世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

血圧オバチャンのネイルアート

2005年10月31日 22時47分26秒 | Weblog
週のはじめ。

年に一度の健康診断。
昨日、健康診断のことをすっかり忘れて飲んでしまった。

尿検査、レントゲン、視力などのオーソドックスな診断である。
体重は昨年同月より2キロ落ちていた。
例年、診断の前は頑張ってダイエットをしているのであるが、
最近は胃の調子が悪く、消化の良いもの重視の食品選択を心がけたため、
意識をせず、そんな結果が出た。

別に嬉しくない。

痩せたい時に痩せるのは嬉しいことかもしれないが、
今はマックのポテトのLサイズを食べられる胃の方が羨ましい。

血圧を計測してくれるオバチャンの前に佇む。
いかにも話好きそうな人だと思った。
予感は的中し、喋る喋る…。

中学時代の栄養管理師のオバチャンに極似。
「桜島大根」というあだ名が着いていた彼女は元気だろうか?
彼女のぽっちゃりした腹を思い出しながら席につく。

血圧オバチャンは、私の血圧が低いことに驚いたらしく、
「あなた、普段からこんなに低いの?おかしいわ」と、二度も計り直していた。
そして私の喫煙量にも驚き、
「あなた、オヤジになっちゃうわ」
と危惧していた。

「オバサン」になる、と言われた方が、私の恐怖ベクトルは過敏に反応して、
暫くは喫煙量も減っただろう。
しかし、「オヤジ」という単語ではそうはいかない。

性が突如逆転するなど有り得ないし(メンタルな部分では起こり得るが)。
むしろ「オヤジ」という単語は「オバサン」という単語より抵抗がない。
オヤジギャル、好きだったし。

その後、血圧オバチャンはマシンガンのように胃と煙草の関係性についてべラべラ語っていた。
そんな話、聞き飽きているし、興味が持てない私は
彼女の花柄のネイルアートの方に気が向いてしまっていた。

村上隆の花の絵みたいなポップなネイルアート。

自分でやったのかな?
いいなあ。
気になる…。
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平安膝栗毛「オジャる」

2005年10月30日 22時21分11秒 | Weblog
芋子と浦和へ。
さいたま市民会館うらわホールで開催されている
「第5回さいたま市民演劇祭」を鑑賞した。

4つの劇団が参加していたが、
時間の関係で、会社の大先輩が所属していらっしゃる
「(劇)レインボウ城!」の公演のみ観賞した。

「スカした貴族たちが、京の都を舞台に繰り広げる、小冒険絵巻!
オトナもコドモも楽しめる、平安コメディです!」
とDMにあった通り、笑いを堪えられないぐらい楽しめた。

今回は平安時代という時代設定もあり、
十二単や束帯や直衣など絢爛豪華な衣装に目が釘付けであった。
アントワネットのドレスも良いけど、やっぱ十二単にも憧れてしまう…。

平安時代の身分制度って、今のサラリーマンと似ていると思った。
帝のご寵愛を受けるハムスターを巡り、大納言・中納言・中将・大夫の4人が奔走するのだが、「いかに出世するか」という思惑や、上司の傲慢さが出ていて、笑いの中にも考えさせられるものがあった。


終わった後、芋子と「魚魯魚魯」にて飲んだ。
最近のお互いのホウレンソウをし、生ライチサワーで乾杯。
劇中に焼き魚が出てきたので、迷わず秋刀魚の塩焼きをチョイス。

しっかり充電できた♪
明日から、また、一週間という名の大海原に泳ぎ出ます!!

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世の中捨てたもんじゃない

2005年10月29日 23時56分18秒 | Weblog
意識はあるのに、昼過ぎまで布団から抜け出せなかった。
本当に軟体動物になったみたい…。
夕方、マイスリーをゲットするために川口に行く。

毎日通過するだけの川口。
こうして上陸するのは通院時のみである。

病院帰りにたまたま発見したカフェでご飯した。
枝豆入りのパン。
吉熊も一緒に食べた。
美味しいね。

その後、川口そごうでお買い物。
黒のベルベットのジャケット。
一つボタンの所にサテンのリボン付き。
一目惚れ♪
衝動買いはストレス発散♪

災い転じて福となす。

不眠で通院しなていなければ、
こうして川口に降り立つこともなかっただろう。

新たな土地を開拓、良さを発見できて、新鮮だった。

世の中捨てたもんじゃない。

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どうして、私が?

