世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

宇宙に願いを

2014年08月31日 22時29分02秒 | Weblog
幕張メッセで開催されている宇宙博2014に行ってきた。
ずっと行きたかったのだが、なかなか行けなかった。

海風に吹かれながら海浜幕張駅からメッセまで10分程度歩く。




4年前、ウーメラ砂漠で四散しながら星になったはやぶさ。数々の困難を乗り越え、「諦めない勇気」を教えてくれたはやぶさ(及びはやぶさプロジェクト)は、その後の私の人生観や価値観を劇的に変えた。





そんな愛おしいはやぶさが持ち帰ってきたイトカワの欠片を今日は見ることができた。3億キロ離れたイトカワの欠片が、顕微鏡越しではあるが、目の前にあることに大興奮!すごい!!


「パトラッシュ…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を」と言って昇天するネロの気持ちになった。


思わず守衛さんに「これすごいですね」と感想を述べてしまった。



イトカワ。改めて見るとやっぱりラッコの形をしているなあ。カワユス。



はやぶさ



他にも見所満載。



宇宙服。



これ、宇宙兄弟に出ていたやつかな。


ロケットのエンジンとか見飽きない。



今日は夏休み最後の日だったので若干混んでいた。



その後、渋谷のプラネタリウムで「ALMA まだ見ぬ宇宙へ」を堪能。





アルマ望遠鏡が切り拓く新しい天文学の姿、「謎や矛盾は解き明かされてこそ知識となる」という言葉に痺れた。



プラネタリウムのお手洗いのトイレットペーパーにも痺れた。





渋谷駅前の交差点は相変わらずすごい人混み。


銀河とか宇宙とか星座とかを前提に考えると、自分の悩みや苦しみなんてちっぽけなんだと思い知る。
でも、悩んじゃうんだよねぇ。その度に、個人的かつ精神的なビッグバン(らしきもの)を今まで何度私は繰り返してきただろうか。それが生きるということなのだろうか。


12月のはやぶさ2の打ち上げが楽しみだ。
最近の日課は「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョン」のDVDを毎日1回は観ること。
で、毎晩泣くという・・・。

HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】


さて、明日から新しい一週間が始まる。
しかも月初。
忙しくなりそうだが、頑張ろう!!


どうぞよろしく

2014年08月30日 22時47分35秒 | Weblog
デジカメのディスプレイに線が入るようになったのは、旅行の翌日からだ。
撮影には不具合はないのだけれども、ちょっと気になる。
修理費がけっこうかかるので新しいものを購入した。
古いものは下取りに出せば1,000円になる。
店に持っていき、いざ下取りに出そうとしたとき、ちょっと後ろ髪を引かれたので下取り中止。

古いカメラとは色々な国や都市を旅してきた。一緒に素敵な風景を見てきた。
尾道、北海道、ニューヨーク、香港、台湾、そして先日の東北旅行。
季節ごとの花々、飲み会の笑顔。
いい仕事をいっぱいしてくれた。
そんなこの子とお別れするのは辛い。
もしもの時を考え、手元に置いておくことにした。
現役は引退するけれど、ずっとそばに。
今までありがとう。これからはゆっくりと余生を送ってくれ。


新しい子(左側)。




どうぞ、よろしく。
さて、明日はこの子とちょっこし外出。



ずんだ

2014年08月30日 21時47分05秒 | Weblog
先日、喫煙所にて。

某君「東北旅行では、ずんだ、食べましたか?」
私 「食べてないです」
某君「せっかく東北に行ったのに。どうして食べないんですか?」
私 「別に」
という会話をした。
ずんだは好きだし、東北で有名なことは知っていたけど。
でも食べる食べないはその人の自由じゃん。
そもそも、私が体験した東北旅行では、ずんだ自体を目撃していなかったし。
ずんだを食べなければ人にあらずみたいな口っぷりに「あ?」とムカっとした。

