世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

少年色のメルヘン

2011年10月31日 23時22分10秒 | Weblog
例によって例の如く、一昨日の休日の朝(昼)もYoutube散策。
懐かしいものを発見。
「少年色のメルヘン」(橋本潮)

小学校時代。
日曜日の朝、放送されていた子供向けの特撮番組「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」のエンディングテーマだった。
(たぶん家のどこかにカセットテープがあるはず)

我が家では日曜日の朝のメニューはだいたい納豆ごはんだった。
一つの大きな丼に納豆、ネギ、からしを入れてそれを各々が茶碗に好きな分だけ入れるシステムだった。

朝日が降り注ぐ茶の間。
家族全員ネバネバ~しながら「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」を見ていたんである。
そうそう、このエンディングテーマが流れる頃、母親が朝ごはんの片づけをはじめるのだった。
「今日はどこ行く~?」
とか言いながら。
その時のエプロンの柄とか、日曜日のワクワク感だとか、けっこう覚えている。
さわやかなイントロが、あの頃の日曜日の朝の喜びと無性にリンクする。


あれから20年余。
私には日曜日の朝という時間は無いに等しくなってしまった(朝、起きられない)。



【橋本潮】少年色のメルヘン【Full】




じらされる私

2011年10月31日 23時13分57秒 | Weblog
やはり体調が芳しくない。
風邪菌が私の体に入り、大暴れしようか否かを迷っている…そんな感じ。

私、風邪にじらされている…。

時々寒気がするし目の奥が痛む。
何より煙草がいつもみたいに美味くない。
これ、一番迷惑な風邪の兆候だ。
でも吸うけどな。

咳と鼻水はないので外見からはわからないかもしれない。

今朝、掃除のおばちゃんにのど飴を貰った。モップを掛けながら、ポケットからそっと差し出されたそれは大根はちみつのど飴と記載されていた。彼女はいつも私に優しくしてくれる。喉が痛いので助かった。

今日、会社前の道では工事をしていた。
コンクリートをひっくり返しての大規模な工事である。

それを見た吉熊上司は、私に
「君も埋めてもらえよ」
と言う。

続いて後輩女子Cちゃんが、
「〇〇さん(私)が埋まっているアスファルトの場所にはいつしかクマの形をした染みが…」
と、ホラーなことを言う。

喉が痛むのに今日もケラケラよく笑った。

退社後、図書館へ。
同じテーブルに座る前の人はテキストから野菜ソムリエ、隣の人は弁理士の勉強をしているっぽかった。
図書館ではいつも他人が何を勉強しているのかを見てしまう。

私も頑張らないと。
明日から霜月。
試験まであと1ヶ月だぜ。

風邪、暴れませんように。

マニアックなピーターパン症候群

2011年10月30日 21時00分14秒 | Weblog
(劇)レインボウ城!さんの芝居を観に浦和へ。

浦和駅前のうなこちゃん。



今日の芝居は「第11回さいたま市民演劇祭」の合同開催の一つ。


「ピーター・パン!」

歌あり、ダンスあり、笑いありの楽しい芝居だった。
空を飛ぶシーンなんて力技で本当に飛んでるように見えた。

劇中、マイケルがずっとクマのぬいぐるみを所持しているのだが、個人的にそれが気になって気になって…。
あのクマ、可愛かったなあ…なんて言っていると私のティンカーベル的存在・吉熊が怒るのでやめておこう。

ピーターパンは永遠の少年。
私自身、一応社会人なわけだが、考え方はまだまだ子供だと思うし、モラトリアムから逸脱していないと思う節が多々して見受けられる。
まあでもそれでもいっか!
楽しければOKじゃん~。

浦和の商店街を散策。
可愛らしいクマのキーホルダーを購入♪



クマは可愛いなあ。
私、クマになりたい!
きっとなれるはず!(←ちょっとマニアックなピーターパン症候群)
ネバーランドへGO!GO!