2005年10月28日 23時59分53秒 | Weblog
やっと金曜日に辿り着いた。
…脱力。
軟体動物のように、「でろ~ん」と力が抜ける。
一先ず、週末は軟体動物と化しよう。

今週はずっとピョンピョン跳ねていた。
比喩ではなく、実際に。
シンセを操る小室哲哉氏レベルの忙しさを超越した一週間であった。

コンビニの袋と疲労をぶら下げての帰宅途中。
突然、若い殿方から声を掛けられた。
「お願いがあるんですが」
なんか、顔が赤い。
酔っ払っているようだ。
…!!
この人、前に声掛けてきたことある!!

「今度、一緒に飲みませんか?」

すっかり二度目なのを忘れて、しゃあしゃあと言うではないか。

「嫌です。胃が痛いですし。っていうか、二度目ですよね?」

私がそう返答すると、彼はやっと思い出し
「そうそう!!二度目だよね!?あの時、今度会ったら飲もうって言っていたよね?
ねぇ、今から飲まない?」

と、しつこく言い寄ってきた。

め、面倒くせぇぇぇ~!!
究極に面倒だぜ。
残業終えて、一週間の疲れを癒す週末モードに入っていたのに。
そのルンルン気分が台無しではないか。

「私、一人が好きなんです。」
きっぱり言う私。

「じゃあ、彼氏いないの?じゃ、これから一緒にホテルに行こうよ」

「…」
激しい胃酸の逆流が食道を襲う。
吐きそう。
少しカッコいいからといって、
この自信はどこから湧き出づるのでせう。

ああ、気持ち悪い。

酔っているといえど、そのような自分の欲望を会って間もない他人に
無邪気に告げられる人間の神経を疑う。

きっと、「俺が誘えば女はみんな乗るんだぜ」とか思ってるんでしょ?
そうやって、遊んできたんでしょう?

残念。

私は私が一番大好きなんだな、これが。
そんな私が、何故あなたのお望みを叶えなくてはならなくて?
それに、あなたみたいな非常識で無礼な人間は、一番嫌い。
だから、あなたの欲求は聞きたくない。
聞く義務もないし、あなたが私の煌びやかな金曜の夜を穢す権利もないはず。

世の中の行きずりの恋を非難こそしないが、私には似合わないし趣味ではない。
似合わないものを身に付けるのは嫌だ。

そもそも、今は一人で黙っていたい。

吐き気と胸元を抑えつつ、
「…このぐらい、嫌です。」
と告げる。

殿方はヘラヘラ笑って
「じゃあね」
と言い残し、駅の方に歩いていった。

ハイヒールを脱いで走る。
家に着くなり、嘔吐した。

私が尻軽に見えたから、彼は声を掛けたのだろうか。
そういう風に見られた自分が気持ち悪い。

一週間の締めくくりを最悪のカタチで迎えてしまった。
しかも、見ず知らずの他人に。

ムカつく。
悔しいから、この週末は充実させてやる。


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遠い家

2005年10月27日 22時50分01秒 | Weblog
どうやら京浜東北が遅れているもよう。
信号機故障らしい。
まだ会社最寄りの駅のホームにいる…。

寒いよう。
早く電車こないかなあ…。
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ごめんね、吉熊

2005年10月27日 22時28分51秒 | Weblog
畳み掛けるように仕事を終え、まだ帰宅途中。
(今日は携帯から更新。)

