ローソン本社に、社員の子どもたちを預かる保育園を作ったそうです。
勤務中に子どもが熱を出したりした時でも、直に対応できるので安心して働けますね。
国からの補助金もあるそうです。
中小企業では、このような施設を作る余裕はないので、一般の保育園の充実しかないですね。
それは、第一に保育士さんの給料を一般企業で働いている人たちと同等の金額にすることでしょう。
保育士の資格を持っている人が、なかなか保育園で働くことを希望しないそうです。
なぜならば、仕事の大変さに見合わない低賃金だからです。
※ なぜ、一般に保育園は日曜日がお休みなのでしょう。
保育園が日曜日がお休みだと、困る親がいることは誰でも知っていることなのに。
もちろん、安倍さんだって知っているでしょう。
保育士さんたちは交代でお休みをとれば、日曜日も子どもたちを預かれます。
サービス業で働いている人は日曜日でも出勤しなければなりません。
そこで働いている人は、誰かに預けて働いているのでしょう。
日曜日も預かる保育園もあるでしょうけれど・・・
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NHKEテレの「オイコノミア」を録画して見ています。
お笑い芸人の又吉直樹と経済学者が出演しています。
最近、見たのは あなたは何に投資しますか
もし宝くじで100万円当たったらあなたは何に使う?
実はある試算で、利益率が15%を越すという投資先がある。
答えは「就学前児童への教育」。これってどういうこと?
日本を救う!? 教育投資
認知能力: 読み書き計算などの知的能力。
非認知能力: 独立心、協調性、我慢強さ、感謝する心、挑戦する心など。
これらは就学前の教育で育てられる。
米国で1962年に実験した。3,4歳の子どもたちを2年間教育したグループと
そうでないグループは、小学校へ行っても学力に差はなかった。実験は失敗と思われた・・・
しかし、40年後にジェームズ・ヘックマン(ノーベル経済学賞受賞者)が調べた結果は。
就学前の教育を受けた子どもたちは、そうでない子どもたちより
月給も高く、持ち家率も高い結果が出た。
就学前の適切な教育が非認知能力を育て、所得に影響を及ぼす。
非認知能力が勉強や仕事の能力に長く影響することを発見。
我慢強さや、人と上手くやる力は小さい頃に育つ。
就学前教育にもっと多く教育投資されたら、大人になった時、所得も高くなり
税金や社会保険料を払ってくれる人も増える。
そして、社会保障費@生活保護の受給者になる可能性を下げる。
その結果、15~17%の投資収益率。
そのリターンは社会全体の豊かさを底上げする可能性が高い。
今、日本の就学前教育が危ない
子どもの貧困率が高くなっている。
親が貧困になっている。シングル・マザーや、非正規雇用家庭の増加など。
そして、未就学児の公費負担は
米国 77.6%
英国 92.7%
フランス 95.5%
OECD平均 80.7%
日本 43.4%
日本は他の先進国の約半分です~
非認知能力の高い子どもたちが増えることは、
将来、日本の財政を助ける人が増えることになる。
そして、子どもを持たない世帯にも返ってくる。← 国が豊かになる。
「オイコノミア」って、興味深い話題が多いので面白い