世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

春を呼ぶ子

2016年01月31日 21時48分34秒 | Weblog
12時まで爆睡。よく寝た。すっきり。
日比谷松本楼のカレーでお目覚め。


昼下がりに、国立科学博物館へ。
「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」を見に行った。








日本初の天文学者・渋川春海は夜空の星を実際に観測し、その上に独自の天文学を築いて行った。

伊能忠敬が測量をしたときの絵。


望遠鏡。


地球儀。





そうそう、科博の年間パスポートが切れたので更新。
というのも、科博には小惑星探査機はやぶさが持って帰ってきたイトカワの欠片が常設されているのである。
東映映画「はやぶさ 遥かなる帰還」で使われたはやぶさも展示してあり、年に数度か訪れることを想定しての年パス購入。


地球館のエレベーターから見た景色。
スカイツリーがよく見えた。



わき目も振らず、2階へ突進。

久々のはやぶさとのランデブー。

はやぶさのお腹。ターゲットマーカーが麗しい。萌え。


はやぶさのカメラ。


これであのラストショットを・・・。



この顕微鏡でイトカワの欠片を見る。制限時間、お一人様1分。
ボタンを押すと拡大したり回転させたり、自由に動かすことができる。



今日もイトカワの欠片は神々しく輝いていた。
これが3億キロ彼方にあったかと思うと心が震える。



顕微鏡の画像は手前のモニターにも映し出される。


地下3階の宇宙コーナー。
冥王星が昔の写真のままである。ニューホライズンズが撮ったアレではなかった。



アポロ17号が月から持ってきた欠片。
キラキラしてて綺麗。




時間があったので化石コーナーも見た。
私の先祖ってこんなんだったのな。


マンモスの牙でできた女性像。
ロマンを感じる。持ち主はどんな人だったのだろうか。



お土産売り場ではハチ公のぬいぐるみが販売されていた。




嗚呼、面白かった。科博、最高。
出口のクジラさんに見送られる。


17時少し前。
だいぶ日が伸びた。
上野公園を散策。




一瞬、ピンクの塊が眼の片隅に映りこんできた。
よく見たら桜だった。




春の微かな足音が聞こえたような気がした。
私は立春生まれ。
「春を呼ぶ子」だと、ずっと母に言われて育った。
なので春の欠片を見ると高揚する。


続いて、山手線で新宿へ。
コニカミノルタプラザで開催されている「Invitation for 南極ヒーリング ~この地球(ほし)の果てで~」「宇宙から見たオーロラ展2016」を見に行く。


「Invitation for 南極ヒーリング ~この地球(ほし)の果てで~」
気になっていたヒーリングプラネタリウム「南極ヒーリング~この地球(ほし)の果てで~」の予告も見られた。

南極の幻想的な空間や夜空の写真を十分に堪能できた。
息をすると肺の中まで冷気に覆われそうなほど澄んだ写真に目が釘付け。


「宇宙から見たオーロラ展2016」はJAXA宇宙飛行士の油井亀美也さんが長期滞在クルーとして実際に宇宙空間で体験したミッション映像や、宇宙空間から撮影したオーロラ写真などの展示。
オーロラのライブ映像も見られた。今まさに漂っているオーロラを見られるだなんて感激。


入り口の宇宙服。
本物は一着10億円也。



新宿タカシマヤに寄り、買い物。



帰りに天丼を食した。

今日はたくさん歩いたので、私も吉熊も食欲旺盛。


これにて睦月、終了!

来週の今頃には38歳になっている。
「春を呼ぶ子」の名にふさわしい、あたたかい誕生日が迎えられますように。


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エルコス様のお出迎え

2016年01月30日 20時16分37秒 | Weblog
ネットで注文していたエルコスのトリートメントが届いた。
コスパを考慮して、業務用を注文。
大体半年で無くなる計算。
経費は、予め、冬のボーナスからはじいておいた。




・パワーR2+(右) 
→2倍に希釈し、洗髪前に髪にかける。そしてドライヤーで乾かす。橋架剤の役割を果たす。強度、弾力を出す。


・パワーリバイジング+(左) 
→シャンプー後、少し塗って、そのまま既存のトリートメントを塗って放置して流す。艶出し。


以前、美容師さんに「私、業務用のエルコスのトリートメントを使ってるんですよ」と言ったら「マニアックですね~」と驚かれた。また、美容師の弟は成分を見て「ふ~ん。キトサン入ってるんだ。甲殻類なんだよ、キトサン」と興味津々だった。


半年に一度の縮毛矯正、そしてこれだけのロングヘアなので、毛先にはダメージが蓄積されている。


それを補うべく、ここ一年はマニアックな商品に手を出している。


ぶっちゃけ、これって美容院でのトリートメントと同じだと思われ。
それが家でコンスタントにできるってすごくね?

もう市販のトリートメントには戻れなくなってしまった。
高校時代、カワチ薬局でリシェールを買うのにドキドキしていた時代が懐かしい。


洋服、化粧品、アクセサリー、靴。
そのなかで一番お金がかかっているのが髪かもしれない。
手がかかる子ほど可愛いとはよく言ったもので、お金をかけて手入れをしていると愛着が湧く。
湯上りに髪を乾かし終え、シャンプーのCMよろしく髪を指でサラサラーってしながらニヤニヤしてっからね、もう。



今日は一日ぼんやりしていた。
誇張ではなく、本当にぼんやりしていた。

天気が悪かったので、煙草を買いにコンビニに外出したぐらい。(宇都宮の実家では5センチの積雪だったらしい)

動かないので空腹にならず、パスタを食したのみ。
「青の洞窟」ではなく、母からの救援物資のパスタ。


今までパスタの分量は予め1食分ずつ分けられているものを食べていたのだが、今回は「好きなだけ茹でろ」と言わんばかりのパスタ。このぐらいかなーと思って茹でたら案外多くてびっくりした。
そんな一人暮らし16年目の春。


明日はお出かけしよう。
吉熊と日の光を浴びたい。



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びっくりぽん!