そしてその某君。
広島に旅行に行く前、女の先輩にも同じようなことを言っていた。

某君「広島に美味しいチーズケーキがあるんですよ。駅前に」
先輩「ふ~ん」
某君「せっかく広島に行くんだった食べないと」
先輩「でもツアーだし」
という会話を展開していた。

知識を披露するのはかまわないけど、決め付けというのか、「食べないなんておかしい」ぐらいな口っぷりってどうなの?と思った次第。
ちょっとしたコミュニケーションの行き違いだろうか。


SAGA 佐賀

2014年08月30日 12時54分14秒 | Weblog
8/29
ずっと曇天&雨続き。
湿度が高いのでまるで梅雨みたい。
そんな中、稟議決裁の処理、8月の経費の締め、小口現金の締めを行う。

今日は、飲み会。
3年前に遭遇した合コン仲間・・・今では飲み友達との飲み会だ。

当社の社長も、我々の行く居酒屋の近くの店で男子会を開催するという情報を、後輩男子ししゃも君から聞いてガクブル。
店同士が20メートルしか離れてないじゃん。
どうか見つかりませんように。別に見つかってもかまわないのだけれど、後々面倒なので。


今日の居酒屋は、ヲサレ系の和風個室。


女性陣は私、経理部O主任、O主任の友達・Yちゃん(日本橋のOL)。
男性は、
A君・・・IT関係の会社の役員(向井理に似ている)
B君・・・スポーツ用品の店の経営者(流されるキャラ)
C君・・・製薬会社勤務(いたずらっこキャラ)
である。

この6人で会うのは2年ぶり。
つーか、B君もC君も彼女できてるんじゃん!!「何この急展開!?」と女性陣からの激しい突っ込み。

3年前に会ったとき、モヤモヤゲームをやった。
男子、女子のチームに分かれ、それぞれ、互いのチームに分からないように番号をつける。
自分がどの番号を男子につけられたのかは分からない。
「一緒に映画に行くとしたら?」
「俺、3番」
「俺は2番かな」
「やっぱ1番だよ」
…これ、本当、モヤモヤした。
ゲームのルールを理解できずに終始モヤモヤしていたO主任の様子を思い出して皆で爆笑。


これから夏休みを取る向井理似くんは、佐賀に一人旅に行くらしい(これで九州全県を回ったことになるらしい)。
佐賀県・・・「SAGA佐賀」である。
Yちゃんが「佐賀の歌って、はにわが歌っていたよね?」と超絶ボケをかわし
皆で「それってはなわじゃね?」と総突込み。
すかさず埴輪のまねをする俺。はにゃ~。



「亮子ちゃん。黙っていれば壇蜜なのに」
と言われて、照れてしまった。なんて嬉しいお言葉。

佐賀県 はなわ 【高音質】字幕付き



Yちゃん「また来年飲もうね~」と言い、「忘年会とかねーの?さみしーじゃん」とか突っ込む男性陣。
この雰囲気、面白くて好き。

今回は私の住んでいる場所の近くで開催されたので、歩いて帰宅。
嗚呼、楽しかった。


反省は毎日で~

2014年08月28日 21時53分29秒 | Weblog
寒かったので珍しくスーツ着用で出勤。
久々にきりっとした感じになる。気分は秘書モードである。
秘書の業務と言ったら上司の交通費の清算とかを行うのである。
「昨日の電車代、あの経路でOKですね?」
などと、ライブドアの社長秘書・乙部さんみたく吉熊上司に確認。
いいぞ、俺。秘書っぽくね?去年必死に勉強をして秘書検定1級取得した甲斐があるってものよ。

