世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

キヲク

2009年11月30日 22時48分21秒 | Weblog
月末業務、予算作成でてんてこ舞。
そんな日に限って、社長が溜まった稟議書にサインをしてくださるものだから、その処理に勤しんだ。
稟議書の写しを各部にデリバリー。また●●●ィ~(部長)に頼まれた書類も各部のお偉いさんたちに届ける。
「まいど~ミカワヤです」みたいに。

社内をウロウロと徘徊。

今の部署に異動したときから公私ともにお世話になっている他部署の先輩と、デリバリーの最中にお話をした。
週末、プラプラと出歩く私を「母をたずねて三千里」のマルコとだぶらせて、彼女は私を「マルコ」と呼ぶ。

今日、ふとしたことから、
「マルコってさー、記憶力がいいよね」
と彼女は言った。
あまり自身の過去を語ることがない彼女。
たまに幼少時代の話をすることがある。
その「たまに」のせいで、話す内容のインパクトがより強くなって、私の記憶には彼女の思い出話が深く刻印される。

「I係長、ご幼少時代は、前髪をピンで留めてたんですよねー」
などポツリと述べると、彼女は顔を真っ赤にして照れる。
年下の私が言うのもナンなんだが、その様子はとても可愛い。

先程、「たまに」だから覚えていると言ったが、訂正。
それだけではない。
きっと私は彼女のことが「好きだから」覚えているんだと思う。

好きな人、好きなものに関する思い出は、私がボケない限り、そっと墓場に持って行くことにしよう。
たまに会話で天日干しをしながら。

この記憶力を勉学や仕事に活用できていたら、今ごろ…。
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一目惚れ

2009年11月30日 22時35分36秒 | Weblog
シックに真珠のネックレスで武装。
真珠はデリケートな宝石であるので、帰宅後は真っ先に外して、専用のクロスで拭き拭きしなければならない。でも、手が掛かるコの方がかわいい!?

このコに出会ったのは昨年12月。
見た瞬間に買うと決めた。
そんなこと、自分的にはあまりないことだ。
それだけ、このコに一目惚れをしてしまっていた。
照りといい、巻きといい、大きさといい。

冠婚葬祭にしか着けないと思われがちなアイテムだが、普段着にさり気無く装着してもけっこうイケる。

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「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」

2009年11月29日 23時02分26秒 | Weblog


先週から観たかった映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を観てきた。
それにしても長いタイトルだ。チケット売り場で律儀に「『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を1枚ください」と言ったら、販売員に「『ブラック』ですね。18:40の回でよろしいでしょうか?」と返答された。


以下、ネタバレあり。

あらすじ: ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は母親を亡くし、一念発起して情報処理の資格を取得する。不況のご時世の中、必死で就職活動をするものの試験に落ち続け、最終的にパスしたのはとんでもない問題企業だった。彼は初出社当日から当然のようにサービス残業をさせられ、その状態が毎日続いていく。(シネマトゥデイ)


今の若い芸能人に疎い私。
ドラマ「おひとりさま」で最近ようやく知った小池撤平くんが出ていた。見れば見るほど、会社の後輩男子タイスケくんに似ている。スーツにネクタイ姿の小池くんはまさしくタイスケくんだ。

「ブラック会社…」は2ちゃんねるのスレッドが原作らしい。「電車男」を思い出す。「ブラック会社…」にも、「電車男」と同様に妄想シーンが散りばめられていた。それがまた笑える。IT業界の専門用語「デスマ」を説明するシーンなど、とても面白かった。ガンダムや三国志に詳しければもっと笑えたかもしれない。

