花畑の水やりを終わって外側に回ると、この青い花が一つだけ咲き出していました。
ツユクサ。ツユクサ科の一年草。
小さい頃は「とんぼぐさ」って言っていました。
ツキクサ(鴨頭草)。ホタルグサ。いにしえは、花を擦りつけて衣類を染めたという。染色つながりでーーハナダグサ。
二枚の苞葉を見立ててーーボウシバナ(帽子花)。
子どもの色水遊びの延長のようですが、その色水が立派に役立っているんですね。友禅の下絵を描くのに使われている。
そのトンボのご隠居さん、何か言いたげ。
そうそう、「昔はワッと一面に仲間が咲いていたのに・・・・」って。
そうなんですよ。端から引っこ抜いていたのに(失礼)。。。いまは、花壇の外側に見つけたといっては、大事にして・・・。
「周りはマンションだらけで、空き地がなくなって・・・」 お互い環境問題には・・・シロクマだって、草だって、人間だって、みんな地球という同じプレートの上に乗っているのに。
そういえば、聞いて、トンボのご隠居さん。
かつては咲いていた大好きなサクラタデの道がどうしても見つからないのです。
きまって見に行っていたのに、ふと、気がついたら、それがどこの小径だったか、どの辺りだったか、まったく思い出せなくなっている・・・あれは幻だったのだろうか。
えっ、老化現象でしょうって? さもありなむ。だけど、周りはマンションだらけで。。。
@@@@@@@@@@@@@@@@
「石川の植物」の mizuaoiさんのサイトに目の覚めるような美しいツユクサの花と解説がありました。必見です。