世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「シュタイフ社創業130周年記念 私のシュタイフ展」

2010年10月31日 22時10分05秒 | Weblog
今更だが、クマが好き。好きという気持ちが私の中で熟し、飽和状態に達すると、突然「クマー!」と叫びたくなるぐらいに。こうなった要因は、2003年に吉熊が家に来たことによる。
今日は東京おもちゃ美術館へ行ってきた。場所は四谷三丁目駅から歩いて数分にある。行く前に、妹・芋子にその旨をメールにて伝えたところ、「亮ちゃんのその汚いクマをそこにこっそりと置いてきなね」と…。相変わらず辛らつな妹である。


東京おもちゃ美術館は廃校になった小学校を利用した美術館だ。
館内のいたる所には小学校の面影が残っていた。階段や廊下など。




東京の小学校は校庭に砂がない。


今日のお目当ては「シュタイフ社創業130周年記念 私のシュタイフ展」


シュタイフとはテディベアで有名な会社。
マルガレーテ・シュタイフ(1847-1909)は、幼い頃ポリオにかかり障害をかかえた人生を送ったが、彼女は困難を乗り越え自分の生きる場所を見つけ出した。フェルト衣料のビジネスを始めたマルガレーテは、1880年手作りのぬいぐるみの“ゾウ”(リトル・エレファント)を発表し、それが後に世界的企業に発展し、現在でも成功を収めている企業の基となったのである。



今回の企画展は、シュタイフファン所有のプライベートコレクションの展示とエピソード紹介、 その他稀少なコレクションの展示や歴史などが紹介されたいた。日本初だそうだ。
写真は「他の人が写らなければ撮影しても良いですよ」とのこと。
こじんまりとした部屋に沢山のクマが佇んでいた。
アドレナリン大放出で其々のクマを舐めるように見入る。



MASAKOと名づけられたテディベア。
日本限定1500体。
記念すべき日本限定第一弾!
気品のある甘い顔立ちのコ。


ルーズベルト大統領の話にちなんで作られたテディベア




左側2つのクマの表情。愛嬌があって可愛い。


吉熊に
「ほら、お友達がいるよ?挨拶してごらんなさい」
と促してみた。
人見知り…、いや、クマ見知りの激しい吉熊は、はにかみながらお友達に声をかけていた。






個人蔵のクマたちには其々のエピソードなどのプレートも展示してあった。
いずれも愛されているのが分かる。



お子さんが産まれたときの記念として購入したテディベア


2009年にシュタイフ社がドイツ・ミュンヘンのショップKarstadtで限定1000体として発売した「ルートヴィヒ二世テディベア」。
ブルーベルベットのマントをはおり、メダルのついた赤いサッシュを身につけている。ルートヴィヒ二世はワーグナーの楽曲をこよなく愛したことから、ボディにはワーグナーの代表曲を奏でるオルゴールが内臓されているとのこと。
マントにはノイシュヴァンシュタイン城の刺繍が入っている。
ゴージャス!!


この愛らしさは一体なんなんだろう。




吉熊、ちょっと恋をしたっぽい。
あのコが気になるんだそうだ。


上の階も徘徊。
昔ながらのおもちゃが陳列されていた。
このブリキの金魚、我が家にもある。


地球ゴマ
これも実家にある。
不思議な回転をするんだよな、たしか。




木製のおもちゃが揃えてあり、ちびっ子たちがそれに興じていた。
どの時代も、子供はこういうものが好きらしい。

ミュージアムショップでお土産を見る。
ニューヨークのおもちゃ店シュワルツで吟味したシュタイフのテディベアもここで販売されていた。思わず価格を比べてしまう。あちらで付けられていた値段の2倍以上はする…。やはり日本で買うと高いのか。

家に帰り、我が家で唯一のシュタイフ製のクマ・ワルツ君に今日一日のことを報告する吉熊。
「君の育ちって良いんだね…」
だって。


美術館で購入した書籍。
テディベアのすべてが知りたい

吉熊とワルツ君は一緒になって読みふけっていた。
この本、販売員の人も「この本は分かりやすくて素晴らしいですよ」と大絶賛していた。
ざっと読んだが、本当によくできた本だと思う。テディベアの歴史やその故郷など、よく書かれている。カラー写真も和む。


嗚呼、クマ三昧でお腹いっぱい!!
幸せ!
明日から11月。
新たな月も頑張ろう!!!!

クマー!!!!!!!!!!

Steiff teddy bear シュタイフ テディベア


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ワラ人形と無縁社会

2010年10月30日 23時46分36秒 | Weblog
のんびりデー。
出かけようと思っていたのだが、関東に台風が接近しているので、今日はひきこもり。
二日酔いの頭痛を抱えて起きたのは昼過ぎ。一日中、Youtubeを観て、本を読んで、寝て…と、ゆったりできた。雨の日は、こういうことが許される気がする。雨に甘えてみた。

Youtubeで、最初、心霊現象の動画を楽しんでいた。
ドアの隙間からこちらを見ている女の人、とか。けっこう強烈だった。
リンクを辿り、行き着いたところは「あなたの知らない世界」
夏休みの昼にやっていたアレである。
その「ワラ人形」の特集。
丑の刻参りについてだいぶ詳しくなってしまった。
(せっかくの休日なのに。何やってるんだろう…自分)
ここまで人を呪いたいって思ったこと、私にあっただろうか。
…あった。店舗勤務時代の店長。でも彼女が不幸になることを祈りながら白装束に身を包み、頭に蝋燭を立てて徘徊する時間と勇気は私にはない。五寸釘を木に打ち付ける日曜大工的な趣味も無いので、あまり楽しくない気がする。金槌で指を負傷し、逆に呪いを浴びてしまいそう…。ちなみにワラ人形のセットはネットで購入できる。凄い!!

