世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

停滞期に思う増減率

2010年05月31日 21時48分21秒 | Weblog
最近、ツイていない。
特に仕事で。
たまにこういうときってある。
停滞期なのだろうか。
あ、これダメかもと思ったら、もう全てがダメに思えてしまう。

・稟議決裁を社長に依頼したのに、もう一週間近く戻ってこない。
・以前、社長に欲しいと言われていた書類をいつも通りに渡したら、「こういうのはいらないですから」と言われた。
・ここ2,3日、母とゆっくり電話で話せていない。つまんない。
・傘も持参している時には雨が降らないのに、忘れたときに限って雨が降る。
・再来週に控えた後輩女子Cちゃんの結婚式。ご祝儀袋に名前を書こうと筆ペンを探したのだが見つからない。

まあ、嬉しいこと楽しいことも沢山あるから、こういうことがあっても仕方が無い。人生において、嫌なことが占める割合って良いことの量に比例して増減するのかもしれない。

家に帰る前、オフィシャルな自分をリセットする場所といえば喫茶店。
煙草、コーヒー、文庫本…この三種の神器で小一時間、ワープ!!

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「しあわせって何でしょう?」 池袋コミュニティ・カレッジ

2010年05月30日 21時50分20秒 | Weblog
お昼、池袋コミュニティ・カレッジへ。
今日は林真理子先生が講師を務める公開講座「しあわせって何でしょう?~人気作家と脚本家が考える現代版オンナの幸せ~」を受講してきた。
ゲストは脚本家の大石静先生。あの「功名が辻」、「ヴァンサンカン・結婚」の脚本を書いた方だ。ビッグなダブルネームに目眩が…。

なんだかんだでギリギリな時間に到着。ふと後ろを見たら、林真理子先生が入室してくるところだった。そして、大石静先生、顔が超ミクロだった。
対談形式で、真理子先生がホステス。

議事録
・林先生:直木賞を31歳で取り、その後10年間は辛かった。業界の大御所には嫌われるし、もう自分には才能がないと思いつめていた(ここで鼻をかむ林先生。一同笑い)。作家は直木賞を取ってからが勝負。その後、吉川英治賞を取って、紫綬褒章を取るっていうのが一応ステイタスってわけ。


林先生:「脚本家ってよくセクハラに合うらしいね。瀬戸内寂聴先生なんて『乗せたら載せてやる』って言われたらしいよ」
大石先生:「え、ウソ?私、そんな目に合ったことない」
林先生:「私も…それもショックだよねえ」


林先生:「売れなかったんだけど『女文士』っていう本を出したとき、新潮社のドン・斎藤十一に「将来大物になる」って言われたの。そのことが作家をやっていて良かったなと思えることだった」
大石先生:「私の世界は視聴率があって数字は無視できないけど、でも書きたいものは書くという貫き通すことが大切だと思う」
林先生:「数字は無視できないのは作家も同じ。『下流の宴』が思ったほど売れなくなってきた。夏のオペラツアー、申し込んだのに…アテが外れた。どうしよう」


林先生:「大石さん、自己破産寸前までいったんだよね?」
大石先生:「そう。弟の事業がダメになって。でも自己破産はしたくなかった。著作権も失うことになるから。そうなってしまうと自分のアイデンティティを失うことになるから」
林先生:「私もバブルのときに着物や旅行などに散財してしまって。今、こんなに大変になるなら貯金しとけばよかったって思う」


林先生:「結婚生活はどう?」
大石先生:「結婚して33年。8つ上の夫と話すのは楽しい」
林先生:「あら、いいじゃない。家なんて土日に家を空けると大変。今日なんて、娘が友達のお母さんにジブリの森に連れて行ってもらうから朝10時に送り出して、夫に焼きそば作ってからここに出てきたのよ。でも『土日に家を空けるなんて!!』って夫は不機嫌になってしまう。私の人生の20%は夫の機嫌を保つことに費やされているわ。田辺聖子先生が言ってた。『家には不機嫌の椅子は一つしかない。そこに座れた人だけが不機嫌になれる』って。」
大石先生:「それ、面白い!」
林先生:「でしょ~。結婚って忍耐だよね。この前、娘と高知に行ったら、夫がまた怒るの。」
大石先生:「なんで?」
林先生:「夫の誕生日だったの。誕生日と土日が重なることって数年に一度だったのに私と娘が出かけちゃったから。61歳のオジサンが何言ってんだか~って感じでしょ!?」
(一同笑い)

