上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

挑戦した者にだけ栄誉が★

2022-01-09 | 21-22 コンペとショー
マライア・ベル、挑戦9年目にして遂に全米優勝されました。25歳は女子最年長記録だとか。
記念に「ラ・ベル・ポー」という名のバラ写真をネットからお借りしました。「ラ・ベル」は「美女」の意味よね。
ちょっと危なっかしいところがちょこちょこありましたが、気力で乗り切った感じ。
最後のスタンドスパイラルから3ルッツが最大の肝(きも)なのは観衆も解ってるから、もう生唾飲む音が聞こえた(笑)。
リッポン先生、昨夜はオレンジのジャケットにオレンジのインナーで度肝を抜きましたが、フリーは緑のコートでした。カメラ映え意識ね(笑)。
マライアも二位のカレンも、気持ちがこもりまくった美しい滑りでまたまた号泣しました。これぞフィギュアスケートって感じする。

グレイシーはジャンプ転倒こそなかったけど、抜けたりコンボにならなかったりで点は低く総合10位。
でも、休養前に最後に滑ったフリーのプログラム「ダフニスとクロエ」再演なんだよね。
中途半端に終わってたので再び見られて嬉しい。
かつてのようなキレはないけれど、品格のあるバレエ的スケートは変わっていません。
グレイシーより10歳以上若い14歳のイザボーちゃんが、大変芸術的な上品なプログラムで魅了し、時の流れを感じました。グレイシーが出てきた時と同じような輝き。
あたたかい大きな拍手とファミリーのようなコーチ陣に守られ、時代を築いたグレイシーの再挑戦がいったん幕を下ろした感がありました。
体調を崩してからここまで上がってくるのに、どれだけの長い努力があったのか。
解説の鈴木明子ちゃんもブランクから立ち直り、最後の最後にナショナル女王になった苦労の人だけに、二人の姿がダブってまた涙・涙・涙。
あきらめたらそこまでだけど、挑戦した者にだけ栄誉はやってくる。
たとえ金メダルでなくても、努力の積み重ねをちゃんとわかってくれる人がいる。

SP3位だったアリサちゃんと昨年のメダリスト、アンバー・グレンがなんとフリー前の検査でコロナ陽性反応が出て、無念の棄権になってしまいました。
こういう場合は救済されないのでしょうか。気の毒過ぎる。
アリサは全米女王にもなってるし、立ち位置的に五輪行けると信じたい。イザボーちゃんが年齢で出られないのと4位の選手の実績がちょっと。
不思議なことに女子の五輪代表は、男子ショートの製氷時間中に発表されるそうです。へっ?

全米選手権がナッシュビルで開催されるのは1997年以来だそうで、その時の女子優勝は誰でしょう?
というクイズが千鶴ちゃんからあっこちゃんに出されました。
あっこちゃんは最初に「クワン?」と答え、続けて「あ!リピンスキー!?」と正解。今、ジョニーと解説やってる「タラちゃん」ね。
98年の長野五輪がタラちゃん15歳金メダルだったから、前年の14歳でクワン(当時16歳?)を破ったってこと?
ということは、ナッシュビルは、全米女王最年少と最年長の両方の記録が打ち立てられた開催地ということですよね。
そのクワンは先頃41歳でご出産されたという、おめでたいご報告。良かったねえ。時が経つのは早い。

色んなニュースてんこもりの全米女子で、こちらも発熱しそう★

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やっぱり泣ける全米選手権★ | トップ | 全米男子もアツい★ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