2016年01月29日 23時59分32秒 | Weblog
今日は短信チェックと支払いの締め業務に集中した。
やれどもやれども伝票が片付かない。
頭の片隅で、消耗品費の予算をどうしようか考えながらの作業である。

後輩女子Cちゃんは今夜は高級ホテルに夫婦で宿泊らしく、うきうきるんるんでタイムカードを打刻していた。
いいな~。


残業後、今日は給料日なのでとんかつを食した。
うまー。





そうそう、最近Googleで「i am ichihashi」と検索すると、このブログが最初に出てくる。






市橋達也の逃亡劇を描いた映画「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」の感想を書いた日の日記である。
2013年11月9日 映画『I AM ICHIHASHI 逮捕されるまで』

監督と主演のディーンフジオカが朝ドラでブレイクし、メディアに露出しているらしく、このブログのアクセス数が飛躍的に伸びた。


おそらく今日もテレビに出たのだろう。
一気にアクセス数が倍増した。
一瞬で800ぐらいのアクセスがあったらしい。



gooブログランキングではこのブログがまさかの10位。



また、市橋達也が逮捕された日、そして彼の著書を読んだ日の日記もよく読まれている。
2009年11月10日 市橋容疑者逮捕に思うこと


2011年1月29日 「逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 」(市橋達也)


来月で丸11年になる本ブログ。
11年間弱、地味にOLの日常を静かに綴ってきた。
こんなことが起こったのは始めてである。
まさしく、びっくりぽん!である。




あの映画の音楽もディーンフジオカが歌っている。かっこいい。
DEAN FUJIOKA「My Dimension」Music Video





久々に見返そうと思ったらレンタル中だった。
セルフ整形手術も凄かったが、逃亡先のオーハ島でのサバイバル生活も印象深く覚えている。




先週に引き続き、明日も天気が悪いとのこと。
土曜日、呪われすぎ。
今日も食料を買いだめしようかと思ったのだが、引きこもった先週の土曜日、動かないのでお腹が減らずに大部分はそのままなので買い物をせずに帰宅した。
明日はゆっくりしよう。


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リラックスタイム

2016年01月28日 23時10分15秒 | Weblog
退社後、歯医者さんへ。
3ヶ月に一度の定期健診&ヤニ落とし。
ここの歯医者さんはドラマ「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さんに似ている。
しかも声が小さくて早口なので聞き取りにくい。いい人なんだけど。

彼に
「~してください」
と早口&小ボリュームで言われて、適当に
「あ、はい」
と答えたら、歯科衛生士さんも返事をするではないか。
どうやら冬彦先生は歯科衛生士に指示を出していたっぽい。
恥ずかしい。超絶恥ずかしい。


虫歯はないのだが、歯ブラシを強く当ててしまっている部分の歯茎がだいぶ削れているらしく、歯と歯茎の境目を埋めてもらった。
治療中、うっすらと目を明けると、冬彦先生の襟足にできた吹き出物から血が出ているのを発見。
気になってガン見していると冬彦先生と微妙に目が合ってしまい、気まずい・・・。


歯医者って虫歯で痛み出してから行くのではなくて、検診して予防することが大切なのだと最近思う。
一回千円ほどでプロに診てもらい、ヤニや歯石も落としてもらえる。虫歯になったら1本数千円はかかる。


昨日は遅くに寝たので、今日はだるい。
自炊するべきなのだろうが、今日は面倒臭くて帰りにパスタを食べた。
ナポリタン、ガッツリ!



最近、空気の乾燥に負けそうなので、風呂上りに美顔器を使っている。

このナノケアは、妹の前の前の会社の同僚Rちゃんのお母さんが使おうとしていたもの。





Rちゃんのお父さんは外に愛人を作ってしまい、Rちゃんと弟はお母さんの手ひとつで育てられた。
お母さんは病気で他界したのだが、亡くなる前に多くの美容グッズを買い揃え、元気になったら使おうとしていた。

このナノケアもその一つ。
Rちゃん、もらった妹も使わないというので我が家に来た。

使う前には必ず手を合わせる。
Rちゃんのお母さんに。使わせていただきます、と。


スチームを浴びながらゆったりとした音楽をかけて無心になると一日の疲れが吹き飛ぶ。

ここ数日は久石讓の「Asian Dream Song」
久石讓 Joe hisaishi Live - Asian Dream Song



途中の転調。
昇天できそうなぐらい気持ちいい。
この曲に出会えて心から良かったと思えるぐらいの美しいメロディ。
後半の音の広がりを感じさせるところなんて、ゾクゾクしてしまう。
久石讓、神だわ。


「Asian Dream Song」に歌詞を付けたのが「旅立ちの時」である。


旅立ちの時



学校の先生をしている友人に聞くと、この歌は合唱コンクールで争奪戦になるほど人気があるらしい。
なるほど。


さて、明日は花金。
明日は予算は置いておいて、短信チェックと支払いの締め業務をこなす予定。
頑張ろう!!

