上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

ゼロックス1回目★

2024-05-22 | うぐいすよもやま日記
抗がん剤治療を、グループ展の前と最中に始めるのは絶対嫌だったので、二週間後にずらしてもらい昨日が初日でした。ずらして正解。やはり副作用はあり。
朝イチ8時半から血液検査、外来診察と治療室での問診、予約してても待ち時間が長い長い。
抗がん剤治療専用ルームという部屋があり、12台ほどの歯医者さんみたいなリラクシングチェアか、希望でベッドも選べます。
私はピンクのチェアを選び、膝掛け、テレビ(無料)、ミニテーブルに雑誌とお腹空いた時のためのビダーインゼリーをスタンバイ。飲食は自由なんです。スマホも。
点滴2時間と聞いていたのですが、実際は吐き気止め点滴30分、オキサリプラチンという薬2時間、最後に生理用食塩水20分、ほぼ3時間。長いよ~。
11時過ぎに入室して午後2時終了。休憩・精算・次回予約を済ませたりしていたら病院のレストランは閉まってしまい、隣の商業ビル内のうどん屋でやっとランチ。
私と同じ部屋で点滴してた男性が隣のテーブルに居てはって、奥さんに初抗がん剤の感想を語っていたけど、「わかるわかる~!」って感じで笑ってしまった。皆同じね。

吐き気もほぼなく空腹で、おうどん美味しい。でも、うどん一杯でも完食すると後でビミョーに具合悪くなることがわかり、栄養士さんの指導もあり「ちょっとずつ分けて食べ」にするのがベターと悟りました。
事前にXで検索して同じ「ゼロックス療法」をやってる人のつぶやきを読んでました。大腸癌ならゼロックス療法をやるのか?わからん?
皆さん点滴後にハンバーグとか焼き肉とか豚骨ラーメンとか「がっつり系」ランチを食べていて、超ビックリしてたのですが、確かに長時間だからお腹空きますわ。
でも、がっつり食べれてる、ということは点滴中に気分悪くならないってことよね。私が一番心配してたのはそこなので、「予習」でかなり安心感を得られました。

早朝から目が覚め、めっちゃ緊張していたのですが、抗がん剤治療室の看護師さんたちは皆さん親切。超優しい。なかなか上手く注射針が入らず3回目で成功。恐縮する位謝ってはりました。
点滴後半になると患部の腕が痛くなってきて、カイロをタオルにはさんで温めてくれます。血管を押し広げるといいらしい。
長い点滴中、看護師さんと何でも喋れるから、ストレス解消にもなります。周りも雑談で賑やか。
栄養士さんと薬剤師さんとの相談時間も設けられていて、特に食事のことを質問しまくりました。栄養士さんも昔、マクロビオティックの食事をしてはったそうですが、今はしてない、とか。
やっぱり、自分に合う食事の仕方は、自分であれこれやらはながら探るのが一番かな。

これからは服薬を2週間。一週間お休みしてまた2回目の点滴に行く。この3週間サイクルで8回やるから順調にいけば半年で終了です。
ゼロックス療法の副作用、手先足先のピリピリヒリヒリ、は早速出ました。ドアノブとか蛇口とか金属部分に素手で触れると、ドライアイスに触れた時みたいに「あちゃちゃちゃちゃ(痛っ)」になります。
冷蔵庫に手を入れる、食器を洗う、超冷たく感じるので手袋をして。口が開きにくい。何日も食べてなかった人が初めて食事する時みたいに顎骨が固まってる(でもゆっくり咀嚼すれば元通り)。
皮膚がボロボロ荒れやすくなるので、山のよーに保湿剤を渡されました。でもこの「ヘパリン」って母にも処方されてたから、ウチにもあるの。
今のところ口内炎は無し。朝晩がまだ寒く感じるので炬燵布団したまま。昼間の外は暑いのにね。

しかし2日目の今日は急に食欲不振になり、ガイドブックに従って「無理に食べず、栄養バランス関係なく食べたいものを」。
ということで夕飯は、展覧会時にいただいた和紅茶と「フリアンディーズ」のオレンジカステラ(タルトっぽい)です。ウチのご近所の菓子店「friandies」美味しいですよ★
コメント
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