世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

久々の歯医者さん

2013年09月30日 22時23分03秒 | Weblog
今日は歯医者さんへ。
ここ最近、体調が悪いと左奥歯の歯肉が腫れて疼くのである。
なんでかしら?と不安になり、歯医者の予約を取った。

約一年ぶりの歯医者。
おひさ。


歯科衛生士さんと「あまちゃん」の話で盛り上がった。
じぇじぇじぇ。
あまちゃん人気、すげーな。



歯科医は真田広之に似ている。
通称・真田先生(私の中で)。
カッコいいんだけど、ちょっとナルシストで機嫌屋。
忙しくなると患者の目の前で衛生士さんに当たり散らすという。

レントゲンを撮り、診ていただいた結果、「なんともない。綺麗ですよ」とのこと。
ただ歯周病気味なので、そのせいで歯肉がむずむずしているのだろうということ。
これはブラッシングを丁寧にするしかないのだそうだ。


この歯医者の待合室にはキッズルームがある。
絵本や玩具が畳半畳分ほどの絨毯敷きのスペースに置いてある。

しれっと遊ぶ吉熊。
楽しそう。





次回はヤニ汚れ・歯石落とし。
あれ、気持ちいいんだよな。
楽しみ。


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許せないこと。

2013年09月30日 21時28分16秒 | Weblog
いつものように眠い月曜日。
あまちゃんのオープニングなしの朝に喪失感。自分がこんなにあの番組を好きだったと、最終回後に強く感じた。



経理部の喫煙所仲間Tさん。私の一期上の女性。元店長で、ハキハキしている。
彼女は10年前にお父さんを亡くし、お母さんと猫と三人で団地に住んでいる。
お兄さんは所帯を持って遠くで刑事をしている。

このたび、お母さんの肺に影が映って、精密検査をするらしい。
病院への送り迎えもあるし、検査の結果、もしものことがあったら…と思った彼女は、上長である部長にお母さんのことを報告した。

そしたら部長に
「で?辞めるの?」
と言われたとのこと。

昼休みの喫煙所。
階段を降りるとき、いつも冷静でボケた私を痛快に突っ込んで冷笑するTさんは、青ざめた顔で私の腕をつかんできて、酷く動揺していた。

まずは彼女の話を聞く。
そして一緒に経理部長への怒りを爆発。

強気の彼女はきっと同情されたくないだろう。
そこを加味しつつ話を聞いた。
で、聞いてて私まで胸糞が悪くなってしまったんである。


ここは会社だし、仕事だし、経理部を取りまとめる部長の気持ちも十分わかる。
しかし、「たった一人の娘」として「たった一人の母」を助けることがそんなにいけないことだろうか。


東日本大震災の時、部下を差し置いて真っ先に非常階段で隣の公園に逃げた経理部長。
節電でみんな凍えそうだったのに、自分だけ足元にヒーターを設置した経理部長…。



Tさんはもし何かあっても有給休暇内で母親の面倒を見るつもりらしい。
なるべく周囲に迷惑を掛けない、そう部長に言ったのに。

「で?辞めるの?」
である。


…辞められるわけないじゃないか。
Tさんの細い肩に、二人分の現在・将来の生活が掛っているのだもの。


部長なのに、采配を振るうとかできないわけ?
嗚呼、腹立たしい。

もしも私がTさんの立場だったら…と思うと、泣きそうだった。

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ワンちゃん

2013年09月29日 23時38分42秒 | Weblog
母ヨーコたんがスーパーで目撃したワンちゃん。

飼い主の帰りを自転車の籠の中で、ひたすら待っていたらしい。
視線は常にドア。

「まだかな~」





その表情が何とも言えない。

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芸術の秋を堪能

2013年09月29日 22時15分38秒 | Weblog
東京国立博物館へ。
平成25年度 秋の特別公開を見てきた。
東京国立博物館は先日読んだ「症例A」に出てきた博物館「首都国立博物館」のモデルは恐らくここだ。