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鼻声

2016年01月28日 01時28分14秒 | Weblog
心療内科デー。
先ほど帰宅。

待ち時間5時間弱。
今日は待合室で待っている患者さんが少なかったので「きっと10時には名前を呼ばれるはず」と思っていたのだが、長時間の診察の患者さんが多く、いつもと同じ23時ちょい過ぎに名前を呼ばれた・・・。
でも日付変更線を越える前だったので良い方だ。昨年末なんて2時だったもの。2時。

今日は昨日買った「坂の途中の家」を読み進めた。


刑事裁判(嬰児殺し)の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親(水穂)をめぐる証言にふれるうち、彼女の境遇にみずからを重ねていく。
育児中の里沙子の心の闇がずっと綴られている。読んでてここまで生き苦しさを感じる小説は珍しい。里沙子の娘・文香のぐずりっぷりがリアルで、子供嫌いの私は読んでいてイライラしてしまった。

「紙の月」「八日目の蝉」もそうだが、追い詰められる女性を描かせたら角田光代ほど上手に書ける作家はいないのでは、と思う。読んでいて辛い、でも読んじゃう。このプチSMこそが角田光代の作品の持ち味ではないだろうか。

もし、今後、妹・芋子が妊娠して育児が大変そうだったらできるだけ協力しなければと思った。
逆に、これを読んで、私や妹・弟を育ててくれた母親に対するリスペクトも湧いた。
後半もじっくりと読み進めていこう。



カシミヤのコートを布団代わりにして転寝。
なんとも言えない上質なぬくもりにくるまれて夢見心地。


転寝を挟んだ後半は買ってきたおにぎりを食べて勉強をした。
秘書検定1級の受験のときに勉強した分野の復習。



吉熊、真冬モード。
このセーターは母が買ってくれたもの。
カワユス。


さて診察。
クマ医師、やはり前回同様、髪が短い。
見慣れないので恥ずかしくて直視できない。

あれ?クマ医師、鼻声?風邪?

今日も日々の確認。
仕事については、予算作成で忙しいことを陳述。
普段ではスルーできることでも、生理前でイライラしたことも話した。

そんな中、生理前にもかかわらず、睡眠は取れていたこと、マイスリーをあまり飲まずに済んだことを報告。
それについては大いに褒められた。鼻声で。
「物事を整理できるようになったのですよ。それってすごいことなんですよ!(じゅる←鼻水をすする音)」
と。

プライベートなことについての確認では、クマ医師が思いのほか食いついてきて、長期戦になった。
でも具体的な考え方のアドヴァイスをいただけた。

薬の確認をされてお仕舞い。

ドアを閉めた後、クマ医師が鼻水を「チーン!」と出しているのが聞こえた。
お大事に・・・。

次回は三週間後。
次回診察までスパンが空くことが昔は怖かったけれども、徐々に怖くなくなった。


薬局に寄り、居待月のすぐ下に木星が明るく輝いているのを見ながら帰宅。




25年後

2016年01月26日 23時16分08秒 | Weblog


カンチとリカが25年ぶりに再会!『東京ラブストーリー』の続編に胸騒ぎが止まらない

これ、超気になっていた!
ちょうどカンチ世代の吉熊上司にも聞いてみたところ、やはり知っていた。
さすが一斉を風靡した作品である。



人生において、何度か、はやぶさプロジェクトでいう軌道変更の「スイングバイ」みたいな体験をしてきた。
この「東京ラブストーリー」のドラマ版は私の人生を変えるまさにスイングバイだった。
中学1年生の3学期。
あのドラマを見ていなければ今の自分は無い。
リカが東京で輝く様を見て、「どうしても東京のOLになるんだ」と強く決心した。




6年前には愛媛にロケ地巡りにも行った。










ドラマの最終回では、リカはハートスポーツのロス支社を半年で退職し、音沙汰なし。
三年後、カンチとリカは表参道で再会し、ちょろっと話して「また何年後かに」と言って別れる。
小田和正の「ラブストーリーは突然に」が流れて、ビル郡を俯瞰する赤名リカのショットで幕を閉じる。


妹と飲むたびに「リカってさー、今頃何してるんだろうか」とよく話していた。
「外資系コンサルでバリキャリとか?年収1,000万ぐらい稼いでいそう」
「結婚してるんだったら旦那は外国人じゃね?」
「な。で、港区のタワマンに住んでいそう」
など、知人の噂をするような口調で妄想を膨らましていた。



さっそく読んでみた。
25年という月日の重みを感じた。



ちょろっとネタバレをすると、リカは千葉県で農業を営み、カンチは愛媛に単身赴任で教頭先生をやっているではないか。
ミナクルな再会を果たすのだが、二人ともいい感じに年をお召しで、ちょっと泣けた。


アラフィフになってもリカはリカのまま、弾けていたことがただただ嬉しい。

なぜ上京してきたのか?という自問が湧き起こったら、リカを思い出そうと再び手綱を引き締める。
今までも、そうしてきたし、これからも。

25年前の決意を落胆させないように。




リカは昼休みに中華やヲサレなレストランに行っていたが、私は自席で仕出し弁当である。
with吉熊。
ハンバーグ弁当♪




先日、銀座の三省堂で目に止まった本があった。
角田光代の「坂の途中の家」
ぺらぺらと捲ってみた。
・・・何か物騒なものを見てしまった気がした。
色で喩えるとグレー。しかも曇天の重い空の色だ。

