8月31日というとドラマ「東京ラブストーリー」を思い出すのは私だけだろうか。
第1話の最初の方のシーン。
スポーツ用品メーカーのハートスポーツに中途入社する為、愛媛から羽田空港にやってきた永尾完治(カンチ)。
彼を迎えに来たのは事業部の赤名リカ。
挨拶もそこそこに、リカはカンチに「倉庫行って商品の詰め込みしないといけないの。つきあって」と、いきなり命令する。
カンチは倉庫から商品を車に載せる作業が終了したあと、海岸の堤防の上で待っていたリカに声をかける。
奥には東京湾。
建設中のレインボーブリッジ。
カンチ「あの…終わりました」
リカ 「ありがとう。行こうか」
カンチ「…はい」
リカ 「どうした~?元気ないな~?声に。8月31日の小学生みたい。なんか東京にやなことでもあるの?」
カンチ「いや。やなことっていうか、ちょっと不安なのかな…」
リカ 「どうして?」
カンチ「そりゃやっぱ不安ですよ。愛媛からひとり出て来て東京で何するか分かんないし…」
リカ 「そんなの、何あるか分かんないから元気出るんじゃない!大丈夫。笑って笑って!」
カンチ「…」
リカ 「今この時の為に今までの色んな事があったんだってそんなふうに思えるように。だからバッチ付けて」
カンチ「バッチ?」
リカ 「その日その日の思い出をぴっかぴかのバッチにして胸に貼って歩いて行くの。ね!」
カンチ「…」
リカ 「元気ぃ?」
カンチ「あっもう一学期の終業式の小学生みたい」
リカ 「うん!行こっ!」
ここで「東京ラブストーリー」というタイトルが表示されてオープニング。
主題歌である小田和正の「ラブストーリーは突然に」が流れる。
この曲のシングルCDは270万枚も売れる大ヒットとなり、この年のオリコンチャート1位を獲得している。
あのドラマがなかったら東京に来ていなかったかもしれない。それぐらい自分の中では特別なドラマだ。
赤名リカが仕事や恋に溌剌と生きる姿が中学1年生の私には眩しく見えた。
「いつかはあんなふうになりたい」
でも実際にはリカとカンチを割って入る関口さとみキャラによく認定される私。
残念な客観と主観のギャップである…。
先述のシーンだが、赤名リカはもうこの瞬間に恋に落ちていると思う。
「8月31日の小学生みたい」というリカの比喩にカンチが「一学期の終業式の小学生みたい」と返している。
私もそうなのだが、こういう会話って嬉しいし、単純に楽しい。
リカはカンチのエッジの効いたこの会話にフォーリンラヴしちゃったと見える。
田舎の中学生だった私はそういう会話ができる大人に憧れた。
勉強もせず、録画した東ラブの赤名リカの台詞を一時停止してはメモっていた幼き日の自分。
あの労力を勉強に費やしていたら偏差値をあと5ぐらいは上昇させられていたかもしれぬ。
大人になり、それらの台詞は実践の場で発する機会もなく、脳内に埃を被ったまま保存されている。
人生のそのものが「8月31日の小学生みたい」になっちゃっている。
バッチも錆びちゃってる…。
誰かしませんか?
東京ラブストーリーごっこ。
あの「○○○しよ!」は無しの方向で。
2009年夏。
愛媛旅行で巡った東ラブロケ地。
☆カンチの実家
☆最終回、リカとカンチが歩いた寺
☆カンチがリカを探して入ったお店
☆リカがカンチに葉書を出したポスト
☆梅津寺駅
第1話の最初の方のシーン。
スポーツ用品メーカーのハートスポーツに中途入社する為、愛媛から羽田空港にやってきた永尾完治(カンチ)。
彼を迎えに来たのは事業部の赤名リカ。
挨拶もそこそこに、リカはカンチに「倉庫行って商品の詰め込みしないといけないの。つきあって」と、いきなり命令する。
カンチは倉庫から商品を車に載せる作業が終了したあと、海岸の堤防の上で待っていたリカに声をかける。
奥には東京湾。
建設中のレインボーブリッジ。
カンチ「あの…終わりました」
リカ 「ありがとう。行こうか」
カンチ「…はい」
リカ 「どうした~?元気ないな~?声に。8月31日の小学生みたい。なんか東京にやなことでもあるの?」
カンチ「いや。やなことっていうか、ちょっと不安なのかな…」
リカ 「どうして?」
カンチ「そりゃやっぱ不安ですよ。愛媛からひとり出て来て東京で何するか分かんないし…」
リカ 「そんなの、何あるか分かんないから元気出るんじゃない!大丈夫。笑って笑って!」
カンチ「…」
リカ 「今この時の為に今までの色んな事があったんだってそんなふうに思えるように。だからバッチ付けて」
カンチ「バッチ?」
リカ 「その日その日の思い出をぴっかぴかのバッチにして胸に貼って歩いて行くの。ね!」
カンチ「…」
リカ 「元気ぃ?」
カンチ「あっもう一学期の終業式の小学生みたい」
リカ 「うん!行こっ!」
ここで「東京ラブストーリー」というタイトルが表示されてオープニング。
主題歌である小田和正の「ラブストーリーは突然に」が流れる。
この曲のシングルCDは270万枚も売れる大ヒットとなり、この年のオリコンチャート1位を獲得している。
あのドラマがなかったら東京に来ていなかったかもしれない。それぐらい自分の中では特別なドラマだ。
赤名リカが仕事や恋に溌剌と生きる姿が中学1年生の私には眩しく見えた。
「いつかはあんなふうになりたい」
でも実際にはリカとカンチを割って入る関口さとみキャラによく認定される私。
残念な客観と主観のギャップである…。
先述のシーンだが、赤名リカはもうこの瞬間に恋に落ちていると思う。
「8月31日の小学生みたい」というリカの比喩にカンチが「一学期の終業式の小学生みたい」と返している。
私もそうなのだが、こういう会話って嬉しいし、単純に楽しい。
リカはカンチのエッジの効いたこの会話にフォーリンラヴしちゃったと見える。
田舎の中学生だった私はそういう会話ができる大人に憧れた。
勉強もせず、録画した東ラブの赤名リカの台詞を一時停止してはメモっていた幼き日の自分。
あの労力を勉強に費やしていたら偏差値をあと5ぐらいは上昇させられていたかもしれぬ。
大人になり、それらの台詞は実践の場で発する機会もなく、脳内に埃を被ったまま保存されている。
人生のそのものが「8月31日の小学生みたい」になっちゃっている。
バッチも錆びちゃってる…。
誰かしませんか?
東京ラブストーリーごっこ。
あの「○○○しよ!」は無しの方向で。
2009年夏。
愛媛旅行で巡った東ラブロケ地。
☆カンチの実家
☆最終回、リカとカンチが歩いた寺
☆カンチがリカを探して入ったお店
☆リカがカンチに葉書を出したポスト
☆梅津寺駅