今日は秋晴れだったので人もたくさん。
秋の公園は気持ちが良い。

門をくぐり、入場。
ずっしりとした建物だ。作中でも描かれていたが、やはりお城っぽい。





中に入り、ロビーから階段を見上げる。
重厚な石造りの空間が広がる。

石でできた手すりがひんやりとしていて気持ちが良い。


室内は基本的に撮影可能。但しできないものもある。
吉熊と仏像の2ショット。


今日のお目当て。
重要文化財 夏秋草図屏風
酒井抱一筆 江戸時代・19世紀


驟雨に見舞われた夏草と、強風に靡く秋草を描いた抱一の最高傑作。
夏草図には急な雨による水の流れを、秋草図には宙に舞う蔦の紅葉を描き添える。
俵屋宗達の風神雷神図を模写した光琳の屏風の裏面に描いたもの。
雷神の裏は、夏草の図。
風神の裏は、風になびく秋草の図。
見事に呼応した表裏。
「美の巨人たち」でも取り上げられた。

隣の展示では60枚の扇が一枚の絵に収まった屏風があった。
その扇の一つに猿が描かれていたのだが、これが超可愛いかった!!モンキー。





そして本日の目玉2。
酒井抱一の四季花鳥図巻である。
季節感にあふれた図巻。




じっくり見入る。








このカマキリなんて生きているみたいだった。


でも朝顔は省略しすぎじゃね?



酒井抱一、最高!!!!!!



江戸時代の漆器。
鮮烈な赤がジャパニーズビューティーっぽい。
描かれている花々も可憐。


江戸時代の陶器。
斬新なデザイン。



江戸時代の櫛。
どんな女性が使用していたんだろう。想像してしまう。お洒落な人だったんだろうなあ。



仏像のコーナーへ。


よく見るとファンキーである。イェイ。


千手観音の手がリアルな件。



蒔絵、好き。



蟹琴蒔絵硯箱
これも斬新なデザイン。


牛の香炉。
キュっと結んだ口元、萌え。
視線とか可愛い。



ゾウの香炉はブサ可愛い…!憎めない。




薩摩の文房具。
何に使ったのかはよく分からないのだが、色合いが素敵。


通路兼休憩所。
設置されている黒電話が馴染んでいる。



江戸時代に書かれたカッパの絵。
これ…超笑ってしまった。シュールすぎ。


江戸時代のボダニカルアート。
精緻な筆遣いに見入ってしまった。




明治10年の上野動物園。




今日は空いていた。
国立博物館の本館のこのレトロな雰囲気、好き。






どの作品も趣深く、3時間ほど滞在。
600円の入場料以上に満足。
吉熊も楽しめたようだ。






隣の慶明館へ。ここも「症例A」に出ていた。
淡いグリーンのドームが素敵な建物。


中に入り、天井を仰ぎ見る。
ドームの部分。


ドームの中心で吉熊が叫ぶ。


外に出ると、既に秋の夕暮れ。


そのままアメ横へ。
果物店の切り売りされていたメロンが大変瑞々しくて美味しそうだったので、買ってその場で食べた。
メロン大好き。



あまちゃん「アメ横女学園」で一服。



あまちゃんならぬ、くまちゃん。

じぇじぇじぇ('jjj')


秋晴れの休日。
良い散歩になった。
芸術の秋を堪能し、パワーチャージ。

毎週思うが、平日の二日間はあんなに長いのに、休日の二日間の時の流れは本当にあっという間だ。
明日から新しい一週間が始まる。
月末月初の業務、歯医者と心療内科デーなどあって超多忙になる予感。
頑張ろう。

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懐古主義者の大掃除

2013年09月28日 23時56分16秒 | Weblog
午後、部屋を掃除した。けっこう本格的に。夕方には疲れてしまって、強制終了したが。やった割にはあまり変わらない気もするが、まあ誰も来ないし、自己満足。
何がどこにあるのか大まかにでも把握出来たので良いとしよう。うん。

古い日記、発見。
これが寒かった…凍死寸前。震えたのは秋の涼しさだけではないとマジで確信する。
特に中学2年~3年の時のが。
親戚にもらったお年玉の金額とか克明に記録されているのである。
今、あの金額を稼ぐには残業を何時間せねばならないのか計算してしまった。




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1991年1月9日
今日は何もしないで一日が過ぎていった。
遅く起きて(11:00)、14:00までビデオ観て、14:00~16:30まで机に向かった。
一日を無駄に過ごしてしまったこの気持ち。
人生の一部でも無駄に過ごしてしまったら必ず後悔する。
だからいつもいつもを大切に。
後悔はしたくないから。
ただ今、0:07。
もう世界は1月10日。
貴方は何をしていますか?
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→なんだこのリアル中二病末期な文章は。
そしてこの「貴方」が誰を指しているのかは記載されていない。誰なんだ?
なんか今の自分を指しているのでは??と思ってしまった。
ビデオは当時、深夜放送でやっていた邦画だと思う。