場所を取るので最近はハードカバーは買わないようにしている。
本を元の位置に戻す。

が。

一晩経ってもあの小説が読みたくて仕方が無い。
ので、本日、最寄の書店で購入した。



明日の心療内科の待ち時間に読もう。





今日もひたすら予算作成。
他部署の部長に、ある消耗品の予算を聞きに行った。

彼の机には古びたクマさんがいる。
異動する前から彼の机に鎮座していた。
部長、一緒にクマも連れてきたんだ!
思わずそのクマに触れていると
「あなた、クマ好きだったよね。映画『パディントン』、観た?僕、観たよ」
と言うではないか。
「勿論観ましたよ!!」
と話が弾んでしまった。
クマは人間関係の潤滑油を担っているのかもしれない。

「東京クマストーリー」ってドラマ化できるかも。


明日も頑張ろう。


「Do your best!」

2016年01月25日 22時14分14秒 | Weblog
昨日買ってきたクマヤキ。
今日はシロクマをチンして食べてみた。
ウマー。


見詰め合う二人。


クマを咀嚼しながら今日一日を回想。

仕事は予算作成をしているのだが、吉熊上司に「予算の期限分かってるよな?ちゃんとやってね」と念を押された。
毎年毎年ご迷惑をかけているからな・・・。
彼が心配するのも無理はない。

新聞図書費や警備料は一日あれば作成できるのだが、問題は雑費と消耗品費。店別にしなきゃなんだよなー・・・。
制服の兼ね合いもある福利厚生費も頭が痛い。
明日からペースアップだ。(本当は「ベースアップ」をしてほしい。ベースアップの略語って「ベア」なのな。カワユス♪)



昨日撮った写真。
東武百貨店のウインドーにいたクマさん。




カカオさんっていうクマさんらしい。


星座別にバレンタインデーの日のラッキーカラー、その色のオススメアイテムを指南しているっぽい。


水瓶座はグレーだってお。



バレンタインデーといえば、やはり中学時代の思い出が一番印象深い。
当時私は英語の先生(T先生)が好きだった。
好きすぎて英語の偏差値を20上げてT先生を驚かせた。
「一学期は出し惜しみをしていたの?」
と真顔で聞かれた。

彼は知らない。
私が英単語が覚えられなくて、トイレに英単語を貼ってまで覚えていたことを。
earthquakeという単語が覚えられなくて、癇癪を起こして自分の部屋の襖に穴を開けたことを。

そんなT先生に、当然私はチョコレートといふものを贈呈したのである。
スーパーで買った600円のチョコレートは精一杯の背伸びである。

当日は女子数名で、休み時間に職員室に押し寄せた。
受け取りながら、
「お返しはありませんから」
と冷淡に言い放つ先生の表情が好きだった。
私は決してドMではないんだけれども、その横顔にはある種の神々しさがあり、ムスカを具現化した威力が宿っていて、惹かれた。


先生、元気かな~。

クマヤキを咀嚼しながら考える。
白髪増えたかな。太ったかな。出世したかな。


県立高校受験前に「Do your best!」と書いてもらってお守りにしたメモ。
たぶん今でも家のどこかにあるはずだ。


いつT先生に会っても誇れる自分でありたい。
そう奮い立たせてきた。たまに腐るけれども。

もう私は当時のT先生の年齢をとっくに超えてしまった。
でもどうしてだろう。
あの当時の先生よりも自分がまだ子供に思える。
先生ってそういうものなのだろうか。


クマヤキのシロクマ、美味しかった。
明日からまた頑張ろう。

胸に「Do your best!」の文字を躍らせながら。



映画「海難1890」

2016年01月24日 23時31分25秒 | Weblog
昼前に起きて、布団を干した。昨日の天気の悪さが嘘みたいな晴れになった。
掃除機をかけた後、母ヨーコたんと電話でおしゃべり。
3月19日に両親が井上陽水のコンサートで上京するので、その件での打ち合わせ。
その時期、妹は新婚旅行に出かけてしまうので、私が両親をアテンドすることになった。
ランチや観光の後、無事にNHKホールまで彼らを届けるのがミッション。
気分的に原節子の「東京物語」である。楽しみ。



支度をして、銀座に出かけた。
有楽町駅前でゆるキャラに遭遇。


今年いっぱいでなくなってしまうプランタン銀座。
ここでは若かりし頃、よく買い物をしたものだ。



交通会館へ。
各県のテナントショップが集結してて、改めて見てみると面白い。



丸の内TOEI。
今日はここで「海難1890」を観た。




海難1890 予告2- A



【あらすじ】
1890年、和歌山県串本町沖。後のトルコであるオスマン帝国の親善使節団を乗せた軍艦エルトゥールルが座礁して大破、海に投げ出された乗組員500名以上が暴風雨で命を落とす。そうした過酷な状況下で、元紀州藩士の医師・田村元貞(内野聖陽)やその助手を務めるハル(忽那汐里)ら、地元住民が懸命の救援活動に乗り出す。イラン・イラク戦争中の1985年、日本政府は危機的状況を理由に在イラン日本人の救出を断念。そんな中、トルコ政府は彼らのためにある行動を取る。(シネマトゥデイ)


よくできた映画だと思った。
泣くだろうなと思っていたのだが、その通り。
でも安っぽい演出は無かった。トルコと日本の友愛に、涙が出た。


以下ネタバレ少しあり



・うちの父方の祖母は明治時代が終わる1ヶ月前に生まれた。
この海難事故は祖母が生まれる数十年前の出来事。
あの時代、和歌山県のあの村にあれだけ流暢な英語を話せる人がいたことにまずびっくり。
やっぱり英語って勉強しておくべきだと思った。(嗚呼、国際秘書検定の勉強しなければ・・・)