こんな状態もあと少し。ガンガレ、自分…。
最近、吉熊をかまっていない。
今朝、出勤する時、珍しくぐずりだした。

ごめんね、吉熊。

週末は遊ぼうね。



大人の階段

2005年10月26日 22時12分31秒 | Weblog
目を閉じると、瞼の重みを感じる。

肌が乾燥しているので、目尻付近で「クシャ」っと音がしそう。
皺発生の恐怖に襲われる。
こうやって皺は次第に増加するのだなぁ。


勤務中、SF級の時間の流れを感じた。
とにかく時間がないんである。
やらなくてはいけないことに上質さを求めると、
時間をこんなに早く感じることができるのね…。

♪時は無限の繋がりで
終りを思いもしないね

大人の階段登る
君はまだシンデレラさ
幸せは誰かがきっと
運んでくれると信じてるね


「想い出がいっぱい」
中学1年生の合唱コンクール。
この曲は1年1組の自由曲だった。

あの頃は、1学期が今の1年の長さに匹敵していた。

毎日、二酸化マンガンや「これはケンのペンです」を英訳するなどの授業を受け、
帰宅部ゆえ早々と帰宅して、夕方からのドラマの再放送を観ていた。
夕御飯食べて読書して、友達に手紙書いて寝る…といった地味な中学1年生であった。

筑波山への遠足も定期テストも合唱コンクールも全て1学期に行われていたのに、
入学してから夏休みに突入するまで、本当に長く感じた。

「時は無限の繋がりで…」

ソプラノの箇所を歌いながら「本当だよね」と思っていた。

だが、今はそう思えない。

こんなに時間の過ぎていくのを早く感じるのだもの。
きっと「死」なんて、あっという間に来るに違いない。

めまぐるしく流れる時の中で、
目尻に皺が出来ようが、
胃変が起きようが、
突き進むしかない今の私。

限りある時間を意識できるようになった私は、
筑波山だけでなく、
大人の階段をも登れているのだろうか。

でもシンデレラより、竹取物語のかぐや姫の方が好き。
殿方達からのプロポーズをあんな難題を突きつけて断る、
あの傲慢さが堪らねーよなぁ…。
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「自分のせいと思わない」とか言ってないでやってみな

2005年10月25日 23時51分34秒 | Weblog
もう月末なのね。
早い…。

溜め息を吐きながら、卓上カレンダーを見る。残業真っ最中の20時47分。

本社に来てから、会社用のカレンダーは鳩居堂の猫の絵柄のものにしている。

手書き風のタッチで描かれており、四季折々の風景の中で猫達が戯れているものである。
そこに吉熊似の上司の写真をセロテープで貼付している。
猫達の頭上や視線の先に彼の写真を貼付し、吹き出しで猫達を喋らす。

毎月、それを見る吉熊上司は「やめろよなぁ~」と突っ込んできた。
「ふふふ」と笑う私。
毎月、そんなやり取りが楽しみだった。

そんなことが当たり前だと思っていた。

でもやはり彼も人間。
あの事件(7月8日記載の件)がキッカケで、私たちの間には溝ができていたのだと思う。
隣の席に座っているのに、彼はアラスカに行ってしまったのではないだろうか、と思うぐらい…彼の存在を遠くに感じた。
会話もなく、淋しかった。

ヤケクソにもなった。

今日は久々に二人っきりで残業。
キーボードを叩く音しかしない。
そんな緊迫した時間を、全力で駆け抜けた。

商店街までの道。
「久々だね。こうやって二人で帰るの」
「そうですね。半年振りじゃないですか?」
「そんな昔だったけ?」

ぎこちない会話をしっとりした秋の空気が優しく包む。

「今日は遅くまでありがとね。じゃ!」
そう言って、吉熊上司は自電車で去っていった。

遠くなる背中を見ながら
「あの時は、すいませんでした」
と口にし、頭を下げた。

いつか、こんな日が再び来るとは思わなかった。
でも、必ず現状を打破してやるという意気込みを一生懸命保ち続けていた。
そんな数ヶ月だった。

彼を上司として尊敬する気持ちは、以前と変わらない。
いや、それ以上だ。
それに加え、仕事に対する考えが私の中で変わった。
二人の関係に於いて、より一層深く確かな信頼性を培養したいと思う。

