世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

映画「コクリコ坂から」

2011年07月31日 22時46分11秒 | Weblog
映画「コクリコ坂から」を観てきた。
ジブリ作品を映画館で観るのは「千と千尋の神隠し」以来。
ジブリ作品特有のスクリーンいっぱいに広がる鮮やかな色彩を見て「そうそう、これこれ」と頷いてしまった。

港がある坂の町での青春ものというと大林宣彦監督の尾道三部作がリンクするが、この作品は1963年の横浜が舞台。

下宿を切り盛りする女子高生・海ちゃんと1級上の俊君のお話。
一言で言うと、カラオケに行く度に「青い山脈」を熱唱し、吉永小百合に手紙をしたためたという私の父。彼が観たら狂喜乱舞しそうな青春映画だった。
「ALWAYS 三丁目」の時代…母親曰く、「貧しかったけどみんな希望を持っていた一番良い時代」だ。

ただ当時を回顧し、「懐かしいね」では終わらせない要素も含まれていた。
誰かを思いやること、前向き生きることの大切さなどを教えてくれた。


海と俊。
惹かれ合うだが、二人に兄妹疑惑が漂い、…ってここで「昼ドラじゃね?」的雰囲気になるのだが、この青春映画はそんなダークな運命を一蹴してしまう。
青春、最強。
青春、ぱねぇ。

そんなこんなで若干焦点にブレがあることは否めないが、まあいいかと許せてしまう。
再び、…青春ぱねぇ。

二人が通う学校内にある古い建物「カルチェラタン」(学生会館?)が素敵だった。様々な部室がひしめきあっていて、そこで学生が思い思いの討論をしている。父から聞かされていた当時の青年の姿がリアルに再現されていた。スマートに物事をこなす今の若い青年とは同じ日本人だと思えない。

またその「カルチェラタン」を残すために生徒たちが一致団結するところで、自分の中学校時代の文化祭を思い出してしまった。
担任ツネヲの意向で、うちのクラスは段ボールで「人体 神秘の世界」という巨大迷路を作成した。口から肛門までの迷路を、段ボールで作ったのである。私は小腸の係で、ビニール手袋で柔突起をひたすら作成していた。男子も女子も一丸となって作成し、前日は夜まで学校に残った。完成した時、皆で喜び合ったことなどこの作品で昨日のことのように思い出した。

俊の友達・水沼君がめっさカッコいい!
眼鏡&7:3分け&インテリジェンス…私の好きなタイプ過ぎて、後半は彼しか目に入らなかった。


最近観た映画で一番心が洗われる作品だった。
どきどきわくわくっていうわけでもなく、淡々とした人々の息づく様子を写し出した作品なのだが、見終えたあと、じんわりと来る。

潮風の匂いまでも漂ってきそうなほどリアルな青い海や港町の風景と共に、まだ余韻が胸の奥でさざ波を立てている。



『コクリコ坂から』予告編 The latest trailer for Studio Ghibli "Kokuriko-Zaka Kara"
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息してれば生きていけるさ!

2011年07月31日 00時43分53秒 | Weblog
顔の産毛が酷い。
湿気を帯びると、むずむずと痒くなる。
見た目もカールおじさんのようになっていて、げんなりである。
前回、顔剃りに行ったのは5月の合コン前だった。たしか。
2ヶ月以上放置していたことになる。
カミソリを用いて一応は手入れをしているのだが、やはりプロによる顔剃りは何かが違う。
肌が一肌剥けたようになり、透明感が増す。そして化粧ノリも断然違う。
化粧水の吸収が良いのか、顔剃りに行った後は暫く肌の様子がすこぶる良い。

鼻の下の産毛を触りながら「二日酔いも直ってきたし…」と、夕方、近所の理髪店に行った。
この店は女主人マリコさんが一人で切り盛りしている。
私の顔をみるなり、嬉しそうな顔をするので、私も嬉しくなってしまう。

暑くなりポニーテールをする機会が増してきたので、襟足も剃ってもらった。
続いて蒸しタオルで蒸された顔を剃り剃り。
自分では出来ぬ小鼻の横など丁寧に剃ってもらった。
何かを塗られてマッサージ。
マリコさんの重厚な手の厚みが心地よい。
これをしてもらうと頬の位置が上がる。
パックを塗られたあとは、缶コーヒーを渡され、椅子に設置してある灰皿の蓋をオープンしてもらう。
マリコさんも喫煙者なので、この時間は二人で語らうんである。