・泣けるシーンが満載なのだが、特にインパクトがあったのは海難で燃料が水浸しになってしまったシーンだ。船員たちは燃やせるものをボイラーの中へ突っ込んでいくのだが、青年船員が妻への土産として買った日本人形を「ごめんなさい」と泣きながら火に投入するシーンは辛かった。あれだけ可愛がっていたのに・・・。


・内野聖陽さん!私の大好きな映画「(ハル)」のハルを演じたのはもう20年前か。深みのある良い俳優になった。


・遊女を演じた夏川結衣。あれは彼女にしか演じられないような気がする。


・一昨年、上野で開催されていた「医は仁術展」でも思ったのだが、医師ってやはり尊い職業なのだと思った。私にとって一番身近な医者は精神科医クマ医師なのだが、彼も目の前の人を助けたい、良い方向に向かわせたいという気持ちで溢れている。


・1985年編では舞台がイランのテヘランへと移る。イラン・イラク戦争が激化し、サダム・フセインにより停戦協定が破棄されてしまって取り残された日本人がトルコ人たちに助けてもらうというもの。1985年・・・私は小学2年生だった。エリマキトカゲに魅了され、毎日ファミコン三昧だった。世の中ではこんなことが起こっていたのね、と思った。


・清々しい気持ちで観終えることができる作品。おすすめ。

真心って困った人を見ると手を差し伸べるシーンで使うけれども、本当はもっとコンスタントに使うべきなのだと思った。難しいけれども。劇場前のポスターの前で自撮りするご婦人2人。カメラを自分たちに向けて背後のポスターにおさまろうと必死だったので「お撮りしましょうか?」と声をかけた。観た後に、そんな小さな親切をしたくなる映画だった。


その後は池袋へ。
東武百貨店にて開催されている北海道物産展へ。
カニ、いくら、・・・をスルーして、一目散に向かった先には・・・

クマヤキ!!







クマヤキは、道の駅を運営する相生振興公社が2009年に開発、商品化した。皮が茶色の「ヒグマ」と、タピオカ粉を混ぜて皮を白くした「シロクマ」、中身に生クリームを加えた「ナマクマ」の3種類。小麦粉や小豆、砂糖など原料はほぼ道内産で、皮や中身のあんも手作りというこだわりようだ。

クマ好きにはたまらない。
前々から気になっていたのでお会いできて嬉しい。


ナマクマは売り切れだった。


ヒグマとシロクマを購入。


吉熊「僕の仲間だ!」











吉熊「僕の仲間が生まれている!」



可愛くて食べられない。


意を決して食してみたところ、素朴な甘さでとても美味しかった。


続いてコーンコロッケ。





熱々のサクサク。そしてクリーミー。


なんでこんなに美味しいのだ!?


幸せな気分のまま帰宅。

明日からまた仕事。
睦月を駆け抜けて、如月を笑顔で迎えたい。


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メメント・モリ

2016年01月23日 22時16分51秒 | Weblog
昨晩寝ようとしてブログのリアルタイムアクセス数を確認して、びっくり。


昨日のアクセスIPは4桁。
来月で丸11年になる本ブログだが、こんなこと初めてだ。
ディーンフジオカ効果というか、なんちゅうか。
ただただ驚くばかりである。

今日は13時ぐらいまでがっつりと寝て、寝起きに「青の洞窟」のズワイガニ味を堪能。
そうそう、妹が再来月にハネムーンでイタリアに行くらしい。
行程表を見たら、やはり青の洞窟も入ってて羨ましく思った。


行けないのでせめて味覚だけ・・・。


ネットを閲覧し、気が向いたので冷凍庫の霜取りをした。
なにもこんな寒い日に、とも思ったのだが、霜が厚くなりすぎて氷を作る容器が入らなくなってしまったのである。
ドライヤーやお湯に浸けたタオルを駆使して奮闘すること40分。

雪解けを迎えた。
最後に氷の塊が「ドサッ」と取れる感覚ってクセになる。気持ちいい。



天気予報では雪が降るというのでスタンバっていたのだが、何も降って気やしない。
僅かにアスファルトが湿る程度の雨が降っただけだ。肩透かしを食らった感が満載である。
一日中動かないのでお腹も減らないし、昨日大量に購入した食料も大半は手をつけていない。




読みかけの小説「メメント・モリ」(原田宗典)を読了。




メメント・モリ・・・死を想え。
この語句を知ったのは高校時代。ミスチルのシングルでだった。
語感のよさに惹かれた。「メメント・モリ」。

原田宗典のことを知ったのも高校時代だ。
高校時代に英語の先生が授業中に「この『十九、二十歳』って面白いんだよ。みんなはまだ読んじゃだめだ。受験が終わったら読め」と言ったのがきっかけで、大学時代はブックオフで買い占める勢いで読み漁った。
エッセイは電車の中で読んだら最後。笑いをこらえるのが辛かった。

高校時代にペシャンコの学生カバン(牛革)を持つのがカッチョエエとされていて、ペシャンコにするべく風呂の残り湯に一晩中学生カバンを入れておいた原田さん。
風呂に牛の臭いが残ってしまい、しばらく家族全員からは牛の臭いがしていた、など。



2013年9月7日夜、覚醒剤と大麻を持っていたのが発覚、その場で覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反(所持)で現行犯逮捕された。私自身、その頃は原田宗典の作品は読んでいなくて、でもニュースはのけぞるぐらいに驚き、そしてショックを受けた。
躁うつ病に罹っていたのは知っていたけれども、まさか逮捕されるとは、と。