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1991年1月10日
いよいよ明日から新学期だ。
そのため用意をしていた私だが、急に保健室利用カードがないことに気付いた。
一日中ずっと探していた。
仏壇の上→自分の部屋→まーくん(弟)の部屋→仏壇の上→ビデオの棚…etc
「塾のテストの勉強もしなくてはいけないのに」と不安がつのってしかたがなかった。
ママが帰って来て
「知らない。もう一度仏壇の上、ぜんぶおろして探してみれば」と言われて探してみたら、それがあった。
うれしくて、思わずおばあちゃんに抱きついてしまった。
ではねむいので。good night.
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→当時から失くし物が多かったんだな。
仏壇の上は新聞や書類の置き場だった。
「good night」→英語の乱用。日記のいたるところで散見。使ってみたかったのだろう、恐らく。



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1991年3月8日
やっぴ~。学年末の英語97点。T先生、うれぴ~。
T先生「俺、一番びっくりしたのは○○だよぉ~。最初半分も取れていなかったんだもんなぁ~。あ、点数ばらしちゃった。はじめの方に力をたくわえていたんだか出さなかったんだか分からないやつだなぁ。20点20点上がって100点近いんだもんなぁ。よく分からない奴よな、本当」
あ~もう私、あなたについていきます。わ~。年の差なんて関係ないネ。
今20:06。あと54分で「知ってるつもり?!」やるわ~。も~ビデオとるからね。T先生~。
あなたは気付いていますか?私はいつも英語の時間、あなたの全てを見ていますぅ~。
放課後も女子サッカー部でのあなたの活やくをみています~。
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→英語教師が好きだった私。1学期は半分も取れなかった英語のテストの点数。彼を好きになって飛躍的に伸びた(塾の効果もあったが)。テストを返し終わって一人一人の出来具合を総評したときの彼の言葉を克明に記録している。
「知ってるつもり?!」は彼が好きだった番組←リサーチ済み。授業中に言ってた。
その後のポエムは女子中学生が発症する恋患いの症状。
恋の力って凄い。あの時、T先生に出逢ったから人生変わったのだと改めて思う。






「あのころはぁ~」と歌っていたのは和田アキ子(古い日記)だが、読んでいて「ハァッ!」とダイナマイトソウルを発したくなってしまった。古い小さなアパートで。
あの頃から一日を振り返るクセがあったんだ。
赤面しつつも読み返して懐かしさに耽ってしまう秋の夜である。

惨事並に散らかった部屋の中心で和田アキ子のように叫ぶ35歳の秋。


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あまちゃん 最終回

2013年09月28日 13時06分44秒 | Weblog
連続テレビ小説「あまちゃん」最終回!
朝あまは寝ていて見られず、昼あまを堪能。

放送されて間もなくは、朝ドラ特有の主人公が放つキラキラっぷりが眩しくてあまり真剣に観ていなかったのだが、ドラマ内に散らばる小ネタが魅力的でいつしか真剣に見るように。

出勤前、ちょうど煙草を吸いながらネックレスやイヤリング、時計を装着しながら、あまちゃんをガン見する毎朝。
お陰で毎朝ギリギリ出社。



好きなシーン ベスト5

1.海女caféを作るため漁協をリフォームするシーン。
民放の「大改造!!劇的ビフォーアフター」のパクリ。…番組変わってた。

2.歌の練習をするときのアキ。…白目をむくクセ。


3.アキの母親春子が少女時代に使用していた部屋で、YMOの「君に、胸キュン。」をヘッドフォンで聴きながら「…キュン…キュン」と口ずさむアキ。かわいかった。

4.観光協会のしおりさんがTM NETWORKの「Get wild」を踊っていた。ゲッワイ!小室哲哉ファンとして嬉しかった。


5.春子の最強伝説。
・北三陸の初代積木崩し
・コーヒー牛乳買ってこいと言われカフェオレを買ってきた菅原が甘さが足りないとぶっ飛ばされ前歯が取れる
・北三陸最大の暴走族を解散に追い込んだ
・春子のせいで北三陸に渡り鳥が来なくなった