「社長の分もお願い」
と言われ、鼻息荒く経路と金額を出金伝票にしたためる。

しかし、記入者名のところに訂正が重なり、訂正印だらけになってしまった。
怪しくないのに怪しい伝票になってもうた。

経理に持っていったら
「これは受付られない・・・」
とO主任に拒否られた~。

吉熊上司に報告したら
「いいよ。俺が書くよ」
と言われた~。

とほほ。


吉熊上司はプロジェクトの重鎮なので、日中は席をはずすことが多い。
LINEで連絡を取り合っているのだが、今日、彼からのメッセージに気付かなかった。
伝票と格闘していたのである。


「LINE送ったんだけど。気付かなかった?」
と席に戻ってくるなり、吉熊上司に言われた。
「散々いつも俺にメッセージを送りつけておいてさ、俺のメッセージには気付かないなんて。ひどいよな~」
と笑いながら咎められた。
「社長、そこにいる?」という吉熊上司のメッセージをスルーしてしまった。
すいません~!!

まだまだ気が利かなくて面目ない。

globeの「FACE」じゃないけど、本当、「反省は毎日で~」である。
あれはOLの鎮魂歌~レクイエム~なのだ、きっと。
隙あらば、マーク・パンサーが「ふぅう~はぁ~」って囁いちゃうからね。
油断も隙もあったもんじゃない。ホント。



後輩女子Cちゃんと帰る。
ピーチクパーチク、お喋りが止まらない。

帰宅後、ご飯をレンジでチンする。
レンジでチンの「チン」って何なんだろうな、と思いながらストッキングを下ろす。


最近のマイブーム。




朝食の「カスタードバニラヨーグルト」、そして主に夜、納豆を食べるときに「ご飯にかけるギョーザ」を混ぜること。
前者はスーパーで一度買ってハマった。甘さとバニラの香りがたまらない。
後者は先日帰省した時に実家から貰ったもの。じっくりと煮込んだおから、ピーナツ、ニンニク、タマネギなどに、ラー油、酢を混ぜ合わせた商品で、かければなんでも餃子の味になる。このオールマイティーっぷり!餃子の街で育った私にはたまらない一品だ。こいつと納豆のハーモニーがたまらない。


明日は飲み会♪

こぴっと仕事して、美味しい酒が飲みたい!

今週の会社の花(ロビー)。
ここ最近涼しいので、花のもちが良い。



ペリドットの雨が降る

2014年08月27日 23時19分00秒 | Weblog
他部署の後輩が退職した。
今年のはじめ、彼女のせいで私は体調を壊した。
・他部署に仕事を平気で振る。
・拒否ったら(代替案を出したら)、勝手に私に関する虚偽の話を作って上の人に言いふらす。
という目にあった。

14年社会人をやっているが、こんな目に遭ったのは初めてだ。
彼女のせいで情緒が不安定になり、ずっとソラナックスを飲んでいる。
何の理由で辞めるのかは定かではないが、正直、ちょっとほっとしている。
もう二度と会うことはないだろう。



帰宅後、ポストを開けると、高校時代の担任の先生から残暑見舞いが届いていた。
この夏、彼はイタリア旅行に出かけたらしい。いいな~。
お元気そうで何より。卒業して18年になるが、こうして連絡をし合えるのはありがたいことだと思う。

今日は春と夏に入社してきた人たちの冬服の手配の準備をした。
制服の件で育休明けの同期に電話をし、元気そうな声を聞けて安心した。

月末なので伝票の整理もした。
昼過ぎから吉熊上司が外出だったので、こぴっと交通費の出金伝票も書いて差し上げた。


もうすぐ葉月も終わり。
今月の誕生石はペリドットという緑色の石。
夏が似合うオリーブ色。

吉熊「キラキラ☆」





遠く宇宙のかなたではペリドットの雨が降っているらしい。(宇宙の宝石屋さんたち~ペリドットをめぐる話~

地球から1,350光年離れているオリオン座のHOPS-68という天体でペリドットは降っているらしい。
光の速さでも 1,000年以上かかる遙か彼方で、雨雨降れ降れもっと降れぇ~♪である。