本作品は10年ぶりの長編。
復帰作第一作ということで、「おかえりなさい」と原田さんに思いながら読んだ。


冒頭「私は今、何を書こうというあてもなしに、これを書き始めた。こんなふうにして書くのは初めてだ」という一文から始まる。

渋谷での逮捕、芝居仲間の死、支笏湖の温泉で数分前まで話していたおじさんの死、精神科でのカウンセリング、大学時代の不思議な出来事、東日本大震災、うつ病、という数々のエピソードが、自在にあちこち跳び回りながら綴られている。
主人公も「私」になったり「彼」になったり、エッセイなのか小説なのか、境界線がおぼろげで不思議。それが許されるのも原田宗典という作家のセンスというか筆力であるのだと思う。
様々な時空を飛び回りながら、終始描かれる「死」。最後、ある赤ちゃんの存在で「生」を出すことで今まで散々綴ってきた「死」が救われる、そんな印象を受けた。


終盤、主人公が知り合いの家に行く際にお菓子を買う。
福砂屋の「手作り最中」8個入り。

これが気になって、読了してからさっそくググってしまった。
これか!

福砂屋というとカステラしか思い浮かばなかったのだが、こんなに面白そうなものも売っているのか。
自分で餡を詰めるだなんて楽しそうではないか。いつか食べてみたい。


読了して、学生時代の友達に会ったような懐かしい気分になった。



明日は晴れるらしい。
お出かけしよう。





二週連続

2016年01月22日 22時51分26秒 | Weblog
ドラマ「あさが来た」で五代友厚さんの死亡フラグが立ち、超絶ショッキング。
ディーンフジオカの名演技に涙をこらえての出勤。
あさちゃんが泣くと私も悲しい。

ディーン・フジオカが「あさイチ」に生出演 NHKも"五代ロス"に配慮?【あさが来た】


映画『I AM ICHIHASHI 逮捕されるまで』で市橋達也を演じた同一人物とは思えない。






今日はいよいよ予算作成に片足を入れた。
一方で、後輩男子ほっしーに、引き継いだ修繕費、運賃搬送費の予算の組み方を伝授した。人にものを教えるのって難しい。


制服の取引先業者から電話があり、「新年の挨拶に伺いたいのですが」と言われた。
新年!
一月の半ばも過ぎた今頃、新年のご挨拶!!

見積もりなど、総じてレスポンスが遅いあの会社の営業マンとアシスタントがおいでなするらしい。
どの面下げてくるのか、見ものである。


お昼の日替わり弁当はとてもボリューミー。


夜になってもお腹が減らなくてクマった。
働きが足りないのかな・・・。



今週のMステにも、ゲスの極み乙女。さんが出るというので、明日の雪に備えてスーパーで食料と煙草をがっつり購入し、まっすぐ帰宅。


最近、喫煙所でも経営管理室内でも彼らの話題で持ちきりである。
昨日世間を賑わせたセンテンススプリング(文春)という用語も「それってセンテンススプリングじゃないですか」というように「ずんどこべろんちょ」的な用法で使われている。


ゲスの極み乙女。 - 両成敗でいいじゃない



N係長が仰っていたように、耳から離れない・・・両成敗。
もう止まらな~い♪と、N係長とLINEでやりとりをしながらの鑑賞。


先週に引き続き、こんなに高頻度で民放を見たのは久しぶりである。



明日は雪が降るらしい。
篭城するつもりだが、雪を見てテンションが上がって、吉熊と出かけるかもしれない。
天気と気分次第で決める予定。


今週は早寝を実行し続けた。
朝、ぱっと起き上がれるかは微妙だが、仕事中に眠気を感じなくなった。
良いことだと確信できたので来週も実行したい。



トレンディ

2016年01月21日 22時17分07秒 | Weblog
今朝、出勤時に電車の中から富士山が見えた。
母もちょうどその頃、富士山を見たそうだ。
宇都宮付近からでもこんなに大きく見えるんだ。
さすが富士山。


今日は一日中数字を見ていて終わった・・・。
明日からいよいよ予算作成。


今日のトレンドはやはり日経平均株価の大幅下落。
午前中は上がっていたのだけれども。

そしてもうひとつ。
興奮するニュースが!!

【解説】太陽系に第9惑星の証拠見つかる
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160121-00010003-nknatiogeo-sctch

地球より大きい未知の惑星が潜んでいる可能性という響きにわくわくする。

冥王星の「・・・」(白目)
という沈黙の叫びも聞こえてくる気がする。



宇宙のロマンにわくわくし、視線を下にずらすと「センテンススプリング」なる単語が。
なんかの天文学の単語かな?と思っていたのだが、違った。
世間を賑わせたベッキーが交際相手とのLINEでのやりとりで「文春」を「センテンススプリング」と表現していたらしい。





文=sentence
春=spring

なるほど。
文藝春秋がセンテンススプリング。

ナウなヤングにバカうけ、という死語三連発を髣髴とさせる。



昼休みの喫煙所で他部署のN先輩が出勤中にゲスの極み乙女。さんの「両成敗でいいじゃない」を聴いたところ、耳から離れなくなったと言っていた。

帰りに駅でN先輩に遭遇。
私に気づき、耳に装着していたイヤホンを外す彼女を見ながら
「すいません。せっかくゲスの極み乙女。を聴いているのに」
と謝ったら、
「違うよ。今聴いているのは来月の発表会の曲だよ!」
と否定された。
そう、彼女は来月、ヴァイオリンの発表会があるのだ。
「発表会の曲目は『両成敗でいいじゃない』でいいんじゃないですか」
と提案したのだが、拒否られた・・・。


とまあ、今日は世間の流れを体感したトレンディな一日だった。(トレンディも死語?)




