巷には至るところに自動販売機(自販機)が設置されているが、単純な機能のものは見当たらず、どれも複数の商品を選択できるものだ。このほどさらに「進化」した自販機が登場したというニュースを見た。
東京・港区のJR品川駅に設置されたもので、飲み物を買う人の性別や年代を内臓カメラで瞬時に見分けて、お勧めの商品を画面に表示すると言う。例えば、男性ならコーヒー、女性なら香り付きのお茶、若い人なら炭酸飲料などと、タッチパネルの画面に表示された商品に「おすすめ」のマークが出るようになっているのだそうだ。その日の気温や時間帯によってもおすすめの商品が変わる仕組みになっているとのこと。
飲み物は嗜好品だから、大まかな傾向はあるだろうが人によって好みはいろいろだろうから、何か型に嵌めて捉えているようでもあり、おせっかいなようでもあって過剰サービスのような気もする。そもそも飲料を買おうとする者は、自販機の前に立つ前に飲みたいものをだいたい決めているのではないか。
それにしてもこの自販機、メカトロニクス(電気・電子技術と機械技術の融合)の技術を駆使したもので、いかにも日本人ならではのアイディアと技術による発明で、自販機くらいでここまでする必要があるのかとも思うほどだ。これを開発した企業の社長は「自動販売機とコミュニケーションを図る、ちょっとした楽しさを提供できればと思います」と言っているらしいが、自販機とのコミュニケーションねえとちょっと笑ってしまった。当然のことながらプライバシーへの配慮から映像は保存されないが、どういう層の人たちが、どんな飲み物を買ったかというデータが蓄積され、今後の商品開発や品ぞろえに生かされるということで、これはわかる。
日本では自販機は屋外にも多く設置されているが、国外では台数そのものが日本より少ないし、大半はオフィスビルや学校、空港、飲食店、ショッピングセンターなどの屋内に設置されているので、治安の悪いアメリカやアジア圏などをはじめとして屋外で見ることはまれだと言う。そう言えば中国では屋外では目にしたことがないし、屋内にも置いてあったか記憶がない。だから屋外にも多数置かれている日本の自販機は、外国人窃盗団の目に「屋外に金庫がある」などと思われているそうだ。
外国では自販機製造の基礎技術や治安上の関係で、日本のような多機能自販機はほとんどなく、台数そのものが少ないようだ。あってもせいぜいチューインガムやチョコレート、新聞の販売機のような単純な寄稿のもので、しかもコインを投入しても商品が出てこないことはしょっちゅうあって、日本の商社マンなどは「お賽銭箱」と揶揄しているとか。「金庫」と「賽銭箱」でずいぶん違う。
自販機は飲料以外に、たばこや菓子のものもあり、高速道路のパーキングエリアのレストハウスなどには、ホッとドックや唐揚げなどの加熱商品も販売している。飲料でも1つの機械に温と冷の2種類があるのは普通だ。
私は自販機はほとんど利用しないが、必要とする人は多いのだろう。夜間に屋外で自販機が少なからず設置されているのを見ると、やはり日本は治安が良いのだろうと思う。
東京・港区のJR品川駅に設置されたもので、飲み物を買う人の性別や年代を内臓カメラで瞬時に見分けて、お勧めの商品を画面に表示すると言う。例えば、男性ならコーヒー、女性なら香り付きのお茶、若い人なら炭酸飲料などと、タッチパネルの画面に表示された商品に「おすすめ」のマークが出るようになっているのだそうだ。その日の気温や時間帯によってもおすすめの商品が変わる仕組みになっているとのこと。
飲み物は嗜好品だから、大まかな傾向はあるだろうが人によって好みはいろいろだろうから、何か型に嵌めて捉えているようでもあり、おせっかいなようでもあって過剰サービスのような気もする。そもそも飲料を買おうとする者は、自販機の前に立つ前に飲みたいものをだいたい決めているのではないか。
それにしてもこの自販機、メカトロニクス(電気・電子技術と機械技術の融合)の技術を駆使したもので、いかにも日本人ならではのアイディアと技術による発明で、自販機くらいでここまでする必要があるのかとも思うほどだ。これを開発した企業の社長は「自動販売機とコミュニケーションを図る、ちょっとした楽しさを提供できればと思います」と言っているらしいが、自販機とのコミュニケーションねえとちょっと笑ってしまった。当然のことながらプライバシーへの配慮から映像は保存されないが、どういう層の人たちが、どんな飲み物を買ったかというデータが蓄積され、今後の商品開発や品ぞろえに生かされるということで、これはわかる。
日本では自販機は屋外にも多く設置されているが、国外では台数そのものが日本より少ないし、大半はオフィスビルや学校、空港、飲食店、ショッピングセンターなどの屋内に設置されているので、治安の悪いアメリカやアジア圏などをはじめとして屋外で見ることはまれだと言う。そう言えば中国では屋外では目にしたことがないし、屋内にも置いてあったか記憶がない。だから屋外にも多数置かれている日本の自販機は、外国人窃盗団の目に「屋外に金庫がある」などと思われているそうだ。
外国では自販機製造の基礎技術や治安上の関係で、日本のような多機能自販機はほとんどなく、台数そのものが少ないようだ。あってもせいぜいチューインガムやチョコレート、新聞の販売機のような単純な寄稿のもので、しかもコインを投入しても商品が出てこないことはしょっちゅうあって、日本の商社マンなどは「お賽銭箱」と揶揄しているとか。「金庫」と「賽銭箱」でずいぶん違う。
自販機は飲料以外に、たばこや菓子のものもあり、高速道路のパーキングエリアのレストハウスなどには、ホッとドックや唐揚げなどの加熱商品も販売している。飲料でも1つの機械に温と冷の2種類があるのは普通だ。
私は自販機はほとんど利用しないが、必要とする人は多いのだろう。夜間に屋外で自販機が少なからず設置されているのを見ると、やはり日本は治安が良いのだろうと思う。