宝石が降っているだなんて、想像しただけでも素敵な話だ。
漆黒の宇宙に煌びやかに舞い落ちる緑の欠片・・・。うっとり。

東京では連日、うざいほどの雨が降っている。
この夏は雨が多かったという印象が強い。特に土日。
酷暑よりマシだが、気温差が怖い。




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お大事に

2014年08月26日 23時38分42秒 | Weblog
心療内科デー。

受付に診察カードをスキャンする際、「医師の体調が悪いのでお一人様10分でお願いします」という貼紙を見て衝撃を受ける。
患者の呼び出しはクマ医師自ら行うのであるが、その声がもう世紀末的な弱々しさで全俺が心配。

患者数はいつもよりは少な目だが、一人10分では終わっていない模様。
待ち時間は2時間。いつも4時間を越えるので短く感じた。
最近の私は旅行でリフレッシュしたのか心身ともに順調なので、なんだったら処方箋だけ書いてもらうだけでいいかなーぐらいに思っていた。

診察室の中から時々咳き込むクマ医師の声がする。大丈夫かな・・・。
診察を終えて出てくる人が、みんな「先生、お大事になさってください」と言っていた。


さて診察。
クマ医師、具合が悪そうだった。
もうそそくさと去って可及的速やかに休んでもらいたいと思えるレヴェルである。

しかし
「どうでしたか?最近」
といつもと変わらぬ様子で聞いてくるクマ医師。


決算発表のこと、そして夏休みのことを話した。
例年夏休みはどこに行ったのかを聞かれるのだが、今年も然り。
花巻、弘前、秋田を巡ってきたことを話した。

また話が流れに流れて、小惑星探査機はやぶさ・はやぶさのプロジェクトマネージャー川口淳一郎先生の話にまで及び、宇宙を語りだす始末。心療内科の中心で宇宙を語る。


・・・盛り上がった・・・。
話が盛り上がってしまった。
クマ医師の体が心配で、早く終えようとしているのに。

もはや制御不能になった私は、
「はやぶさ2、先生も応援してくださいね」
とか言ってしまっていた。(自分、はやぶさ2の何なのさ!?)

旅行のお土産もしれっと渡し、他の患者同様に、「お大事に」と、いつも患者として言われる台詞を口にする私。


今日の診察で、クマ医師の医師のプライドを垣間見た気がする。
たしかインフルエンザのときも診察室で処方箋書いていたっけな。クマ医師。
「2012年03月07日逢いたい時にあなたはいない」


薬局の薬剤師の話では、昨日の診察で最後の患者が終わったのが0時半とのこと。
あの強靭な精神力がないと精神科医って務まらないのかもしれぬ。

12年ぐらい前、吉熊上司に
「この仕事は自分がいなければできないんだと思えば何だってできるんですよ」
とメールで言われたことを思い出した。
滅多に精神論を語らない吉熊上司の言葉なのでよく覚えている。
ここ二日間、ちょっとだらけていたので(朝起きる時間が遅い)、ここでいっちょ、フンドシを締めなおす。
こぴっと!!!!

クマ医師、お大事に。


弘前で咲いていた紫陽花。





赤と青の狭間で

2014年08月25日 21時55分13秒 | Weblog
2便の夏休みを取得したO主任が出勤した。
彼女もこの夏休みは青森に行っていたので、十二湖の話で盛り上がった。
あの青い色に彼女も感動したらしく、やや身を乗り出して語っていた。
「青池近くの『森の物産館キョロロ』の品揃えの豊富さったら!」
「そうですよね。色々売っていましたよね。私、そこで青池ソフトクリーム食べました」
「私、食べはぐったー。美味しかった?私はそこでお土産買ったよ」
などというマニアックな会話を展開。

