MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

2016「いびがわマラソン」を走りました~その3

2016-12-22 | 参加マラソン大会
いびがわマラソンの素晴らしさ

 このコースの素晴らしさ--美しい紅葉と渓谷、あちこちにある滝の流れやせせらぎの音--、そして、たくさんの子供達をはじめ沿道を埋める熱く心のこもった応援、関係者やボランティアの笑顔の対応、いやほんと、改めてこの大会の素晴らしさ、手抜きのなさを実感した。快晴の空の元(足の状態はともかく)気分良く走れたこともやはり大きかった。雨続きの大会はそれだけで色々と不便も増えるし、マラソン大会開催はできるだけ晴れる確率の高い時期を選ぶというのは運営上きわめて重要なことに違いない。今回「いびがわマラソンこそ日本一の大会に間違いない」と思った。規模が大きいとか、施設が立派とか、完走賞品がゴージャスとか、そんなこととマラソン大会の価値とは余り関係ない。(大会に求めるものは人それぞれだけれど)いいマラソン大会って何だろう?と自分なりに考えてみる。精一杯考え、できる限りの努力をし、「すべてはランナーのために」この大会が運営されていると感じる。地元の方々もできる限りの応援と協力をしてランナーを迎え、楽しんで安全に走ってまた来年も是非来てもらいたいという気持ちを感じる。そしてそれを30年ずっと続けてきた。この小さな田舎町で。予算も設備も到底大都市とは威比較にならない。でも、そんなことは大した問題ではないのだと教えてくれる。
 スタート前とゴール後、メインステージで歌を聴かせてくれる高石ともやさんがこの大会のかけがえのない宝だとして表彰されていた。本当にその通りだと思う。彼は市民ランナーの大先輩。ランナー達はステージで歌い続けてくれる彼の歌を、もう風とか木々のざわめきとか、降り注ぐ日の光と同じように、この揖斐川町の会場に普通にあるものとして特に気にもしていない。けれど、もし彼の歌が会場に流れていなかったら、我々はきっとそこはかとない喪失感を抱くだろう。彼の歌と笑顔がこの大会の格式と親密さを整えてくれている。
 昨年から聞いていたことだが今回Qちゃんがいなかったのだけは残念だった。

ゴール後のダウン

 終盤、遅いなりに目一杯走ったせいだと思うけど、ゴール後気分が悪くなり、速報の記録証をもらってすぐ、メイン会場に戻る途中の駐車場で階段に頭を乗せて横になっていた。疲れ切ってエネルギーも足りない感じで動けなかった。すぐ前の通路を大勢のランナーが行き交っていていささかカッコ悪さを感じたがそんなの気にしていられなかった。20~30分ほどして幾分落ち着いてきたのでなんとか起き上がり荷物を受け取り更衣テントへ戻った。そこでも結局小一時間横になっていた。リタイヤの可能性が高いと思われた家人は待てども戻ってこない。実は北海道マラソンに続いて見事完走。まったく信じがたいことだ。
 こんなのも初めての経験だと思ってたが、昔のブログを読んだら、忘れてただけで以前にも似たようなことがあった。何がどうなったせいか実のところよくわからないが全力を出し尽くしたって事なんだと思う。
 家人が戻ってきた後、テントの中で生ビールと森本のウインナーで乾杯もできた。昨年までは車だったからこういう楽しみもガマンせざるを得なかった。少し体調が落ちついたあとは気分は悪くなかった。顔見知りのランナーにまったく会えなかったのが残念だったけれど。

帰りはちょっとだけ大変だった。

 さて、そんなこんなで会場を出るのがずいぶん遅くなり、駅へのシャトルバスは最終便になってしまった。すでに多くの人がバスの扉が開くのを待って並んでいた。



 できれば座りたいところだったがそううまくはいかず立っての移動となった。ほぼ身体は回復してたから大きな問題はなかった。
 揖斐駅に着くと、駅にも大会スタッフが大勢いて、これから電車に乗り込むランナー達に笑顔で声を掛けていた。年配の女性が多かったけど、彼女たちの笑顔やねぎらいの言葉は本当に心がこもっていてちょっと感動を覚えるほどだった。
 ただ、駅はものすごい人であふれていて、ホームも端っこまでぎゅうぎゅう詰めで容易に動けないほどだった。



 もちろん座れなかった。やむを得ない。大垣駅まで20~30分。長いと言えば長いし、短いと言えば言えなくもない。まあ、少しだけ辛かったが、ガマンできないほどでもない。我々以上にダメージが大きいランナーにはちょっと辛かったかもしれない。
 これが最終便のせいなのか、どの便も満員・混雑だったのかは知るよしもない。
 行きがこんなに楽で、ゴール後ビールも飲める。来年も電車で来ようかな、と今は思っている。

 最後に、大会関係者の皆さんと地元の熱い応援に心から感謝を。また、来年もぜひ皆さんとお会いしたいと思っています。それまでお元気で。



<おしまい>

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