最近、観た映画。
この写真は「ボレロ」の踊りのシーンではありません!
「愛と哀しみのボレロ」
フランスのクロード・ルルーシュ監督が1981年に手がけ、
ルドルフ・ヌレエフ(バレエダンサー)、エディット・ピアフ(歌手)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮者)、グレン・ミラー(音楽家)という実在の
4人の芸術家をモデルに、運命の糸に結ばれた人々の物語を描いた
3時間を超える大作メロドラマ。ベルリン、モスクワ、パリ、ニューヨークを舞台に、
第2次世界大戦前から戦中、そして現在へと至る中で、
芸術家たちのドラマチックな人生模様が描き出される。
「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」などで知られるミシェル・ルグランと
「ある愛の詩」のフランシス・レイという映画音楽の巨匠2人が音楽を担当。
さらに、モーリス・ラベル作曲、モーリス・ベジャール振付による
バレエの名作「ボレロ」を天才バレエダンサー、ジョルジュ・ドンが舞う。
2015年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
30数年前に見て、その時、印象に残っていたシーンをまた見ることができて
とても嬉しかった。
ちょっと長い映画だなぁという感じも無きにしも非ずですが、4都市を舞台にした
スケールも大きい映画です。カラヤンのエピソードは興味深かった。
ユダヤ人が強制収容所に連れて行かれるシーンなどは、やはり辛かった。
比較的さらりと描かれているけれど、
来月、観ようと思っている「杉原千畝」にも通じるような場面かもしれない。
最後のボレロを踊るシーン約15分間は圧巻です。
☆
「ミケランジェロ・プロジェクト」
ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーの命を受け、
ドイツ軍は侵攻した欧州各国の美術品を略奪。
それに強い危機感を抱くハーバード大学付属美術館の
館長ストークス(ジョージ・クルーニー)はルーズベルト大統領を説得し、
美術品や歴史的建造物を保護する部隊モニュメンツ・メンを結成する。
中世美術に精通したグレンジャー(マット・デイモン)や
建築家キャンベル(ビル・マーレイ)などのメンバーを集め、
ヨーロッパ各地を奔走。
だが、劣勢を強いられて自暴自棄になったナチスや、
妨害しようとするソ連軍が彼らの前に立ちはだかる。
この事実はどこかで聞いたことあったと思うのですが、
映画を観て、驚いた。私たちが知っている名画なども多数あり、
もし、彼らが命がけで名画や彫刻などを救い出しさなかったら
今の世の中は空しいものになっていたでしょう。
ヒトラーの悪事って、やはり類がないかもしれない。