イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

花から教わるほんとうの華やかさ

2012年07月17日 19時39分45秒 | 感動

  ↓    before・・・・・ (2011.7.11撮影)
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 2010年に購入した八重咲きのオリエンタル百合の球根、
芳醇な香りも素晴らしいこの百合の名はROSE LILY。
 百合を球根から育てるのは初めての経験でしたが、
     初年度は3つの花を咲かせてくれました。
     それから、ほぼ1年が経った今年の7月、
    30数個もの沢山の蕾をつけてくれました

↓ after・・・・・・  (2012.7/15~17にかけて撮影)

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             余談ですが・・・・・・・
    成長していく過程を見守る中 小さな蕾が

  ビッシリとスズランの様に下向きについていく様子を
  目の当たりにした時 去年とは違うこの光景に

  当初私は喜びよりも 「百合に何か大変な事が
  (突然変異的) 起こっているのかもしれない」と
ドキドキしました。後日、球根を購入した会社に
     かくかくしかじか、状況をお話した所、
 「全部咲くかは分からないですが良かったですね」
 と伺い一安心。懸念された垂れ下がっていた蕾も
       成長と共にちゃんと上を向きはじめました。

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    あの蕾たちは想像もつかなかった、
このような可憐で美しい姿を見せてくれました
その感動たるや、言葉では表現しつくせません。

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        まるで故意的に仕立てたような、
見事に纏まり調和した大きなラウンド型はあまりに美しく

          私には、幸せを彷彿させる
    花嫁さんのブーケのように見えています


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   ぼんぼりのように フワッとした百合たちは、
 今、順調にその蕾を開き、甘く、深い上品な香を

       一面に漂わせてくれています。
         たった1つの百合の球根は
  私の心をこんなにも豊かで幸せな気持ちへと
            導いてくれました。

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  ローズ・リリィーに毎日お水をあげ、毎日眺め、
    毎日豊かな香りのお裾分けをしてもらい、
   毎日語らう中で、私は有難いことに彼女から

 沢山の【気づき】というプレゼントを頂いています
    香り立つような美しさや 優しさというのは、
    魔法のように1日であらわれるものではなく、
   無理をしてつくりだすものでもないということ、
      そして、計算されていない中にこそ
         真の輝く美があるのだと、
    そんなことを静かに感じさせられています。

             ↓ 上からパシャリ

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        今の私のささやかな願いは、
   全部の蕾が無事開くのを見届ける事です
水遣りの時、ハーブティーを飲んだ後の葉を取っておき、
 それをバケツに入れ水を注いだものを1日おいた後、
 そのハーブ水&ハーブの葉入りの水をあげることや、
  時々液肥をあげること以外、何も特別なことは
   ローズ・リリィーにも他の植物にもしていません。
 私が植物達に欠かさずしていることは観察です。
 土や葉の状態、虫がついているかいないかなど
      日々植物の状態は確かめています。

 また強い雨風になる前には、前もって庭の植物は
 麻紐でフェンスに括り、鉢植えの植物は玄関の中に
 移動したりと、事前に防げることはやっています。
 今年は嬉しいことに、アブラムシなどの虫の被害を
受ける事もなく スクスク伸びやかに育ってくれました。

 こんな風に私が出来ることは限られていますが
    観察することで、声なき声に気づけます。
  また、時々葉に触れて「元気に育ってね」とか
   咲いてくれた花に対して「綺麗よ。有難う」と
         話しかけたりしています。
 私の経験上ですが、植物も動物も無視しないで
    常に気にかけ、話しかけてあげる事で、
 純粋な分、ちゃんと応えてくれると思っています。
  ご縁あって皆さんの所へ来た植物や動物達を

    どうぞ大切に育ててあげてくださいね。
    
    見守り、気にかける事を忘れなければ、

あとは植物そのものの持つ素晴らしい生命力と
      自然界からの恵みが手を結び、
     私たち人間が作ることのできない
 真似のできない、神秘的な美しい世界、姿を
      具現化してくれると思います