「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

カラスビシャク

2008-07-21 | いとしき草花たち

 「もう、出ているはず」と、探していたカラスビシャクに、会えました。
 マムシグサに似た仏炎苞をもつ植物ですが、遙かに細く小さいです。
 なにしろカラスが使うくらいの(!?)大きさのヒシャクですからね。
   
 画像は黒紫っぽい仏炎苞ですが、緑色のものもあります。
 というより、緑色のほうが普通だそうです。
 ここでは、紫色の仏炎苞のものしかお目にかかれません。ムラサキハンゲと
 呼ばれる品種とのこと。でも紫色の方が、いかにもカラスビシャクという感じが
 するのですが・・・。
 畑や草地など、日当たりの良いところにはえる雑草ですが、都会地でも、造成
 地や植栽の根元などで見かけることもあります。
 カラカラに乾いたモミジアオイの近くにも、ツツジの植え込みの下にも、悪環境
 にめげず咲いていました。どこぞの地から、土と一緒に球根が旅をしてきたも
 のでしょう。
 根茎は半夏(はんげ)とよばれる生薬です。サトイモ科。

  
 
さて、半夏といえば、茶花などにも使われる半夏生(はんげしょう)は、ドクダミ科
 の多年草です。夏至から数えて11日目の頃に葉が白くなる事からの命名。
 (他の節もあり。)
 
花の近くの葉を白くすることで、蜜のありかを虫たちに知らせています。真夏
 には、葉は緑色に戻ります。

コメント
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