さて、明日からまた仕事。
週はじめで月末っていうミナクルな明日。
また頑張ろう!

若干風邪気味。
早く寝よう…。


薔薇と洋館

2011年10月29日 23時27分10秒 | Weblog
昼過ぎまで寝る。嗚呼、今日はよく寝た。一週間分の寝不足解消。
夕方、旧古河邸庭園へ秋バラを見に行く。









洋館をバックに撮影。
薔薇と洋館。
素敵なコラボだ。







こんなに美しいものを作り出す自然界、なかなかやるな。
秋の凛とした空気とバラの良い香りのミックスをゆっくりと浴びてリフレッシュできた。







吉熊も超ご機嫌♪





アンジェラ
小さくて愛らしい。


リオサンバ
華やか!



丹頂
今日一番気惹かれたバラ
中から外へのグラデーションが綺麗。





日本庭園に行く階段を降り、振り向く。
木々が洋館を囲む額縁のようだ。


池ではカモが一休み。
紅葉もちょっこし始まっていた。
風流だなあ。


亀さんが「こんにちは」



帰り路、路地に猫にゃんを発見。
人懐っこい猫にゃんだった。


花を見ていると気分が安らぐ。
一輪一輪をじっくりと愛でることができた。





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映画「エンディングノート」

2011年10月29日 23時20分30秒 | Weblog
新宿ピカデリーで映画「エンディングノート」を観てきた。
先週、満席で観られなかった作品である。
今日は気合を入れて1時間ちょっと前にチケットを購入。それでも残り5席だった。映画館の人曰く、連日満員なのだそうだ。

あらすじ: 2007年、高度経済成長期に段取り命で働いたサラリーマンの砂田知昭が、40年以上勤めた会社を67歳で退職。第二の人生を歩み始めた矢先、毎年欠かさず受けていた健康診断で胃ガンが見つかり、すでにステージ4まで進行していた。そこで砂田は人生最期のプロジェクトとして段取りの集大成、“エンディングノート”の作成に取り掛かる。(シネマトゥディ)


世界規模で考えると、この世の中、絶えず人が死んだり生まれたりしている。
この映画の主人公・砂田さんもその一人。私は砂田さんのことを知らない。従って中盤まで砂田さんに思い入れを持てなかった。
余命半年のドキュメントの仕方が丁寧で、また一家族のヒストリーの掘り起こし方が上手かったのか、終盤は砂田さんとその家族に感情移入しまくりだった。


病院のベッド。
妻に初めて、
「愛している」
と言う砂田さん。

「あなたがこんなにいい人だとは思わなかった。一緒に行きたい。連れていって」
とすがる妻。

印象的なシーンだった。


私は普段余命を意識して生きていない。死という病のキャリアであるということを忘れている。だから毎日楽しく呑気に生きている。しかしある日余命宣告されたら、私はどうするだろう。今後も私は結婚しないし子供も持たないと思う。だからエンディングノートは必要ないんじゃないのか。そういった意味で、この作品はちょっと自分には遠い世界のドキュメントといった溝を感じてしまった。
では、「娘」として親を見送る立場で考えてみたらどうだろうか。先述のとおり、私は家族を持たない。ということは私は親に孫(私の子)の顔を見せない人なのである。孫と戯れる砂田さんの嬉しそうな顔をスクリーンで観る度に心に鈍い痛みを伴った。勝手にちょっと責められている気分にもなった。でも人間には向き不向きがある。子供嫌いの私が厭々子供を産んでその存在に苦しむのならば、私の親はきっと私の子の顔などを見たくないに違いない。別の形で親孝行すればいいんじゃね?と帰りの電車では楽観的に考えた。