そんなO主任とは今週の金曜日に飲み会♪
合コン相手だった殿方三人(今や飲み友達)と。
毎年恒例、夏の反省会の予定。楽しみ。


弘前出身の掃除のおばちゃんとは今日も昼休みの喫煙所でお話ができた。
弘前の話から彼女の今までの人生をも・・・。
生い立ちから今に至るまで、ちょっとした女ののど自慢みたくなってた。

2月に弘前城雪燈籠まつりっていう祭りがあるのだが、そのことも聞いてみた。
「寒いわよ。弘前の冬って瞼の縁が凍るぐらい寒いんだからね、本当」
と言われた。
マジかー…。
今日の東京は梅雨の時期のようにじめじめして蒸し暑く、寒い季節なんて想像できぬが。



仕事は社長に提出する書類の作成をして、中途採用の冬服の手配の準備をした。
冬服がスタッフの手元に届く頃、巾着田の曼珠沙華は赤く燃えるのだろう。



今週の会社の花(階段)。
青池の青色には負けるが、素敵な青い薔薇。



青と赤がせめぎあう、そんな季節。

最近見た青と赤。

男鹿半島のなまはげさん。

「泣く子は、いねがー!!」


・・・まだ旅行の思い出に浸っていたい・・・。

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たららん

2014年08月24日 22時41分06秒 | Weblog
昼に起きるも、体調が悪く、だららんと一日を過ごしてしまった。
久々に布団を干したのだが、すぐに取り込んで芋虫のように包まっていた。
吉熊とクマクマしたりスマホいじったり、まるでリラックマ生活そのものである。たららん。

ふっかふかの布団は気持ちがよく、
「嗚呼、コレが今仕事中だとして。『だるい。すぐにでも布団に包まってまったりしたい』と思うことあるじゃん?その願望が具現化したのが今のこの状態なのよ。だから今って幸せなんだよ!!」
などと自らの幸福論を脳内で展開して恍惚の表情を浮かべる昼下がり。


夕方、むくりと起きてファンデーションがもう少しでなくなることを知る。
化粧品やシャンプーや石鹸が残り少なくなると落ち着かないのは私だけだろうか。
しかも私が行くドラッグストアのポイントが今日は多くつく日。
これは行かなくては!と身支度を整えて買いに行った。


そうそう、最近デジカメの液晶が不具合気味。
撮影に支障はないのだけれども気になるのでカメラ屋さんにも行った。
修理するより進化した新商品のほうを勧められて気が迷う。
苦楽をともにしたカメラだしなあ。どうしよう。


明日からまた新しい一週間かあ。
月末だし、こぴっと頑張らないと。




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旅ブログ

2014年08月23日 22時06分42秒 | Weblog
昼過ぎに起きて、旅ブログを更新した。
終了して時計を見たら20時だった。
ふぅ~っ。

青池での一枚。本当に綺麗だった。



みちのく一人旅 1

2014年08月23日 18時40分34秒 | Weblog
8/14

8時台のはやぶさで北上。


10:37新花巻駅到着。まずは駅前で一服。
駅のロッカーが小さく、大きいサイズのロッカーは使用されていたので観光案内所に預けた。

20分ほど歩き童話村に到着。


そこからシャトルバスに乗り宮沢賢治記念館へ。
まずは腹ごしらえ。
記念館の隣にある山猫軒ですいとんを食す。おつゆが甘みがあって美味しかった。





宮沢賢治記念館。





玄関に張ってあったポスター。



宮沢賢治の原稿を見ることができ、字のクセや何度も推敲している形跡などがよくわかった。
最大の理解者だった妹を亡くした「永訣の朝」は読んでて泣けた。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」

砕石工場の営業マン時代、作った広告なども見ることができた。
賢治のイラスト、かわいい。

37歳で他界した宮沢賢治は人生をフルに生きたのだと思う。
音楽、美術、タイプライト、エスペラント語、農業学、鉱物学などを勉強し、本当に濃密な人生だった。
今36歳の私は彼の人生の足跡をたどり、感慨に耽ってしまった。