潔癖症なのに飲み会で私の嘔吐物の処理をしてくれた、
私の仕事のミスを庇ってくれた、
ミスチルのCD「シフクノオト」を貸してくれた、

そして、こんな部下も見捨てない

…最高の上司である。


戦い抜いた季節が、今、やっと終わる。

明日から、また新たな戦いが始まるのだろう。
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★OLの裏事情★

2005年10月24日 22時51分24秒 | Weblog
小学校5年生の時、担任の福田先生が
「おい、おまいら~、下校拒否っていう言葉もあるんだぞ~。知ってっか~?」
と言った。

学校より家が好き、そして人生のウェイトを放課後に置いていた5年2組の皆は、
「先生、そんなの嘘だ~」という声を響かせた。
吊りスカートを穿き、赤いほっぺをした私も声高に叫んだ一人だったのであるが…。

あるが…。

いや、あったのだが…。

ハイヒールとナチュストを履くOLになった今、何と無く家に真っ直ぐ帰らない。
外食派なのであるから当たり前と言ったら当たり前なんだが、
欲しい物が無いのに本屋さんや雑貨屋さん、コンビニに必ず寄ってしまう。
残業の有無に関わらず。


今日はドトール。
コーヒーとナポリターナ、カステラ。
携帯をいじりながら、煙草とコーヒーを交互に口にし、ぼんやりする。

嗚呼、今日も疲れたなぁ。
あれこれ頼まれてちっとも自分の仕事が進まなかった。
明日はまだ火曜日なんだよねー…。
火曜日って嫌い。まだ週の前半だと知らしめられるから。
水曜日は許せる。
だって折り返し地点だもの。
あと半分頑張ったら休みだもんね~っていう優しさが水曜日の「水」という文字に滲み出ているではないか。

っうか、このカステラ、半分食べたけど、パサパサしてんなー。
やっぱカステラは福砂屋か文明堂のカステラじゃないとね。
あのしっとり感が好き。
今度デパート行ったら購入しようか。
いや、待てよ。
独り暮らしで甘いものをあまり食べない私が、あの大きさのカステラを購入しても、恐らく大半を腐らせるに至るであろう。

パサパサになり、やがてカビてしまうのが目に見える。
やっぱ辞めよう…。
独り暮らしってそういうところ、切ないよね。

あ~あ、何か良いことないかなー。

うん?
はて?

…うぉ~お~ッ!(吉田栄作風に)

あそこに腰かけている殿方、かっこよくね?
紺のスーツと銀縁の眼鏡の殿方。
ちょっとムスカに似ているではないか。
「命乞いをしろ!小僧から石を取り戻せ!」とか言ってくれないかな~!
ああん、萌え~。
写メしちゃおうかな~!

…あっ。

女と待ち合わせしてたのね…。
あっ、そっ…チッ…。

まあいいか。
目の保養になったし。

それにしても、目がしばしばするなあ。
「キューピーコーアゴールドi」でも買って帰るか。
でもあれ、高いんだよねー…。
はぁ~あ。


喫茶店で、テカった顔をしながら脱ぎかけのヒールをパタパタ揺らし、ぼやんり黄昏ている会社帰りのOLなんて、所詮そんなことを考えているのである。

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『マリア・テレジアとマリー・アントワネット展』

2005年10月23日 22時10分09秒 | Weblog
毎日、母親に電話をしている。
一日のホウレンソウをするために。

ドラえもんの登場人物、スネ夫がジャイアンにいじめられ、すぐに「ママ~!」と鳴き叫ぶのを…実は笑えない私なのである。佐野史郎扮する冬彦さんにしても然り。

そう、私はマザコンである。

経済的に自立はしているが、精神面では母親がいないと生きていけない…。
洋服も髪型もアクセサリーも、いまだに「こんな格好をしたらママはどう思うだろう」という思考の末に購入しているフシがある。

