少し離れた所にある花屋に、白いペキニーズがいる。店の中では放し飼いになっているが至っておとなしい。店先に立つとペキニーズ独特の曲がった前足でヒョコヒョコと近づいてくるのが可愛い。これもペキニーズによく見られるが、舌をチョロリと出しているのも愛嬌がある。

この犬種は本来は目が丸くて大きいのだが、この子はまるで笑っているような顔をしている。ペキニーズの顔はどうにも美形ではなく、とくにこの子はいわゆる「ブサカワ」(不細工だが可愛い)で、それだけに愛嬌がある。私の父なら「フベチャン」(不別嬪だが可愛い子))と言っただろう。


ペキニーズは今でこそ世界的に愛玩されていて、我が家でも2度飼ったことがあるが、かつては中国王朝で宮廷内の限られた領域で、限られた人物によってみ飼育された門外不出の皇帝独占の宮廷犬で、なかなか由緒正しい高貴な犬だった。唐の時代にはすでに飼われていたようだから、1000年以上の歴史がある。皇帝の柩を墓に導くのはペキニーズの仕事で、1911年西太后の葬儀では「モータン」と言う名のペキニーズが柩を先導したと言う。第二次アヘン戦争の1860年に英仏連合軍が北京に侵攻して暴虐の限りを尽くした時、宮廷内に侵入した英国軍が取り残された5匹のペキニーズを見つけ、これを英国に持ち帰ったのが、現在世界にいるペキニーズの祖先となった。
我が家にいたペキニーズのノンノン。

ペキニーズは被毛が長く、顔が黒いのが良いとされているが、メイメイは雌だったので、被毛はそれほど長くはなかった。花屋のペキニーズ(名はサクラと言う)は、これも毛は短く(暑いので毛を刈っているようだが)、雌らしい。純血の雄の毛は見事なものだ。
インタネットより
性格は人に媚びる事なく、自尊心が強く大胆、程度を超えた頑固さはこの犬種の由来と無関係ではないとされるが、我が家にいたメイメイとノンノン2匹のペキニーズや花屋のサクラは人懐っこく、誇り高い宮廷犬も長年の間に庶民的になったのかも知れない。

妻はノンノンやメイメイにとても優しく、彼女達も妻が大好きだった。妻がいてサクラを見たらどんなに喜んだことだろうと思う。

この犬種は本来は目が丸くて大きいのだが、この子はまるで笑っているような顔をしている。ペキニーズの顔はどうにも美形ではなく、とくにこの子はいわゆる「ブサカワ」(不細工だが可愛い)で、それだけに愛嬌がある。私の父なら「フベチャン」(不別嬪だが可愛い子))と言っただろう。


ペキニーズは今でこそ世界的に愛玩されていて、我が家でも2度飼ったことがあるが、かつては中国王朝で宮廷内の限られた領域で、限られた人物によってみ飼育された門外不出の皇帝独占の宮廷犬で、なかなか由緒正しい高貴な犬だった。唐の時代にはすでに飼われていたようだから、1000年以上の歴史がある。皇帝の柩を墓に導くのはペキニーズの仕事で、1911年西太后の葬儀では「モータン」と言う名のペキニーズが柩を先導したと言う。第二次アヘン戦争の1860年に英仏連合軍が北京に侵攻して暴虐の限りを尽くした時、宮廷内に侵入した英国軍が取り残された5匹のペキニーズを見つけ、これを英国に持ち帰ったのが、現在世界にいるペキニーズの祖先となった。
我が家にいたペキニーズのノンノン。

ペキニーズは被毛が長く、顔が黒いのが良いとされているが、メイメイは雌だったので、被毛はそれほど長くはなかった。花屋のペキニーズ(名はサクラと言う)は、これも毛は短く(暑いので毛を刈っているようだが)、雌らしい。純血の雄の毛は見事なものだ。

性格は人に媚びる事なく、自尊心が強く大胆、程度を超えた頑固さはこの犬種の由来と無関係ではないとされるが、我が家にいたメイメイとノンノン2匹のペキニーズや花屋のサクラは人懐っこく、誇り高い宮廷犬も長年の間に庶民的になったのかも知れない。

妻はノンノンやメイメイにとても優しく、彼女達も妻が大好きだった。妻がいてサクラを見たらどんなに喜んだことだろうと思う。