音楽も素晴らしかった。
鈴鹿ひろ美バージョンの「潮騒のメモリー」は鳥肌もんだった。
あの変な「ジョニーに伝えて 千円返して」という謎めいた歌詞に涙するとは思わなかった。

あと宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」がBGMとして使われていて「おお!」と思った。

ドラマのオープニングを聴くと、どんなにどんよりとした朝でも「じゃ行ってくるか」という気にさせられた。
アキが元気にジャンプしたり跳ねたりするあのオープニング。
今日の最終回ではあのオープニングソングは一番最後で流れていた。
その曲をバックに、アキは親友ユイちゃんと海岸沿いを駆け抜ける。
また二人で、完全に復興していないトンネルをシルエットになって走るシーンは希望そのものに見えた。
…涙で曇ってよく見えなかったけど。




2013年を振り返るとき、きっと真っ先に「あまちゃん」を思い出すだろう。
ありがとう、あまちゃん。

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秋晴れ

2013年09月27日 22時00分03秒 | Weblog
「ああ、こういう空を『雲一つない』と表現するんだなあ」と思った。
少し高めに設置されているトイレの窓の外を背伸びしながら仰ぎ見る、午後。
秋晴れで気持ちが良い天気。幸せ。


空の青みを受けて、オフィスの白い壁が若干光って見える。
窓から吹き込んだ風も心地よく頬を撫でていく。
こういう日のモチベーションは自ずと高くなる。


朝イチで他部署の社員が社長に報告にやってきた。
彼は海外(中東某地)に昨日まで出張していた。
仕入する部署ならばいざ知らず、全く海外とは関係のない部署の社員の海外出張だったものだから、ちょっとした話題になっていた。
紛争の多い地域なので、出発前、皆は彼に会うとニヤニヤしていた。

「帰ってこられるもんなんだな。だからきっと海外で事件に巻き込まれるのって可能性低いんだろうな」
と吉熊上司が、報告の為に役員応接室に入る社長たちを見ながらそう言った。


私も今年は出張で名古屋に行った。
ハードスケジュールだった上、名古屋は33年ぶりだったので、右も左も分からなくて心細かった。
海外だったら尚更。今回出張に行った彼は海外旅行にも久しく行っていない様子だたのできっとドキドキもんだったに違いない。
ついでにパスポートも急遽作ったんだが、その証明写真は、光が彼の後退した前頭葉を光らせていて、「後光が射している」と拝む者が続出したとか。

まあ、帰ってこられて良かった。
そう言えば彼はドラマ「あまちゃん」をこよなく愛している。明日の最終回に間に合って良かった。


そんなこんなで今日は仕事が捗った。
月末の伝票の束と格闘。
今日はよくやった。


帰り路。
実家の母ヨーコたんと電話。
彼女は実家の近くの当社の店舗に寄り、私が手掛けた夏の制服をマジマジと見たらしい。
電話なのに、感想を身を乗り出して聞いてしまう私。
自分の仕事の成果が親の生活圏内にまで届くことの嬉しさったらこの上ない。
故郷に錦を飾れた気分である。


そんな母ヨーコたんは来月、妹とスペインに行く。
マチュピチュやロンドン、チェジュ島などに行っている彼女ならば心配ないが…、いや、やっぱり心配してしまう。

「お土産、何が良い?」
と電話越しで母に聞かれるが、無事に帰宅できればそれでいい。

今週は本当長かった。
前半はパキシルの減薬症状で地獄を見て、後半はその遅れを取り返すのに真剣だった気がする。

しっかり休もう。


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読書、食欲の秋

2013年09月26日 21時59分53秒 | Weblog
会社帰りに本屋に寄った。
帚木蓬生の「閉鎖病連」を購入。
昨日、長編小説を読了。
寂しくて、その穴埋めをしたかったのかもしれない。

続いて資格コーナーへ。
一昨年は「ビジネス文書検定」、去年から今年にかけては「秘書検定」を勉強してきた。
やはり何か勉強していないと落ち着かない。
勿論、帰宅後小説を読んだりネットをする時間も好きだが、長年ずっと会社帰りに図書館に寄る生活をしていたので、ソワソワしてしまうのである。興味がある分野のテキストを購入し、帰宅。