すぐ下に妹と弟がいたから、甘えの反動が今まさに熟している最中であり、
母親に気に入られたい思いが、27歳の今でも昇華しきっていないのかもしれない。

母と娘って、どの時代も不思議な絆で繋がっている。
母と娘の数ほどそのカタチはあり、また共通した「想い」がある。

『マリア・テレジアとマリー・アントワネット展』
(「池袋西武本店イルムス館2階」10/21~31)
を鑑賞して、そう思った。

(情報提供してくださったyumimbowさん、ありがとうございました♪)

聡明な母マリアテレジアと奔放なアントアネット。
マリアテレジアの肖像画は書類を握っているのも見受けられ、「政治も頑張っていますよ、私は。」という選挙ポスター宛らなのだが、アントワネットの肖像画はただ「…ふふふ」とニッコリしている肖像画ばっかりである。

秘密の往復書簡には、そんな二人の絆がたくさん詰まっていた。
政略結婚で娘をフランスに嫁がせるも、マリアテレジアは奔放な娘が心配でならない。
嫁がせる朝も「郷に入ったら郷に従えよ!!」と訴えているのだが、果たしてアントワネットに届いていたのだろうか。

やがてアントアネットは、フランスのマダムの間でお洒落カリスマとして君臨する。

…で、何を思ったか、髪を船の形に結い上げた!

ひぃ~!

船だぜ、船。
しかも、プラモデルのようなリアルな帆船。
(再現した鬘が入ったガラスケースの前で、みんな笑っていた。)

欽ちゃんの仮装大賞に出たら絶対に満点の評価を受け、
審査員の笑いの中、「ど~しちゃったの、アナタ!?」と突っ込まれそうな頭。
当然マリアテレジアからも「何やってるの!」と書簡にてお叱りを受ける。
が、奔放娘は「そう?イケてるじゃん」と言って聞かない。

そういうのって、私にも身に覚えがある。
常日頃、母親に忠実に生きている私であるが、母親に対して
「るっせーなー…」
と思うこともある(「こんな娘でごめんなさい」参照)。
どの時代も同じなのだなぁ…。

結局、アントワネットは首チョンパになるのだが、けっこう幸せな人生だったんじゃないかしら、と思う。

五年前にベルサイユ宮殿にある、アントワネットのお気に入りの場所(鏡の回廊の端で庭が見渡せる所、日当たり良好)に立った時も、私はそう思った。

母親からの無償の愛情を受け、
毎日バブルに生き、
公開出産だったけど子供も授かり、
ぼんやり庭も眺められて…。

数々の贅を尽くした品々を見てウットリしたのと同時に、改めて母親と自分の関係について考えさせられた。

2005年の日本。
母の教えに忠実に生きる私は、目に見えない首チョンパを恐れながら生きているのかもしれない…。

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私の、これから

2005年10月22日 23時57分27秒 | Weblog
あんなに待ちに待った休日だったのに、結局ぼんやりして終わってしまった。

「日本の、これから」を観る。
羽毛田さんのテーマ曲に萌えた。
それにしても今年の「Live image」、良かったなぁ。
今年ってあまりいい年ではなかったけれど、「Live image」等の良いこともあったんだなぁ。
曲を聴きながら煙を吐き出し、再びぼんやりしてしまう。

そして本題。

やっぱり期待を裏切らなかったぜ、NHK。

初っ端からヤマンバギャル、センターGuy。
渋谷センター街の路上で、まるで自宅にいるかのようにまったりしている彼等。
「今だけ楽しければいいじゃん」
…ごもっとも。
私もそう思うよ。

労働者であり、地味ななりをしているというだけで、
「今の若者は!!」というアカラサマな非難を私は受けない。
スピリッツは彼等と同じであるのに。

スタジオ内ではやはり白熱した議論が行われていた。
焦点はやはりニートやフリーター。
その延長で労働についても議論されていた。

私はニートやフリーターについて、何とも思わない。
あんまり興味が無いのかもしれない。

其々の人生で、其々の事情もあるのだから…。
そもそも、他人の人生にあれこれ口を出すのって私の美意識では不可解なことなんである。
育ててくれた親が口を出すのは出資者の当然の権利だと思うのだが、
他人に「君の人生は間違っている」なんて言われる義務は誰も有していないはずだと思う。