イーハトーブ館へ。


この勾配が殺人級に怖かった。一度転んだらそのままずっと転がりいく感じ。



歩いて駅に戻り、大きいロッカーが空いていたのでそこに荷物を入れる。
タクシーでイギリス海岸に行くも、水かさが多く、想像していたのとは違っていた。嗚呼、プリオシン海岸・・・。
ひたすら歩き、やぶ屋で宮沢賢治が好物だったという「天ぷらそば&三ツ矢サイダー」を堪能。




土佐かつおのだしがよくきいている。天ぷらもふわふわしてて美味しかった。


そういえばうちの祖母(明治生まれ)が三ツ矢サイダーをよく飲んでいた。歴史がある飲み物なのだ。

釜石線で新花巻駅へ。
駅前で缶コーヒー片手に一服していると「星めぐりの歌」が大音量で流れてきてびっくり。




19:16、新花巻駅を出発。
やまびこ99号、はやぶさ29号。

新青森駅に到着する直前、急に孤独感と不安感に襲われる。
あの感覚は上手く表現できない。


21時半。
弘前到着。

駅ではりんごが出迎えてくれた。


ねぷたも。


ホテルは駅前だったので超便利だった。
憧れの弘前に来ているんだ!という興奮は私をなかなか寝付かせてくれなかった。


みちのく一人旅 2

2014年08月23日 18時14分50秒 | Weblog
8/15
東横インの朝食。おにぎりが美味しかった。


弘前を歩く。
4年前、桜を観に弘前城へは行ったことはあるが街を散策するのは初めて。
外は生憎の雨。


軒先のもみじ。紅葉が始まっている。


小学校の庭の桜。さすが桜の町。
花は咲いていないのだけれども、ふと桜の香りがした。



旧制弘前高等学校外国人教師館。







弘前高校付近を歩き、雨が強くなってきたので観光館で雨宿り。
ねぷた。大きいなあ。






青森銀行記念館





旧弘前市立図書館




旧東奥義塾外人教師館。


ここのレストラン「アンジュ」で食したフレンチが美味しかった。
りんごのスープが特に。世の中にはこんなに美味しいものがあるのだなと思った。


お肉も柔らかくてとろけそう。


りんごのシャーベットは想像を絶する爽やかさであった。


旧東奥義塾外人教師館2階。
子供の頃憧れた世界。



津軽路で母におせんべいを買う。4年前来たときに食べて美味しかったとのこと。
近くのねぷた村で金魚ちょうちんを購入。


弘前城は深い緑に囲まれ、気品に満ち溢れていた。
今秋からはじまる石垣修理は10年かかるらしい。
弘前城が動く










岩木山が見えた。



不思議な美容室を発見。
クマの写真が・・・!「ヒトと仲良くしたい」とのこと。私もクマと仲良くしたい。



藤田記念庭園。
弘前市出身の藤田謙一氏が1919年(大正8年)に別邸を構える際、東京から庭師を招いてつくらせた江戸風な景趣の庭園。

将棋の羽生さんがここで対極をしたらしい。








洋館も素晴らしい。







その後、道に迷って疲れたので、弘前大学医学部附属病院からタクシーでホテルに戻った。
運転手の津軽弁に胸キュン。



一服して、温泉セットを持って五能線に揺られて板柳へ。
車窓に流れるのはりんごの木々。

板柳は死刑囚・永山則夫の育った町。自らの貧困と虐待を綴った彼の書「木橋」を読んで以来ずっとここに来たかった。その木橋もこの目で目撃。則夫が育った「マーケット長屋」は取り壊されていたけど、町を歩いているときにふと幼い則夫がこっちを見ているような気配を感じた。ガイド本はなく、「木橋」に描かれている則夫の当時の板柳の地図だけが頼りだった。