マリコさんには2人のお嬢さんがいる。
長女(28歳ロリータ)が、最近、
「ねえ、お母さん。私、この先どうやって生きていくのか、わからない…」
と、神妙な面持ちで尋ねてきたらしい。
そしたらマリコさん、
「簡単だよ!息してれば生きていけるさ!」
と、元気いっぱい答えたとのこと。
「私はそんな答えを求めていたわけじゃない!!」
と逆上した長女。
「28にもなって甘えられても私ゃ困る」
と言いながらも、私は、マリコさんがお嬢さんたちを超大切に育てているのを知っている。

28歳。
一番悩む時期だよな。
正直、今の方が楽だもの。
頑張れ、長女。
それにしても
「息してれば生きていけるさ!」
って、超名言だ。


殿方の髪型のことをマリコさんに尋ねた。
私がフェチ級に好きな殿方の髪型「7:3分け」について。
あれは、毎朝、ブローが大変らしい。
節電の流れもあって、最近ではあまりリクエストされない髪型とのこと。
ショック…。
逆に、今時あの髪形をする殿方は相当オシャレなのだということも判明した。


1時間後、私の肌はミナクルな変貌を遂げた。
暫くは、むずむず顔症候群&カールおじさんからの逃れられる。
すっきりした。

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女だらけの飲み会

2011年07月30日 14時03分40秒 | Weblog
二日酔いなう。
頭がガンガンする…。
昨夜は定時後、あのフロアの女子が一堂に会するという前代未聞な飲み会が決行された。
きっと殿方社員の数名は我々の行動を見て何かを悟ったはず。
それだけ当社では珍しい試みであった。
自然リストラで女子の数は私が本社に来た時よりも大幅に少なくなった。
それでも、経理・人事・総務(経営管理室)を合わせると20名弱の女子が集まり、けっこう盛り上がった。



「同じフロアにいながら、トイレや給湯室でしか交流がないのは寂しいじゃない?」
そんな叶姐さん(経理部)の言葉から企画されたこの飲み会。
面倒見の良い叶姐さんは独身時代、日本を代表する企業でバブルを生きた。
「ソバージュにトサカ前髪で肩パットの入った服を着て、定時後は田町駅のトイレでボディコンシャスに着替え、ジュリアナで扇子持って踊っていた」
という。
そんな姐さんから見たら、我々の地味な雰囲気が不思議でならないらしい。

おとなしい子が多いので、乾杯後は暫く静かだった。
そこで叶姐さん、店に電話をしたときの自らの失敗談を暴露。

真顔で
「お疲れ様でございません!」
と言った。
(「お疲れ様です」と「申し訳ございません」がミックスされてしまった)
大爆笑。

火蓋が切って落とされた。

ここの居酒屋は客が注文すると店員が「よろこんで!」といちいち言う。
「うちの会社の社是・店訓、長ったらしいので『よろこんで!』にすればいい」
と誰かが言った。シンプルでいいかも。


飛び交う数々の暴露話。
おとなしい子ほど、内に秘めた毒舌をこの場で発揮していた。
殿方社員への不平不満を語らせたら、もう凄い。

特におとなしい経理部女子M子ちゃん。
トイレで会ったときなど無愛想なのだが、この場で、とても面白い子だということが判明した。
先日、独学で簿記検定2級を受けたらしい。凄い子だ。

普段語られぬ婚活や彼氏のことなど、もう「20代~40代しゃべり場」状態であった。
みんな彼氏とかいるのな。知らなかった。この中の誰かが結婚する時、叶姐さんが全身白タイツ&てんとう虫の背負いもので「てんとう虫のサンバ」を熱唱してくれるらしい。

私と喫煙所仲間のT主任は煙組で、尚且つ、恋愛話には無縁なので、出入り口にほど近い席で飲んでいた。
二人であっちの方を見渡し、壮大な景色ですよねと客観視してしんみりと飲んでいた。
時々、
「亮子ちゃん、ちゃんと飲んでる~?」
という叶姐さんのチェックが入るので油断は許されなかった。
生ビール1杯+ジントニック7杯。
飲み過ぎた…。