…と、面白い話が満載だった。

一番印象的だったのは、真理子先生が話す自身のお母様のこと。
94歳になるお母様はいまだに「あの時(戦後)、鎌倉アカデミアに行っていたら私はあなたよりも立派な作家になっていた」と言うらしい。94歳になっても「~たら、~だったのに」という言葉が出てきてびっくりした真理子先生。「あのとき、~だったら」という生き方はなるべくしないように、と心がけているそうだ。今の人を見ていると、そこら辺が無気力でガッツがないのでは?と大石先生と危惧されていた。「キズモノになりたくない人は手ごたえも一生得られないのよ」と言っていた。

ぎくっ!!
そして、なるへそ。


「しあわせって何でしょう?」
その問いかけ的題名にお二人からの明確な発言は得られなかった。でも、幸せそうな二人を見ていると、幸せは各々違っていて、そして幸せになるためには努力や自分磨きをしないといけないということは分かった。

ということで、出た瞬間、目の前にあるカウンターで来月に開催される第二回目(林真理子先生と有馬稲子さんの講座)の申し込みをしてしまった。

また楽しみが増えた。

尊敬する作家・林真理子先生の作品を貪りながら読んでいる時間も幸せだが、真理子先生と同じ室内で同じ空気を吸っている時間も私にとっては幸せそのものだ。
『幸せ』のために、明日からも頑張ろう!!

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今更なのだが、桜

2010年05月30日 21時05分10秒 | Weblog
まったく今更なのだが、桜。
近くのビデオレンタルショップが今日で閉店。
10年近くお世話になった店なので名残惜しい。
最後に借りたものはRin' のCD。
最近、偶々知ったRin'の「サクラ サクラ」がツボだった。

昔からこのような日本的な音階が好き。

Rin' - sakura sakura


2003年4月、東京芸術大学の同窓生によって結成されたRin'。
イイ!って思って調べたら、もう解散してた…。


今年は、多摩川の土手、鳩山会館、目黒川、六義園、飛鳥山公園、千鳥ヶ淵、権現堂桜、そして東北の桜と、数々の名所を回れた。
来年も綺麗な桜が見られますように。
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まったり のんびり 土曜日

2010年05月29日 22時27分23秒 | Weblog
昨夜はブログを更新後にバタンQだった。

一昨日はレモンサワー×6杯、
昨夜はビール×3杯にカシスウーロン×1杯
…と、私としては飲んだ日が続いたもので、今日はぐったり。
ようやく起きたときは既に夜だった。
今日が晴れていたのだか雲っていたのか、わからん。

まったりとお風呂に入って、化粧とブローをし、洋服のお直し屋さんへ行った。
先日、黒のスーツのタイトスカートのファスナーが壊れてしまったのだ。
滑りが悪いのに、思いきり引き上げたら止まってしまった。
出勤前の朝だったということもあり、焦燥感いっぱいの私は、「いじやけるなー!(いじやける…栃木弁)」と、うんともすんとも言わないファスナーを力いっぱい引き上げた。
そしたらファスナー自体がスカートから切り離され、ご臨終。
いじやけMAXでそれを脱ぎ捨て、クローゼット内にある洋服を漁り出掛けたのが先週半ば。
ようやくお直し屋さんに出せた。清々した。

糸の解れを補修したり取れたボタンを付け直したり、洋服の管理ってけっこう大変だ。
それらの修繕を怠った挙句、着たいときに着られないという状況ほど私をいじやけさせるものはない。


明日は林真理子先生の講座「しあわせって何でしょう?」を受けに池袋へ♪
ああん、楽しみ~!
前回のサイン会リベンジよ!

寝坊しませんように。
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スパーキング!!

2010年05月29日 01時07分36秒 | Weblog
わたと飲み。
わたとは小学3~4年のときに同じクラスになり、出席番号が近かったのが切欠で友達になった。同級生のお母さんが開いていたピアノ教室にも一緒に通い、発表会の連弾も彼女とやった(♪シンコペーテッド・クロック …出だしの玉砕は私のせいだ…ごめん、わた)。
シューベルトの「魔王」の出だしを弾けるレベルの彼女と、バイエルの70番レベルの私とでは歴然とした差があった。「わたと一緒に弾きたい」と先生に無理を言ったのを覚えている。

小学4年から5年生になるとき、わたは引っ越してしまった。しかし、文通やお泊まりっこなどをして、今に至る。大学時代、彼女の家でパラッパラッパーをクリアできるまで就寝できなかったことなど良き思い出だ。彼女と私のモットーは「やればできる、必ずできる。できないのは私のせい。今からやります」だ。小学2年生のときに盲目のピアニストが演奏会でやってきて、そう唱えたのが発端。パラッパラッパーもその流れで徹夜の特訓になったわけ。
思えばわたとは四半世紀ぐらいの仲である。熟成しきってる。桃井かおり似の彼女はしっかりしていて、私のお姉さんのようだ。