板柳駅。


木橋(幡龍橋)を渡る直前。






水かさが増している岩木川。N少年(則夫)が新聞配達をする際に渡った。



役場の隣の公園。
ベンチがりんご。池にもりんご。




板柳駅前には温泉がある。優しいおばちゃんが番頭をしている、女学校の建物を移築した板柳温泉は風情満点。湯は少ししょっぱかった。地元のおばちゃんたちが背中を流し合いながら喋る津軽弁を聞きながら湯に浸かった。湯は容赦なく熱く、15分も入っていると貧血を起こしそうになる。





20:20の板柳発の電車に乗る。
ほぼすっぴんで電車に揺られてホテルに到着。
エレベーターで一緒になった小学生ぐらいの男の子が元気に挨拶してきてくれ、心がほっこりした。

この晩は頭痛が酷く、ロキソニンを飲んだ。
スマホの万歩計は30,000歩を記録した。




みちのく一人旅 3

2014年08月23日 17時57分59秒 | Weblog
8/16

さようなら弘前。
9:28の弘前発で五能線に揺られ、鯵ヶ沢を目指す。
発車メロディーが涙腺を刺激する。
弘前駅 発車メロディー「津軽じょんがら節」


次回来る時は津軽三味線を聞けたら良いなと思った。


鯵ヶ沢駅からは代行バスで深浦へ。
土砂崩れがあり、五能線は途中運休している。復旧には1ヶ月を要するらしい。


ひたすら日本海沿いを行く。






深浦駅でバスの乗りかえ。時間があったので焼肉屋で昼食。海を眺めながら豚丼を食べた。
そしてまたバスで十二湖を目指す。
民家の軒先などを通過する。「嗚呼、私が普段会社で働いている時間、ここではこんな時間が流れているのだなあ」と思った。

無人駅に到着するたび、バスに乗っている車掌さんが下車して「○分発のバスですよ~」と声を掛けていた。
僅かな疑問にも快く答えてくれてありがたかった。
バスはほぼ定刻どおりに各駅を出発し、十二湖駅に無事に到着。

駅前の荷物置き屋さんに荷物を預けた。そこのおばあちゃんがすごく優しかった。

またバスに乗る。
ここで虻に追いかけられた。
怖かったな、虻。


青池。


これが見たかったのである。









十二湖駅のそばから眺める日本海。


バスに揺られ、東能代を目指す。


サウダージ的世界。



日本海のさざなみと夕暮れに心が満たされる。






東能代駅で時間を潰す。


近所で盆踊りが開催されているのだろうか。駅前で一服していると、聞きなれない音楽が聞こえてきた。
嗚呼、遠くに来たのだと思う。

駅の待合所でエンドレスに流れていたCM。
遠距離恋愛中のリア充。音楽が良かった。
秋田新幹線「こまち」TVCM 2014.3.15ダイヤ改正「ありがとうキセキ」篇 30秒Ver 出演:三浦サリー



20:05秋田駅到着。


時刻表とにらめっこのハードな一日だった。



みちのく一人旅 4

2014年08月23日 17時39分39秒 | Weblog
8/17
秋田駅から出る男鹿半島一周のバスツアーに参加。

なぎさコース。
寒風山回転展望台ー真山神社・男鹿真山伝承館・なまはげ館-西海岸経由ー秋田駅東口。


バスガイドさん(秋田美人)の「リンゴの唄」が超上手だった。あの唄のリンゴは秋田のリンゴを歌ったものらしい。
他にもババベラアイス発祥の地が秋田だということなど詳しく教えてくれた。その日のNHKのど自慢は男鹿で行われていることも彼女から教えてもらった。秋田弁の講座も面白かった。


なまはげさんのウェルカム。大きい!!



寒風山回転展望台




八郎潟などを観た。


展望台にいたなまはげさん。かわいい。



真山神社
神主さんによるガイド。








伝承館のなまはげライブはこの上なく愉快痛快。
迫力があるなまはげの様子に子供たちはみんな大絶叫。
なまはげ台帳は超ツボ。嫁のミツコも。

[HD]なまはげ体験ノーカット~男鹿真山伝承館~




なまはげ館でなまはげ変身もして、大満足。


悪い子いねがー!!!!


