明日から葉月。ということは、今日は文月最後の日。信じられない。早すぎて。
歳を取ると、時間が過ぎるのを早く感じるホルモンが出るんだよ、と昔の彼氏が言っていた。
本当、最近あの言葉を痛感することが多い。
小学校時代の7月31日。
「夏休み、あと1ヶ月ぐらいあるもんねー。ヘイヘイ!!」と余裕ぶっかましていた。
母ヨーコたん監修の元に過ぎていった夏休みだったので、始業式前に「宿題終わってないよう」という状態には陥らなかったが、まだ1ヶ月あるという嬉しい感覚は濃厚だった。
夏休み、何をしていたんだろう。
早朝…ラジオ体操。今やれと言われても無理。そう考えると子供たちを引き連れて毎朝毎朝ラジオ体操に出席していた母って、すげー。
朝食。父、ようやくお目覚め。
母が育てた窓辺の朝顔を見ながら、納豆や塩鮭もしくはマーガリンを塗ったパンの朝食。
涼しいうちに「夏休みの友」とかやる。
花々の汁で絵など描く。
午前中から教育テレビを観る。
「さわやか3組」「できるかな」が好きだった。
昼御飯は母が茹でたとうもろこし、じゃがいも(バター醤油)、もしくは素麺、ラーメン。
「あなたの知らない世界」を観ながら震撼。
午後は友達とひたすら外で遊ぶ。
中線踏み、縄跳び、ゴム飛び、秘密の基地作成、ボール遊び、ファミコン、かくれんぼ、缶蹴り。
太陽が降り注ぐ中、元気いっぱい遊んでいた。
おやつは、スイカと麦茶。
もしくはチューペットを凍らせたもの。
車がある日は母が壬生か石橋の流れるプールに連れていってくれた。
あとは小学校の解放日にプールへ行ったっけ。
ビニールの水着入れを蹴りながら、夕日を追いかける夕方5時。
体中から塩素の匂いを撒き散らしながら、気だるさで畳の上で寝てしまうこともあった。
早めにお風呂に入り、夕御飯前に母と散歩。
ベビーカーに乗せた生まれたばかりの弟は器量良しで、よく近所の大人に「かわいい子ね」と誉められていた。
汗で湿り気のある髪をホヨホヨさせているこの弟を、申し訳ないが、私はあまり可愛がらなかった。
しかし、周囲の人に誉められるとなぜか彼を誇らしく思えた。
夜は帰宅した父と庭で花火。
ローソクの灯りに花火のこよりをそっと近づけ、めらめら燃える瞬間が一番好きだった。
しゅ…しゅしゅしゅしゅっと、花火が煌々と慌ただしくなるちょっと前の、今か今か…という高揚感が好きだった。
夜は絵日記作成。
母ヨーコたんは子供たちに絵日記を書くことを課していた。
あの頃は面倒で仕方なかったが、今となっては良い習慣だったと思う。
カブトムシの世話をし、祖父の仏壇におやすみの挨拶をして2階の寝室へ。
そんな夏休みを過ごしていた。
あれから25年余。
会社員になった私は小学生のときの7分の1ぐらいになった夏休みに憧憬を抱きつつ8月を待ち構えている。
先の例のホルモンが大分泌され、…早く来ないかな、夏休み。
少年時代 歌詞付き
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歳を取ると、時間が過ぎるのを早く感じるホルモンが出るんだよ、と昔の彼氏が言っていた。
本当、最近あの言葉を痛感することが多い。
小学校時代の7月31日。
「夏休み、あと1ヶ月ぐらいあるもんねー。ヘイヘイ!!」と余裕ぶっかましていた。
母ヨーコたん監修の元に過ぎていった夏休みだったので、始業式前に「宿題終わってないよう」という状態には陥らなかったが、まだ1ヶ月あるという嬉しい感覚は濃厚だった。
夏休み、何をしていたんだろう。
早朝…ラジオ体操。今やれと言われても無理。そう考えると子供たちを引き連れて毎朝毎朝ラジオ体操に出席していた母って、すげー。
朝食。父、ようやくお目覚め。
母が育てた窓辺の朝顔を見ながら、納豆や塩鮭もしくはマーガリンを塗ったパンの朝食。
涼しいうちに「夏休みの友」とかやる。
花々の汁で絵など描く。
午前中から教育テレビを観る。
「さわやか3組」「できるかな」が好きだった。
昼御飯は母が茹でたとうもろこし、じゃがいも(バター醤油)、もしくは素麺、ラーメン。
「あなたの知らない世界」を観ながら震撼。
午後は友達とひたすら外で遊ぶ。
中線踏み、縄跳び、ゴム飛び、秘密の基地作成、ボール遊び、ファミコン、かくれんぼ、缶蹴り。
太陽が降り注ぐ中、元気いっぱい遊んでいた。
おやつは、スイカと麦茶。
もしくはチューペットを凍らせたもの。
車がある日は母が壬生か石橋の流れるプールに連れていってくれた。
あとは小学校の解放日にプールへ行ったっけ。
ビニールの水着入れを蹴りながら、夕日を追いかける夕方5時。
体中から塩素の匂いを撒き散らしながら、気だるさで畳の上で寝てしまうこともあった。
早めにお風呂に入り、夕御飯前に母と散歩。
ベビーカーに乗せた生まれたばかりの弟は器量良しで、よく近所の大人に「かわいい子ね」と誉められていた。
汗で湿り気のある髪をホヨホヨさせているこの弟を、申し訳ないが、私はあまり可愛がらなかった。
しかし、周囲の人に誉められるとなぜか彼を誇らしく思えた。
夜は帰宅した父と庭で花火。
ローソクの灯りに花火のこよりをそっと近づけ、めらめら燃える瞬間が一番好きだった。
しゅ…しゅしゅしゅしゅっと、花火が煌々と慌ただしくなるちょっと前の、今か今か…という高揚感が好きだった。
夜は絵日記作成。
母ヨーコたんは子供たちに絵日記を書くことを課していた。
あの頃は面倒で仕方なかったが、今となっては良い習慣だったと思う。
カブトムシの世話をし、祖父の仏壇におやすみの挨拶をして2階の寝室へ。
そんな夏休みを過ごしていた。
あれから25年余。
会社員になった私は小学生のときの7分の1ぐらいになった夏休みに憧憬を抱きつつ8月を待ち構えている。
先の例のホルモンが大分泌され、…早く来ないかな、夏休み。
少年時代 歌詞付き
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