夕ご飯は、母が正月の帰省で持たせてくれた救援物資(きつねうどん)とサラダ。

ありがたや。

熱湯を入れてから5分待つように書かれてあるが、10分ほど放置したところ、麺がもっちもちして、まいうー。



今週の会社の花。
やはりガーベラは良い。見ているとポップな気分になれる。



明日は花金。
もうひと踏ん張り!!

土曜日は雪で篭城を余儀なくされる予定なので、明日は食料と煙草を大量に買って帰ろう。


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人生は旅

2016年01月20日 23時28分24秒 | Weblog
アスファルトのまだ雪は完全に溶けていない。


日が当たらない建物の北側はまだ雪国。


今週末も雪が降るというので今から籠城の予定を組んでニヤニヤしている。
「何しようかな~」って。


ところで、昨日のブログのアクセスIPが1000近くてびっくりぽん!
大半は映画「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」の感想を書いた日記だ。





今日は朝一で取引先が来た。
制服の件で打ち合わせ。
部長とその部下が来たのだが、部長とはもう15年来の顔馴染み。
部下はおととし転職してきた男性。

今日は電車の遅延で部長が遅れてきたので、それまで部下と喋った。
「ご出身は?」という定番の話から、彼の出身地が神戸だということを知った。


「阪神淡路大震災のとき、僕は高3でした」
とのこと。
「私は高2でした。クラスで募金を集めました」
と話すと
「じゃあ僕たち、1個違いなんですね」
「○○さん、若く見えますねえ」
という話で盛り上がった・・・ところで部長、登場。


阪神淡路大震災が起きた1995年は、オウム真理教による地下鉄サリン事件など、いろいろあった年だった。

小学校卒業と同時にバブル崩壊し、17歳で先述のような怒涛の世に身を置き、大学卒業時は就職超氷河期、それからリーマンショック、東日本大震災と、まあ色々体験してきた。
特に2011年の東日本大震災。私が33歳のとき。
あの日、私はこともあろうか一人で有楽町に外出してて、地震で電車が止まってしまい、途方に暮れた。

「帰ることだけ考えて!」
と吉熊上司に電話で言われ、とりあえずラーメンを食べた。
コンビニでは既に食料品が売り切れていた。長期戦になることを覚悟し、胃袋にラーメンを詰め込んだ。
電車が動き出すまで避難所で体育座りをしていたとき、「しっかりしろ、自分」と何度も言い聞かせたことは記憶に新しい。てか、一生忘れられないだろう。

ここが宇都宮だったら、実家の父に迎えに来てもらうのに、と思った。
が、次の瞬間、「一人で生きていくのはこういうことなんだ」「誰にも頼らないで生きていくことってこれなんだ」と思い、自分の甘さを感じた。


先日、母ヨーコたんが64歳の誕生日を迎えた。
僅かばかりのお小遣いを送ったのだが、「節約しているのにすまない」と、恐縮されて困惑した。
あんな僅かな金銭で恐縮される自分は、なんて頼りないのだろうかと・・・。

あと数週間で38歳になる。
もっとしっかりしないと、と思う。

あっという間にこの歳になった。
毎日変わらないような日常も僅かに変わっている。

人生は旅。
手垢まみれなこの言葉を改めて思う。
そう、旅だ。
一つの景色にとどまることがないところに人生と旅の類似点を感じる。

お供のクマと色々な景色を味わう、私の旅。



今日は、短信の文言部分を作成し終え、社長に提出。
また社長に頼まれていた業界紙の原稿をメール送信。
経費分析を行った。けっこうやりきった感、満載。

明日はどんな景色に出会うのだろうか。

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雪の朝(あした)は、裸で洗濯

2016年01月19日 21時56分43秒 | Weblog
今日なんか本格的に寒くて、脳内で「I BELIEVE」をヘビロテ。
華原朋美 - I BELIEVE (from 「DREAM -Self Cover Best-」)


デビュー当時の硬質な高音もいいけど今の朋ちゃんのあたたかい声も好き。


「雪の朝(あした)は、裸で洗濯」と、父方の祖母が言っていたとおり、今日は快晴。
雪が降った翌朝は裸で洗濯ができるぐらい晴れるという言い伝え。
明治生まれのおばちゃんは色々なことを教えてくれたのだが、この文言が一番印象深い。

おばちゃんの言い伝えを脳内で反芻しながら、道路にこびりつく残雪が溶けてまた凍ったやつにビクビクしながらの出勤。


昼休みは吉熊を連れて公園へ。
吉熊、大はしゃぎ。


吉熊、ゲレンデが溶けるほど楽しんでいた。

「ほれ、吉熊。もう昼休みが終わるから。帰るよ?」
と言ったのだが
「いやだもん。僕、もう少し遊ぶもん」
と聞かない・・・。クマった。

午後は決算短信の文言を吉熊上司に見せた。
「こことこの部分をドッキングさせようか。あとさ、ここはコレを取っちゃってみよう」
と具体的な指示を受けた。
俄然やる気が出てくる。文章をこねくり回している仕事が一番本領を発揮できる。