派遣社員の女性が、会社にリラックマを持参しているのに深く共感した。
これ、一番印象的だった!!
彼女とは友達になれる気がする。

マ男を優しく見守る先輩社員・藤田さん(田辺誠一)、ものの考え方や立ち居振る舞いがかっこよかった。


サイトには「ブラック会社」度チェックなるものが設置されている。

■就業規則があるにも関わらず、残業が当たり前。
■何日も徹夜が続くことがある。
■社内に情緒不安定な社員がいる。
■必要経費が一切認められない。
■同僚のスキルが異常なほど低い。
■従業員の出入りが激しい。
■給料が超安い上に、残業代が出ない。
■ノルマがきつい。無理なスケジュールが当たり前になっている。
■会社の飲み会が荒れる。
■昼食をとれない日が多い。
■上司の命令は絶対。部下が自分の意見をまったくいえない。
■学歴不問、未経験者OK、フリーがー歓迎で求人広告を出している。
■休日返上は当たり前、有給休暇が取りにくい雰囲気がある。
■上層部が仕事に無関心で、脳天気なほど明るい。
■採用されてからの試験期間が異常に長い(通常は3ヶ月程度)
■社内で不純な異性交流が多い(不倫など)
■週1回で「こんな会社、辞めてやる!」と思う。
■自分の会社を他人に薦められない。



これを観る限り、私のいる職場では「限界」を感じてはいけないのだと思う。人間関係に限っては、入社一年間の販売員時代、あれに酷似した境遇を体験したが。

明日、出勤する足取りを軽くしてくれるコメディだった。


予告編 映画 ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
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♪ただいまのあとは ガラガラ チ・・・

2009年11月29日 22時47分40秒 | Weblog
なんとなく喉がイガイガするので、これを購入した。
イソジン うがい薬
(計量コップつき)
イラストのカバくんがカワイイ。

箱には、うがいの仕方が丁寧に記載してあった。

①1度目のうがい
食べかすや、口の中の有機物を取る目的で口に含んで比較的強くうがいをする。
②2度目のうがい
上を向いて、のどの奥までうがい液がとどくように、15秒間程度うがいをする。
③3度目のうがい
2回目と同様、うがい液が口の中からのどに十分にとどくように15秒間程度うがいをする。

夏からひどい風邪をまだ引いていない。
会社や公共機関に設置されているアルコール消毒液を利用しているからだろうか。
でも、念には念を。
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「十四歳の遠距離恋愛」(嶽本野ばら)

2009年11月28日 23時10分14秒 | Weblog
土曜出勤日。

昨夜は嶽本野ばら先生の「十四歳の遠距離恋愛」を読了し、サイン会で渡そうと感想文をしたためた。
一文一文を思い出す度に涙と鼻水と涎が吹き出すぐらい切ない気持ちで。
午前3時に手紙を書き上げて、薬を飲んで寝た。
今朝はリポビタンDを飲んでの出勤。
ファイトぉぉぉ一発!
予算、作成。
眠くても
「今日は嶽本先生に会えるのです~♪」
と奮起した。

定時に上がり、マッハで会場に駆け付けたのだが、いつも会場でお見かけするロリータな方々を見かけなかった。
「はて?おかしいなあ」
と思ってビルの守衛さんに尋ねてみたところ、
「終わりましたよ」とのこと。

がーん。


年に数回の土曜日出勤。
XJAPANのライヴや今日のように嶽本先生のサイン会に重なってしまう。
なんてついていない星の下に生まれてきてしまったのでせう。

まあ、仕方ないかー。
ヤニ切れ&お腹が空いたので、神保町の「さぼうる2」へ。
いつもはお茶だけなので「さぼうる」なんだが、今日は食事がしたいので隣の建物「さぼうる2」。

見よ、この富士山のようなスパゲティ(ナポリタン)を!


粉チーズとタバスコをかけていただきます。
まいうー!
なんか昭和の味がする~。

昭和。

昭和…。

わーん!