会計後、記念撮影をし、退散。
駅で締めの挨拶をして別れた。

とても楽しい夜だった。
バブル時代の生き証人により、当社も若干バブることができたもよう。

へべれけで帰宅。
コンビニで購入したウコンの力は発揮されず、二日酔いなう。

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香港でGet Wild

2011年07月28日 23時12分10秒 | Weblog
私がこの夏、香港行きを決めた理由について。

★小室哲哉
合コンで「好きな異性のタイプは?」と訊かれて、いまだに「小室哲哉」と答えてしまう。
好きさ、ああ、好きだよ。飄々としている様子とかうっとりしてしまうぐらい大好き。

20年ぐらい前、彼がいたTM NETWORKというグループは「Get Wild」という曲を出した。後々、そのプロモをみて、ロケ地が香港だということを知った。以来、雑多な町並みに強く惹かれていつか行きたいとずっと思っていた。
また、小室さんは香港に「Rojam」という会社を設立したことがある(2001年5月に香港証券取引所に株式を上場)。それがその後の彼の人生での大きな分岐点だと言う人は多い。結局あれが原因で多額の負債を背負ってしまったのだから。小室さんが世界進出を夢見て足掛かりにした香港と言う土地を私はこの目で確かめたい。

TM NETWORK - Get Wild (PV)



★チャイナドレス
実家にチャイナドレスを着た母の写真がある。独身時代に香港に旅行に行ったときに撮ったとのこと。またそのチャイナドレスが保管してあり、つい悪戯心で着用を試みた大学4年の冬。…頭すら入らなかった。頭が入らない衣服なんて初めて遭遇した。今より若干ふくよかであったが、標準体重を維持していた私はけっこうショックであった。私よりうんと高身長なのに、私より細身であったらしい…母。また先の写真を見た妹が「亮ちゃんより綺麗」と感想を述べたことをいまだに覚えている。
この旅でリベンジよ!

★夜景
夜景が好きである。昨年のニューヨークの旅でのエンパイア・ステート・ビルディングから見た夜景の煌めきは忘れられない。香港の100万ドルの夜景というものを見てみたい。夜景と水上レストランのオプションを申し込んだ。楽しみである。


★買い物
ヴィトンで欲しいアイテムがある。また女人街をふらつき、色々と物色したい。


★吉熊の故郷
吉熊は中国産。彼に故郷の大地を踏ませてあげたかった。


ここからは香港に限ったことではない。
まず、空港の雰囲気が好き。色んな国の人がトランクを持って歩いている様子を見ると心が踊る。飛行機の行き交う様子を窓辺で眺めたり、その前の出国審査での緊張とか、何もかも好きだ。でも離陸前の滑走路~ふわっとなる瞬間は嫌。怖い…。いかにも物馴れた風に背もたれにもたれて目を瞑っても、怖くてすぐにキョロキョロしてしまう。機内の乾いた空気に仄かに漂うコーヒーの香りも好き。窓から見る雲の上に広がる青空も好き。

旅先での緊張感は嫌いではない。グローバルな「はじめてのおつかい」だと思い込んで、吉熊との一人旅の醍醐味を骨の髄まで貪るつもり。


嗚呼、楽しみだ。
その前に7月分の経費の締めがある…。

待ってろよ、香港。ゲッワイ!

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2011年 夏の鼓動

2011年07月27日 21時54分26秒 | Weblog
会社帰り、蝉の鳴き声を聞いた。
今年初。
夏の風物詩である。

夏と言えば、当社の会長がクールビズを開始したもよう。
チェックの半袖シャツをお召しで、しかも裾をズボンにインしていなかった!!!!
あんなラフな会長を見たのは初めてである。
今までどんなに暑くても会社では背広を着用していたのに。
社長から会長になり、何か割り切った感がにじみ出ていた。

彼の体型はザ・クマである。
そんな彼がチェックのシャツなんか着ちゃうものだから、なんつーか、カントリーベアといった雰囲気が充満。
社員は、ノーネクタイ&半袖の殿方がちらりほらり。
私もそろそろ、卓上扇風機を購入しようかな。
会社、本当に暑い…。


来週から葉月に突入。
いよいよ夏休みが近付いてきた。
「夏休みはどちらまで?」
という話がそこらかしこで聞かれる。

他部署の先輩O主任は広島&尾道に行くらしい。
私の尾道話を聞かされていた彼女は、いつのまにか洗脳されて行きたくなっていたそうだ。
一人旅っていうところまでも真似をなさる予定。
昨日、広島の旅行本を貸して差し上げた。
(独断と偏見に満ちた「亮子のおススメスポット」付箋つき)

