MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

足の甲の痛み その3

2010-03-24 | ランニング障害・故障
 検索してこのブログに来ていただく方はそう多くはないんですが、そんな中でも割と頻繁にアクセスがあるのが、この「足の甲」「痛み」なんです。
 なかなかないんですよね、それとわかる足の甲の痛みについて書かれているWEBページって。
 わたしは専門家ではないので、本当はスポーツ医学を勉強された(もしくはスポーツの故障に理解や興味のある)専門医にかかるのが一番だとわたし自身も考えてますし、自分もそうしたいんですけど、東京ならともかく地方にはそんなお医者さんはほとんど見つけられません
 勝手にスポーツなんかやって(いわばある程度悪くなるのも承知で、ということです)痛くなったようなのよりも、普通に暮らしてて病気や故障に困っている人を救うというのが、優先順位でいえば上になるのはやむをえないとわたしも思います。
 だから、勢い普通のお医者さんは「なんで走るの?走るのやめたら(治るし故障しない)」といういいかたになっちゃうんでしょう。
 産婦人科のお医者さんさえ大幅な不足に見舞われている医療事情の中、スポーツドクターが足りないことはむしろ理の当然(産婦人科医より充足感が高いなんてことになるとこれはまた違う意味で問題です)。
 スポーツドクターがいなけりゃ、自分で何とかするしかない。


■その後の足の甲の痛み

 幸運にも、ここ最近まで足の甲の痛みは出ませんでした。以前にもまして注意深く・用心深く足の甲と接してきたということはもちろんあります。
 靴の紐を結ぶ力にはずいぶんとデリケートになりました。靴を選ぶ時も、足の甲への締め付け具合を入念にチェックしました。痛くなる気配、いわゆる違和感を感じたらすぐに湿布をしたり、ランニングを早めに切り上げたり。結果的に少しは予防に役立ったとは思います。所詮負担のかかり方の問題ではありますから、甲へのストレスをいかに減らすかが重要なのは間違いない。

■最近の痛み。アンクル・ラップの使用。

 ところが、今年3月の2度目のフルを前に、25km走(練習)をした翌日からしばらくぶりの甲の痛みに襲われました。早々に練習量を減らし、湿布や消炎剤を施したり、対処は早かったのが重症化しなかった要因だと思います。
 フルに先立ちまずはハーフにエントリーしていました。よくはならなくとも悪化しないようにとアンクル・ラップなる足首用サポーターを購入。
 アンクル・ラップをしてハーフを走り自己ベスト。指で押すと痛みは依然感じましたが、軽めながらランニングはフルに向けて継続。フルもアンクル・ラップをしたまま走りました。途中で痛くなったらリタイヤするしかなくなりますから。目標タイムはクリアできませんでしたが、走り切って完走しました。
 レース中多少の違和感は残っていたんですが、フルマラソンの3日後にランニングを再開した時には不思議なことに痛みはもうほぼなくなっていました。
 今回の甲痛は1カ月弱で快癒したということになります。

■足の腱鞘炎という可能性

 アンクルとはもちろん足首。足の甲とはちょっと部位が違う気がします。そうなんです、その感覚のおかげで足の甲の痛みと足首痛とが結び付かなかった。
 でも今回改めて調べていく中で、甲の痛みが足首痛の一部ではないかと気付いたのでした。
 足は複雑でデリケートな構造になっていて、たくさんの腱があるんですね。足首痛の一部ということでもう一度「まんがでわかる ランニング障害解決事典」を見てみると、ちゃんと書いてあります。P.32「足のうちくるぶしが痛い」。この「うちくるぶし」と甲が全然結びつきませんでした。

「足の腱はうちくるぶしだけでなく、外くるぶしや足の甲にもたくさんあるので、それぞれの部位で腱鞘炎は起こる可能性があり、痛む箇所も異なります」

 治療については、
「いずれの腱鞘炎でも走りすぎが原因ですので、しばらく静かにしていると治ってきます。(中略)基本的には『痛みが出ない程度の走り方』を1~2カ月続けていればよいと考えられています」
 とあります。

 ところでご自身もこの障害を経験された著者の小嵐先生が、どのように練習量を減らし治癒に至ったかという経験談が記されているんですが、これがすごいというか唖然とさせられます。

 「通常の練習の早さをキロ5分から8分に落とし、月間距離を500kmかた200kmに減少させました」

 その結果2カ月で軽快にいたり、3カ月後には痛みを感じることなく100km走を完走したそうです。すごすぎます。

まんがでわかるランニング障害解決事典
小嵐 正治
ランナーズ

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カズの言葉

2010-03-24 | 走らずに考えたこと
今日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」はキング・カズこと三浦知良だった。
もちろん日本人なら誰でも知ってるカズ。とりわけ、日本サッカー史上に残る2つの出来事、「ドーハの悲劇」と「ジョホールバルの歓喜」--カズにとってはジョホールバル後は再び悲劇だった--がカズの存在を英雄からレジェンド(伝説)に変えてしまった。
こうしたことにまつわるあれこれはすでにあまりにも多くのことが語られているからここに書く意味はないだろう。
わたしが書きたかったのはこの番組で語られたいくつもの言葉だ。

 「苦しまないと、喜びはやってこない。そういう考えが自分にはある」

 正確じゃないかもしれないが、意味はそういうことだ。カズはそういった。
 そしてまたこうも言った。

 「やめるのは簡単だ。いつでもできる。
 「真剣にやらなきゃ、つまらない」

カズは、ワールドカップという夢に見続け、まさに手の届くすぐそこにあったチケットを目の前で破り捨てられるような経験をした。
 だからこそこんなに偉大な選手になったんだとこの番組を見ながら思った。そこがワールドカップに出場して点も取ったゴンとは決定的に違うんだなあ、と思った。ゴンにはゴンの良さがあるし大好きな選手だが、なんというか、やはりカズとは重みが全く違う気がする。
 ワールドカップについていえば、カズはある意味日本のサッカーの歴史そのものなのだ。そのすべてをまとった重みみたいなものがカズには確かにある。

 「あのときから俺の本当のサッカー人生は始まった気がする。それまでは言ってしまえば余興みたいなものだったのかもしれないと思う。サッカーの神様がいるんだとすれば、『さあ、これからどうやってサッカー選手としてやっていくんだ?』と突きつけられた気がする」

 そんな風にも語っていた。そして、真剣にその答えを考え続け、チャレンジし続けてきた。それがカズというサッカー選手だ。
 カズの発する言葉の重みにはもちろん遠く及ばないが、走っているとき、走ることについて考えているときにはとりわけ、わたしも似たようなことをよく考える。
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