「十四歳の遠距離恋愛」に出てきた藤森君。
主人公の中学生女子(ロリータ)の彼氏(二人とも14歳)。

藤森君。
これまた昭和のガキ大将みたいな人で。
いかなるときにも学ラン着用。
しかも柔道着を背負っている(学校に柔道部が無いのに)。
むさ苦しくて、照れ屋で。
でもクリスチャン(プロテスタント)。
父親は牧師。

最初は、「え?」と思っていたんだが、読むにしたがって、彼をいとおしく思ってしまっていた。
勿論、主人公の仲葦さんも。

少ないお小遣いをやりくりして、名古屋~東京を青春18きっぷを活用し、どうにかして会おうとする二人がいじらしくて、いじらしくて…。
嗚呼、今思い出しても泣き出しそう。

十四歳。
子供の権利は剥奪され、かといって大人の権利もまだ与えられない居心地が悪くてもどかしい時期。
そんな中でも互いを思い遣ることを忘れない彼らには脱帽させられた。

最近、涙脆くて困る。
歳かな。
そう。
そんな三十路を越えた、ちょうど
「中学時代の恋ね。…そんな時代もあったねと~♪」
と思う年頃の人にこそオススメしたい作品だ。


こんなに素晴らしい作品を書いていらっしゃる嶽本先生。
今日是非お会いしたかった。

でも、また会えることを祈りながら生きませう。

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お誕生日おめでとうございます! 小室哲哉さま!

2009年11月27日 23時00分56秒 | Weblog
今日11月27日は、敬愛する小室哲哉さまの誕生日だ。
51歳。
そりゃあ、私も31歳になるわけだ。

初めて小室さんの音楽を「いいなあ」と思ったのは中学2年生の林間学校のとき。
同じクラスのTMNのファンだった子が部屋でリサイタルを開催し、「WILD HEAVEN」を歌ったんである。しかも上手かった。
あまり親しい子ではなかったのだが、思わず、
「その曲、誰の曲?」
と彼女に訊いてしまうほど私はその曲が気に入ってしまった。
本格的に彼を好きになったのは、94年に篠原涼子の背後に佇んでいた小室さんを見た瞬間。嗚呼、「恋しさとせつなさと心強さと」
当時から、眼鏡をかけている殿方に発情する自分を認識していたものの、あの小室さんを見た瞬間、私はまさしく恋に落ちたのである。落下。帰らぬ人になってしまった。
小室さんのことを考えるあまり、受験勉強が手につかなかった(?)。
大学生になり、バイトをしはじめて小金を得た私は、彼の音楽に溺れていったのだった。彼の昔の作品を買い漁り、音楽雑誌の切り抜きをファイリングしたり、globeのライヴに足繁く通ったりもした。就活中にリクルートスーツで行った「Relation tour」など良き思い出である。
就職してからも彼をねっとりと好きでいた。
なので、去年彼が逮捕されてしまったときは、途方に暮れた。
同時に「嗚呼、やっぱり私は彼が好きなんだ」と改めて思った。

今年も小室さんのお誕生日を祝えて嬉しい。

きっと、おばあちゃんになっても、私は彼と彼の音楽を好きでいると思う。

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遭遇

2009年11月27日 22時39分50秒 | Weblog
先日、年賀状を作成した。毎年、写真屋さんで作ってもらっている。
近年は夏の京都旅行でのコスプレ写真を「ででーんっ」と載せている。で、「謹賀新年」。シンプルなんだか派手なんだかよく分からぬ年賀状を送っているのである。
一昨年と昨年は舞妓姿、今年は十二単姿を披露するつもり。
会社帰り。

某ショッピングセンターに入っているその写真屋さんの前を通過したとき、しゃがれた声が聞こえてきた。かなり大きめの声である。
「何かしら。クレーム?怖い」
と思わず目を向けてみてびっくりんこ。
その人、全身ピンクの洋服を着用しているではないか!
しかも、パンチパーマ。

あ!

林家ぺーさんじゃん!

本当にピンクなコーディネートなんだ…。

ちょっと興奮して靴屋の物陰から偵察してしまった。

彼もあの店で年賀状を作成するのかしら。
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ケータイ忘れても、六法忘れるな!!