世の中には「フリーターやニートが増えると社会が崩壊する」って危惧する人もいるが、
そういう人の真っ当な意見の裏には、年金等の「見がえり」への期待を薄っすら感じる。

私は、今の若者に当然のように期待する大人を気持悪く感じる。
それ以上に、期待できる「のほほんさ」を羨ましく感じる。

私は誰にも期待せず、私だけの力で生きていきたいと思っている。
誰にも迷惑をかけず、誰にも迷惑をもらいたくない。
可能な限り、その生き方を貫徹させたい。

渋谷で若者が屯していようが、私には関係のないこと。

「今だけ楽しければいいじゃん」
若者同様、そう思うけれど、でもそれだけでは私の満足する典雅な人生は手に入らないんである。
将来、老人ホームで「あらあら、今の若い方ってそういうお考えなのねぇ」とテレビを観ながら優雅に笑っていられる老人になるのが夢だから。


そのためには、今を精一杯生きることが大きな課題なのである。


そんな私も大人から見れば「非情な若者」という非難の対象になるのだろう。

っていうか、この番組。
27歳の私は「若者」と「大人」のどちらに属するのだろうか。
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ふわふわふるる~♪

2005年10月21日 22時59分53秒 | Weblog
風邪を引きはじめで阻止した。
すげぇ威力だぜ、睡眠。

今日は昼過ぎに悪寒がしたが、忙しさで吹き去った。
それにしても、なんだったんだろう。…今週は。
忙しかった。
またまたシンセを操る小室哲哉様の動作になってしまった。

月曜日も朝から嵐の予感。
この休日中に月曜日からの対策を練らないと、仕事が消化できなくなるかも。
半期に一度、いや四半期に一度、決算なんて必ず訪れるのに、
どうしていつもこうなんだろう。
この時期における仕事対策マニュアルを作成をしようっと。暇な時に。

そんなことをファミレスでぼんやり考える、花金の残業帰り。

土日、あれもしたい、これもしたい…色々考えてはウハウハする。
鼻の穴が5ミリぐらい膨らんでいると思われ…(当社比)。

明日の夜7時半から、私の大好きな番組であるNHKの「日本の、これから」が放送される。
月イチの放送なので待ち遠しい。
様々な人がスタジオで白熱した議論を展開させる番組。
予定調和なしの生放送。

放送中は、様々な意見に賛成したり反論したりする私の呟きが部屋に谺する。

明日のテーマはズバリ「若者」。
「ナウな ヤングに バカうけ」←死語3連発。(←意味は無い。ただ書いてみたかったの…)
渋谷にいる「THE・これが今の若者」という若者をつい期待してしまう。
ヤマンバギャルとかセンターGuyとか出るのかしら。楽しみ。

また、私はあの番組のテーマ曲が好きなんである。
作曲は羽毛田丈史氏。

今年の五月、Live imageで羽毛田さん自身の演奏を聴いた時から、私はこの曲の虜になった。しかし、まだCDは販売していないらしい。明日は久々に聴ける!嬉しい。

夜までに溜まった洗濯と擂鉢状になった汚部屋を掃除をして、冬物のコートをクリーニング屋さんに持っていかないと…。マイスリーも底を尽きるので、川口まで処方されに行くか。

と、ダラダラ書いてしまったが、兎に角、連休前で気持がフワフワしているんである。
「やりたいこと」と「やらなくてはいけないこと」がミックスされているが、でもなんか「生きているッ」って感じ。

