上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

ノロケてる場合じゃない★

2010-05-05 | フィギュアこんな話も
子供の日だから、というのではないですが、織田信成選手のいわゆる「できちゃった婚」。
ホンマに驚きました。今だ「エイプリルフール?」と、半分思ってる(笑)。

日本のフィギュア選手は皆、真面目で、現役中に恋愛沙汰がニュースになる事は珍しい。
近年、メディア露出の多いトップ級選手では、初めてのケースかも。
私の勝手な見方ですが、織田君は今、人生で最高に「結婚したい時」なのでしょう。
以前から「結婚したい。子供はたくさん」と語っていて、
お付き合いの長い彼女もいるのなら、学生結婚でもアリかもしれない。
例えスポーツ奨学生でも。大学の看板を背負ってても。
恋愛・結婚はタイミングが命!だから、若い彼が恋愛に爆走するのもわからんではない。
GPファイナル2位で早々に五輪日本代表切符も獲った事だし、
「(五輪に向けては)僕はあとは4回転を確実にするだけ」とインタビューで
語ってもいたので、ちょこっと気の緩みもあったのかもしれない。
でもそれよりも、オリンピックという人生最大の勝負どころで、
「自分の味方」が強烈に欲しかったのかな、と思います。
やはり、男の人にとって「嫁」は最大の味方ですよ(笑)。
母を卒業したら、嫁の手のひらで転がされていたい…癒されていたい。
普通なら、シーズンが終わるまで我慢するもんだと思うけど、
ストイックは彼の性に合わないということなのでしょう。

しかし、五輪のアクシデントの印象と世選のあの惨状からいきなり
「子供が出来たので結婚します」に飛び、
大事な事をすっとばした印象になってしまってる。
カメラや取材記者は当然“のろける織田”を期待している。
その方が「面白い」から。
でも、彼はノロケる前にきっぱりとこういわないといけない。
「応援してくれたファンの皆さん、ご心配をおかけしました。すみません」
そう神妙に語らねばならない。たとえポーズでも。
なぜああいう事になったのか。トップ選手としての見解を語る。
その次に、
「こういうタイミングになりはしましたが、今後は新しい家族と共に精一杯頑張ります」
と語る。それが正しい順序です。
試合で駄目だったら、それは次に頑張ればいいことだけど、
自分の立場を自覚して、持てる誠意は見せないといけない。
誰も周りが教えてくれないのだろうか。悲しいというか哀れというか。
それとも、メディアの報道の仕方が「おのろけ」部分だけを強調しているのか?

五輪直前、スポンサーである関大に壮行会も開いてもらい少額ではない奨励金も頂き
(それが大学側の宣伝意図も入っていたにせよ)、通常なら
「みっともないことは出来ない」という決意が芽生えるもんだと思うのですが。
その余りの思慮の浅さに驚くばかりです。
この感覚、謹慎から復帰明けに、モロゾフコーチにいきなりついた時の「びっくり」と
かなり似てますが、なんせ今度は「人の親になる」のですから、コーチ契約とは
別種の責任が生じます。わかってんのかな?
「ああ、織田君はパパになって良くなったね」と讃えられるシーズンになるよう、
ナイスな演技や態度で、スケートファンを納得させて欲しいもんです。
コメント
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