今日は宇都宮の「クリーンパーク茂原」という施設で、小惑星探査機はやぶさの映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」が上映されたもよう。栃木初だとか。実家の両親が行く予定だったので、「嗚呼、今頃観ているんだよな。いいなあ。」と思いながらYoutubeであの映画の予告を観ながら感動していた。母ヨーコたんの感想はやはり「良かった」とのこと。感想を聞いていたらまたはやぶさに会いたくなってしまった。


夜からはパソコンから離れ、テレビを観た。
日本の、これから
今日のテーマは無縁社会。
地縁、血縁、社縁など人のつながりが薄れた「無縁社会」と言われる現代。
誰もが社会から置き去りにされない方法について番組内で討論されていた。
中には「おせっかい」を行うことによって孤独死を防ごうとする取り組みなどが挙げられていた。

番組を仕切る三宅アナウンサーの頭の回転の良さや臨機応変さにばかり目を奪われる私は、実はあまりこの問題について深く考えていないのかもしれない。

ワラ人形が使用されるということは人と人の間に軋轢や何かがあったから。
無縁社会の今はその人と人の繋がりすら持たない(持てない)。
果たしてそれが良いのか悪いのかは今の私には分からない。
プライバシーは遵守して欲しいし、でも孤独死は心細いし…。
「なんだか大変だな~」と思い、またパソコンに舞い戻る。

「日本の、これから」のテーマ曲、Live imageで聴いてからずっと好き。

羽毛田丈史 - 日本の、これから -



明日はお出掛けしよう。


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女子会

2010年10月29日 23時33分42秒 | Weblog
健康診断も終わり、ダイエットのリミッターも解除されたので、今日は総務部女子と女子会を開催し、大いに飲んで食べた。
後輩女子Cちゃんといつも遠くの席にいる後輩女子Y子ちゃんと私。
このメンバーでの飲み会は初めてだったりする。
Cちゃんとはお茶などをするのだが、昨年、店から異動してきたY子ちゃんとはあまり個人的な話をしたことがない。

彼女たち二人は新婚ホヤホヤ。
二人の口から出てくるのは、「新婚さんいらっしゃい」に出たら桂三枝が椅子から転げ落ちそうな話のオンパレードだった。
結婚って大変なんだな。
夫婦間で先に主導権を握ることの大切さを知った。
あと、旦那さんを「調教」「再教育」している彼女たちの苦労とか。
先日旦那さんと喧嘩した子は一週間の冷戦の後に、仲直りのしるしにとダイヤモンドのネックレスをもらったそうだ。愛されすぎ。
「次は指輪か?喧嘩上等!」
との三人の言葉に皆で爆笑。
一番驚いたのが、ウエディングドレスについて。
あれは非常に重いんだとさ。
Cちゃん曰く「二人袴」級の重さなんだって。
しかも着用するときの感覚は、ドレスを着るというより、身を投入するという言葉が相応しいとのこと。
へえ~、亮子もコスプレで着てみたい。

「○○主任の恋バナとかってないのですか?」
と二人に尋問されたのだが、…んなもん、無い。皆無。
辛うじて、来月出席予定の合コンの話を振っておいた。
二人の飛びつき方が強烈で、合コンの結果は二人に報連相することを義務付けられた。

あとは社内の噂話だろうか。
ひゃ~、楽しかった!

Y子ちゃんがオーダーしたパイナップルサワー。
なんだか原始的。


私はオロナミンC割。
元気ハツラツゥ~。
まんまオロナミンCの味がした。



今朝のNHK「おはよう日本」の「ミドルエイジクライシス 〜女性たち ゆれる生き方〜」は「女子会」がフォーカスされていた。
仕事・結婚・出産などの選択肢が迫られる30代女性。彼女たちの間で、今、「女子会」という集まりが人気を集めている。アフターファイブに、ハロウィンを楽しんだり、レストランで会食したり・・・。昼夜問わずの仕事の合間に、気の置けない「女子」仲間と集まり、たわいもない会話に花を咲かせる息抜きの時間。グルメ情報や仕事の話などの会話の合間に、ちらっと、「女子」のホンネも見え隠れする。

番組に出てきた女子も、我々も同じように見えた。
30代独身女子も20代既婚女子も、酒を飲めば皆仲間!