駐車場のバスに向かうとき、青森からバス旅行に来ていたおじさん一行に「お姉さん、嫁のミツコだろ?!」と突っ込まれた。


海岸沿いを行く。
バスガイドさんの話が非常に巧く、合川南小学校の津波の事故の話や椿の悲恋話に思わず涙が出てきてしまった。


鰐岩。この鰐さんは女子とのこと。かんざしをつけているから。


けっこう断崖絶壁。冬場は地元の人でさえこの道は通らないとのこと。



まったり。雨が降り出してきた。



ポートタワー・セリオン
窓にはガラス6000枚を使っているらしい。




秋田駅の駅ビルできりたんぽ鍋を堪能。
秋田比内地鶏や




黄色いものはキンカン。鶏の体内で成長途中の卵のこと。卵の濃い味がした。
嗚呼、この味!4年前初めて食べたきりたんぽ鍋。あのときの感動がよみがえるっ!!!

秋田駅の土産屋を見て、ホテルに戻った。



みちのく一人旅 5

2014年08月23日 17時20分18秒 | Weblog
8/18
旅5日目。最終日。
コンフォートの朝食はクオリティが高い。
ワッフルは自分でオーブンを使って焼ける。
美味しい。


10:06の新幹線で角館を目指す。
そこから秋田内陸縦貫鉄道で阿仁マタギ駅へ。
乗りかえ時間が僅かでロッカーに荷物を預けられないのではないだろうかという不安があったのだが大丈夫だった。

秋田内陸縦貫鉄道は車内アナウンス付。
十二段トンネル(5697m)は秋田県内で最も長いトンネル。
直線のトンネルなので、 数キロ先の前後の出口が見える。名物らしい。

田園地帯を走る電車。幾つかの清流を渡る。夏の光を受けて流れる水の美しさといったら、まさに日本の夏の原風景とでも言おうか。

阿仁マタギ駅からは電話で予約していたので温泉施設のスタッフの方が迎えに来てくださった。
「お客さんのようにクマ好きな人が全国から来ますよ。お一人の方が多いです」とのこと。私みたいな人、やっぱりいるんだな。


くまくま園、到着。


ヒグマの花子。美人。映画に出ていたクマのお嫁さんらしい。



ツキノワグマコーナー。
どのクマも愛嬌が良かった。


餌を投げ入れる。

「こっちこっち」


「こっちも」


愛くるしい。

ヒグマは時々喧嘩をしていた。唸り声にちょっとびびった。


ちょこん。


バイバーイ!



シャトルバスのお兄さんが「ぜひお客様にぴったりの撮影スポットがあります」と言うので温泉で下ろしてもらった。
そのロビーではツキノワグマの剥製とハグができるとのこと。
「おーよしよしよし・・・」とムツゴロウさん状態になる私。
興奮。
ツキノワグマの硬くて真っ直ぐな毛並みの感触はまだこの指先が覚えている。



温泉施設でお昼を食べ、お土産を物色。熊鈴とか売ってた。

打当温泉マタギの湯の前にあった神社。
くまくま。


ロビーに貼ってあったポスター。
「イタズ」・・・覚えている!!見てないけど。




阿仁マタギ駅を出発。






井上揚水の「少年時代」が似合いそうな風景。


駅のポスター。痺れる。マタギ。


角館に到着。
秋田内陸縦貫鉄道、素敵だった。




武家屋敷を徘徊。



質素な佇まい。

途中、田鉄でお土産を物色。
また駅前で生もろこしを購入。

17:58発のこまちで角館を出発。
こまち、速くてびっくりした。最高時速320キロとのこと。
気になっていた土地に行き、おいしいものを食べ、大満足の5日間だった。