「万引き家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した
是枝裕和監督が、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマ
「大豆田とわ子と三人の元夫」などで人気
脚本家・坂元裕二によるオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。
音楽は、「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し、
2023年3月に他界した作曲家・坂本龍一が手がけた。
是枝監督の映画はだいたい見ていると思う。
「万引き家族」はパルムドールを受賞したけれど、
タイトルから見たくないと思って見なかった。
TVでも放送されたけれど見ていない。
「怪物」は、見て良かった!
小学生2人も主役で学校生活が描かれる。
私の感想は、小学校の先生は大変~。
嘘つきの子どもたちや(男の子も女の子も)
嘘つきの先生たち(校長も)。
子どもたちの悪ふざけも無邪気さに欠けるし!?
大人も子どもも完璧ではないし、これが人生だけれど。
脚本家・坂元裕二が脚本賞を受賞した。
私は彼の人気ドラマを見た覚えがない。それは、ちょっと残念だった。
最初に描かれる変な先生たちも、その後に、他の面も描かれるので
段々、面白くなる。
ラストに静かなピアノ曲が流れて、あっ、坂本龍一の曲と
気がついた!
安藤サクラのファンなので熱演が良かったし、
永山瑛太も良かった。
「誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。
誰にも手に入るものを幸せって言うの」
というセリフが深い!
本編鑑賞後、多くの人が正解も答えも見つけられないまま、
「珠玉の映画体験」だけを携えながら劇場を
あとにすることになるだろう。
私はラストシーンは明るいと感じたけれど、
その反対と思う人もいるでしょう。
「怪物」、大きな賞をもらった作品なのでいいのでしょうね。
「誰も知らない」はとても良かった!
今後、坂元裕二さんのドラマは見たいと思います。
深刻な内容なのかな?と思っていました。
幸せって、分かりやすいですが、不幸は人それぞれです。
幸せ~ のセリフは、そのようなことを言っているのかなとも思いました。
お薦め映画です。