北八ヶ岳の「白駒の池」の紅葉がきれいな時期かしらと出かけました。茅野市から麦草峠を越えて八千穂村(現、佐久穂町)に至る、国道299号線の「メルヘン街道」を進みます。途中で見かけた田園風景とキバナコスモスの揺れる街道でした。
途中で霧が出ていたり、シカに出会ったりしながら標高を上げて行きました。
途中の展望台に上ってみたら、素晴らしい雲海でした!雲海の上の御嶽山と中央アルプス…見事な雲海に出会って感動しました。
蓼科山と八ヶ岳はすっきり晴れていました。カラマツはすっかり秋(晩秋)色でした。
前日に雨が降った次の寒い朝…木々のしずくが光に煌いてきれいでした。
まるでクリスマスのイルミネーションを纏ったような木々もありました。
この「メルヘン街道」の最高地点は「麦草峠」です。
その先に行った所に駐車場があります。そこから苔の森の中を「白駒の池」に向かいました。周囲はコメツガ、シラビソ、トウヒ、ダケカンバなどの原生林です。そしてここは日本蘚苔類学会から「日本の貴重な苔の森」に認定されています。
日本にある苔1800種類のうち、500種類以上もの苔がこの八ヶ岳にはあるそうです。
苔の森の美しさを堪能しながら「白駒の池」のほとりに出ました。ところが、期待していた紅葉はすでに終盤…ちょっと残念でしたが、名残の紅葉を撮ってみました。
良い天気で、水鏡がきれいでした。
池のほとりのドウダンツツジやカエデやナナカマドなど、名残の紅葉…
この日は「白駒の池」を一周歩いてみました。原生林の中を見え隠れする池を眺め、苔を眺めながら木道を歩きました。
ここは標高2115m地点にある池では日本最大だそうです。水深8.6m、周囲は1.8㎞です。ゆっくり1時間ほどで一周できました。
紅葉の終わりの池でしたが、苔の森と池を堪能できました。その後、奥蓼科の「御射鹿池」にも立ち寄ってみました。でもここは紅葉には少し早かったです。去年の秋に訪れた時は紅葉が終わってましたし…なかなか見頃を定めて出かけるのは難しいものです。
最後に茅野市から原村へのエコーライン沿いの田園風景です。八ヶ岳の姿と共に気持ちの良い風景でした。
コスモス畑も秋ならではの風景でした。
この日は「白駒の池」を一周したので、歩数は6235歩でした…