私は香港で過ごすわけだが、決定する前に様々な旅行先を考えていた。
その時見つけた画像。

クマのコドウ。


熊野古道…。

か、か、かわいい…。
悶絶。


そう言えば、先日の合コンメンバーから「来月、またみんなで飲みませんか」というお誘いメールが来た。
最近の私の酒量の具合っていったら、けっこうなもんである。
先々週は新大久保で韓流飲み、先週は合コン、今週末は会社の「女だらけの飲み会」。来週は会社近くの祭りに参加した後、飲み会。
4週間連続で花金(正統派)だったりする。


暑さになんか負けてられない。
たくさん働いて、美味しい酒飲んで、旅して、笑って。
2011年の夏も楽しいことをいっぱい体験しよう。


五七五七七で現実逃避(夏)

2011年07月27日 21時36分27秒 | Weblog


知らず知らず ためいきひとつ 恋ちょうちん 息苦しさは 夏のせいかな

打ち水の 石畳の上 指絡め 君と歩く 京の夏かな

駆け上がる 散りゆく定めと 知りながら 一輪の夢 恋花火かな

夏の日の 化粧は溶けゆく Tゾーン 陽にきらめいて 女子力低下

ざわめきの 中でも拾える 君の声 背中で感じる カクテル効果

君の腕 浮かび上がる 血の管の 千路の模様も 我はいとしむ



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輝きを取り戻したナンバリング

2011年07月26日 23時17分30秒 | Weblog
各部署から上がってくる稟議書を受付ける仕事は、私の業務のひとつだ。

吉熊上司より「最近、ナンバリングで打刻された数字が見えにくくなったから何とかせよ」という課題を与えられた。
ナンバリングとは、インクを含んだスポンジに金属製のナンバーが触れることで、紙にナンバーが刻印される事務用品だ。


まず、そのスポンジと専用のインクを購入。
新しいものを買うとそれだけで上手くいく錯覚に陥る。
今朝、さっそくそれらを入れ換えてみようとしたら、吉熊上司が「ナンバリング自体を洗わないか?」と進言。
よく見てみると、ナンバーにインクの塊がこびりついているではないか。
なるほど。数字を不鮮明にしているのはこれが原因なのかもしれない。

吉熊上司と給湯室に籠る。
お湯を張ったバケツにナンバリングをイン。
ナンバリングが肩(?)までお湯が浸かり、なんとも可愛い雰囲気であった。
「初めての入浴ですね」
とか言いながらほのぼのしてしまう。
ちょっとした沐浴状態である。

古い歯ブラシを持ってきて磨こうとした私に、彼は「貸して」と言い、素手で洗い始めた。
しかも彼のワイシャツは白だ。汚れてしまったら大変。
私はゴム手袋を嵌め、黒のワンピースを着ていた。

見る見る内に吉熊上司の指先は黒く染まっていった。
「私がやりますよ」と言いながら、私は思った。
すごいな、と。

部下に「やっておいて」と指示するだけでなく、言葉通り、自らの手を汚しながらも指導する彼の姿勢に深く脱帽した。
私はまだ後輩女子を指示する立場ではない。
でもそういうシチュエーションに遭遇したら、吉熊上司のように、自分の指示に責任を持てる人になりたいと思う。

バトンタッチされ、黙々と洗った。
額に吹き出る汗を拭いながら黙々と。
途中、他の上司が「これ使えよ」と洗剤を貸してくれ、見違えるぐらい綺麗になった。
天日干しをし、終了。

「おお~!!綺麗になったな」
ぴかぴかになったナンバリングを誰よりも喜んでくれたのは、吉熊上司であった。

他の人から見れば、些細なことかもしれない。
しかし、日常の手垢にまみれたルーティンワークが、ナンバリングと同様に再び煌めきに満ちたものになったという、本当に素敵な日であった。

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四半世紀来の愛用品

2011年07月26日 23時13分37秒 | Weblog
小学生の時から、この巾着袋を愛用している。

母ヨーコたんの手作りで、当初は給食クロス入れに使用していた。

ソフトな色合いの生地と暢気そうな牛の様子が愛らしくて、四半世紀も使用している。
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ジントニック

