このところの暑さは異常で早朝の数時間を除くととても走れるような気象条件ではない。
というわけで、とうとうランはあきらめてひさしぶりのプールと相成った。
ひさしぶりなもので、水着やらゴーグルやらスイムキャップやら、メンテナンスもしてないしあれこれ準備に時間がかかったが、なんとか必要なものをそろえてプールへ向かう。
まともに泳ぐには50mプールでなければ(おそらく)ならない。市民プールがこういうときに限って「競技会開催のため」使用不能。流れるプールやらウォーターライドチューブも楽しいけれど--距離を泳ぐのには適さない。言うまでもない。
行ったことはないけど別のプールへ行ってみる。
25mプールと身障者用のおそらく一回り小さなプール。小さな子供がバシャバシャと遊ぶようなプールがあった。残念ながら50mプールはなかったけど、ほかに行くあてもないので25mプールで手を打つことにする。
今どきはプールに入るのもスイムキャップは入場条件というところが多い気がしてたが、ここはしなくてもいいらしい。わたしは、もちろんする。実を言えばスイムキャップがあまり好きではないのだが、せっかく持ってきたのだし、かぶる気満々でやってきたのだからするしかない。スイマーらしい。
ところが、このプール、スイムキャップだけでなくすべてが無法地帯だった。泳ぐ方向は縦でも横でもお構いなし。そういうわけだから、25mをきっちり泳ぐ人がいようがなんだろうが関係ない。それで何も問題はない。あちこちクラゲのように浮遊する子どもがいっぱいいた。あるいは、お母さんとはしゃいでからみつく子、ビート板を持ってお父さんに教えを請う子。ほほえましい。北から南へしっかり25m泳ぎきろうなどという魂胆こそが非難されるべき世界なのだ。
もちろん、ぶつからないように泳ぐのをやめ、ただただ漂ってる子どもたちがいなくなるのも待って再び泳ぎ出す。効率が悪い。なんとか800m泳いだところで強制休憩10分間。
なぜかはわからないが、この休憩を機に帰る家族が多くて、係員に終了かと尋ねると「あと1時間いけますよ」とのこと。
すっかり人気が少なくなって、わたしと、水泳経験者らしいご老人が一人。きれいなクロールでゆったりと泳いでいた。もちろん25mをきちんと往復しながら。他に数人。やっと自分のペースで泳げる。
まだ終了まで間があったが、1500m泳いだところで上がることにする。陽射しはやや傾いたとはいえ、まだ強くまぶしかった。
ランでは使わない筋肉を動員する
泳いでいて右の股関節にしばしば痛みがあった。今現在走っていて感じることはない部位だ。肩の上げ下げは実はここ最近悩みの種だが、ランニングするときにはほとんど痛みはない。スイムではやはり機になる程度に痛みを感じた。
当然予想されたことではあるけど、ランとスイムでは使う筋肉の部位も強度も違うので、並行して取り組めばお互いに使われていない筋肉を鍛えることができて、相乗的な効果が期待できる。インナーマッスルなんかも想定さえしていない筋肉が鍛えられたりする可能性もあり、結果的に身体全体のバランスがよくなるに違いない。
というようなことを考えながら泳いでいたのだが、実際問題としてこうした「クロストレーニング」を継続的に行うのはなかなかどうして簡単ではないなあ、ということも思った。
だって、走るだけでも今のレベルで続けるのは難しいのだし、さらに別のことをするには、ランの時間を削るしかない。泳ぐこと自体も嫌いではないし、水の中に浮かんでるのは快くもあるけれど、今は走るのがやはり楽しい。つらくても面白い。
だから、クロストレーニングははかどりそうもない。
というわけで、とうとうランはあきらめてひさしぶりのプールと相成った。
ひさしぶりなもので、水着やらゴーグルやらスイムキャップやら、メンテナンスもしてないしあれこれ準備に時間がかかったが、なんとか必要なものをそろえてプールへ向かう。
まともに泳ぐには50mプールでなければ(おそらく)ならない。市民プールがこういうときに限って「競技会開催のため」使用不能。流れるプールやらウォーターライドチューブも楽しいけれど--距離を泳ぐのには適さない。言うまでもない。
行ったことはないけど別のプールへ行ってみる。
25mプールと身障者用のおそらく一回り小さなプール。小さな子供がバシャバシャと遊ぶようなプールがあった。残念ながら50mプールはなかったけど、ほかに行くあてもないので25mプールで手を打つことにする。
今どきはプールに入るのもスイムキャップは入場条件というところが多い気がしてたが、ここはしなくてもいいらしい。わたしは、もちろんする。実を言えばスイムキャップがあまり好きではないのだが、せっかく持ってきたのだし、かぶる気満々でやってきたのだからするしかない。スイマーらしい。
ところが、このプール、スイムキャップだけでなくすべてが無法地帯だった。泳ぐ方向は縦でも横でもお構いなし。そういうわけだから、25mをきっちり泳ぐ人がいようがなんだろうが関係ない。それで何も問題はない。あちこちクラゲのように浮遊する子どもがいっぱいいた。あるいは、お母さんとはしゃいでからみつく子、ビート板を持ってお父さんに教えを請う子。ほほえましい。北から南へしっかり25m泳ぎきろうなどという魂胆こそが非難されるべき世界なのだ。
もちろん、ぶつからないように泳ぐのをやめ、ただただ漂ってる子どもたちがいなくなるのも待って再び泳ぎ出す。効率が悪い。なんとか800m泳いだところで強制休憩10分間。
なぜかはわからないが、この休憩を機に帰る家族が多くて、係員に終了かと尋ねると「あと1時間いけますよ」とのこと。
すっかり人気が少なくなって、わたしと、水泳経験者らしいご老人が一人。きれいなクロールでゆったりと泳いでいた。もちろん25mをきちんと往復しながら。他に数人。やっと自分のペースで泳げる。
まだ終了まで間があったが、1500m泳いだところで上がることにする。陽射しはやや傾いたとはいえ、まだ強くまぶしかった。
ランでは使わない筋肉を動員する
泳いでいて右の股関節にしばしば痛みがあった。今現在走っていて感じることはない部位だ。肩の上げ下げは実はここ最近悩みの種だが、ランニングするときにはほとんど痛みはない。スイムではやはり機になる程度に痛みを感じた。
当然予想されたことではあるけど、ランとスイムでは使う筋肉の部位も強度も違うので、並行して取り組めばお互いに使われていない筋肉を鍛えることができて、相乗的な効果が期待できる。インナーマッスルなんかも想定さえしていない筋肉が鍛えられたりする可能性もあり、結果的に身体全体のバランスがよくなるに違いない。
というようなことを考えながら泳いでいたのだが、実際問題としてこうした「クロストレーニング」を継続的に行うのはなかなかどうして簡単ではないなあ、ということも思った。
だって、走るだけでも今のレベルで続けるのは難しいのだし、さらに別のことをするには、ランの時間を削るしかない。泳ぐこと自体も嫌いではないし、水の中に浮かんでるのは快くもあるけれど、今は走るのがやはり楽しい。つらくても面白い。
だから、クロストレーニングははかどりそうもない。