2009年11月27日 00時20分12秒 | Weblog

ゼミの教授がよく言っていた文句。

大学時代、同じゼミだったK君から電話があった。
彼とは地元も同じで、一緒に長距離登校をした仲である。
実直で真面目な好青年だ。
うつ病で大学病院への入退院を繰り返しながら、都内で勤務をしている。

来年、隣の隣の駅近辺に引っ越してくるらしい。
こちらの方の家賃や治安のことについて教えて欲しいとのこと。

あの頃と変わらない様子で、
「亮子ちゃん」
と語りかけてくる。

友達って、いいな。
久々に、バカ笑いができた。

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名古屋に想いを馳せる

2009年11月26日 23時23分56秒 | Weblog
心療内科デー。

最近の私は元気である。風邪も引かないし、気づけば強迫性障害の確認行為もあまりしていない。後ろ向きな気持ちも湧き起こってこない。
職場環境にも恵まれているし(背後に佇むおじさんたちの加齢臭は辛いけれども)、人間関係に悩むこともあまりない。

「この件、あの人に電話しなくちゃなあ。ああ気が重い」
と思っていても、いざ内線をかけて二言三言話せばなんてことない。今まで何を恐れていたんだろう。

排卵日前で気持ちが安定していることを差し引いても、かなり良い感じなのではないだろうか。今の自分。
でもイマイチ、薬がないと不安。なので通院。

待ち時間は、昨日購入した嶽本野ばら先生の新書、「十四歳の遠距離恋愛」を読むのにに没頭した。半分まで一気に読んだ。3時間の待ち時間、あまり苦痛を感じなかった。「ハピネス」と「下妻物語」を混ぜ合わせたような作品だ。

舞台は名古屋。
三越の屋上にある観覧車とか、岡崎の金魚花火、スガキヤなど、名古屋の文化が散りばめられている。読んでいくにつれて次第に名古屋に行きたくなってしまった。まだ上陸してないんだった、名古屋。

さて診察。
いつもと変わらず。
クマ医師、すっごく疲れているっぽいが、大丈夫か?疲れて窪んだ目で私の一挙一動を見つめるので少し怖い。

てか、このままいくと、昨年と同様、クリスマスイブは心療内科で過ごすことになりそうなんだが。(前年に引き続き、今年もクリスマスの販売応援は免れた!販売は苦手なのでラッキー←これでも元販売員)。

二週間に一度の心のメンテナンス。
二年連続、聖なる夜に受診できるのも運命なのかもしれない。

帰りの喫茶店で夕御飯兼お茶。

そういえば、名古屋って喫茶店が多いらしい。モーニングにオプションがあったり、内容も充実しているとのこと。
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神保町へ

2009年11月25日 22時34分23秒 | Weblog
今週の土曜日、作家・嶽本野ばら先生のサイン会がある。
整理券GETのため、今日は会社帰りに地下鉄を乗り継いで、神保町までエンヤコラ。
魅惑の三省堂書店。


先日の父との会話。
学生時代、父は神保町に入り浸っていた。
そう。ここは、彼の青春の地らしい。
そんな彼は今でも読書家なのであるが、最近は新書を買うのが躊躇われるとのこと。
「死ぬまでにあと何冊読めるのか」という疑問を胸に、量にプライオリティを置いた結果、古本屋でドバッっと本を買い込み、ひたすら読んでいる。
苦学生だった学生時代とあまり変わりがないなぁと苦笑していたが、本人的には満足しているらしい。なもんで、先日の帰省の際に、「終の住処」を貸したら異様に喜ばれた。

さて。
野ばら先生。

平積みされていた「十四歳の遠距離恋愛」のピンク色を見た途端、凄く嬉しくなった。


帯には

「ロリータでトイザらスな女の子と昭和のガキ大将のような男の子が初めての恋をする!」

「たぁけが!ロリータか何か知らんけどが、悪ぃか?好きな格好しとるだけで、みっともにゃあこと、あらすか!」
と書かれていた。名古屋の言葉かしら?

わあ、面白そう。

明日は心療内科デー。待ち時間に大切に読もう。どんな作家さんの本でも、サイン会に行く場合、その日までに読了するのが私の流儀。私なりの操の印なのである。

しかし、一つ問題が。
今週の土曜日って普通に仕事なのな、当社。
嗚呼、今年の初夏に開催されたXJAPANのライヴを彷彿とさせるような展開だわ。
せっかく整理券ナンバーが50番台なのに、なんだかなあ。

ていうか、サイン会には間に合うのか?

