朝ドラ「エール」も残りわずかになってきました。伏線の回収というか、「巻いて巻いて!」って感じです。
第20週「夢のつづきに」の感想を。
オペラ「ラ・ボエーム」の最終オーディションに受かってしまった音ちゃん。
でもブランクの影響は大きく、共演者の歌の力量との差をまざまざと感じ苦しい毎日。
娘の華ちゃんは反抗期だし、
音ちゃんは稽古途中で遂に降板してしまう。
意気消沈の時、裕一さんから「教会のクリスマスコンサートで歌って欲しい」と提案が。しかも鉄男作詞、裕一作曲です
「音にささげる歌」なんです。
迎えたチャリティクリスマスコンサート当日。。。あの時代にクリスマスってあったんかな?サンタさんとか?
いやー。
涙があふれて止まらなかったー( ;∀;)
若き日に、妊娠で椿姫の舞台をあきらめた音ちゃん。
あの時に「君の夢を預かって大事に育てる」と告げた裕一さんでしたが、今回はその「預かった夢」を「君へのエール」として返しました。
そして再び二人の夢は続いていくのです。
なんて素敵なんじゃろね。
実はエール本で先にこの週まであらすじ読んじゃって、「えっ!史実通りに音さんは裕一さん作曲のオペラを歌うんじゃないの?」とビックリだったのです。
「大きな大きな舞台で僕の曲を君が歌う!それは僕の夢でもある」って言ってたじゃない!
その「夢がかなった」場面に多大なる期待を抱いていたので、失望しかありませんでした。
ところがところが実際にドラマ見たら、感動の「夢のつづきに」週だった!
豊橋で初めてコンサートを開いた時、あの時二人はスタートを切ったばかりで、何も持っていなかった。
あるのは若い力と、真っ白の未来だけ。
あれから山あり谷あり戦争も乗り越え、二人で積み重ねてきた長い歳月。
その歳月の重みが、音ちゃんの歌ににじみ出ていました。
小さな教会で、マリア様の如く清らかで美しい。もう号泣するのみ。
19歳の時の音ちゃんは、若いよく通る声を持っていたかもしれない。
今、その声は無くても、かけがえのないものを手にしてる。
旦那さんに「妻は僕の恩人です」と言ってもらえること、それ以上の喜びがあるだろうか。
音ちゃんは結婚を断って、オペラの道一筋で行くことも出来たはずだけど、結婚を選んだ。
その時から、実は自分が歌手になることより、旦那さんの応援が「第一の夢」になったのではないかな。
だって自分を優先させたかったら、お手伝いさん雇って子供預けるとか、裕一さんに頼んでレコード出させてもらうとか、状況的に幾らでもやれると思うんですよね。
でも、旦那さんの成功を喜び、自分の手で子供を育て、楽しい家庭を作ってきた。
音ちゃんは「家庭の犠牲になって自分の夢がついえてしまった」人ではなく、自分で「この幸せを選んだ」成功者なのよ。
音ちゃん、あなたは既に幸せなのよ。裕一さんと結婚したことが既に「成功」なんよ。それに気付いて!と、木曜日ぐらいに叫んでしまいました(笑)。
オペラの大歌手になれてもなれなくても、それがナンボのもんじゃい。
愛する旦那さんから贈られた歌を歌い、あたたかい仲間たちに祝福される、その姿を子供に見てもらう。
その幸福は、何物にも換えられないよ。かけがえがないよ。
教会というピュアな舞台で音楽の原点に帰り、「何が自分にとって幸福なのか」を悟った音ちゃんが、まぶしく美しく嬉しい。
最後に教会のガラス戸を自らの手で閉めて、去っていく音ちゃん。
でもガラス戸からは、さんさんと光が差し込む。
新しい章に入って音ちゃんを祝福しているかのようでした。
「エール」は、演出で光の使い方が上手いなあと思います。
BSで再放送してる昔の朝ドラ「はね駒」とか「澪つくし」見てたら、全然そういう陰影的演出はないので、時代を感じますね★
第20週「夢のつづきに」の感想を。
オペラ「ラ・ボエーム」の最終オーディションに受かってしまった音ちゃん。
でもブランクの影響は大きく、共演者の歌の力量との差をまざまざと感じ苦しい毎日。
娘の華ちゃんは反抗期だし、
音ちゃんは稽古途中で遂に降板してしまう。
意気消沈の時、裕一さんから「教会のクリスマスコンサートで歌って欲しい」と提案が。しかも鉄男作詞、裕一作曲です
「音にささげる歌」なんです。
迎えたチャリティクリスマスコンサート当日。。。あの時代にクリスマスってあったんかな?サンタさんとか?