砂田さんは段取り命の熱血営業マンだった。大手化学メーカーの専務までいった。40年のサラリーマン生活で培った彼の段取りの手法は、本作品でも紹介されていて学ぶことが多かった。
余命宣告され、まず「to do リスト」を作成する。
ToDo 1 神父を訪ねる
ToDo 2 気合いを入れて孫と遊ぶ
ToDo 3 自民党以外に投票してみる
ToDo 4 葬式をシュミレーション
ToDo 5 あわび、母
ToDo 6 式場の下見をする
ToDo 7 もう一度孫と会う
ToDo 8 孫に挨拶 母に電話 親友と談笑 息子に引き継ぎ
ToDo 9 洗礼を受ける
ToDo 10 妻に(初めて)愛してると言う
ToDo 11 エンディングノート

一つずつ実行していく砂田さん。輝いていた。



映画『エンディングノート』予告篇
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クマの恩返し

2011年10月28日 23時35分15秒 | Weblog
吉熊上司が新たな仕事を私にさせようか否かを迷っている。
それをすることにより、私は別部屋にて就業時間の大部分を過ごすことになるかもしれない。
あるモノをひたすら作る作業なのだが、その様子は絵的に「鶴の恩返し」を思い浮かばせる。



ガッチャコン…ガッチャコン…

小部屋から漏れ響く機械音。

「私が『あれ』を作っている間は部屋に入らないでくださいね」

そんな私の言いつけを遵守せず、吉熊上司は上司の職権を乱用し、部屋を覗き込む。

「どれどれ、サボってないかなー?…ん?あー!」

驚く吉熊上司。
彼の目に映ったのは、一匹の雌熊であった。
熊なのにスーツ着てハイヒールを履いている。

雌熊は吉熊上司の視線を捉えると、機械から目を離し、悲しそうな表情で
「見てしまったのですね。私が熊だと分かってしまった以上、私はここにはいられません。さようなら」
と言い、会社を去っていった。

「ま、待ってくれよ」
と、ナゼかニヤニヤする吉熊上司。


えー!?
そんなオチ、嫌だー!

てか、こんな部下のことをちゃんと考え、仕事を与えようとしてくださる吉熊上司には恩返ししたくてもできない。
返す恩が大きすぎる。
だから、分割返済…日々、彼の言いつけを守り、きちんと仕事をこなしたり先回りすることで返していきたい。

これがクマの恩返しである。

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美味しいご褒美

2011年10月28日 23時33分46秒 | Weblog
やっとこさ金曜日。先週に引き続き、今週も濃密だった。

ご褒美は図書館帰りのチーズ IN ハンバーグ(ガスト)。
ハンバーグにナイフを入れた瞬間、とろとろのチーズが「こんにちは」するんである。
これを考案した人はノーベル賞を受賞してもいいんじゃないか、と思うぐらい美味しい。


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Feel Like dance

2011年10月27日 23時24分48秒 | Weblog
お歳暮リスト(店舗分)のチェック。
朝から、すげー頑張った。自分でもそう思う。
しかし最後の10分で力尽きた。
意識が飛んだ。
吉熊上司に、
「もういいよ。明日やって。急がないから」
と心配された。

今日は残業後、会社の若手グループと飲み会。


いつも仕事中は話せないことをぶっちゃけて話せた。
ネクタイ外してスーツを脱げば、みんな考えていることは一緒…ということが判明。
「そうそうそう!そうなんですぅ」
と同調せずにはいられなかった。

当社の場合、結束力強化にアルコールは欠かせない。
木曜日なのにけっこう飲んだ。

たまにはこんなぶっちゃけ飲み会も良い。
すっかりリフレッシュできた。

締めは復興メニュー。
福島名物の饅頭のてんぷら。


帰りの電車。
今回の飲み会を企画した後輩女子Cちゃんにお礼を言う。
「企画してくれてありがとう。今日は本当に楽しかったよ。仕事中、睡魔に襲われるこんな私が先輩でごめんね」