今日は、わたから某チケットを、そして私が旅先で購入した目玉おやじ二人を渡すのが名目。松山産と岩手産のおやじ。


会社の最寄り駅がある付近の居酒屋で飲み。
わたはクールなのに、吉熊の人権ならぬ『基本的熊権の尊重』をもって吉熊に接してくれる。



チケットの他に素敵なお土産をいただいた。
携帯のレンズに着けて撮影すると魚眼モードに撮影できるグッズ。
面白い!


わたは今、ドラマ「ロングバケーション」にハマっていると言う。
我々が大学生になった1996年に放送されていた番組だ。
あの懐かしき時代を彷彿とするらしい。
今度、私も観てみよう。

最近、自分の価値観に自信が揺らぐことがあった。
でも、気風の良い彼女と話しているうちに本来の私が戻ってきた。

続いては寒いカラオケ…通称「寒カラ」


私たちが入室したときの履歴。
ナウい!
ヤング!
てか、西野カナって…誰?



我々の履歴。




ツンドラ気候炸裂!
凍死寸前。

森高千里の「私がオバさんになっても」
二人でサイパンに行った云々という旨の歌詞を私は即興で「クマと尾道に行った」と置き換えて変化球。もう立派なオバさんである。

わたの「ヒゲとボイン」がツボだった。

〆はいつもお決まり「CHA-LA-HEAD-CHA-LA」
二人で元気玉作れるぐらい熱唱。

いつまでもこうやって一緒にスパーキングできたらいい。
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待望のコブクロ(ホルモン焼き)

2010年05月27日 23時11分12秒 | Weblog
会社飲み。

その前に。
会社から飲み屋さんに行くまでの道のり。
空があまりにも綺麗だったのでパチリ。


そして、道端の薔薇。



今日は先週行われた決算説明会の打ち上げ。
場所は会社近くのホルモン焼き店。



ハチノス、ギアラ、センマイ…どれも見た目はグロいのだが美味しかった。

90分食べ放題だったのだが、オーダーしてから肉が来るまでの時間が長かった。
アイドルタイム、ありすぎ。
しかも店員(外国人)が意思疎通ができていなく、頼んだものが頼まれていなかったり、まだ来ていないものが「もう出しました」と言われてしまい困惑してしまった。
吉熊上司が楽しみにし、最初に注文していたコブクロなんて、さっぱり出てこない。
出し惜しみすぎ。

次第に満腹中枢が支配され、やがて、肉自体に飽きてきた。
結果、一番美味しかったもの
私…小エビのなんちゃら
吉熊上司…ビビンバ
という結果に。



これで「小エビのなんちゃら…」というネーミングが付いていた。
普通の海老はどんだけ大きいのだろうか。

ある時点を境に、皆の箸の動きが停止した。
最後なんて、大食い選手権の出場者みたいになっていた。
そんな時にようやく出てきたコブクロ。
もう誰もが唖然とした。
「もう少し早くコブクロに出会いたかった…出会いが遅すぎた」
と力無く呟いた吉熊上司の言葉に皆で爆笑。

肉を食べて精力が付いた。
美味しいものを食べると、なんでこんなに幸せになるのだろうか。

明日も頑張ろう!!
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忍耐の種類

2010年05月26日 22時09分30秒 | Weblog
月末の締めと毎月恒例になっている書類を作成。それらをしながら、今日も社長にメールを送り続けた。
夕方、社長に書類を渡しにいった。彼は私の持っていたファイルに目敏く気づいたようで「それ、何ですか?」と質問してきた。
私の隠れた趣味にクリアファイル収集がある。書類を運ぶ間、少しでも楽しくなるように、博物館や動物園などで買い集めたものだ。今日は阿修羅展で購入した阿修羅像がプリントされたものを持ち歩いていた。
社長は阿修羅像について熱く語りまくった。
一昨日、私に対してきつく言い過ぎたと思っているんだろうか。