今まであまり好きではなかった「女子」という響きを今宵は心地よく感じた。


採血・クライシス

2010年10月28日 23時21分40秒 | Weblog
心療内科デー。

そして、今日は会社の健康診断があった。当社の健康診断は、レントゲン車が会社に来るアットホームなものである。午後、後輩女子2名と一緒に会場へ向かう。
「少しでも体重を軽く!」ということで、またレントゲン撮影があるので、身に付けている貴金属類を全て外した。指輪、ネックレス、イヤリングに髪飾り、時計にブレスレット。「最後の足掻きだね」なんて笑いながら。
体重、身長は変わらず。血圧は上が135、下は62。
オプションでインフルエンザの予防接種も受けられるのだが、3年後の採血検査から逃れられないだろうかという画策を真剣に練っている私がどうして受けようか。痛いのとか超不愉快。しかもインフルエンザ処女で、いまいちインフルエンザの怖さとか知らない。他人事にしか思えない。

問診はカーテンで仕切られたブースに女医が佇んでいて、彼女に心音などを聞かれた。予め書いておいた問診票を見て「一日の喫煙量が多いですね。減らしましょう」と言われた。10本少な目に記載しておいたのだが。そうか、多いのか…。多いと知ったところで節煙とかしないけど(できないけど)。


定時後。
今日もダッシュで心療内科に向かう。
待ち時間2時間半。
もう慣れた。

診察室へ。
クマ医師、今日もツキノワグマみたいだった。萌え。黒いカットソーが素敵。

クマ医師は私の貧血の症状を尋ねてきた。
「鉄のサプリを飲んでます(キリッ)」
と意気揚々と返答した。
「貧血ではない人が鉄を多く摂ると肝臓を傷めます。会社で健康診断はありますか?」
とクマ医師。
タイムリーすぎ!
エスパー?
「今日、ありました!」
と答えたのだが、診察内容に採血がないことが不可解だったらしい。
当社では採血は35歳と40歳以上を対象としている。理由は知らない。人事部か●●●ィ~(管理本部長)に訊いてくれ。

「一度、採血してみませんか?」
とかシレっと勧誘してきたクマ医師!
やり手の営業マンかYO!?
どこでそんなことを覚えたの!

その件は前回、決着がついたではないか。
どうして振り返す?

「致しかねます(←職業病的返答)。痛いのは無理です。すいません」
と答えた。彼の前では嘘が吐けない。
急に挙動不審にもなり、目が軽くスイミングしていたと思う。自分。

「そういう方、たまにいらっしゃいますよ。針を見ないようにしたり、ベッドで横になったら大丈夫だと思うよ」
と、こちらの主張を飲み込みつつも、それでも採血を提案する彼に少し霹靂した。痛いのも嫌だが、しつこいのはもっと嫌。彼の押しに心が折れそうになるも、ここでくじけたら、また痛い思いをするに違いない。ガンガレ、俺!と自らを励まし、
「痛い思いをしないと貧血か否かって分からないのですか?」
と新たな提案をしてみた。大学時代、交渉学で学んだことをフルに活用。

「そうですねー。目、見せてもらえますか?」
と、言いながらクマ医師は近づいてきた。
彼は私の顔を両手で包み込み、親指で下瞼を下げた。

むむむむむっはー!
反則だよ!

…思わず顔を赤らめてしまうチキンな私。異性との肉体的接触は歯医者通院以来だ。干物女には刺激が大きすぎる。クマ医師の指は脂肪分を蓄えているのか、もふもふしていた。

「まあ白くないですし、大丈夫ですかね」
とのこと。

自分、勝った?
勝ったのか?

精神的なことも訊かれたが一連の採血押し問答と下瞼捲り事件で私は疲れてしまった。
沢尻エリカのように、
「別に。特にありません」
と答えて診察終了。
本当はたくさん話すべきことがあったのに!
採血のせいで話せなかったじゃんか。
嗚呼、もう。採血のバカ!

世の中の人が普通に採血や注射を受けていることが不思議でならない。怖くないのだろうか。柔らかい皮膚に妖しいぐらいに鋭い金属が食い込む様を考えるだけで気が遠くなる。それに血を抜かれるだなんて…怖い。

でもクマ医師だって仕事だからね…。
貧血症状が疑われたら採血を提案するのは当然の医療行為だ。

わかってる。
そんなこと、頭ではわかっている。

でも。
でも。
やっぱり痛かったり怖かったりするのは嫌だー!

処方変更なし。
パキシル、マイスリー、パリエット、防風通聖散

※最近デザインを変更したマイスリー。
でも今日は従来のままのデザインだった。
★★★


テディベアの日

2010年10月27日 23時06分09秒 | Weblog
久々の晴れ!空気が急に冷たくなってきたが、セロトニンを活性化させるべく、昼休みに外へ出て光合成をした。葉緑素がうずくぜ!
ブランコ、楽しい!
おひさま、気持ちいい!


午後からは決算短信のチェック。電卓を叩きながら、「ヤニいれてぇーなー」と思う。力尽きようとする頃、定時の鐘が鳴り、喫煙所へダッシュ、一服。席に戻り、もうひと踏ん張り。残業してなんとか仕事を終了させ、トイレで鏡を見たら目が充血していてビツクリ。乾いているんだわ…。これぞまさに干物女。


10月27日は、テディベアの日。
1902年の秋、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出掛けたが、獲物をしとめることができなかった。そこで同行していたハンターが年老いた雌熊(一説には傷を負った子熊)のアメリカグマを追いつめて最後の一発を大統領に頼んだが、ルーズベルト大統領は「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃たなかった。このことが同行していた新聞記者によって新聞に掲載され、このエピソードに因んで翌年バーモント州のおもちゃメーカーが熊のぬいぐるみにルーズベルト大統領の通称である「テディ」と名付けて発売した。その頃ドイツのマルガレーテ・シュタイフの熊の縫いぐるみが大量にアメリカに輸入され、この名前が広まった。セオドア・ルーズベルトの誕生日である10月27日は「テディベアの日」となっている(ウィキより)。