「いや~、私、○○さんと吉熊さんに囲まれた今が好きです。いまのままでいたいです」
そんなCちゃんの言葉に逆に励まされた。

「じゃ明日も頑張りましょう!」
と言い合い、電車を降りた。

火照った頬を秋風が撫でる。

嗚呼、私も今のままでいたい。今が一番好きだと思う。
そりゃ、不安なことや腹立つこともあるけれど。
今が好き。



そんな今夜は「Feel Like dance」が似合う。

globe / Feel Like dance


小室さんが格好良すぎて悶絶。
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カンフル剤

2011年10月26日 23時11分14秒 | Weblog
この秋、初めての巻き髪デー。




湿度が高いとカールの持ちが悪くなるので夏はずっと巻けなかった。

巻き髪にする基準はズバリ湿度。

翌日の温度と降水確率を天気予報で調べ、自分的にゴーサインが出たら早く寝る。
翌朝、20分ぐらい早く起きてホットカーラーのスイッチをオンにし、その間に着替えなどをする。

軽くブローした後、巻き髪用ウォーターを吹きかける。
巻くのは10分ぐらいで。適当に。
カールは冷えるときに付くので放置時間は長め。その間に化粧。
カーラーを取り去った後はスーパーハードのスプレーで固める。

そんな涙ぐましい行程があるだなんて他の人は知らないだろう。
ちなみにホットカーラーは母ヨーコたんのお下がり。
(彼女が独身時代に愛用していたもの)


歩調に合わせてカールされた髪もスイングするので一日ご機嫌♪

巻き髪は単調な日常におけるカンフル剤である。

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健康診断

2011年10月26日 23時07分19秒 | Weblog
健康診断。

当社(本社)の健康診断は会社で行われる。
レントゲン車が会社に来るあのアットホームなやつだ。

午後、順番がやってきたので受診した。
ネックレス、指輪、時計、ブレスレット、イヤリング、…全て取る。
体重を少しでも軽くしたいがゆえの最後の足掻きである。

受付後、後輩女子Cちゃんとレントゲン車に乗り込む。
狭い控室で、服を着たままもぞもぞと上の下着を脱ぐ。
「変なもんが見えちゃったらごめんねー」と先にCちゃんに謝っておいた。

続いて体重、身長測定。
去年と変わらず。
視力はコンタクトを新調したせいか、細かいものも見えた。
血圧が微妙に高かった…。今まで低いのが自慢だったのに。
問診は飲んでいる薬について訊かれたぐらい。胸に聴診器を当てられて終了。
インフルエンザの予防接種があるが、勿論スルー。
インフルエンザ処女の私はイマイチあの病に対して真剣になれない。超他人事。

再来年、35歳になる私には採血検査が課せられる。
注射嫌いの私には超一大事。今から軽く鬱。
「大丈夫だよ。35歳までには退職してんだろ?」
と吉熊上司に言われてから数年。
刻々とその日は近づいている。

この行事が終わるといよいよ晩秋。
年内における会社歳時記もあと僅か。


FACE

2011年10月25日 23時10分06秒 | Weblog
朝、会社のトイレを使用したら、いきなり詰まった。特別なことは何もしていないのに。
便器内の水面が次第に上昇する危機的状況は、まるでタイタニックの1シーンのようだった。
仕事中の吉熊上司(タイタニック的にいうとジャック)にSOS。
男子トイレから謎の器具を持ってきてくださった。「これ使えよ」と。
その器具で便器の底をすっぽんすっぽん…したら濁流となって水は流れていった。アディオス!