2011年07月25日 22時25分17秒 | Weblog
一番好きなカクテルはジントニックだ。1杯目は生ビール。2杯目以降は大抵ジントニック。無色透明の液体の中に乾いた南国の日差しを思わせる蠱惑的なお酒である。


当社は月曜日の全体朝礼にて、カセットデッキから流れる「やる気がわき出るお話」という話を聞く。月曜の朝、意識なんてほとんど覚醒していない。あれを聞いてやる気が出たためしなんて皆無である。
今日は無理難題を頼まれたときの対処法について。カクテルの語源を絡めた話であった。

あるバーに居た酔客が、店内にあったニワトリの尾羽を見て、「ニワトリの尾(コックテイル)という酒をくれ」と無理難題を押しつけた。 バーテンはその場にあった適当な酒を混ぜ、グラスにニワトリの尾羽を差して出したという出来事から来てる。どんな無理難題にも諦めないで対処しようという話であった。


バーで、ちょいワルおやじが若い子を口説きながら垂れそうな蘊蓄である。おやじはそのあとホテルのキーをちらつかせて「部屋いかない?」とか囁くんである。私は囁かれたこと、ないけど。


朝っぱらから酒の話だなんてイカすぜ、やる話。
やる気が出るではないか。

昨日、無事、検定試験にも合格したし、今日は暑いので祝杯をあげようと思い立つ。
残業後、いつも行くバーでジントニックを注文。
おめでとう、自分。
乾杯!
く~っ!
たまんねぇな!


冒頭で一番好きなカクテルはジントニックと述べたが、一番最初に覚えたカクテルもジントニックだ。

高校時代。山田詠美の「放課後の音符」で知った。
高校生の「私」の周りの女の子たちの恋を描いたオムニバス形式の小説である。
マリという子の話でジントニックが出てきた。
夏休みに行った南の島で激しい恋に落ちたマリ。島の青年が拵えて飲ませてくれたお酒を、こちらに帰ってきて色々探してみたら似ているカクテルがあった。
それが、これ。
ジントニック。
それらの出来事を、ジントニックを飲みつつ涙を流しながら語るマリ。
聞く「私」。


田舎の高校生だった私はそのくだりを読み、「ジントニックってどんな味だろう。三ツ矢サイダーみたいんだろうか」と色々と想像したものだ。
やがて大人になり、初めて飲んだジントニック(@居酒屋つぼ八)の味は忘れられないものになった。
南国の太陽の光が口内で弾けたような気がした。


そんなこんなで、一人、祝い酒。

放課後に文章の中で想像していたあの味を、会社帰りにリアルに体験できるようになった自分にも乾杯。

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ドキドキ…合否判定

2011年07月25日 01時50分10秒 | Weblog
先日受けたビジネス文書検定2級、ネットで合否判定を確認してみた。

結果は…合格!

おお!

節電会議の議事録作成がイマイチ自信がなかったのだが、嗚呼良かった。
仕事帰りに図書館に通いつめた甲斐があった。報われた。
これで心置きなく香港での夏をエンジョイできる。

応援してくださった皆様、ありがとうございました。

次は1級を目指す~!
頑張る~!

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はやぶさのように

2011年07月24日 22時16分33秒 | Weblog
今回帰省したのは、実家近くの科学館に来る小惑星探査機はやぶさのカプセルを観に行きたかったからだ。
わくわくグランディ科学ランド(栃木県子ども総合科学館)





ここに来るのは20年ぶり。
両親と「懐かしいねえ」などと言いながら向かった。



小惑星探査機はやぶさ帰還カプセル特別展示
あの60億キロの旅をして地球にやってきたはやぶさの帰還カプセルが栃木にやってくる!

インスツルメントモジュール(実物)
搭載電子機器部(実物)
背面ヒートシールド(実物)
前面ヒートシールド
帰還カプセルカットモデル模型


はやぶさのカプセルを見るのは、昨年のJAXA相模原キャンパスの初公開以降、私は5回目。
両親はお初だったのでわくわくしていた。

実物大の手作りはやぶさ君がお出迎え。


科学ランドの混みっぷりはけっこうなもんで、開館当初のような賑わいだった。(本日だけで、3,000名以上のお客さんが来たらしい。はやぶさ様様だ)
整理券をもらったが、入場時間まで時間があったので常設展を見学した。
懐かしい展示物をいじりながら童心に返った。

魔女になった気分。
怪しい占い店にありそう。


からくり人形(故障中。残念)



