせん(笑)

     霧雨の中、傘もささずに 暫くの間

  ホワイト・クリスマスとアンナ・パブロアの蕾に

            鼻を近づけて

  うっとりと幸せな時間をたゆたっておりました。

     最近、身近な複数の人達からよく

「なんか顔が優しくなったね。顔が変わったね」 

  言われます。そんな時 1つ思い当たる事は、

     日々、ピュアな植物達とふれあい、

ココロで会話をしているからなのかな、と思います

      植物に向き合っている時の私は、

      (自分でいうのもなんですが(笑))

        優しく、穏やかな私です。

 人というのは 只、清らかな存在にふれるだけで 

       こんなにも癒されるという事を

    私は植物を通して知りました。幸せです。

 


その力は一旦 天にあずける

2011年05月12日 15時50分23秒 | 

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    私自身の経験値から 私自身が思うこと

      力(りき)みを一旦 天に預けると

そのものとの一体化が成され 更には調和がうまれ

ひいては大いなる存在に道具として使って頂けると。

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【静】を書くにあたり その道具となってくれたのは

  こちらの↑ 乾いてしまったウエットテッシュ。

   1文字、2文字を顕す時に 硯の役目を

 果たしてくれるのが 20代前半、よく訪れた

   大好きな山梨県のペンションで造った

        小さな焼き物の器。

   私は、書=毛筆 と 決めつけないで

  書をしたためる時、紙を含めた道具達は 

     周りにあるものをよく使います。

     ウエットテッシュは頻繁に使う

       お気に入りの1つです。

    墨をつけたら 何も力を入れないで

 ただ、ウエットテッシュと指先を一体化させて

  ウエットテッシュの動きに任せるだけです。

  安心して【任せられる】、【委ねられる】のは、

   そこに【信頼】があるからだと思います。

   私はウエットテッシュから学びました。

  力を全く入れず、道具を信頼し委ねると

本来のパワーがそこに顕われ 又、注がれるのを

・・・・という事で、この【静】の書はお気に入りです

 


カリグラフィー (古代ローマの言葉)                 その意味は ~美しい書きもの~

2011年05月12日 00時44分09秒 | Art

【 15年程前にゴシック体で描いた懐かしい作品 】

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     カリグラフィーとは、ヨーロッパ発祥の

    美しい手書き文字であり、筆記の際には

   カリグラフィー専用のペン(ペン先)を使います。

  ペン先の形やその大きさは書体によって異なり、

  種類も豊富です。実際、カリグラフィーの書体は

  数百種類もあるようですが日本でよく使われる

   代表的な書体は、イタリック体、アンシャル体、

       ハーフアンシャル体、ゴシック体、

 カッパープレート体などが挙げられるかもしれません

  ( けれど実際はまだ幾つもの書体があります )

          私自身が好きな書体は

 何故か?音楽の父J.Sバッハやパイプオルガンが

    パッと浮かび重なる、荘厳でどっしりとした

  存在感のある 古い宗教画を彷彿させるような

             ゴシック体と 

  装飾性、芸術性が高く、優雅なその書体には

 大きな真っ白の羽根ペンが、とても似合いそうな

  カッパープレート体です。カッパープレート体は

17世紀のイギリスで商業、貿易の発展に伴い速く書ける

    草書体が必要とされ生れたということです。

     皆さんが比較的 目になさっているのは

   グリーティングカードや 冠婚葬祭などのパンフレット

     フレンチのメニューなどに使用さることの多い

 イタリック体やカッパープレート体のように思います。

ヨーロッパに書物が登場したのは6世紀頃のようです。

西ヨーロッパに初めて修道院が出来ると、修道院では

特別な技術を持った、字を書き写すスクライブと言われる

 写字生の修道士や、装飾画を書くイルミネイターという

装飾画家の修道士によって書物は長い時間をかけて

    一文字一文字書き写されたということです

  各修道院では、彼らが写字室と呼ばれる部屋で

  このような作業を一手に引き受けていたようです。

  13世紀初めまで 書物はこうして修道院だけで

 作られていたことを知った時、修道士の皆々様に

    頭の下がる思いでした。代表的なものは

 8世紀に制作された聖書の手写本【ダロウの書】

  7世紀にコロンとしたアンシャル体で制作された

       「リンディスファーンの福音書」

  9世紀には、三大ケルト装飾写本の1つであり

  アイルランドの国宝であり、世界で最も美しい本

    と呼ばれる【ケルズの書】などがあります

  ケルズの書は言葉では表現しつくせないほどに、

 ため息が出るほどの 神々しい美しさを讃えていて、

世界で最も美しい本と言われる所以がよく分かります

書物の作成は時の流れと共に修道院から工房へと移り

     一般向けの書物も出回るようになり

 14世紀に入ると 写本に用いられたゴシック体から

      新しい書体のローマン体が生れ

16世紀には印刷技術がヨーロッパ全土に普及した為

    写字生の仕事はなくなっていったようです

  ヨーロツパでは文字を書き写すものは紙ではなく

ヴェラムとよばれる子牛や羊の皮から作られたもので

 仕上がりが綺麗だったので装飾画家達は紙よりも

       ヴェラムを使っていたそうです。

  紙は15世紀からようやく大量生産されはじめ

 高価なヴェラムから紙へと段々移行されたようです。

久しぶりに、自分の描いたカリグラフィーの作品をみて、

 カリグラフィーの歴史をまたちょっぴり紐解く事ができ

  芸術性の高いカリグラフィーを、数年間に渡って

素晴らしい先生にご指導頂けて良かったと思いました