その一件で朝からテンションが下がりまくり。
体調もかなり悪く、マジで家に帰りたくなった。
しかし月末の伝票の山がそれを許さず。

今年の販売応援はみんな遠隔地に行くそうだ。朝からホテルの予約でみんなは和気藹藹。私だけ村八分。その状況も私を苛立たせる要因の一つだった。
しかし、苦手な販売応援に行かずに済むのだもの。
それに越したことはないはずである。
ポジティブにいこう♪そして今年も平穏なクリスマスを私に与えてくれるであろう神様に感謝しなくては。
それにしても皆なぜ率先して行きたがるのか不思議だ。慣れない環境に適応するのに人一倍苦労する私は、毎年、この光景が理解できない。

定時に会社を出て図書館へ。
かなり疲れていたのでリポDで栄養補給。


かなり本気にならないとヤバい。
今日は他社に製品をパクられた会社が、パクった会社に送る文書の書き方を学んだ。
眠くて15分ぐらい意識が飛んだ。顎に垂れる涎の感触で目覚めた。あちゃー。


閉館後、喫茶店で一服兼夕食。


今日は本当に駄目デーだった。
煙を吐きながら反省。
明日は挽回できますように。
そしてトイレが詰まりませんように。


「FACE」(globe)という歌がある。

反省続きの毎日。
日々失せていく情熱と生きがい。
変に経験を積んでるがゆえ、若い時のようにすんなりと物事が進められない。
そして、物事を一つ越えて安心しても、それはまた物事の始まりの瞬間であることも経験上知っている。
はあ…。凹むよな。若い子はいいよな。ケっ!!
まあさ、そんなときもあるけれど、鏡の中の自分としっかりと対峙して、また頑張ろうよ…ね?

そんな歌詞。
…自分ではそう解釈している。
マークのフランス語が何言ってるんだかいまだに不明なのでそこは割愛(間奏でなんか囁いている)。

これを聴いていたのは大学時代。
お気楽だったころ。
まさか自分がこの歌詞のような人生を歩むだなんて。
当時の私は知る由もない。
今日の私はこの歌詞がぴったりだ。

globe FACE


globeのKEIKOさん。
くも膜下出血で倒れたとのこと。心配…。
早く治ることをお祈りいたしております。


余韻に浸る

2011年10月24日 21時45分24秒 | Weblog
昨日の下妻でのイベントは本当に楽しかった。
気を抜くとすぐに余韻に浸ってしまう…。

「酸っぱいものは食べたくないの。甘いものだけでお腹をいっぱいにしていたいの」と言う桃子のお弁当箱にはカラフルなお菓子がぎっしりだったっけ。



今日の私の昼御飯は、昨日、母ヨーコたんが持たせてくれたパン。二つとも甘く、なんだか自分が下妻物語の桃子になったような気がした。



そして今週の会社の花は薔薇。
ロココっぽい!
香しい匂いにうっとり。



今日は体調が悪かった。
高い湿度のせいか、熱が体内に籠る。
首筋や脇の下、そして掌などに。
微熱もある。

体と相談し、今日は残業せずに帰ることにした。
たまにはこんな日があっても仕方がないと自分を宥めて伝票をファイルに仕舞う。

社長がクリスマスの販売応援メンバーを調整しているのを尻目に「お先に失礼します」。
歳末商戦…嗚呼、もうそんな時期か。
まだまだ暑くて、2ヶ月後はクリスマス・イブだなんて信じられないけれど。
ここ数年はずっとクリスマス・イブは心療内科デーと重なっている。
私のサンタはクマ医師なんかもな。

帰宅すると、昨日購入した「うさくみゃ」がチェジュとさくらとで女子会をしていた。
女子同士、盛り上がっていた。
…吉熊、影が薄いぞ。
あなた、一応、このブログの主人公なんだからね。
ファイト!