時間になったのではやぶさカプセルがいるブースに移動。
何度見ても焼けただれたヒートシールドを見ると涙が出そうになる。
これが遠く離れたイトカワから帰ってきたんだと思うと、グッときてしまう。
大好きなはやぶさのカプセルが私の生まれ育った町に来てくれたことが、なんだかとても嬉しかった。


外に出る。
庭では水力で稼働するお猿さん。
この子、私が小学生の時もこうして水を汲んでいた。
この労働意識、泣かせるぜ。


ロケットも健在。


お土産は、はやぶさの置物(クリスタル)。
うっとりするぐらい綺麗。
好きだよ、はやぶさ君…。


はやぶさ、はやぶさと呆けている私を両親は「またか」といった面持ちで見つめていた。
しかし、彼らもそれなりに感動したっぽいからいいとしよう。

ナポリの食卓で食事。
好きなパスタとドリンクを選び、それらを食していると、石窯で焼いた多種のピザを店員さんが「いかがですか?」と言いながら持ってきてくれる。
サラダバー、スープバーもある。
味も良いし、このお得感があるシステムが我が家のブーム。
吉熊もお腹いっぱい。



帰宅後、庭を散策。
きゅうり。


相変わらず花も咲き乱れていた。






今回の帰省は7月半ばとは思えない涼しさで過ごしやすかった。



18時48分の快速ラビット号で帰京。
その前に駅前からタワーを撮影。
これを見て私は育った。
私の中での通称「雀宮タワー」


「じゃあね」と言って両親と別れた。
次回両親と会うのは香港の旅行のあとだ。
また一皮剥けて帰還しよう。はやぶさのように。



母ヨーコたんから素敵なプレゼントをいただいた。
ミキモトのアクセサリートレー。
躍動感あるクマさんがカワユス。


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帰省

2011年07月23日 23時57分08秒 | Weblog
東京から1時間半、電車に揺られて雀宮の実家に帰省。

その前に、旅行会社のカウンターに行く。来月行く香港旅行のオプションの申し込みや代金の支払いを済ませた。最初にネットで申し込んだホテルが繁華街から遠いことが判明。不安だったので、我が儘言って繁華街にあるホテルに変えてもらった。幸い、手数料を取られないで変更できた。言ってみるもんである。あとは旅立つ日を待つだけ。わくわく。

さて帰省。
2ヶ月ぶり。

クマパパに父の日のプレゼントを贈呈。
色々考えたが、やはり飲兵衛の彼にはこれ。日本酒・八海山。途端にニタニタするクマパパ。


近所でお祭りがあるみたいで日光和楽踊りの歌がエンドレスで聴こえてきた。
友達と盆笠持って盆踊りに行ったことなどを思い出す。浴衣を着て、色とりどりの盆笠を持って踊ったけな。
涼しい風に乗って思い出までもが網戸越しに入ってきた。

夕食は宇都宮市民のソウルフード。餃子。私の大好物の正嗣の餃子を、日中、クマパパがわざわざ買いにいってくれたもよう。ありがとう。


近くに住む弟・まーくんもやってきた。彼は地元で美容師をしている。地元のタウン誌ではイケメン美容師などと評されているが肉親である私には幾つになってもあの「まーくん」である。
しかし、私を見て「どうも」とお辞儀をするなど、相変わらずクールだ。普段あまり話さないんだが、今日の彼は機嫌が良かったらしく、いっぱいお喋りをした。彼のファンキーな高校時代の話を聞き、母ヨーコたんと激しくワロタ!移動教室のときに、いつもだらしなく移動する弟と悪友たち。「今日はきちんとしてみよう」と、ある日一列に並んで移動して先生を驚かせたという、なんとも痛い話とか。私にも青春があったように彼にも青春があったようだ。

デザートはメロン。
美味しい~!


