心療内科デー。
パキシルを処方され忘れて痺れやイライラを覚えたというマイミクさんの日記を読み、パキシルへの盲目的且つ従順な愛がより芽生えている昨今の私。
今日も退社後、駅までダッシュ。
曇天の空の下、蒸し暑さに負けずに、「パキシル、いねがー!」とナマハゲになりながら爆走。
待合室に入り、ボンヤリしていたら、診察室から声が聞こえてきた。
たまに、声の大きな患者さんの話がこのように筒抜けになることがある。
一生懸命に愛を語ってるっぽい。
心療内科の中心で愛をさけんじゃってた。
平井堅の「瞳をとじて」が頭を過るぜ…。
時々合いの手を入れる落ち着いたクマ医師の声まで聞こえてくる。
アンニュイで、フランス人のような宥めっぷりだ。
その愛を叫ぶ患者さんの診察はだいぶ時間がかかったが、今日の待ち時間は1時間30分!快挙である。
今日は嶽本野ばら先生の「鱗姫」持参。
「~ですことよ」という口調が素敵ですわ。
読んでいると感染してしまいますことよ…おほほ。
数年前、本作品を読了したはずなのであるが、惨殺の女王「バートリ・エルジェーベト」についての記載とか忘れていた。
さて診察。
最近、二人の自分が自分の中で戦っていて…その戦いに疲れている自分を語った。
一人は今までの弱い私。
もう一人は強くなった自分。
診察室の中心で自分を熱く語っちゃってた。
「ご自分を責めるようなことはなくなりましたよね?」
とクマ医師。
「あ…はあ。たまに」
と私。
「どーして?あなたは悪くないじゃないですか?」
力説するクマ医師。
「そーですよね」
と私。
そんな認知行動療法的な会話を展開。
歪んだ骨盤を矯正するときに若干力を加えるが、認知の歪みも然りである。
我々の上記のような会話は暫く続いた。
工藤静香の「慟哭」
聞けよ
イヤよ
聞けよ
知ってるわ~
のフレーズのようだ。
「他の悩みは?」
と尋問されたが、とりとめて彼に報告することはない。
「不安が沸き起こりましたら、モグラ叩きの要領で、次から次へと忘却するように心掛けてますわ」
と、さっきまで読んでいた鱗姫口調で答えた。
「モグラ叩き」という比喩に感動したっぽいクマ医師はしきりに「良い表現ですね」と感心し、笑っていた。
しかも今日の診察でタメ語的口調で論じてきたクマ医師。
気のせいか?
そんなこんなで今日もソラナックスなし。パキシル、マイスリー、パリエット、あと存在感が薄い漢方薬を処方された。
薬局に行き、すっかりマブになった薬剤師さんと話をした。
昨日、最後にあの心療内科の患者さんが処方せんを持ってきたのは、なんと22時30分だったらしい。
18時予約で4時間も待たされたその患者さんはとてもぐったりとしていたそうだ。
今日の診察でラッキーだった。
薬袋を抱きかかえて歩く夜道は、一番安堵できる時間だ。
それもつかの間。
2週間後。
私はまた「パキシルいねがー?」のナマハゲになるのだから。
パキシルを処方され忘れて痺れやイライラを覚えたというマイミクさんの日記を読み、パキシルへの盲目的且つ従順な愛がより芽生えている昨今の私。
今日も退社後、駅までダッシュ。
曇天の空の下、蒸し暑さに負けずに、「パキシル、いねがー!」とナマハゲになりながら爆走。
待合室に入り、ボンヤリしていたら、診察室から声が聞こえてきた。
たまに、声の大きな患者さんの話がこのように筒抜けになることがある。
一生懸命に愛を語ってるっぽい。
心療内科の中心で愛をさけんじゃってた。
平井堅の「瞳をとじて」が頭を過るぜ…。
時々合いの手を入れる落ち着いたクマ医師の声まで聞こえてくる。
アンニュイで、フランス人のような宥めっぷりだ。
その愛を叫ぶ患者さんの診察はだいぶ時間がかかったが、今日の待ち時間は1時間30分!快挙である。
今日は嶽本野ばら先生の「鱗姫」持参。
「~ですことよ」という口調が素敵ですわ。
読んでいると感染してしまいますことよ…おほほ。
数年前、本作品を読了したはずなのであるが、惨殺の女王「バートリ・エルジェーベト」についての記載とか忘れていた。
さて診察。
最近、二人の自分が自分の中で戦っていて…その戦いに疲れている自分を語った。
一人は今までの弱い私。
もう一人は強くなった自分。
診察室の中心で自分を熱く語っちゃってた。
「ご自分を責めるようなことはなくなりましたよね?」
とクマ医師。
「あ…はあ。たまに」
と私。
「どーして?あなたは悪くないじゃないですか?」
力説するクマ医師。
「そーですよね」
と私。
そんな認知行動療法的な会話を展開。
歪んだ骨盤を矯正するときに若干力を加えるが、認知の歪みも然りである。
我々の上記のような会話は暫く続いた。
工藤静香の「慟哭」
聞けよ
イヤよ
聞けよ
知ってるわ~
のフレーズのようだ。
「他の悩みは?」
と尋問されたが、とりとめて彼に報告することはない。
「不安が沸き起こりましたら、モグラ叩きの要領で、次から次へと忘却するように心掛けてますわ」
と、さっきまで読んでいた鱗姫口調で答えた。
「モグラ叩き」という比喩に感動したっぽいクマ医師はしきりに「良い表現ですね」と感心し、笑っていた。
しかも今日の診察でタメ語的口調で論じてきたクマ医師。
気のせいか?
そんなこんなで今日もソラナックスなし。パキシル、マイスリー、パリエット、あと存在感が薄い漢方薬を処方された。
薬局に行き、すっかりマブになった薬剤師さんと話をした。
昨日、最後にあの心療内科の患者さんが処方せんを持ってきたのは、なんと22時30分だったらしい。
18時予約で4時間も待たされたその患者さんはとてもぐったりとしていたそうだ。
今日の診察でラッキーだった。
薬袋を抱きかかえて歩く夜道は、一番安堵できる時間だ。
それもつかの間。
2週間後。
私はまた「パキシルいねがー?」のナマハゲになるのだから。