今日は駅ビルの総菜屋で購入した秋刀魚の蒲焼。
秋ったら秋刀魚!!秋刀魚大好き。
本当は焼いた上に大根おろしをぶっかけて、醤油をバシャバシャ掛けまくるのが好きなんだけど。
これはこれで美味しかった。



パキシル減薬によるシャンビリは少し治まった。
ぼんやりと霧がかかったような頭にも徐々に晴れ間が見えてきて、認知と感情の整理も徐々にできるようになった。
今日は然程イライラしなかった。

明日はやっと金曜日。
今週は超長い気がする。

ラストスパートだ。

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一眼レフカメラ

2013年09月26日 21時32分43秒 | Weblog
午前中はどんよりと曇っていたのだが、お昼過ぎからは雲が途切れて、青空が出てきた。
後輩女子Cちゃんが吉熊上司から「工場の写真、撮って来てくれないかな」と頼まれていた。
勿論、仕事で。
カメラの簡単な使用方法や諸注意を告げ、その後吉熊上司はプロジェクト会議へ。
それにしても立派な一眼レフカメラだ。
デジカメでさえも使いこんでいない私には未知の世界である。
でもネットの友達が一眼レフで撮影した写真を拝見するとやはりその良さは分かる。

Cちゃんが試し撮りで数枚、着席している私を撮影してくれた。
確認してみたら、映りがイイ。
次回は事務所を通してね!←勘違い。


ちょうど私も工場に用事があったので、Cちゃんのお伴をすることに。
本社から歩いてすぐの工場へ向かう途中。

「良いカメラはいいな。いや~たまげたよ。私も欲しくなっちゃった。幾らぐらいするのだろうか。一眼レフ、いいな~。あんなにいいものだとは思わなかった。やっぱ高いカメラはいいな~」
とブツブツ言う私。

「…」
隣を歩くCちゃんから返事がない。

なんと彼女は、歩きながらカメラをいじくってて上の空ではないか。

やっと、私の若干大きな独り言に気付いた彼女。
「あ、すいません~」
とバツが悪そうに謝るCちゃん。爆笑。


撮影も付き合うことに。
カメラを覗きこむ彼女が眩しくならないように書類が入ったファイルで庇を作ってあげた。

我々の頭上の木の葉が風に揺れて映り込む度に
「葉、揺れるな。落ち着け」
と二人で笑い、
車が向かってくる度に
「車が来たよ。道の端へ寄ろう」
と伝えた。
カメラアシスタントと化していた私。

通りがかった他部署のおじさんがわざとカメラに収まろうとしていて爆笑。



「○○さんもやってみます?」
と言われたので、私も「どりどり」と、一眼レフカメラで工場を撮影してみた。
私の小さめの手にずっしりとした重みが乗っかった。
緊張。


…ガシャ。

重厚なシャッター音。

出来栄えはどうだか分からぬが、非常に楽しかった。
いつか欲しいな、一眼レフカメラ。


会議から吉熊上司が帰ってきた。
撮影された工場の写真数枚を見ていた彼は、急に笑いだす。
「くっくっく」
…私の写真である。忘れていた。


もしもあんな立派なカメラが手元にあったら、私は花の写真を撮りまくるであろう。
勿論、吉熊も。

貴重な体験ができた。






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「症例A」(多島 斗志之)

2013年09月25日 21時30分04秒 | Weblog
「症例A」(多島 斗志之)読了。

<あらすじ>
精神科医の榊は美貌の十七歳の少女・亜左美を患者として持つことになった。亜左美は敏感に周囲の人間関係を読み取り、治療スタッフの心理をズタズタに振りまわす。榊は「境界例」との疑いを強め、厳しい姿勢で対処しようと決めた。しかし、女性臨床心理士である広瀬は「解離性同一性障害(DID)」の可能性を指摘し、榊と対立する。一歩先も見えない暗闇の中、広瀬を通して衝撃の事実が知らされる・・・。正常と異常の境界とは、<治す>ということとはどういうことなのか?
七年の歳月をかけて、かつてない繊細さで描き出す、魂たちのささやき。



二つのストーリーで成り立っている。
「亜左美という少女は多重人格なのか」という精神科医療が舞台のストーリー。
もうひとつは「国の重要文化財に隠された秘密とは何なのか」という東京の博物館が舞台のストーリー。