いや、走るよ!
ハイヒールで。

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CARIBBEAN BLUE INCENSE

2009年11月24日 22時46分09秒 | Weblog
今の部署に来た頃。
よく焚いていたお香があった。
会社の先輩からいただいたお香である。
「CARIBBEAN BLUE」(日本香堂)
その名の通り、透き通った優しい香り。

暫くはその香りにハマり、池袋の雑貨屋に行く度に買っていた。
しかし、いつの間にか店頭から姿を消した。

一昨日。
帰省したとき。
実家近くのFKDインターパーク店で、このお香が販売されているのを発見した。

嬉しかった。
久々の再会!
購入。

この香りを嗅ぐと、店舗から今の部署に来た頃の気持ちが鮮明に蘇ってくる。

若さ故だろうか。
直向きに頑張っていたと思う。
様々なことに。
結果、失敗もしたし、泣いたし、たくさん笑った。

今は、多少余裕が出てきて、あんなに切羽詰まることはない。
ゆるく気ままに生きている。

お香の先に火を点す。
あの時の香りが部屋いっぱいに漂っていく。

当時のキラキラした気持ちを再び思い出させてくれた。
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Love & Peace

2009年11月24日 22時31分44秒 | Weblog
吉熊上司に、マクドナルドのコーヒー無料券をいただいた。美味しい。
冷えた体があたたまる。
ごちそうさまでした。

そうそう。
マクドナルドって、関東では「マック」と略すけれども、関西では「マクド」と呼ぶらしい。高校時代、雑誌で読んだ。

今朝は色んな人に一気に頼まれ事をされて、頭がこんがらがった。
また、午後からは引き続き予算の作成。
他部署の気難しい次長に
「来期、あの消耗品、どのぐらい使いますかねぇ~?…ええ、概算を教えていただければ。はい、すいません」
と訊いたりしていた。

彼とは先日、打ち解けた。
私がとべ動物公園で購入したピースのファイルを使用していたら彼が声を掛けてきたんである。
「あ!ピースだ」
その眼差しは少年のようであった。

え?
何で分かるの?

ポカーンとしている私に彼はマシンガンの如く、ピースについて熱く語ってくるではないか。
しかも彼、まだ幼い頃のピースを見に行ったらしい。しきりに「かわいいよなぁ」とデレデレしていた。
こんな近くにピースを見に行った人がいただなんて。
しかも気難しい彼がねぇ。
それからというもの、彼への書類に添付するメモはホッキョクグマの絵柄のものにしている。

「今、忙しいんだ。明日までに数字をまとめておくから。ごめんな」
彼は済まなそうに電話を切った。

つかみはOK!

ピースのお陰で、第一関門を無事に通過できそう。

ありがとう。
白クマ・ピース。


クマは社内を円滑にさせる。


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「晩年の子供」(山田詠美)

2009年11月24日 01時54分39秒 | Weblog
土曜日の晩は、妹の部屋のベッドで寝た。寝付く前に、持ってきた小説を読んだところ、これがスゴかった。

「晩年の子供」(山田詠美)

子供の頃を描いた短編集。子供って意外と色々なことを感じている。したたかに、繊細に、柔軟性を伴って。本書は、私にもそんなことがあったなあということを思い出させてくれた。一晩で一気に読んでしまった。

隣の家に年老いた母と暮らす薄幸そうな女性を子供の視線で描いた「桔梗」。
女性が着ていた着物の紫、桔梗が月夜に照らされている様子、隣家へと流れる小川のせせらぎ…視覚的かつ聴覚的快楽が臨場感とともに胸にしみてきた。

教科書にも掲載された「ひよこの眼」も良かったが、中でも深夜の私を号泣させた「海の方の子」は特に心が震えた。

転校先の小学校で恙無く生きる久美子。いじめられっこの哲夫くんが気になって仕方ない。
「可愛そうな哲夫くん…」
と思いつつも、
「哲夫くんを可愛そうだと思っている自分」
に酔いしれていることも十分に自覚している。
上から目線で彼に近づき、下校時、彼の住む「海の方」へ哲夫と一緒に帰る。

