春の長雨を表す言葉に、菜種梅雨(なたねづゆ)
または催花雨(さいかう)という言葉がある
そうです。
菜種梅雨とは、菜の花が咲く時期に降る雨。
その雨が菜の花だけでなく、桜などいろいろ
な花の開花を促すように降る風情から催花雨
とも呼ばれるようです。
どちらも「粋」な感じがする言葉です。
先週から、小雨や曇天の日が続き、すっきり
晴れた日はほとんどなく、時折晴れ間が出る
といった具合です。
春に三日の晴れなしとはいうものの、こうも
雨が多いと、もともと無粋な私には、風流な
気分に浸るよりも、もの悲しい気分になって
きます。
でも、希望の春です。とにかく出会いを求めて
散歩です。
ちょっと前まで咲いていたユスラウメです。
今はすっかり花は落ちていました。
野草の間に埋もれるように咲いていた
ペチコートスイセン(ナルキッスス・
バルボコディウム)も姿が見えなくなり
ました。ヒマラヤユキノシタも、いつの間
にか見えません。暖かい時期の花では
ないですからー。
花壇に随分と見られるのは、桜色のサクラソウ
そして青いムスカリです。
サクラソウは、ちょうど花壇の手入れをしている
方が「今年はきれいに咲いてるんですよ。是非
見てください。」と、嬉しそうに話してくれました。
花木はというと、近くのキブシはまだ頑張って
いましたが、カリンの花はそろそろといった
感じでした。
もちろん、それらと交代するかのように咲いて
いる花木があります。
ハナモモです。上の2枚のどちらの写真もハナモモ
で間違いないと思うのですがー。
それにハナカイドウも、あちらこちらでみかけます。
ドウダンツツジの釣鐘のような白い花も、随分と
見られます。
もちろん桜はまだまだ見られるのですが、
雨でだいぶ花びらが落ちたり、色褪せたり
してきました。
枝垂桜はソメイヨシノに較べると、やや遅い
のでしょうか、薄紅色の花を誇らしげに
咲かせていました。
春の花は次々と咲いていきます。早いです。
(この10日ほどの間に、撮りためた写真が
まだありますので、次回に続けます。)
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