私の中では、今日は正月よりめでたい日である。うきうきるんるんで帰宅。今日はうちのクマたちを思いっきり抱き締めてあげる。

イギリスの調査では、なんと3人に1人の大人がテディベアなどのぬいぐるみと一緒に寝ているらしい。
テディベアがなぜ愛されているのかというと、いくつか説がある。無表情なので自分の感情移入がしやすいこと、そしてお座りのポーズができるので擬人化しやすく親近感が持てること。
私も今年、念願のシュタイフ社のテディベアを迎い入れた。その名も黒クマのワルツ君。夏にニューヨークから連れてきた彼は、他の我が家のクマたちと仲良くしている。左耳のタグが他のクマたちの追随を許さなぬ品格を宿している。高かっただけある。


昨今、クマが山から降りてきて人に危害を加える事件が激増している。「駆除」されるクマたちの気持ちを考えると気が気でならない。悲しく思う。
クマは本来臆病で、自ら進んで人には近寄らない。
人に遭遇するリスクを抱えて人里に下りていくには何らかの原因があるわけで。

クマと人とのかかわり合いは古い。世界中に伝説や逸話が残ることがそれを物語っている。
今までうまく距離を保っていた人とクマの関係が崩壊していることを最近強く感じる。

たしかに、ある日突然、庭に実物のクマがいたら怖いし、もしも被害に逢ったら嫌だ。しかし、すぐに「駆除」するのはいかがなものか(駆除という言葉を使用することにも疑問)。

殺されるクマたちは世界中で抱き締められているテディベアを羨ましく思っているに違いない。

クマが殺されない日が訪れることを祈る。
今年のテディベアの日は重い。



来月の課題図書は「熊 人類との「共存」の歴史 」




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ミドルエイジ・クライシス

2010年10月26日 21時44分16秒 | Weblog
後輩女子Cちゃんの情報によると、私の住む街の駅前で毎朝巨大なクマが佇んでいるらしい。
「何かの宣伝でしょうかね。とにかく赤くて大きくて可愛いんですよ~」だって。
私が利用する改札とは別の改札の前にいるらしいので、だからその存在を知らなかった。
そんな情報を知ったら、何が何でも見に行かねばなるまい。
そんなこんなで、今日はいつもより早めに起きた。
朝礼のための早めの出社ではブーブーと文句を言うくせに、クマの為ならば全く苦にならない。不思議。

出勤前、NHKのニュースを観る。
あるコーナーに釘付けになった。
「ミドルエイジ・クライシス」
http://www.nhk.or.jp/shutoken/project/mc2/index.html
「ミドルエイジ・クライシス」と銘打って、厳しい雇用情勢に置かれた今の30代の人々を取材したコーナーだ。先月も同じようなコーナーがあったが、今週からは非正規雇用の女性にスポットを当てた内容が放送されている。
ミドルエイジ=中年、クライシス=危機。
今朝の内容は、神奈川県に住む34歳の独身女性の現状。1996年に社会に出るも、世間は就職氷河期。非正規雇用でしか雇ってもらえなかった。資格も取得したが、採用には至らず。女性は一日の食費を500円にして貯金を切り崩して生活している。付き合っている彼氏はいるが、彼も朝から晩まで働いて手取り20万円。今の状態では彼にも迷惑をかけてしまうので結婚の話は切り出せない。年齢的に出産のことも頭をチラつく。
そんな彼女が派遣先で認識した自分の中の「黒い自分」。
派遣先の正社員が3人目の出産で産休を取得するとき。
口では「おめでとう」と言いながら、内心では「ずるい。退職して育児に専念したら?あなたが頑として譲らないその正社員の席、空けてくれないかな」と思っていた。
うん、たしかに黒いぞ。ブラックだ。
「そんなこと思う自分がむなしいとは分かってるのですが」という彼女の声が物悲しげで朝から、私まで暗澹たる気持ちになってしまった。

だいたい、この番組のサブタイトル『結婚も出産も手が届かない~非正規雇用30代女性~』ってあるが、それって自分には該当要素が皆無ではないか。「手が届かない」じゃなくて、「したくない」だし。「女性は皆結婚したがっていて婚活に勤しんでいる」という番組制作側の色眼鏡を感じてしまうのは、私が奇異だから???

まあ、とにかく。
駅前に急ぐ。
クマに会いに。

いたいた!
クマ、大きすぎ。そして真っ赤じゃないか。


「吉熊上司3人分はありますよ」と言っていたCちゃんの言葉は本当だった。
両隣にはまるで日光月光菩薩のように、世話係みたいな人がいる。
通勤で急ぐ人はクマに見向きもせず、駅に吸い込まれていく。
思わず近寄り、激写。
世話係の人に依頼して、クマとの2ショットが実現!
嗚呼、夢のよう~。
クマはモフモフしていてとても可愛かった。

どうやら世話係の人はティッシュを配布している人らしい。
ティッシュを1ついただいた。
居酒屋チェーンつぼ八の宣伝だった。
クマの名前はつぼ八のキャラクター「つぼっち」とのこと。

朝から気分が沈んだり浮いたりで忙しかった。
「ミドルエイジ・クライシス」というか、通勤途中にクマと記念撮影をする私、・・・もしかして「自分・クライシス」?