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世界で最も偉大なロリータのパーティ

2011年10月23日 22時47分12秒 | Weblog
嶽本野ばら先生を知ったのは2001年、雑誌「美的」のコーナーだった。先生は読者からの相談にアドバイスをしていたのだが、その答えが独特で常識に囚われないぶっ飛び方をしていて、私は衝撃を受けた。気づいたらあのコーナー読みたさに美的を買っていた。
2004年、映画「下妻物語」を封切りの日に見た私。すっかりハマった私は毎週水曜日のレディースデーには銀座シャンテに下妻物語を観に行った。通算4回ぐらい映画館で観た。その上DVDを買って年に一度ぐらいの割合で観ている。ロリータ・桃子とヤンキー・イチゴのやりとりがたまらなく好きだ。ジャスコ、貴族の森といった地域性の高いネタも私の笑いのツボだった。

嶽本先生の作品は大体読んでいる。胸の奥を掴んで離さない何かが潜んでいる。
「下妻物語」も好きだけど、「十四歳の遠距離恋愛」は思い出しただけで泣ける。
コンタクトレンズが乾いたときなど、あの作品を思い出して目玉をうるおしている。

先生のサイン会は3回ほど行った。
私はいつも吉熊と行っているのだが、いつも優しく接してくださる。

といっても私はロリータのお洋服は1枚も所持していない。

今日もOLちっくなシフォンのブラウスにツイードのスカート、黒ストッキングとパンプスといったイデタチで下妻に参上。
これが私の好むファッションなのだから仕方がない。
こんな自分でもロリータ(及びその根底に宿る精神)と何かしらの共通項があるのだと信じている。

上野→北千住→守谷→下妻…といったルートにて。2時間ぐらいかかった。

今日は「世界で最も偉大なロリータのパーティ」が下妻で開催される。

『下妻市では現在、竜ヶ崎桃子を探しています。
ヒミコの娘だと名乗って下妻を飛び出してから7年が経ちました。
彼女はフリルいっぱいの服を着て日本中を旅しているようです­。
もし、彼女が見つからなかった場合・・・
我々は10月23日に世界中のロリータを下妻市に集め、
第二の竜ヶ崎桃子を選び、プリンセス オブ ロリータとして認定します。
世界中のロリータ諸君、10月23日に下妻に集まってください!』

特別審査員
☆青木美沙子さん
☆嶽本野ばら先生
☆BABY,THE STARS SHINE BRIGHT☆礒部社長および専務


青木美沙子 主演 "The World's Grandest Party of Lolita" プロモーションビデオ




ということで。



下妻駅に到着。
たしか2004年にもここへ来て、タクシーで下妻物語の聖地(ロケ地)巡りをしたことがある。


タクシーで会場「砂沼サンビーチ」へ。
運転手さんは
「今日はヒラヒラした服のお嬢さんがたくさん来ててびっぐりだ~」
と言っていた。


会場入り。
露店も出ていて祭りといった雰囲気。
そして多くのロリータさんたちが壇上にいた。




青木美沙子さんには神々しいオーラが漂っていた。
お人形さんのようだ。いくら見てても見飽きることがない。
同じ人類には見えない。綺麗すぎる。


ファッションショー。


見事、第二の桃子に選ばれた方。
立ち居振る舞いがとても美しくて見とれてしまった。
野ばら先生からご祝辞。


最後は記念撮影。
会場に来ていたロリータの皆様も壇上へ。
圧巻。




今日、私は「下妻物語」を持参し、電車内で読んでいた。
会場内にいる野ばら先生に「お仕事中にすいません」と断り、そこにサインをしていただいた。
おばさんになるとけっこう大胆になれるものである。
感無量。



そして念願の「うさくみゃ」を我が家に迎え入れることができた。
うさくみゃはクマで、うさぎ耳のフードを着用している。
BABY,THE STARS SHINE BRIGHTのブースで購入♪
可愛い…。
可愛いすぎて全米が泣いた。
吉熊にまたガールフレンドができた。



会場には下妻物語に出てきたおばあさま秘蔵のスクーター「ホンダDJ-1」も。





とても愛らしいロリータさんに写真を撮らせていただいた。
可愛くて、つい声を掛けてしまった。
ファッションショーで私が一番惹かれたお洋服。
いいなあ。こういうの、着てみたいなあ。
この黒いクマさんも可愛い。
吉熊もご満悦。


下妻駅まで歩く。
40分ぐらい。
老体に鞭打ちまくり。しかも今日も蒸し暑く、汗かきまくり。

途中、クマさんの看板を発見。


東日本大震災で被災したのだろうか。
数軒のお家の屋根は青いビニールシートで覆われていた。


再び下妻駅。


作中ではこんな感じ。


小山経由で宇都宮の実家に。
滞在時間2時間。
母ヨーコたんの煮込みハンバーグが激うまだった。
大好物の鮎も!!