いやー。
涙があふれて止まらなかったー( ;∀;)
若き日に、妊娠で椿姫の舞台をあきらめた音ちゃん。
あの時に「君の夢を預かって大事に育てる」と告げた裕一さんでしたが、今回はその「預かった夢」を「君へのエール」として返しました。
そして再び二人の夢は続いていくのです。
なんて素敵なんじゃろね。
実はエール本で先にこの週まであらすじ読んじゃって、「えっ!史実通りに音さんは裕一さん作曲のオペラを歌うんじゃないの?」とビックリだったのです。
「大きな大きな舞台で僕の曲を君が歌う!それは僕の夢でもある」って言ってたじゃない!
その「夢がかなった」場面に多大なる期待を抱いていたので、失望しかありませんでした。
ところがところが実際にドラマ見たら、感動の「夢のつづきに」週だった!
豊橋で初めてコンサートを開いた時、あの時二人はスタートを切ったばかりで、何も持っていなかった。
あるのは若い力と、真っ白の未来だけ。
あれから山あり谷あり戦争も乗り越え、二人で積み重ねてきた長い歳月。
その歳月の重みが、音ちゃんの歌ににじみ出ていました。
小さな教会で、マリア様の如く清らかで美しい。もう号泣するのみ。
19歳の時の音ちゃんは、若いよく通る声を持っていたかもしれない。
今、その声は無くても、かけがえのないものを手にしてる。
旦那さんに「妻は僕の恩人です」と言ってもらえること、それ以上の喜びがあるだろうか。
音ちゃんは結婚を断って、オペラの道一筋で行くことも出来たはずだけど、結婚を選んだ。
その時から、実は自分が歌手になることより、旦那さんの応援が「第一の夢」になったのではないかな。
だって自分を優先させたかったら、お手伝いさん雇って子供預けるとか、裕一さんに頼んでレコード出させてもらうとか、状況的に幾らでもやれると思うんですよね。
でも、旦那さんの成功を喜び、自分の手で子供を育て、楽しい家庭を作ってきた。
音ちゃんは「家庭の犠牲になって自分の夢がついえてしまった」人ではなく、自分で「この幸せを選んだ」成功者なのよ。
音ちゃん、あなたは既に幸せなのよ。裕一さんと結婚したことが既に「成功」なんよ。それに気付いて!と、木曜日ぐらいに叫んでしまいました(笑)。
オペラの大歌手になれてもなれなくても、それがナンボのもんじゃい。
愛する旦那さんから贈られた歌を歌い、あたたかい仲間たちに祝福される、その姿を子供に見てもらう。
その幸福は、何物にも換えられないよ。かけがえがないよ。
教会というピュアな舞台で音楽の原点に帰り、「何が自分にとって幸福なのか」を悟った音ちゃんが、まぶしく美しく嬉しい。
最後に教会のガラス戸を自らの手で閉めて、去っていく音ちゃん。
でもガラス戸からは、さんさんと光が差し込む。
新しい章に入って音ちゃんを祝福しているかのようでした。
「エール」は、演出で光の使い方が上手いなあと思います。
BSで再放送してる昔の朝ドラ「はね駒」とか「澪つくし」見てたら、全然そういう陰影的演出はないので、時代を感じますね★