そのときの哲夫の言葉が印象的だった。
「…おれ、自分では可哀想そうだなんて思ってねえもん。学校のやつらと口をきかないのは、あいつらが、おれを可哀想だと思い始めるのが面倒なのさ。人を可哀想だって思うのって気持いいだろ。冗談じゃねえや。おれ、そんなら嫌われてた方がいいや。…」
稲刈りが済んだ田んぼの中。脱穀した稲を積み重ねたわらの山に寄りかかり、二人は語りながら絆を深めていった。
金色に染まっている田んぼが、なんだか夕方の海に見えた久美子。

「な。やっぱ、そう思うだろ。海、ちゃんと見えるだろ」
と、哲夫。


こんな小学生、いるんかー?とも思ったが、逆に、こんな感受性豊かな小学生でありたかった、とも思った。

最後、子供にはどうすることもできない事情で久美子はその学校を去ることになる。
いくら、大人並み、あるいはそれ以上の深い関係性を築こうが、大人の事情に付随する現実には抗えないのである。
子供の無力っぷりが泣けてくる。
別れのシーンが泣けてくる。
嗚呼、今思い出しても…。
あのラスト1ページは捲る度に泣いてしまうだろう。
今後も。



追伸:妹へ。枕を相当濡らしてしまいました。カビが生えたらごめんなさい。
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秋の夕日に照る山もみじ

2009年11月23日 22時09分44秒 | Weblog
昨日同様、遅めに起きた。
庭を散策。(私はおばあちゃんか…)

中学入学の時に植樹された木蓮。
春になるとクリーム色の花を咲かせる、私にとってお友達のような木。


両親合作の小道。


竹林(隣人の庭)


寒くなってくると花が少なくなるので寂しい。

吉熊と菊の花。


玄関に活けられた薔薇。
薔薇よりも花瓶の水の中に潜む棘に興味深々。


夕方から、両親と井頭公園に紅葉を見に行った。
真っ赤な椛、黄金色の銀杏。
深呼吸すると冷ややかな空気が肺に行き渡って気持ち良かった。






リス、いるの?




湖のほとりに佇むガチョウ。
母のお友達。
餌を持っていない私を追い掛け回した挙句、太ももを突きやがった!!!


母ヨーコたんとクマパパ。


夕御飯は焼肉。
今日のお肉は柔らかくて美味しかった~♪



ふるさとは遠きにありて思うもの、
そして家族を煩わしく感じるときもあるけれども、
東京の誰もいない部屋のドアを開けるとき、
ちょっぴり寂しくも感じる。
やはり、母ヨーコたんもクマパパも、両方好き。

私ばかり自由で気楽でごめんね、って思う。
これは長女特有の罪悪感だろうか。

さて、明日から土曜日まで仕事だ~。
がんばろ。
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無題

2009年11月23日 01時35分32秒 | Weblog
第三次世界大戦勃発@我が家。
しかし、最終的に親子三人ですき焼き食べている不思議な家庭。



母はとっくに寝てしまい、父とはさっきまで語っていた。

・立原正秋と姜尚中の違いについて→父、姜さんの物真似が似ていた。
・初期の頃の渡辺淳一の作品について
・父の高校時代。→父は私の先輩なのだが、彼はけっこうヤンチャだったらしい。
・父の仕事の話。ちょっとした「プロジェクトX」
♪風の中のすばる~
・知識欲の拡大と時間の使い方について

吉熊片手に話す父。
クマがクマ抱いてるー。ウケるー。



父は言う。
世界中の物事をこの灰皿の大きさに喩えると、「パパの知っていることはこの粒々にも満たないんだよ」と。

吉熊「へえ」

はぁ…。
今日は他に書きたいことがたくさんあったのだが、疲れたのでもう寝ますです、はい。
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