最近あまり眠れていない。寝付きが悪く変な時間に目覚めてしまう。そして本来の朝、なかなか起きられない。夜だけでも在庫過多のソラナックスを投入してみようかと思案中。

そんなわけで朝、なかなか起きられない私だが「ゲゲゲの女房」が観られる嬉しさで辛うじて布団から出られている。それだけ楽しみにしている。
あの番組を観始めてから、電車を2本遅らせている。
毎回最後のシーンを観終えるかどうかという瞬間にテレビのプラグを引っこ抜き、出際の確認(強迫性障害による)をして急いで家を出る。
出社時刻を遅らせてもどうしても観たいと思えるドラマだ。
水木しげる役の眼鏡男子を拝めるのもあるが、その妻との布美枝の仲良さげな雰囲気が良い。オープニングで二人がチャリを漕いで川べりを行くシーンがあるのだが、予てよりミスチルの「youthful days」のような「チャリを漕ぐカポー」にひどく憧憬を抱く身としてはたまらないのである。アンチ恋愛な私でもこの二人を見ていると「いいなあ…こういうカポー」と、うっとりしてしまう。脳内妄想というか。で、急に現実に戻り、駅までBダッシュする毎日だ。

先週は布美枝の実父がやってきて、ちょっこし感動した(布美枝の「ちょっこし」という言い方が実に可愛い)。
今週はしげるに怪しい女(漫画家の卵)が近づく。
布美枝ピンチ!
朝ドラっつーか、ドロドロとした昼ドラ的展開を期待してしまうでないの。

漫画描きのアシストをするというその怪しい女としげるの為に、布美枝は腕によりをかけて鍋料理をこしらえる。しかし「締め切り前の忙しいときにのうのうと鍋など食べてられるか!握り飯を作ってくれ!!」としげるに怒られ、布美枝、しょんぼり。

私だったら、夫婦関係破綻でしょうな。この時点で。
「じゃ、ご勝手に。アディオス!」
と。
その前に鍋料理など作れないので先方から離婚を突きつけられそう。

そうは言っても、社長の我が儘はちゃんと聞けるんだから不思議だな、自分。
『忍耐』できるか否かの種類(?)は、その人それぞれ、違っているのかもしれない。


そんなこんなで目が離せない「ゲゲゲの女房」

明日も楽しみだ。
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クラウドくん

2010年05月26日 21時27分31秒 | Weblog
こんなニュースが。

ツキノワグマ、今年も得意の棒回し 広島の動物園
(毎日新聞 2010年5月26日 20時43分)
木の棒を振り回すクラウド=広島市安佐北区の広島市安佐動物公園で2010年5月26日、北浦静香撮影 広島市安佐動物公園(広島市安佐北区)で、ツキノワグマ「クラウド」(雄、8歳)が今年も得意の棒回しを始めた。木の棒やバットを器用に振り回して人気を集める。
野生のクマが冬眠する時期は回さないが、暖かくなると再開するパターンを3年間繰り返している。運動不足の解消か、遊んでいるのかは不明。
ツキノワグマは5~6月が繁殖期。隣の檻(おり)で飼育されている雌2頭の目にも、クラウドの「雄姿」は映っているはずだが、恋が“空回り”に終わらないかは相性次第。【北浦静香】


嗚呼、クラウドくん。
この棒振り観たさに広島県の安佐動物公園まで行った2008年夏。
(2008年08月18日 「新たなる助走」)

クラウドくんとお母さんは、イノシシ用の罠に掛かった。
そしてお母さんだけ射殺された。
その事実を知ってから、この棒振りが私には寂しさを紛らわす行為に見えてしまう。

それにしても、なんて可愛いのだろう。

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日経平均株価、そして私自身。

2010年05月25日 22時20分49秒 | Weblog
昨日、社長に言われたことを遂行。
どうやら社長、●●●ィ~(部長)にも私のことを言っていたようで。
「どうして〇〇さん(私)は私に連絡してこないんですかねー」って。
だから今日は「しつこ過ぎかな?」っつーぐらいのスゴい頻度で社長に報連相(メール)。
ちょっとしたストーカー状態。
●●●ィ~も吉熊上司も何も言わなかったので、良しとしよう。
夕方、議事録の捺印をもらいに役員たちを回った。
社長に遭遇。
気まずいオーラが流れた。
まあそんな日もあるわな。

昔の自分だったら、立ち直れなかっただろう。
自分が悪くても、そうでなくても。
でも今はパキシルや認知行動療法のお陰で悲観的にはならないで済んでいる。

でも何だか疲れてしまった。

帰りに途中下車して化粧品を買いに行った。
化粧品店のカウンターに設置してある鏡を見て狼狽。
顔が疲れてるじゃんか、思いっきり。

買い物を終えて、喫茶店で夕飯兼一服。
先日購入した葉書(小林古径「髪」)に手紙をしたためる。
大切な人に。


嗚呼、今夜は早めに眠れますように。
睡眠ほど効果のある化粧品はないのではないだろうか…ということは、最近、私が導きだした一つの仮定だ。マイスリーよ、ちゃんと効いてくれ。


