昨日、11/22いい夫婦の日、妹は結婚式を挙げた。
場所は横浜迎賓館。
各国の要人をもてなした歴史ある建物だ。
天皇陛下が皇太子時代に横浜迎賓館で召し上がった献立の記録が再現メニューの写真と共に展示してあった。
ちなみに朝、5時起き。
前日はマイスリーをOD気味に服用して寝た。
着物や二次会用のドレス、小物を入れたトランクを引きながら、横浜へ。
ちょっとした旅であった。
桜木町駅から迎賓館まで、タクシーを利用したのだが、会計してつり銭を財布に仕舞う数秒の間、運転手のジジイに早く降りてくださいみたいなことを言われて切れそうになった(てか切れた)。こんなことでイライラするのは恐らく緊張しているからだと自らを宥めて入場。
ヘアサロンに到着し、髪を結ってもらう。
「挙式披露宴は振袖、二次会はドレスなのでそのようにしてください」
とオーダー。
「ゆるふわ系にしますか?」
と訊かれたが、そういうのは好みではないので
「ぴしっと、お願いします」
と注文した。
全体をホットカーラーで巻き、サイドは編みこみの素晴らしい髪型にしてもらった。
続いて着付け。
着物は成人式の着物で、けっこう渋めのものだったので今も着てもよくね?ということで着た。
帯の結び方が洒落てて大満足(文庫結び)。
着付けの女性に「素晴らしいお着物ですね」と褒められた。17年前に買ってくれた母、グッジョブ。
両家の顔合わせをし、写真撮影。
横浜のサッカーチームで仕事をしている従兄弟からサプライズプレゼント。
その後、最上階の音楽堂で式。
クラシカルな空間は、明治建築の様式を受け継いでいるらしい。
音楽堂という名に相応しく、音響が凄くよかった。
パッヘルベルのカノンに合わせて、新郎、登場。
そして・・・うちの両親&芋子。
母ヨーコたん、落涙。
ハープ、ヴァイオリンの華麗な音色がホールに響き渡り、厳粛なムードに花を添えていた。
人前式なのでみんなの前で誓いの言葉。
中庭。
フラワーシャワーを浴びながら鐘を衝きに行く新郎新婦。
横浜の街に幸せ色の鐘が響き渡った。
さて披露宴。会場は「オリエンタル」。庭に面しており、自然光が気持ちよかった。
「食事が美味しいのでここにした」
と芋子が行っていた通り、超美味しかった。
総料理長が挨拶にテーブルまで来てくれた。
★お祝いのアミューズ重箱仕立て 季節の香りを添えて
★フォワグラと長茄子の味噌田楽仕立て
★温製じゃがいもスープ
★スズキの香味焼き あん肝のテリーヌとトマトのミルフィーユ仕立て グリーンオリーブソース
★牛フィレ肉のポワレ 季節の野菜を添えて おろしポン酢ソース
★季節のデザート
フォワグラなんて、もう一生口にできないと思う・・・。美味しかった。
喫煙所はロビーの外。
ちょうどエントランスの竹林の横。
父と煙草を吸っていたときに撮影してもらった。
お色直しをし、芋子夫妻、再登場。
まさか外からやってくるとは思わなかった。
デザートビュッフェ。
せっせとかいがいしく働く新郎新婦。
この花の冠は芋子のお手製。どんだけ器用なんだ。
新郎のギターと弟の歌。
「♪乾杯」
「心で歌います」と弟。
大好きな芋子姉ちゃんのため、精一杯歌っていた。
そして、13:10・・・いよいよ私のスピーチ!!
「落ち着いてね」「しっかりね」
と隣の席の母ヨーコたんに念を押される。
親族を代表するようにとも言われていたので、もうやるっきゃない。
話をしているときは話すことに全力で集中していた。
泣き虫の私はきっと嗚咽をすると心配だったのだが、ぜんぜん泣かなかった。
思っていたところ以外でも笑いを取れ、またテーブルに戻ると伯母が涙していて、自分的には合格。
トイレなどで、
「あ、お姉さん。さっきのスピーチ、よかったです」
と言われたのが嬉しかった。
そういえば、父は5人兄弟の末っ子。
母方の兄夫婦も合わせ、彼らは早朝から遠路遥遥、栃木から横浜まで来てくれた。
締めの挨拶。
プロフィールムービーもエンドロールもミスチル♪
妹らしい演出だった。
(妹と新郎はミスチルが縁で出会った。今回の式は「チル婚」といっても過言ではない)
これらも自分で製作したらしい。
二次会まで控え室でまったり。
私は着物から、ドレスへ着替える。
新郎新婦、お疲れ。
妹は再びウエディングドレスを母に着替えを手伝ってもらって着用。
二次会会場は「ユニオンハーバー(旧タイクーン)」というレストラン。
迎賓館から15分ほど、タクシーで行く。ここで両親の結婚式の話を聞いた。
横浜の街はすでに真っ暗。お洒落な街をタクシーは走りぬけ、17時に二次会会場に到着。
だいちゃん夫婦に挨拶する父。
だいちゃんは妹の高校時代の友達。お嫁さんは妹の前職の同僚。
妹が二人の仲を取り持った。
鯛、美味しかった!!
自家製ミルクプリンが超絶美味。
クマさん!!
喫煙所からの眺め。
喫煙所では新郎の友人と話が盛り上がった。
それにしても凄い人数だ。
妹は転職をしているのだが、その時々の仲間との縁を絶やすことなく大切にしている。
改めて人脈の広さを知った。
二次会は後半からライブ会場状態。
新郎が率いるバンドのライブ。
ミスチル2曲。
そして私もRCサクシェションの「雨上がりの夜空に」を熱唱。
宴も酣。
我々客はクルーザーに乗ってクルージング。
レストランを離れる。
横浜の素晴らしい夜景にうっとり。
ブリッジをくぐる。
妹の幼馴染かよちゃんが、「寒い」と言ってショールを頭から被っていて、ちょっとした難民だった。ワロス!!
↑
国を想っている感じの表情を浮かべているかよちゃん。
かよちゃんは近所に住んでいて昔からよく遊んだ。
「芋子の全てを見届けたい」
と、一次会から出席し、大粒の涙をこぼしていた。
大さん橋から関内駅までかよちゃんと両親と弟とで歩く。
ライトアップされた横浜の街は大変お洒落だった。
途中、横に見えたのは横浜スタジアム。
芋子はベイスターズファンでよくここに来る。
私もglobeのライブでここに来た。
帰りの電車で母と弟で反省会。
母にビールをおごってもらった。グリーン席の席代も出してもらった。ありがとう。
終わった・・・。
この半年間はずっと妹の結婚式の準備の大変さを目の当たりにしていた。
この10日間は自分もダイエットや着物の準備などにバタバタしてて、本当に大変だった。
個人的に涙が滲んだのは、披露宴でのミスチルの「365日」をBGMにしたプロフィールムービーと最後、新郎新婦退席の場だけだった。
まだ妹が嫁いだという実感が無い。
妹らしい素晴らしい結婚式だった。
仕事をしながらよくここまで頑張ったね。凄いよ。
末永くお幸せに。