大人の特権で修学旅行を語る

2010年10月25日 21時51分32秒 | Weblog
月曜日は全体朝礼があるので、いつもより15分ほど早く家を出る。
「ひーこらひーこらばひんばひん(←茶魔語)」と言いながら会社に到着する寸前で、財前教授の総回診ばりに他の建物からこちらの建物にやってくる社長・副社長・●●●ィ~(部長)の姿を目撃!え?もう来ちゃった???早くね?

今日はパートさんがいなかったので彼女の分の仕事を補うべく、朝からバタバタしていた。そのまんま、午後からは、全店分のお歳暮のリストをチェック。吉熊上司、後輩女子Cちゃんと一緒に。集中していた吉熊上司が途中、「ああ、もう、頭がぐらんぐらんしちゃうよ~」と言って頭を回転させる様子が面白くてCちゃんと爆笑。

月曜日からエンジンフル稼働だぜ。
ああ、疲れた。
帰り道で母ヨーコたんに電話。
奈良について語る。
私の中学時代の修学旅行の話になった。

1992年7月7日から2泊3日で開催された修学旅行。
初日は担任ツネヲ(理科教師)の趣味で大阪の海遊館。そして四天王寺、大阪城(バスの中でたこ焼きを食した)。
最終日は二条城と清水寺と三十三間堂。
旅館は京都駅前の佐野家という旅館だった(この記憶力、すげー)。

初日と最終日はクラス行動だったのだが、中日はあの中学校で初の試みだと称されたグループ行動!14歳の子供たちだけで知らない街を歩かせるって、今から考えるとけっこうディンジャラスじゃね?修学旅行当日まで何度もグループ内での打ち合わせをし、そしてしおりの作成をした。
雀宮から1駅先にある宇都宮に子供たちだけで行くにもドキドキだったあの頃。私だけではない。きっとあのクラスの大半の子がそうであっただろう。それがいきなり「自分だちだけで京都から奈良へ行く」だの「京都市内を観光せよ」って…。ハードル高すぎ。今の私だってドキドキするし頭を使う。
当時はネットなどなく、時刻表と地図、旅行本だけを与えられただけ。限られた情報に触れながら、まだ見ぬ京都・奈良という土地に思いを馳せる宇都宮市の中学生。「関西の薄味ってどうなんだ?」「八つ橋って何?」「舞妓さんに遭遇できたらいいね」、…修学旅行が近づくにつれて友達の間ではそのような会話がなされていた。

当時からぼんやりしていた私は皆の計画に従っていただけだった。成績表の主体性や自主性の欄はいつも空白だった。とにかくぼんやりしていた。ぼんやり病だったのかもしれぬ。そういう病があれば。
グループのデキル子たちが「近鉄奈良駅がどうのこうの…」って話しているのを不思議な気持ちで聞いていた。結局、春日大社、東大寺を回り、京都に帰って金閣寺に行った。もう18年も前のことになってしまったので記憶は薄れてしまったけれども、金閣寺へ続く道の両脇に茂っていた青葉の美しさだけは生涯きっと忘れないと思う。その緑のトンネルを歩きながら私は初めて「楽しい」と感じた。

雑多な日常に沈んでいくあのキラキラした思い出。
バブリーな金閣寺にも負けない私の宝物。
14歳の初夏。
勿論、当時も友達同士でちょっとした喧嘩があったし、好きな人のことや受験のことについて悩んでいたはずだ。
でも、不思議とイイコトしか思い出せない。
イイコトだけを思い出せるのは大人の特権。
今という時代も、いつか将来思い出したら、イイコトだけを上手に抽出できるのだろうか。

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きらめく装いの美 香水瓶の世界

2010年10月24日 21時19分28秒 | Weblog
「日曜日、空いてる?庭園美術館で素敵な企画展やってんだけど」
と、妹・芋子からメールが来たのは金曜日の夜だ。その誘いに乗り、今日は目黒の東京庭園美術館に行ってきた。彼女と日中都内で会うなんて超久々。いつもは夕方からの飲みがお決まりなのに。
12時に目黒に集合。しかし、寝坊。急いでメールを芋子に送信したら、彼女もついさっき起きたそうだ。結局13時に集合。
きらめく装いの美 香水瓶の世界


ドレスコードがあり、薔薇の何かを身に付けていれば入場料金が100円引きになる。私は薔薇を模したヘアゴムを着けていった。受付の人に「はい、薔薇です!」とお辞儀して見せた私の姿に芋子、爆笑。
「普通に振り返ればいいじゃん。何でお辞儀するのさ?」
だって。


東京都庭園美術館は朝香宮邸として1933年(昭和8年) に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したもの。建築物そのものが荘厳なアートだ。赤い絨毯が敷かれた石の階段、高い天井の応接間などは、小室哲哉の「Opera Night」的といった感じ。私の好きな世界観だ。

薄暗い室内、仄かな光に照らされた数々の香水瓶はとても幻想的に浮かび上がっていた。
一つ一つを丁寧に鑑賞。「これ、どんな香りの香水が入っていたのかな?」などと想像するのもいとおかし。