そうそう、今日の日経平均株価は今年最安値を更新。寄り付きから注視していたのだが、ずるんずるん滑落していく様子に唖然とした。一瞬、330円安になった。ライブで躍動感のある動きにドキドキしてしまった。

東京株終値298円安の9459円 半年ぶり9500円割れ
(5月25日15時7分配信 産経新聞)
欧州危機による日本株の下げが止まらない。25日の東京株式市場は、午後に入って、さらに下げを強め、日経平均株価の終値は前日比298円51銭安の9459円89銭となり、昨年11月30日以来半年ぶりに終値で9500円割り込んだ。下落は5営業日連続で、3営業日連続で年初来安値を更新した。中国などアジアの株式市場も軒並み下落し、株安が連鎖している。


明日はどうなるのだろうか。
日経平均株価、そして私自身。
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私の中の「まっくら森」

2010年05月24日 23時38分58秒 | Weblog
心療内科デー。

月曜日から雨で、なんだか調子が出なかった一日。
久々に吉熊上司経由で社長からお叱りのお電話がキター。
先週の書類の件ではなく、社長宛の報連相についてのクレーム。
おざなりにするな、ということらしい。
私としてはそんな気は毛頭ない。
何が駄目なんだろう。

そして、私ってば、彼にマークされてる?

定時に会社を出て小雨の中、心療内科に向かう。
小説を捲るものの、ほんの数分で眼の奥が重くなる。
診察室に鳴り響く癒し系の音楽。
毎回聴いているのですっかりと耳に馴染んでしまった。
月2回×12ヶ月×4年=96回
正月やお盆もあるから、この心療内科に来るのもだいたい80回ぐらいか。
そりゃ覚えるよな、音楽。
そんなことを考えながら目を瞑り1時間ちょっと。

私の名が呼ばれた。
普段の生活のあれこれから私がどう感じたのか考えたのかを探り出すクマ医師。
笑ったり頷いたりしながらも、彼の目はいつも真剣だ。
私のココロという「まっくら森」の中を慎重に歩くクマのようだ。

今日の社長の件については
「それだけ頼りにされている、…とも考えられますよね?」
と言われた。
そんなこと思ってもみなかった。
でもそういう風に考えられたら、きっと幸せな日常を送れるに違いない。
私のココロという「まっくら森」に、クマ医師は花を咲かせてくれる。

「まっくら森」に光明は射すのだろうか。

それは私次第なのかもしれない。



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懐かしいもの

2010年05月24日 23時11分19秒 | Weblog
懐かしいもの


最初に住んだ家の前に立っていた木製の電信柱の匂い
小さい人形
ET
こえだちゃんの木のおうち
「名犬ジョリー」
「宇宙刑事ギャバン」
縄跳びのビュンビュン鳴る音
蟻の巣
さかなのぬいぐるみ
庭の砂場
むくむくソーダ
昼か夜か電信柱か
キンダーブック
ブンブンタイム
ブランコの鉄の匂い
ひまわりの種
スイミー
体育館の裏
ねるねるねるね
スーパーマリオ
バイナリィランド
「とんがり帽子のメモル」
エリマキトカゲ
オヨネコぶーにゃん
とちぎ博
つくば博
コスモ星丸
ラーメンマン
「地球大紀行」
「ペットントン」
「すずかけ写真館」
カッコーワルツ
ボタンノーズ
おにぎり消しゴム
ねり消し
「メイプルタウン物語」
めだかの兄弟
「ハチ公物語」
宮沢賢治
ナルケマレバンガカピカッピ
折原みと
「まじかるタルるートくん 」
百人一首
リクルート事件
「ちびまる子ちゃん」
「りぼん」の付録
「つるべっ子」
放課後の、音楽室から聞こえてくる金管楽器の音
体育館の水道の味
「東京ラブストーリー」
進研ゼミ
ケロケロけろっぴの交換日記帳
教科リーダー
塾の匂い
「夢の世界を」
黄色の花柄の服
大林宣彦の「ふたり」
ピアノ教室にいたシャム猫メリーの毛並み
ビオレの洗顔フォーム(クールタイプ)の匂い
連立方程式
イオン式
カバーガラス
仮定法
前葉体
正答率50%以下の入試問題
グアム島のナマコの感触
山田詠美の「放課後の音符」
カボティーヌ
「驚異の小宇宙 人体」
小室哲哉
リシェール
「高校教師」
五段活用
ナタ・デ・ココ
ぼくたちの失敗
「この世の果て」
頻出
アニエス
ラルム
X
プチセブン
ティセラ
林真理子
「ガラスの動物園」
ブックバンド
「東京大学物語」
日本史ノート
ビバーチェ
KJ法
Macintosh
広告論
政治学原理
土曜1限目 ゼミ(必修)
池袋三越の化粧室(2階)のドライヤー
青い携帯電話
「イグアナの娘」
華原朋美
新宿駅東口 緑の窓口
7days ダイエット
「ショムニ」
御社が第一希望です
秘書検定の設問に出てくる「秘書A子」
照葉樹林
上善如水
ナツ、ハダ、ヒカル
「不機嫌な果実」
「東京日和」
ルシェリ
ロスタロッタ
ピエヌ
夕暮れのレマン湖
シャンゼリゼ通りのホットドッグ
ミロのビーナスのお尻
プリクラのフレーム
エルモ
プラウディア
あんず村
西八王子
LOVEマシーン
TIFFANYの指輪
トレゾア
初めて迎える独り暮らしの夜の暗闇
研修室の匂い
入社式で食べたネギトロ巻き
ヨーカドーのたこ焼き
ワイパックス
KEIKOのソロライブ
美的
davidoff
JJ
浜崎あゆみの「M」
do as infinity
アベンヌ
尾道
Cherry Blossom
「冷静と情熱のあいだ」
SARS
「下妻物語」
KISS IN THE DARK


