中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

深夜放送

2010-09-04 10:16:16 | 身辺雑記
 これまで私はラジオを聴かなかった。毎朝出勤の前にラジオを聴いていたのは、テレビのなかった時代だ。我が家のテレビがまったくだめになって何ヶ月かたったが、代わりにラジオでもと思いながら放っていた。

 隣の市に住むブログ友のOjさんが最近ブログにこんなことを書いていた。

「記録的猛暑続きで 熱帯夜続き 熟睡できない夜が続く。クーラー ラジオは点けっぱなし。睡眠中いつの間にか耳に入りこんでしまったのが ラジオ深夜便 中でも最近3カ月の深夜便の歌は なかなか気に入っている。(中略)  パーマ屋ゆんた。パーマ屋のおばさんが赤ちゃんの時から髪を切っていた近所の女の子が沖縄から旅立つ前日に、話しかけている  この曲の魅力は、少しわかりにくいが 石垣島の言葉をいかした歌詞が素晴らしい。(後略)」

 「パーマ屋ゆんた」にちょっと興味を惹かれて、散髪にいったときに主人に尋ねてみた。主人は鹿児島の奄美諸島の鬼界島の出身だから、沖縄の石垣島のことは知っているのではと思ったからだ。やはり「パーマ屋ゆんた」は知っていたがあまり関心はなさそうだった。それよりも彼もラジオの深夜放送はよく聴いているようで、なかなかいいよと言った。やはり聴きながら寝てしまうらしい。

 それで、いつも寝る前に本を読んでいるが、深夜放送でも聴いてみるかと思い立ち、ベッドのそばにおいてあるラジカセを点けた。このラジカセは妻がいた頃はCDをかけて聴いていた。最初はAMにしてみたが、どの局も若い連中のおしゃべりで騒がしいだけで一向に面白くない。深夜まで大声で喋らなくてもいいのにと思いながらFMに切り替えると一転して静かになった。その中で「NHK-FM」に行き着き、これがOjさんが書いていた「ラジオ深夜便」だと分かった。

 何よりも女性も男性もアナウンサーは、深夜にふさわしく穏やかで静かな口調で語るのが良いと気に入った。初めてのことで引き込まれてしまって3時まで聴いてしまい、これではいかんと思ってスイッチを切ったが、切った後はすぐに眠ってしまったようだ。

 どうやら深夜放送の魅力に取り付かれたように思う。会話や曲に引き込まれて、ついつい遅くまで起きていることになるのがちょっと問題だが、やがて聴きながら寝入ってしまうようになるだろう。寝苦しい夏の夜、しばらくは深夜放送を楽しもうと思っている。


  (日曜日はブログを休みます)