香水の歴史は古く、紀元前2000年に遡る。人々が火を焚き、神に祈りを捧げていた頃、人々と神を結ぶものは煙であり、香りだった。本展はそんな時代から現代に至るまでの香水瓶
が一同に会していた。大変ボリューミーだった。

「香水瓶(林檎の木)」
陶器物はどれも愛らしかった。
ビバ、ロココ。


「ネセセール」
実験キッドのようだ。


「ミス・ディオール」
この曲線美にうっとり。


「キャビネット」
なんかの装置みたいだな、おい。


「ブシュロン」
宝飾品メーカーの香水瓶はどれも凝っていて目を引いた。


「ゲラン 夜間飛行」
この独特の色は、飛行への不安も表現しているらしい。
ゲランといったら名香「MITSUKO」だが本展でも何種類か展示されていた。


私のお気に入りは、「ソワール・ドゥ・パリ(パリの宵)」ジャン・エルーのデザインで1928年のもの。この頃、不景気だった。外箱などにコストをかけず、ゴージャスな宣伝用ポスターにコストをかけて沈んだ人々の関心を引いて成功した。
この独特のブルーにやられた。なんて綺麗なんだろう!!!!!
そういえばyumimbow殿の日記「Avec Plaisir」にこのような色があった。
パリに滞在なさっていたyumimbow殿が撮影した宵だ。


芋子のお気に入りは、「PERFUME FLACON」(1820年頃)
真ん中のルビーが芋子っぽい。
このルビー、ちゃんと鳩の血の色をしていた。


芋子が普段愛用しているのはランバンの香水「エクラドゥアルページュ」。
球体に描かれたあの絵柄は昔からのものだと知った。


ニナリッチの香水瓶で有名な蓋部分に鳩が乗った「レールデュタン」も古いデザインとのこと。これ、祖母の形見分けでもらった。


見ごたえのある展覧会だった。
二人で別行動をしていたのだが、最後の10分は二人で「あれが素敵だった」「私はあれが好き」などと言いながら行動を共にした。

芋子と庭園を散策。
秋薔薇が見ごろ。




駅の近くの喫茶店で芋子とお喋り。
デザイナーである彼女は徹夜は減ったが、いつも終電まで勤務しているらしい。
将来のことを色々と考えているもよう。
芋子はこれから日本武道館でライブ(Golden Circle)があるらしい。なんでも彼女の好きなミスチルとゆずが出るんだそうな。16時過ぎにバイバイした。忙しい人なのである、芋子は。誘ってくれてありがとう。

芋子と別れた後、DearBearで吉熊の洋服を購入。
クマの専門店である。辺り一面、クマクマクマ…。
ハァハァ…蜜壺に落ちたクマのプーさん状態に陥りながら物色。軽く変態である。




綺麗な物に触れられて、リフレッシュできた。

明日からまた一週間、頑張ろう!!



我が家の香水たち。


買ったとき、愛用していた時期の環境や気持ちが一つ一つの香りに宿っている。
もう二度と戻らない時間。
香水も肌の状態やそのときの湿度で微妙に香りが変化するんだそうだ。

そういう意味で、時間と香りって似ている。

色々と思い出してしまう…むふ。

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本棚の整理、秋の夜長

2010年10月23日 22時34分15秒 | Weblog
冬が来る前に大掃除。
12月に突入すると休日が少なくなる。
なので、今からできるだけコツコツと身の回りを片付けるんである。

前々からやりたかった本棚の整理。
積読が雪崩をきたし、生活に支障が出てきたので…。

何がどこにあるのかを捜すことはけっこうしんどい。
本に関しては特に。
「今すぐあの本のあのシーンを表現した部分が読みたい!どこだ~???」
というストレスは筆舌しがたい。

本当は作者別などの細かい仕分けもしたかったのだが、つい本をツマミ食いしていたら時間がなくなってしまい、思ったほど片付かなかった。
しかし、今日の整理で、なんとなく把握できた。



本を忌み嫌っている母ヨーコたんが見たら、怒るに違いない。
「パパにそっくり」
って言われるに3,000点。

てか、もう一個、本棚を買うべきか?
でも、本棚が増えたらまた本が増えるだろうし…。
(そして、またヨーコたんに怒られる。)

漫画、ビジネス本、旅行本、大学時代の参考書、絵本、タレント本、うつ病の本…様々なジャンルの本がこの本棚には詰まっている。
一番多いのが小説。
作者は、渡辺淳一、吉行淳之介、嶽本野ばら、山田詠美、原田宗典、酒井順子、姫野カオルコが目立つ。

本棚のこの部分には、林真理子先生の書籍だけを入れている。
魅惑のコーナー。


クマ本。
絵本から専門書まで。
「クマの子ウーフ」は吉熊の愛読書。
たまに読み聞かせしてあげる。


基本的に読了してからカバーを外している。
まだカバーを纏った本が沢山あることを知った。
なんだか得した気分。

一冊一冊を取り出して埃を払い、水拭きしてだいぶ綺麗になった。
集中力、体力を使う作業だが、本棚の整理は好き。

読書の秋。
コーヒー片手に、頁を捲る秋の夜長なり。


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雛人形でもクマでも

2010年10月22日 22時23分30秒 | Weblog
仕事中、喉が乾いたので給湯室で水分を補給していたところ、人事部長が入ってきた。
先日、上村松園展に行った際、彼女に頼まれて絵葉書を購入した。
そのお礼を言われた。