そして、
懐かしむことを知らない気持ち
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「細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション」

2010年05月23日 22時13分21秒 | Weblog
細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション」を観に吉熊と東京国立博物館行った。



東京は雨。
上野公園には栗の花の香りが漂っていた(あの匂い…嫌い)。
さて「細川家の至宝」
二部構成。

一部
武家の伝統-細川家の歴史と美術-

一部は…歴史音痴な私にはちょいと辛かった。
音声ガイドを着用していて良かった。その音声ガイド、声の主は細川護熙氏!
自分ちのお宝を紹介するんだもの。適任っちゃー適任だよな。

まずは鎧兜の羅列!
5月の節句何宅分?っつーぐらい、ずらっと。

細川忠興の兜(黒糸威横矧二枚胴具足)の上にあるやつ、あれってスーパーハボキっぽくね?


どの鎧も小さめで、「昔の人って小柄だったの?」という疑問が残った。


千利休の茶道具など、知識のある人が見れば興奮するのかもしれないが、なんせ知識のない私。器一つにしても「へぇ」としか思えなかった。

唐物尻膨茶入 利休尻ふくら
これって何に使うのだろう。



息を呑んだのはこの鞍。
馬の背に敷いているやつ。
時雨螺鈿鞍
鞍には高度な漆芸技術によって美しく装飾された例が多く、実用的な道具であるとともに、武士の誇りや威厳、美意識が表現される品物でもあったらしい。
絡み付く葛の葉の間に配された「恋」「時雨」「原」などの文字から、慈円の「わが恋は松を時雨にそめかねて 眞葛が原に風騒ぐなり」(『新古今和歌集』所載)という歌が読み取れる。
風流である。



そして細川ガラシャコーナー!
歴史上の人物女性部門で私の3つの指に入るガラシャ。美人で教養があり、素直で明るいステキ女子だ。元の名前は「たま」。たまちゃんなのだ。
織田信長暗殺というクーデターを起こしたガラシャの父・明智光秀。嫁ぎ先の細川家としてはたまを離縁か殺害した方がいいのでは?と夫・忠興に薦めた。が、忠興拒否。ラブラブ夫婦だったようだ。たまは2年間、幽閉された。やがて幽閉が解除されるも、忠興には側室ができていて子まで成しているではないか!たま、失望。そんな辛く悲しい日々のなか、たまはキリスト教に目覚め、洗礼を受けてガラシャとなる。しかし戦火の花となり、散りゆく。涙なしでは語れない悲運の女性なのである。

そんな彼女の直筆の書(旦那宛)を見られて感動した。
流れるような文字が涼しげで人柄を思わせる。あと和歌短冊「たつねゆく」
自殺するときのガラシャの様子を侍女・霜が書いた報告書(霜女覚書)も必見。
解説によると、ガラシャは淡々と死を迎えたらしい。



当時の武士のタシナミったら、能、茶、和歌。
細川家に伝わる能面に目が釘付け。
般若
こういうのを家族と見ると必ず「あ、ママだ」と誰かが呟く。
吸い込まれていきそうなぐらいリアル。顎の出っ張りがボンバイエ?

