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「キネマの神様」@原田マハ著

2018-09-16 17:46:37 | 

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図書館で借りた「キネマの神様」2011年発売 を読みました。

原田マハさんの本などを予約しに行きました。

彼女の本は今まで読んだことがありませんでしたが、

人気作家なので借りようと思いました。

これは本棚に残っていた。タイトルが良かった。

 

作者の原田マハさんの話:

 長いあいだ書きたかった物語をようやく書き上げた。

 作家になって三年足らずだが、六年まえ、会社を辞めてフリーランスの

身になってからずっと、心の中で「いつかこのことを書く」と決めていた。

「このこと」というのは、自分が当時抱えていた家族の問題、

そして会社を理由あって辞職したこと。ただし、その頃、

作家になるという意志が特にあったわけではない。

それなのに「書く」と決めていたのだから、考えてみると、

この物語の礎(いしずえ)になった家族と自分の体験こそが、

私を文章の道へと導いてくれたようにも思う。

  そんなわけで、この物語は限りなく私小説に近い。もっと細かく言うと、

導入部から三分の一はほぼ自分の体験に基づいて描いている。

けれど、残りの三分の二は完全なファンタジーだ。

「私の人生も、こんなことになればいいな」という、夢を託した感もある。

正確に言えば、「私の人生」というよりは、「私の父の人生」に、

こんなあたたかい奇跡が起きればいい、という願いをこめた。

 

39歳独身の歩(あゆみ)は突然会社を辞めるが、

折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。

ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに

歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタート

させることに。“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

 

「ニューシネマ・パラダイス」のことが何回か出てきます。

主人公が名画座でこれを見て、ここで見て良かったと言っていた。

私もこれを見た時のことを、とてもよく覚えている。

最後は、誰かに泣かされたように涙、涙でした。

音楽も忘れられない。

 


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