ふわふわふるる~♪
明日は休み~♪
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…悪寒。

2005年10月20日 20時53分31秒 | Weblog
昨夜、寝る前に「寒いかも。布団一枚出そうかな…」と思ったが、
面倒なのでそのまま寝てしまった。

やはり、それがまずかった…。

風邪を引いたらしい。
悪寒がする。
感冒のせいで耳が遠い。海の中にいるようだ。

このブログを開始して何回目の風邪だろう。
年中引いているよなあ。
時期によっては月イチぐらいで風邪を引いている。

小学生の時は半袖&ブルマで越冬できたのに。
あの頃の元気を1グラムでもいいから分けて欲しい。


今夜の目標!
「大奥」の次回予告を観終えたら、速攻寝る!
…女の情念渦巻く夢を体験できそうな悪寒、いや予感。
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揺れるドリンキングバード

2005年10月19日 23時50分48秒 | Weblog
関東で地震があった。
旅番組で梅宮辰夫が湯西川温泉に入っているシーンを観ながら「いーなー。私もビバノンノ♪してぇよー」と思っているまさにその瞬間だった。

最近疲れ気味だったので「私だけ揺れているのかしら」と思っていたが、棚からドリンキングバードが落下してきて「やっぱ地震なんだわ!こあい!」と慌てて吉熊とベランダに出た。
動揺しているのであろう、遠くで猫が鳴き騒いでいる。
近所のおばちゃん達も騒いでいる。

「落ち着け、自分!」抜けそうな腰を戒め、震える手で実家に電話する。
家族の安否を確認し、部屋に戻る。

テレビでは、まだ梅宮辰夫がビバノンノ♪と温泉に入っている様子が放送されている。
さっきとは違う温泉でクラウディア婦人と一緒に入浴していた。
テレビをNHKに切り替える。

震源地は水戸らしい。
下妻物語の桃子とイチゴは大丈夫だろうか。心配。

そんなことを思いながらぼんやりしていた。
ドリンキングバードを元の位置に戻す。

すると「大丈夫?」とだけ記載されたメールが来た。
タイトルは地震。

地震発生時恒例「地震男」からのメール受信である。
私は彼の意図が掴めない。
振った女の安否を地震の度に確認する彼の意図が。
全くもってわからん。

しかも今回は震度まで記載されていた。
ニュース速報のようだ。

お礼だけの短い返事をした。

地震が来る度に彼は私にメールを送信し続けるのだろうか。
そして私は彼に返事を送り続けるのだろうか。
「大丈夫?」
今度の地震発生時は「駄目」とだけ返信してみようか…。

携帯をパタンと閉じる。


ドリンキングバードは棚の上でまだ揺れ続いていた。

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空を越えて~ラララ♪

2005年10月18日 23時59分33秒 | Weblog
たまたま観たテレビ番組「私のこだわり人物伝」
(教育テレビ=火 午後10:25~午後10:50
教育テレビ=火 午前5:05~午前5:30 (再放送)翌週)

これがまた面白い。

今夜は立川談志氏が手塚治虫氏を語るシリーズの3回目。
手塚治虫を「ダ・ヴィンチ」と並ぶ天才と呼び、親交も篤かった立川談志氏が、手塚漫画のどこが凄いのか、手塚治虫が描き語ろうとしたメッセージを解説していた。

チャンネルを変えようとしたが、談志氏の軽快な語り口調に引き込まれ、結局最後まで観てしまった。

昭和54年、手塚氏の会社「虫プロ」が4億円の負債を背負って倒産した。
そんな中でも漫画を書き続けた手塚氏。

どんなに窮地に陥っても、漫画家を描くことを辞めなかった手塚氏の情熱に感動した。
倒産した時、
「人を信じろ。人を信じるな。」
手塚氏はそう言った。

その言葉の持つ意味の深さや影の濃さは、ず~んと胸に響いた。
人を信じるのは勇気がいる。
しかし、信じすぎて痛い目にあうこともある。
信頼と懐疑。
このバランスについて、さっきからずっと悶々と考えている…。
答えは出ない。
きっとこれから生きていく過程で学んでいくのだろう。


私の母親はアトムが好き。
やはり最後のシーンは泣いたそうだ。

小学校6年生の頃、「火の鳥(宇宙編)」を読んで暫くは焼き鳥が食べられなくなった私であるが、今日の番組で解説されていた「奇子」「ばるぼら」を是非読んでみようと思う。


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