他にも狐やら猿やらユニークな能面があった。

唐織 胴箔地撫子蝶文様
金糸を全面に通して織り込んだ金地は「胴箔」と称され、豪華絢爛と形容される唐織の中でも、もっとも格調が高いとされている。
見た感じ、重そう。




第二部
美へのまなざし-護立コレクションを中心に-
細川家の16代当主・細川護立は、早くから白隠慧鶴や仙義梵といった禅僧の書画を収集し、これがコレクションの原点となった。同時代を生きた横山大観・菱田春草・小林古径といった日本画家の活動を支え、洋画にも目配りし、コレクションのジャンルは多岐かつ深い。

本当は小林古径の「髪」(1931年)を観たかった。
しかし、展示入れ替えがあり、あの絵は既に去っていた。残念!
あの絵、髪の多さといい長さといい、まるで私。
高校時代、資料集で見た時から親近感を持っていた。



で、今日観たのは同じ小林古径の「鶴と七面鳥」(1928年)

この鶴がとても可愛くてメロメロ。
くりくりお目目にふわふわの羽毛。
鶴に抱きつきたくなった!!

七面鳥は…とりあえず、サンシャイン牧場(畜産)の七面鳥に見えた。



「乞食大燈像」(白隠慧鶴)
鎌倉時代末期の禅僧、大燈国師が、京都の五条橋の物ごいの群れに入って厳しい修行に励む姿が描かれている。
この独特なユーモラスに溢れた画風にロックを感じてしまった。



細川護立は十代の頃から古美術に目覚め、お母さんに小遣いを前借りして古美術品を買いまくったらしい。スケールでかすぎ!

ちょっぴり地味な展覧会で人も少な目だったので、ゆっくりと観ることができた。
兜にしろ書状にしろ、何百年も前のものと対峙するときの緊張感って良いものだ。
「このガラス越しに…あの人の作品が」
と思うと興奮してしまう。

3時間近くの鑑賞だったので少々足にきた。
喫茶店で一服。
熱いコーヒーが身に沁みる。


明日からまた仕事!
土日休みのOLは、48時間限定のシンデレラ。
また怒濤の一週間を潜り抜けよう。

週末は林真理子先生の講習もあるし!
楽しみ!
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吉熊は見たり 野中の薔薇

2010年05月22日 23時20分39秒 | Weblog
旧古河庭園に薔薇を観にいってきた。

旧古河庭園…洋館南側の洋風庭園は、テラスが階段状に連なるイタリア式庭園と、平面的で幾何学的に構成されるフランス式庭園の技法があわせて用いられている。

現在「春のバラフェスティバル」開催中。
「春バラと洋館のライトアップ」が23日まで行われている。

「え!また薔薇~?先週も見たじゃん」
と言う吉熊を説き伏せて連行。


昼薔薇と夜薔薇を撮ろうと夕方頃に行ったら、大混雑していた。





コンザットヘンケル


バニラパフューム



文句を言いつつ付いてきた吉熊が一番楽しんでいた。


アンジェラ



今年も会えたね、琴音。




そろそろ夜の帳が降りてきた。




「Rose of pain」的世界、キター!







カトリーヌドゥヌーブ




ピース
この神々しさはいったいなんて表現したら良いのだろうか。




インカ


キャロリーヌドゥモナコ


デザートピース


ジーナロロブリジータ
くすみの無い鮮明な黄色に魅了された。






白鳥
湖面に浮かぶ優雅な白鳥のようだ。


レディメイアン


ユキサン
花名はパリ在住の日本人モデルから付けられたといわれる。


マサコ
皇太子の御成婚にちなんで雅子妃殿下の名を冠した、優美な香りのエレガントな薔薇。


フラグラントレディ


ヘルムットシュミット


ブルーライト
(今日の力作!!)


プリンセスオブウエールズ


フラウカールドルシュキ
純度100%の白!!って感じ。
穢れ無き…という言葉がぴったりの白だ。




ピンクピース



琴音
昼とは違った顔を見せていた。
やはりこの薔薇が一番好き。
嗚呼、もうずっと見ていたい。




閉園ギリギリまでいた。
追い立てられるまで粘って撮影。







洋館&薔薇という素敵な組み合わせにどっぷりと浸かれた。
お腹一杯。大満足。


X JAPANの名曲「Rose of pain」について。
X JAPANの中で一番好きな曲。
400年前にヨーロッパで現実にあったといわれるエリザベート=バートリーの大量殺戮を見ていた薔薇の視点を歌ったもの。バッハ作曲の『フーガ ト短調』がモチーフとなっている。
きっとこんな感じの薔薇だったんじゃなかろうか。雰囲気的に。