久々にする家族との団らんはとても楽しかった。
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合コン・夏の陣の顛末

2011年07月23日 12時22分41秒 | Weblog
二日酔いなう。

昨夜は退社後、合コン参加。
同行する他部署のO主任に
「亮子ちゃん。頼むから今日はお行儀よくしててね」
と釘を打たれる。
そう、私は飲むと「へけけ…」と、おぼっちゃま君みたくなってしまうんである。
リッチな挨拶をする寸前にO主任に阻止される。いつも。
だって、ついそうしちゃうんだもん…。

今日のメンツは女子3人VS男子3人の夏の陣。
女子は我々以外にもう一人。
O主任の女友達が来る。
男子もO主任の伝手。さてどんな人が来るのだろう。

駅で待ち合わせ。
まずやってきたのは向井理似のイケメン!
何これ。今日の合コン、難易度高し?
続いてやってきたのは女子・ヤエちゃん。
「はじめまして」
と言いながら、私は驚いてしまった。
私に顔が似ているからである。
目の大きさとか丸顔とか。
彼女もそう思ったらしい。
しかもヤエちゃん。
日本橋のOLである。
洗練された感じとかを、もう、まじまじと観察してしまった。

和風居酒屋の個室にて。
全員揃ったので乾杯。

自己紹介で発覚したのだが、男子3人の血液型は全員A型。
女子はまさかの全員B型!!!!!
難易度に磨きが!!

男子1→イケメン。趣味がスポーツ観戦とかBBQとかアクティブな感じ。私には合わないなと直感で思う。消えっ。
男子2→場を盛り上げていた。ソフト下ネタ炸裂。友達で終了しそう。
向井理似→キタコレ!と思う。クラシックが好きとか、趣味が合いそう。でも持ち物が全部ディズニーの某キャラだった。検討の余地、あり?様子を伺おう。

コインゲームでノリノリ。
10円玉をテーブル中央のおしぼりの下に出す。
YES→10のマークの面
NO→平等院鳳凰堂の面
質問が次第に過激になっていく。
「この中で付き合ってもいいなと思う人がいる」
「人には言えない変な性癖がある」
「1年以内にエッチした」
「節電なんてクソだと思う」

10円を覆ったおしぼりを回転させてシャッフル。
誰がどっちの面を出したかは不明。
一々盛り上がる。
思わせぶりにコインを出すのがミソ。


あとモヤモヤゲーム。
男子、女子のチームに分かれ、それぞれ、互いのチームに分からないように番号をつける。
自分がどの番号を男子につけられたのかは分からない。
「一緒に映画に行くとしたら?」
「俺、3番」
「俺は2番かな」
「やっぱ1番だよ」
…これ、本当、モヤモヤした。
最初、ゲームのルールを理解できずにモヤモヤしていたO主任の様子には全員爆笑だった。


男子1がB`zファンだということが判明。
「いつかのメリークリスマス」ってイイ曲だという話をしていたときにヤエちゃん。
「あれって、椅子がどうのこうのっていう歌だよね」
と。
たしかに。
彼女が欲しがっていた「椅子」を閉店間際の店で購入し、それを電車内で抱えて一人幸せだった…という歌。
「椅子を購入するんだったら車で買いに行くのが妥当だと思う」
というヤエちゃんの発言が面白かった。


二次会のあと、メルアド交換をし、終了。
電車内でO主任と反省会。


今宵の一番の収穫はヤエちゃんかな。
この歳で女友達ができるのは本当に嬉しい。


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合コンなう

2011年07月22日 21時10分22秒 | Weblog
花金。合コンなう。

向井理似のイケメンを見ながら飲む酒はうまい。

決戦は金曜日!?

後半戦も飲むぜ。
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できることを淡々と

2011年07月21日 23時44分42秒 | Weblog
心療内科デー。

待ち時間の間、ずっと香港の旅行本を熟読していた。地理など、ある程度頭にインプットできた。3時間も待たされればね…。
女人街という繁華街や、小鳥の囀り自慢のおじさん達が集う雀鳥花園など、すげー惹かれた。高層ビルが屹立している町並みも素敵。もう、脳内は既に香港一色。小籠包が私を待っている~。

さて、診察。
机越しに佇むクマ医師はお腹回りがでっぷりしてきた。
クマっぽさに磨きがかかってきた。


最近の仕事の様子を中心に事情聴取。

社長をはじめ、色んな人が色んなことを頼んできて、ミスしないよう、必死にこなしている旨を報告。
また社長から雑用ばかりを頼まれて、なんだかなーと思っていることを述べた。
「社長に頼まれるだなんてスゴいじゃないですか」
と、嬉々として話すクマ医師。
だけんどよー、私じゃなくてもきっと誰にでもできることだよ…。

変なことは考えずに、できることを淡々とやっていこうと思っていることを述べた。
それが一番難しいのだけれども。


「無理しないでくださいね」
とクマ医師に送り出されて診察室を出た。


処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール

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