私が「いいなあ。行きたいなあ」と思うイベントと彼女のそれは重なる。
彼女の趣味が若いのか、私の趣味が年配ちっくなのかは謎。

そして、団塊の世代よりもちょっこし上の世代である彼女の話は長い…。
女子の間ではそのことを「給湯室(トイレ)での拉致監禁」と呼んでいる。

最近、彼女の彼女の趣味は骨董品収集。
歳を重ねると古いものが恋しくなるんだそうだ。
また、雛人形が好きで、今一番欲しいものは古い雛人形だとのこと。
幼い頃に大事にしていた雛人形の顔を鼠に食われてしまい、だいぶ前に泣く泣く捨てた。
「あれ、とっておけばよかった」
と後悔していた。

「クマも雛人形も一緒よ~。どうしても愛でてしまうものってあるわよね~」
と言っていた。
おお。話が分かるじゃないか、人事部長。
そして、私のクマ好きは彼女にまで知れ渡っていることにビクーリ。

雛人形でもクマでも、愛情を注げるものがあるって幸せなことに違いない。
「自分の家にやってきたコは幸せにしてあげたい」という思いは、心にハリを与える。
吉熊には、私のそんな思いが伝わっているだろうか。


<追記>
我が家の雛人形。
人事部長曰く、「雛人形は絶対に手放さないこと!後悔するわよ」だって。




外に佇む人

2010年10月22日 22時15分20秒 | Weblog
やっとこさ、金曜日。今週は長く感じられた。
昨日に引き続き、今日も決算書類を作成。
「配当性向ってどうやって出すんだっけか」と、ぶつくさ言いながら電卓を叩く。

当社では、一番最初に退社する総務部員がロビーの鍵を閉め、以降は他のドアから外に出るのがルール。
今日は私が退社一番のり。

鍵を閉めようとしていたら、外で誰かが佇んでいるのが硝子越しに見えた。
外は既に漆黒の闇。
ロビーはまだ蛍光灯が点けてある。
外に佇む人は、ぼんやりとしか見えない。

「誰だろう。こんな時間に来客なわけないし。社員が忘れ物を取りに来たのかな」と思い、一応、満面の笑みで「お疲れさまです」と言いながら会釈をした。

よく見たら硝子に反射した私自身の姿であった。
どおりでどこかで見たことあるなあと思ったわけだ。
嗚呼、恥ずかしい…。
誰にも見られなくて良かった。


明日、明後日は休み。
ゆっくりと休もう。

赤血球としての自分

2010年10月21日 22時48分53秒 | Weblog
午後イチ、稟議書の社長決裁が下りた。今回は前回の決裁日よりだいぶ日にちが経過していたので、「稟議書、まだ決裁下りないの?」という問い合わせが窓口である私にたくさんあった。
社長のサイン入り稟議書をコピーし、待ち焦がれている各部の担当者たちに渡す作業はちょっとだけ快感を伴う。この稟議書というものは社長と社員を繋ぐ文書みたいなもの。「~を買いたいのですがいいですか?」と判断を仰ぐ書類だ。社長がサインしないと担当者は仕事を進めることができない。
私は、肺から各細胞に酸素を送る赤血球の役割を担っているといったところだろうか。

各部から戻り席に着席。一息吐く間もなく、吉熊上司から今回の四半期決算の数字(BS、
PL、その他)をもらう。
実は、今か今かと待ち望んでいた数字。
これで決算書類作成が進む。
夕方から入れ始めたのだが、目がショボショボする…。
当社は定時まで禁煙。鐘と同時に喫煙所へ。煙を吸ったら急に元気になった!復活!その変化に後輩男女も驚き、吉熊上司は苦笑いをしていた。
元気になったところで、数字入力の追い込み。
明日、チェックしよう。



会社はこうやって「生きている」。
社長が会社を生んでから、ずっと。
人間の目標が生きることするならば、会社のそれは会社運営、そして利潤追求だ。
社員一人一人は人体でいうと細胞で、その細胞は各自の担当する仕事をこなしている。

赤血球である私は、ヘモグロビンを活性化させていい仕事ができればいいなと思う。


棚から牡丹餅

2010年10月20日 23時40分47秒 | Weblog
退社後、会社の最寄り駅まで歩いていく途中、父・クマパパからメールが来た。
「仕事で上京しているので一緒に飲まないか?」とのこと。
はい!喜んで~!

私の家の最寄り駅で待ち合わせした。クマパパはすでに出来上がっていて、酔っぱらい度数レベル3だった(5段階中)。
駅の改札を出たところでクマのように佇む父発見。
目星をつけておいた店へGO!
二人で歩いていると援助交際に見えなくもない。
今日はしっとりと和食で。
蛤!


河豚の刺身!


私が毎日ろくなものを食べていないと思い込んでいるクマパパは奮発してくれた。
ごっつぁんです。
「どうせ毎日インスタント食品ばっかりなんでしょ?」
だって。
よく知ってるな。エスパーか?!