X japan rose of pain (part1/2)



この曲で伊藤みどりが踊っている動画、発見。
Midori Ito 1993 World Pro "Rose of Pain"


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一日の締めくくりはソロ飲み

2010年05月21日 23時58分26秒 | Weblog
暑い一日だった。午後からは上着を脱ぎ、ノースリーブ(当社のご法度)に近いワンピースで仕事をした(袖2センチ)。店舗は接客業であるからに、服装などに様々な規則がある。本社にもそれなりに規則はあるものの、社歴10年にもなると誰からも注意されない。黙認というか無視されてる?年の功?
それにしても皐月なのにこの気温の高さは何なんだろう。
上着だけでなくとうとう机の下でパンプスを脱いでしまった。

工場を徘徊中。
従兄弟の娘・ユリちゃんの友達を発見。
先日の法事で、今年、ユリちゃんの友達がうちの会社に入社したことは知っていた。
遭遇するのは初めて。
なんちゅうか、その、ユリちゃんに似てギャルだった…。
「今度一緒に飲もう」と言いかけて、辞めた。
彼女はまだ18歳だもの。若いぜっ!


お中元の件が一段落したので、月曜日に開催された説明会の社長スピーチを文章化する。
が、話が妙にぶっ飛んでいて結局纏まらなかった。
昼下がり、渡した書類のことで社長からクレームがきた。
私が作成し、吉熊上司、●●●ィ~(部長)もチェック済みだった書類だが、どうやら社長には「ハテナ?」な代物だったらしい。
クレーム電話がきたとき、幸い私は席を外していて吉熊上司が答えてくださった。
喉元すぎれば熱さを忘れるというが、この件については腑に落ちない。
もやもやしている。

真っ直ぐ帰る気にもなれなかったので、居酒屋で一杯引っ掻けた。もちろんソロ。
冷たい生グレープフルーツサワーが喉を爽快に潤していく。極楽じゃ~。



マイミクさんの日記を読んだ。
マイミクさんのマイミクさんが自らの命を断って1年が経過したことを知った。
その子の死はよく覚えている。
この一年、時々彼女のことを思い出していた。
会ったことも絡んだこともないのに。
うつ病とパニック障害を抱えていた20歳ちょっとの彼女。
親に、
「あんたなんて産まなければよかった」
と言われたその子の気持ちを考えると、ココロが痛くなる。
私が彼女でも、死を選んでいたかもしれない。
無意識のレベルで愛している人に自らの存在を否定されてしまったら、生きていたくないと思ってしまう。
同じ病気を持つ残されたマイミクさんは、日々前進している。
「戦友」の死を決して無駄にはしないよう、一歩一歩逞しく。

今夜はちょっと酔っ払った。
明日は休み。
ゆっくりしよう。
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津山事件

2010年05月20日 22時45分07秒 | Weblog
毎年、5月20日から21日未明にかけては、「津山三十人殺し」(筑波昭)を読むことにしている。


今年もこの日がやってきた。
亡くなった方もいるので興味本意であの事件に接してはいけないとは思いつつ、毎年この日になるといてもたってもいられなくなり、あの本を本棚から取り出して頁を捲ってしまう。

津山事件

72年前の1938年(昭和13年)5月21日未明。
僅か2時間弱という短時間で村人30人を惨殺した青年がいた。
都井睦雄だ。
明け方5時頃、猟銃の引き金を自らの足で引っ張って自殺。

「…もはや夜明けも近づいた、死にましょう。」

彼の遺書の結びはあまりにも物悲しくて、死ぬことを焦っている風にも感じられる。
結核になったことで小さな村で村八分になり、恋人からも振られて自暴自棄になってしまったのだろうか、睦雄。そんな言葉では言い表すことができない程の悲しみや憎しみが彼にあったとするならば、私は人間の精神の複雑さについて深く考えずにはいられない。

それにしても、彼はあまりにも多くの人を巻添えにしてしまった。
黒の詰め襟とゲートルを着用し、懐中電灯2本を両耳の上に差し、自転車用のライトを腹部で固定。猟銃と日本刀を振りかざし、「こらえてつかぁさい!」と逃げる村民たちを次々に殺めていった。それはあまりにも残酷で許されないことだ。

血生臭い村を疾走し、やがて山の上で自らの命を断つまでの彼の心理や、彼にそこまでさせたものについて考え出すと、…嗚呼、止まらなくなる。

もはや深夜も近づいた。
読みましょう。
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