↓ before・・・・・ (2011.7.11撮影)
2010年に購入した八重咲きのオリエンタル百合の球根、
芳醇な香りも素晴らしいこの百合の名はROSE LILY。
百合を球根から育てるのは初めての経験でしたが、
初年度は3つの花を咲かせてくれました。
それから、ほぼ1年が経った今年の7月、
30数個もの沢山の蕾をつけてくれました
↓ after・・・・・・ (2012.7/15~17にかけて撮影)
余談ですが・・・・・・・
成長していく過程を見守る中 小さな蕾が
ビッシリとスズランの様に下向きについていく様子を
目の当たりにした時 去年とは違うこの光景に
当初私は喜びよりも 「百合に何か大変な事が
(突然変異的) 起こっているのかもしれない」と
ドキドキしました。後日、球根を購入した会社に
かくかくしかじか、状況をお話した所、
「全部咲くかは分からないですが良かったですね」
と伺い一安心。懸念された垂れ下がっていた蕾も
成長と共にちゃんと上を向きはじめました。
あの蕾たちは想像もつかなかった、
このような可憐で美しい姿を見せてくれました
その感動たるや、言葉では表現しつくせません。
まるで故意的に仕立てたような、
見事に纏まり調和した大きなラウンド型はあまりに美しく
私には、幸せを彷彿させる
花嫁さんのブーケのように見えています
ぼんぼりのように フワッとした百合たちは、
今、順調にその蕾を開き、甘く、深い上品な香を
一面に漂わせてくれています。
たった1つの百合の球根は
私の心をこんなにも豊かで幸せな気持ちへと
導いてくれました。
ローズ・リリィーに毎日お水をあげ、毎日眺め、
毎日豊かな香りのお裾分けをしてもらい、
毎日語らう中で、私は有難いことに彼女から
沢山の【気づき】というプレゼントを頂いています
香り立つような美しさや 優しさというのは、
魔法のように1日であらわれるものではなく、
無理をしてつくりだすものでもないということ、
そして、計算されていない中にこそ
真の輝く美があるのだと、
そんなことを静かに感じさせられています。
↓ 上からパシャリ
今の私のささやかな願いは、
全部の蕾が無事開くのを見届ける事です
水遣りの時、ハーブティーを飲んだ後の葉を取っておき、
それをバケツに入れ水を注いだものを1日おいた後、
そのハーブ水&ハーブの葉入りの水をあげることや、
時々液肥をあげること以外、何も特別なことは
ローズ・リリィーにも他の植物にもしていません。
私が植物達に欠かさずしていることは観察です。
土や葉の状態、虫がついているかいないかなど
日々植物の状態は確かめています。
また強い雨風になる前には、前もって庭の植物は
麻紐でフェンスに括り、鉢植えの植物は玄関の中に
移動したりと、事前に防げることはやっています。
今年は嬉しいことに、アブラムシなどの虫の被害を
受ける事もなく スクスク伸びやかに育ってくれました。
こんな風に私が出来ることは限られていますが
観察することで、声なき声に気づけます。
また、時々葉に触れて「元気に育ってね」とか
咲いてくれた花に対して「綺麗よ。有難う」と
話しかけたりしています。
私の経験上ですが、植物も動物も無視しないで
常に気にかけ、話しかけてあげる事で、
純粋な分、ちゃんと応えてくれると思っています。
ご縁あって皆さんの所へ来た植物や動物達を
どうぞ大切に育ててあげてくださいね。
見守り、気にかける事を忘れなければ、
あとは植物そのものの持つ素晴らしい生命力と
自然界からの恵みが手を結び、
私たち人間が作ることのできない
真似のできない、神秘的な美しい世界、姿を
具現化してくれると思います