クマパパは東京出張のとき、神保町に寄ってマニアックな古本を買う。地元のBOOK・OFFで買えばいいじゃんと思うのだが、売ってないとのこと。かと言ってネットで書籍を購入することは彼にとって異次元の話。今日は神保町には寄らなかったらしい。珍しい。
彼の唯一の趣味は読書だ。ゴルフもギャンブルもやらない。その趣味さえも彼の妻(私の母)に全く理解されず、嘆いていた。大きな体をしょんぼりさせて嘆く様はちょっとばっかし滑稽である。
今読んでいる本は?と訊かれたので池上彰の「伝える力」を挙げた。貸して差しあげたかったのだがあと少しばっかり頁が残っているのでまた次回の帰省のときに渡そう。

酔っ払いながらも、
「他に食べたいものは?大丈夫?」
と私の腹具合まで心配するクマパパ。やはり父なんだと実感。

クマパパは酔っ払うと独壇場状態に陥る。話が小惑星探査機はやぶさになったので「キタ!」と思い、はやぶさの偉業について熱弁を振るったのだが、いまいち伝わらなかった。

母ヨーコたんの編み物の才能の凄さを語るクマパパ。
「吉熊のセーターも小一時間で編み上げるんだから。凄いよね」
だって。
いつも吉熊の存在をスルーするクマパパが「吉熊」と発言した!
これはCNNで放送されるべきビッグニュースである。

クマパパ3杯、私2杯の酒を飲んだところで終了。
今日は週のど真ん中。
互いに明日は仕事だ。このちょっとの塩梅がいいんである。

22時前の電車で帰る父を駅まで送る。
秋になりかけのひんやりとした空気が、酔った親子の頬を掠める。

「じゃあね」
「ごちそうさま」
と言って別れた。

美味しいもの、美味しい酒、父のお陰で棚から牡丹餅な夜を過ごせた。

…って、これだけでは済まない。
酔っ払って寝てしまい、終点宇都宮駅まで行かないように、電車が雀宮駅に到着する頃合いを見計らって父に連絡するというミッションが残っている。
もう帰宅したらしい。
安心。

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アンチエイジングでナウなヤング

2010年10月19日 21時26分14秒 | Weblog
昨日、スーパーマーケットでカップラーメンを購入した。日清の「行列のできる店」シリーズ。旭川バージョンだ。他にも和歌山などの地域の味が売られていた。味の違いはよく分からない。クマがいる北海道にある旭川に意味があるんである。

土曜日用に買ったのだが、待ちきれず、今日の昼に食したくなった。通常、昼食は仕出し弁当にしているのだが、早く旭川の味を食べてみたい気持ちが勝り、会社に持っていこうと、朝、鞄に入れた。
今日の鞄は上部にチャックがない。上から見ると一目でカップラーメンと分かる物体が見えるのだが、別にまあいいやと気にしなかった。
朝の電車。
今日もぎりぎりセーフだぜ。ぜいぜいと息を整える。
同じ車両で人事部女子に遭遇。
「おはようございます」
当社のホームページに載るぐらいの美貌を備えた彼女。相変わらず可愛いなーと思ってつい眺めてしまう。睫なんてきゅんって上に向いている。
そんな彼女が
「〇〇主任(私)~!こ…これは!?」
と素っ頓狂な声を発しながら驚愕していた。
彼女の視線の先には私の鞄から3分の1以上はみ出たカップラーメンがこんにちはしていた。
スーツにパンプス、通勤電車。それらにこの物体は不釣り合いだと言う。
そうかなー、だって食べたかったんだもん、旭川…と思いつつ、嗚呼、女を捨てるってこういうことなのね、と反省。

肌のアンチエイジングは化粧品で。
では、心のアンチエイジングは何ですべきなのだろう。
いつまでも、ナウなヤングでいたい…ってこの言葉遣いから、もう既に昭和っぽいぜ。

行列のできる店の旭川味は、汁も麺もとても美味しかった。
一粒で二度美味しい…って、これもまたレトロな響き。
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エキセントリック少年ボウイ

2010年10月19日 20時22分21秒 | Weblog
タイトルは罰ゲーム用。
マイミクNOBLE殿からバトンいただきますた。

【自己紹介バトン】
・題名を衝撃的なものにする
・3日以内に書く
・嘘・偽り無く
・アンカー禁止
・回した人はちゃんとその人がやったか見に行く
・書いてない人には罰ゲーム

罰ゲーム…「エキセントリック少年ボウイ」をフルで歌って踊って下さい。

■回す5人
そこのあなた、もらっちゃってください!

■呼ばれ方
亮子ちゃん
亮ちゃん
りょうこっこ(小学校時代からのあだ名)
○○(苗字)さん
○○(苗字)主任

■あなたの年齢
32歳

■好きなもの
小惑星探査機はやぶさ
クマ
小室哲哉様の音楽

煙草
林真理子先生の小説
一人旅

■恋人のありなし
いない。

■好きなタイプ
優しい人

■嫌いなタイプ
面倒臭い人

■好きな映画
ベスト5
「下妻物語」
「マレーナ」
「ふたり」
「秒速5センチメートル」
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」

■好きな音楽
小室哲哉様の音楽

あとはなんかもう色々。

■好きな食べ物
お好み焼き
餃子
たまごボーロ
チーズビット
鯖の味噌煮

■送り主を色にしたら
このブログで知りあったNOBLE殿。
元気いっぱいのオレンジ!

■回す人を色にしたら?
たぶん受け取ってもスルーするであろう妹・芋子。
→山吹色

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