一見何の関係もなさそうなストーリーだが、頁を重ねるごとに二つのストーリーは歩み寄り、濃厚に絡み合っていく。その具合が絶妙だった。また繊細なタッチと考え方、情景、全てに引き込まれた。緻密な展開に惹きつけられ、これほどまでに読了を寂しく思える作品も珍しい。
「ああ、終わっちゃた」と思うと同時に、「そうきたか」という物語の終焉に動けなくなった。
残り10頁の高揚感はまるでベートーヴェンの第九のラストのようだった。

精神科・心療内科の通院歴7年の私はやはり榊医師の内面が描かれた部分を特に興味深く読んだ。
常日頃、精神科医は患者のどういうところを診て、どういうふうに考えているのかをぼんやりと思っていた。
読み進めるうちに、いつの間にか「榊医師=私の主治医クマ医師」という方程式がうすらぼんやり私の中で芽生えていた。
榊の、患者と真摯に向き合うところとか、まさにクマ医師っぽかった。

作中には「解離性同一性障害」「統合失調症」「境界性人格障害」「双極性人格障害」といった病名が出てくるが、精神医学の知識がなくても、本文中で分かりやすく解説されているのでスムーズに読めた。
榊医師が患者と面接して、多方面から患者を見つめ、あらゆる病気の可能性を考える流れがとにかく面白い。
作者の多島氏は略歴を見ると医療には携わっていなかったらしい。恐らく丁寧な下調べをしたのち、本作品を書いたのだと思う。
全体に広がるリアリティは、本作品がサイコやミステリーにカテゴライズされるのを拒んでいるかのように思えるぐらいだ。

ふと手にとって買った本だったが期待以上に面白かった。

そして、1分診療・薬だけ出すという精神科医も多い中、榊医師のような真摯な医師・クマ医師に出逢えたことに、読了後、そっと感謝した。

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嵐なう

2013年09月25日 20時09分41秒 | Weblog
昨晩はあまり眠れなかった。
今日もパキシルの減薬のせいか、少しイライラしてしまった。
外出している吉熊上司との間を電話にて時計の振り子のように右往左往して、午前中からクタクタである。
副社長の老人性我がままには霹靂だ。

会長も社長も副社長も私を下女のように遣うので最近疲れてしまっている。
求められるレベルが高いのか、私に才能がないのか。
考えると悲しくなってしまう。

パキシルの離脱作用によるシャンビリで、シャンシャン鳴る頭を押さえつつ、午後は書類作成。
動悸も激しい。ドキがムネムネする。


外は小雨。
九月も末に近いというのに台風のせいで蒸し暑い。
ぐったり。

通過し終えない台風が今までなかったように、この症状もいつか終わるはず。
それと同じで飲み始めた薬とも症状が改善したらいつかおさらばするのが筋なんだろう。
辛いからといって、ここでまたパキシルを増量してもしょうがない。

秋晴れの天高く広がる空を夢見て、今は嵐が過ぎるのをそっと待つしかない。

秋の一日

2013年09月24日 20時37分52秒 | Weblog
朝のうちは涼しかったのだが、会社に到着して間もなく、蒸し暑さMAX。
暑さ寒さも彼岸までじゃないのか!?

もしや台風のせいだろうか。
「日本観光しちゃうもんね~!」の迷惑コースではなく、若干日本列島からは離れているのであるが、空気が蒸し蒸しする。


羽織ってきたカーディガンを脱いでワンピースで仕事をした。


午前中は書類作成。
社長が月一で楽しみにしている某書類。

お昼は貧血を意識して普段食べないお肉にした。
がっつり。


パキシルの減薬が辛いので今日は吉熊を同伴出勤させてみた。
なんだか凄く落ち着く。
こんなちっぽけなクマなのに。
私にとってはもはや偉大な存在になっている。


午後は伝票整理。
よく考えてみるともうすぐ月末じゃん。マジモードを出してみる。
「私、これからマジモードになっから」と隣の席の後輩Cちゃんに宣言とかしてみる。
「いつも本気じゃないですかー(クスクス)」とCちゃん。

また今日は伝票を探している時、どうも一枚不足していることが発覚して、一人でイラっとしていた。
「もう!○○課ったら。納品書、提出していないじゃないか。犯人は●●さんだな、きっと」
とブツブツ…。
しかし、自分で隠し持っていたという…残念な結果。
隣で私の一連の言動を見ていたCちゃんにキャンディーを握らせ、
「このことは忘れてくれ。もしくは墓場まで持って行ってくれ。これあげっから」
と、くまモンキャンディー1個を握らせた。

「いいですよ。強請ったりなんかしませんってば。ふふふ」
とCちゃん。
いきいき栃木っ子な彼女はそんな強請りなんてしないはず。信じているから…!!信じているからね、Cちゃん!!