煮込みハンバーグは本人も自信作だと称していた。
なるほど、美味しい。愛情がこもっている。


宇都宮市内に住んでいる弟もやってきた。
久々に話せた。


今日の移動距離は軽く200キロを超えていると思う。
自分でもよく下妻まで行ったなと思う。
しかし、行って本当に良かった。

今も下妻物語がこんなに愛されていることを確認できたから。


下妻物語での桃子の台詞を今まで信じて生きてきた私。
今日の日記はその言葉で締めくくりたいと思う。



人間は一人なの
一人で生まれて
一人で考えて
一人で死んでいくの

人は一人じゃ生きられないなんて
だったら私は人じゃなくていい
ミジンコでいい
寄り添わなきゃ生きられない人間よりも
ずっとずっと自立してるもの



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満更でもない一日

2011年10月22日 22時48分31秒 | Weblog
昼過ぎになっても寝床から起きられなかった。体が鉛のように重い。最近土日はずっと出ずっぱりだったので、今日はとことんダラダラしようとまどろみながら思う。
ようやく起きて味噌煮込みうどんをコンロにかける。アルミ鍋に入ったうどん。そこに水と調味料を入れて加熱。その間、放置。ネットをしながらの2本めの煙草が灰になる頃、完成する。カップラーメンでは味気ないときに本食品を利用する。美味しかった。

それを食しながらネットを徘徊。至福の時間だ。
YouTubeで一人カラオケ。広場におけるジャイアンのリサイタル状態。
飽きたら勉強。
疲れたらまた寝る。
夕方、化粧とブローをする。
部屋をざっと片付け、クリーニング屋に服を預けたあと、新宿に映画を見に行く。
しかし満席だった。残念。
新宿駅で電話で確認した時はあと5席残っていると言われ、ダッシュしたのだが、間に合わなかった。
走ったせいか、暑い。というか、今日は蒸し暑い。10月も半ばなのに、何この暑さ。

紀伊国屋で買い物。部屋にあるはずなのに探しても出てこないビジネス文書検定の問題集を購入。
そして念願の「木橋」(永山則夫)。
近くの本屋では売っていなくて、今日、本棚で見つけたとき、思わず「やっと会えたね」(By辻仁成)と呟いてしまった。
「永山基準」の元になった筆者の作品を、ぜひ読んでおきたかった。



北国の町。
飢えと暴力とネグレクトに耐えたN少年が集団就職で上京し、19歳の時、手に入れたライフル銃で見ず知らずの4人を殺害するまでを本書にて辿ってみようと思う。
喫茶店にて読み始めたら止まらなくなってしまった。
同じ永山則夫の「無知の涙」も読みたくなった。


そうそう、紀伊国屋のカバーはクマさん。可愛い!



紀伊国屋書店の入り口にて。
二宮金次郎に、
「何読んでるの?」
と吉熊。


観る気満々の映画が満席で観られなくなった時は落ち込んだが、満更でもない一日だった。

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吉熊と私の8年半

2011年10月22日 22時12分34秒 | Weblog
たまに吉熊の表情にビビることがある。見る側の心理状態も作用するんだろうが、彼も彼なりに笑ったり怒ったりしてるんだろうと思う。
そんな彼とは8年半も一緒に過ごしている。
一番辛かった時期を支えてくれた恩人が体長15センチのクマのぬいぐるみだなんて。でも本当なのだから仕方がない。ついでに、可愛くて可愛くてもうどうしょうもない。

これからも宜しくね、吉熊。

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