夕方は経費分析を進めた。・・・そろそろ予算を手がけないと・・・。

帰り、後輩女子Cちゃんと、アンチエイジングについて話した。
最大のアンチエイジングは高価な美容液の使用ではなく、「心」構えなんじゃないかなと。
物事の捉え方次第で気持ちが変わり、そういうのが表情になって、しわなどに反映される気がするね、って。
「でもついイラッてしちゃうんだけどね」
と、ゴールが無い話をしているといつも駅に到着する。


夕ご飯は駅ビルの中華店で豚まん2個を購入したのが、食欲が無くて1個しか食べられなかった。


昼ごはん(日替わり)がボリューミー過ぎたのかもしれない。



昨年の夏休みにホーチミンから連れてきたナグが、吉熊のマフラーを物欲しげに眺めていた。
このマフラーは母ヨーコたんが編んでくれたもの。
お兄ちゃんぶった吉熊は、すんなりとマフラーをナグに貸してあげた。

吉熊「ナグちゃんもマフラー、巻いてみる?」
ナグ「え?いいの?」

ナグは嬉しそう。



でも、可及的速やかにマフラーを返却して欲しい吉熊だった・・・。


昨晩は雪疲れでマイスリーなしで入眠できた。
しかも普段より1.5時間早く眠れた。
多く寝ると体が楽だということを実感した。

今日も早めに寝よう。
クマじゃないけど、私も冬眠モードである。






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ぜんぶ雪のせいだ。

2016年01月18日 22時50分16秒 | Weblog
目覚まし時計よりも5分早く目覚めた。
薄暗い部屋の北側に設置されている台所へのドアの隙間から、冷気がしんしんと音を立てながら入ってくるのを感じた。

身を起こしてカーテンを開く。
予想していた通りの積雪である。
急いで支度をして、いつもよりだいぶ早めに家を出たのに、電車が止まってしまって遅刻。
後輩男女も遅刻。

水っぽい雪を踏みしめながらの出勤で体力消耗。
疲れた・・・。月曜の朝から何この罰ゲーム。
すでに帰宅したいモード全開。

ぜんぶ雪のせいだ。


喫煙所(非常階段)はもっと寒い。
後輩男子ほっしーが大学時代にGLAYのコピバンをしていたそう。
彼と二人で「Winter, again」をプチ熱唱。

「いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
 生まれた町のあの白さを あなたにも見せたい」

という歌詞を歌っていたとき、ふと
「ねえ、ほっしーくんの『生まれた町』って大都会でハイソな街・世田谷だよね?」
と突っ込んでみた。

彼は困ったときの口癖である、
「・・・そうっすねぇ~」
を連発。ワロタ。
笑うと少し温まる。

GLAYといえばうちの弟。
高校時代、それまでパンク系の格好を好んでいたのに、GLAYのファンになってからは、いきなり三つ揃いのスーツを着だした。
しかもピアノまで独学で弾き始めたもんだから、家族がざわついた。


そんな弟も今朝は宿泊した芋子邸からセミナーに向かった。
駅で入場規制があって驚いていたもよう。




午後は経費分析と決算短信の文言部分を作成し、燃え尽きた。
後輩女子Cちゃんと凍結し始めた道路をきゃあきゃあと言いながら駅まで歩いた。



今週の会社のロビーの花は私が好きなガーベラ。
かわいい。

心が温まる。


雪の日は特に、ちょっとしたことでも心が温まる。


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またね!

2016年01月17日 23時53分30秒 | Weblog
昼まで惰眠を貪り、午後は布団を干したり、洗濯物を畳んだりの家事をした。
のんびりとできた。

夕方、NHKスペシャル「新・映像の世紀」のイベントが丸ノ内であるというので行ってみた。
弦楽カルテットのミニコンサートもあるというので、ワクワク。


東京駅到着。





マルキューブに到着。
私が行ったときは既に椅子は埋まっていた。



番組のテーマ、加古隆さんの「パリは燃えているか」を生で聴くのは予てよりの夢だった。
弦楽が奏でる音が歴史の狭間で亡くなった多くの人々の悲痛な声に聞こえて涙が出てきた。



繰り返される歴史の愚かさ、尊さ、そういったものがあの番組には集約され、随時流れるテーマ曲はそれにぴったりとマッチしている。

加古隆クァルテット『パリは燃えているか [Takashi Kako Quartet / Is Paris Burning]』




15分余のミニコンサートだったが、間近でプロの演奏を聴けてよかった。



会場にはレンズを通してみると映像が見えるというコーナーもあり、多くの人々が見入っていた。







その後、妹夫婦の家に伺った。
明日、弟が東京でセミナーがあるというので、上京。妹の家に前乗りで泊るというので、お邪魔した。
大混雑する東京駅で「シュガーバターサンド」を購入して向かった。

妹夫が溺愛するクマたちと吉熊。

妹夫のクマたち「ようこそ!!」
吉熊「こんばんは!」


今日はお鍋とスペイン風オムレツ。




かんぱ~い!


クマたちはすでに和気藹々していた。


まさかクマの親戚が増えるとは・・・。クマたちも驚いたに違いない。


母ヨーコたんが編んだひざ掛け。


今日もひたすら結婚式のDVD鑑賞。
ここがああだった、など4人で盛り上がった。笑い疲れた。


23時過ぎ、芋子の両親への手紙のあと、撤収。
妹夫婦と弟が、雨の中、駅まで送ってくれた。

4人ではしゃぎながら駅に向かう。
青春!!

駅で妹夫と弟の顔が見えなくなるまで手を振った。またね!

この週末は大いに楽しめた。
すっかりリフレッシュできたので明日からまた頑張れそうだ。