くまモンキャンディー。
万次郎かぼちゃ味。
コンビニで発見して買った。
かぼちゃプリンの味がする。おいち~。



吉熊上司は夕方から外出。
LINEで「お先に失礼します」と報告して帰宅。

今日も何とか乗り越えられた。

多島斗志之の「症例A」、もうすぐクライマックス。
長編って読了する時、ちょっと寂しくなるのは何故だろう。
長期旅行の最終日の感じとよく似ている。


9月ももうすぐ終わってしまう。
暑いのは本当に嫌だが、でもやはり寂しい。


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ヒジキ…悲しくてやりきれない

2013年09月23日 22時09分27秒 | Weblog
先週の心療内科デーで抗うつ剤パキシルを0.25ミリに半減したわけだが、離脱症状が出てしまい、困惑なう。
具体的には
・頭が重い
・目玉を動かす、横を向いた時などに全身に電気が走ったような感覚に襲われる
・眠い
10ミリ→7.5ミリ→5ミリにしたときは然程感じなかったのだが、0.25ミリで根をあげそうだ。
でも、もう少し頑張ってみようと思う。
主治医クマ医師も喜んでくれるはず。


今日は出勤日。
社長から新しく制服の件でミッションをいただいた。
昨年のちょうど今頃から夏服の制作に取り組んできて、この夏、全店舗に配布した。
今度は冬服の変更を考えるよう依頼されたのである。
よし!頑張ろう!!



成人病検診の結果がキタ。
やはり貧血だってお。

ヘモグロビン値9.2(基準値14)
ヘマトクリット値30.4(基準値34~42)

去年の秋、心療内科で採血したときより減ってるんだが!!
せっかく一年弱、ヒジキっていたのによう!
マスカラでコテコテの我がまつ毛のようなヒジキを、それこそモゾモゾと食べていたのに。
てか、ヒジキって何なの?海藻なの?わかめじゃないの?何なの?
一年近く私がモゾモゾと食していたあの黒いブツは一体何なの?
教えて、エロい人。


…んもう、何をどうしたらいいのか分からない。
好き嫌いはけっこう多く、「食べられないわけではないが、あまり食べないもの」は華麗にスルーしてしまう習性の持ち主の私。
特に顕著なのが宴会。
刺身を出されても箸が出ない。焼き鳥もタレがべとべとついているやつじゃないと食べない。
そんな私が別に好みでもないヒジキを積極的に取り、ヒジキまみれになったのにこの結果である。惨敗。

血に負けた。
負けたんだ…。

この怒りをどこにぶつけよう。
ザ・フォーク・クルセダーズが「悲しくてやりきれない」を歌いだしそうな勢いである。


あと総コレステロール値が若干高めらしい。日常に支障が無い範囲で。
BMIは割と低いのだが。

ちょっと自暴自棄になりそうだったが、体に耳をすますことにした。
飲みも仕事も体が資本。体は正直なのだ。明日からまたヒジキ漬けライフに戻ろう。

そう言えば「アメリカひじき」っていう小説がある。
「火垂るの墓」の野坂昭如の短編小説。
少年時代に敗戦を経験した男のアメリカ人に対する心理的モヤモヤが描かれた作品。
「火垂るの墓」で死んでしまった清太のその後にあたる少年。紅茶の葉を「アメリカのひじき」と思って食べた怖れや恥じらい…を思い出す。


また「火垂るの墓」の清太が、栄養失調の妹節子を診た医者に「滋養をつけることですな」と言われ、「滋養なんて何処にあるんですかっ!!!」と叫ぶこととかも連鎖的に思い出す。

栄養に困らない時代なのに、知らず知らず好き嫌いや不健康な生き方をした結果、私の体はこんなふうになってしまった。
戦中戦後を生きた人たちに申し訳なくて、泣けてくる。

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気ままな日曜日

2013年09月22日 22時28分47秒 | Weblog
お昼まで寝て、ネットをしつつ、食事。
レースのカーテン越しに見た外は秋晴れのもよう。
衣替えと本棚の整理をしないとな、と思いつつ、布団にリターン。
エアコンを十分に効かせた部屋で羽毛布団にくるまって読書。
至福。

「症例A」、あと少しで読み終える。
んもうね、主人公の精神科医・榊にメロメロなんだが。
私の中の榊像は映画「結び目」に出ていた川本淳市。
渋さと甘さを兼ね備えた奥深い感じを榊医師に投影。


榊医師を思い描きながら眠ってしまったらしく、起きたら16時…。
やはり昨日の24,000歩が体に堪えたのだろう。
外はだいぶ薄暗くなっていた。




化粧・ブローしてスーツをクリーニング店に持って行った。
夏の出勤服はワンピースだが、秋冬春は基本的にスーツを着ている。

店主は私と同郷の栃木出身のおじちゃんである。
彼の話によると、先日、宇都宮出身の30代ぐらいの女性客が来たそうだ。
なんでも訛りで分かったらしい。
おお~!
この近辺にも「いきいき栃木っ子」がいるんだ!感動。
いつか会えたらいいな。




電車に乗って池袋へ。
ここ一ヶ月ほど、次の資格の勉強を何にしようか迷っている。
あまりにも難しい資格には尻込みしてしまう。
後輩男子ししゃも君は独学で中小企業診断士の資格を取得したらしい。
すげー…。

私の心療内科の主治医クマ医師は「仕事で使うビジネス系の勉強がイイ!」と猛プッシュ。
秘書検定もビジネス文書検定も1級を取得したので、もうお腹いっぱいなのが実のところだ。
でも何か勉強していないとだらっとしてしまうダメな性分の私。
それよりマンション購入が先かなー…。
う~ん…と悩んでいるうちに文芸書コーナーに漂流。

書店の一角に林真理子先生のコーナーができていた。
「野心のすすめ」が売れたからだろうか。
ファンとしては嬉しいかぎりだ。




ファッションビルを徘徊。
今年の秋物の偵察。
しかしまだ暑いので、もこもこした素材や長袖のものを着たいという願望はなくて、今日は何も買わず。
保留。





さて、明日は出勤。
世間では「今月は三連休が二回もある」とのことだが当社にとっては幻の三連休である。
また一週間、頑張ろう。


それにしても昨日の巾着田の曼珠沙華は綺麗だった。
花のエネルギーをもらえたので一週間乗り越えられそうだ。


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燃える秋

2013年09月21日 19時54分31秒 | Weblog
今年も秋を探しに日高市の巾着田へ。
休日としては珍しく早起きして出掛けた。

高麗駅から巾着田に向かう途中、住宅の庭先で猫が出迎えてくれた。毛並みが美しかった。


巾着田は、日高市内を流れる高麗川の蛇行により、長い年月をかけてつくられ、その形が「きんちゃく」の形に似ていることから、巾着田と呼ばれるようになった。
そこに日本一の曼珠沙華の群生がある。




鬱蒼と茂った森の中。
500万本の朱色がお出迎え。






髭のようなツンツンが好き。


我こそNO.1!


あいあい橋



光りに照らされた花だけ。ぽっと浮かび上がる。
まるでそこに火が灯っているかのようだ。






果てしなく幻想的。





妖艶な笑みで誘ってくる。
思わず吸い寄せられる。



吉熊もビックリ。
「うひょ~」



日和田山をバックに。これぞ日本の秋。



ピンクの曼珠沙華。カワユス。


正午。
人が多くなってきた。
目に鮮やかな朱色を堪能したので、高麗駅に戻る。


高麗駅までの道も素朴で好き。
民家の栗の木。
「あ!美味しそう」
と吉熊。
ダメですよ。チクチクしますからね。



道沿いの曼珠沙華。



住宅街のコスモスが秋風に揺れていた。



青空をバックに爽やかさ満載の芙蓉。



今日の一枚。
淡い緑と朱色のコントラストがお気に入り。



また来年会おうね、曼珠沙華。

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