ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

紅葉の(終わった?)白駒の池

2021-10-18 | トレッキング

北八ヶ岳の「白駒の池」の紅葉がきれいな時期かしらと出かけました。茅野市から麦草峠を越えて八千穂村(現、佐久穂町)に至る、国道299号線の「メルヘン街道」を進みます。途中で見かけた田園風景とキバナコスモスの揺れる街道でした。

 

 

 

途中で霧が出ていたり、シカに出会ったりしながら標高を上げて行きました。

 

 

 

途中の展望台に上ってみたら、素晴らしい雲海でした!雲海の上の御嶽山と中央アルプス…見事な雲海に出会って感動しました。

 

 

蓼科山と八ヶ岳はすっきり晴れていました。カラマツはすっかり秋(晩秋)色でした。

 

 

前日に雨が降った次の寒い朝…木々のしずくが光に煌いてきれいでした。

 

 

まるでクリスマスのイルミネーションを纏ったような木々もありました。

     

 

 

この「メルヘン街道」の最高地点は「麦草峠」です。

 

その先に行った所に駐車場があります。そこから苔の森の中を「白駒の池」に向かいました。周囲はコメツガ、シラビソ、トウヒ、ダケカンバなどの原生林です。そしてここは日本蘚苔類学会から「日本の貴重な苔の森」に認定されています。

 

 

 

 

日本にある苔1800種類のうち、500種類以上もの苔がこの八ヶ岳にはあるそうです。

 

 

 

 

 

苔の森の美しさを堪能しながら「白駒の池」のほとりに出ました。ところが、期待していた紅葉はすでに終盤…ちょっと残念でしたが、名残の紅葉を撮ってみました。

 

 

良い天気で、水鏡がきれいでした。

 

池のほとりのドウダンツツジやカエデやナナカマドなど、名残の紅葉…

 

 

 

この日は「白駒の池」を一周歩いてみました。原生林の中を見え隠れする池を眺め、苔を眺めながら木道を歩きました。

 

 

 

ここは標高2115m地点にある池では日本最大だそうです。水深8.6m、周囲は1.8㎞です。ゆっくり1時間ほどで一周できました。

 

 

紅葉の終わりの池でしたが、苔の森と池を堪能できました。その後、奥蓼科の「御射鹿池」にも立ち寄ってみました。でもここは紅葉には少し早かったです。去年の秋に訪れた時は紅葉が終わってましたし…なかなか見頃を定めて出かけるのは難しいものです。

 

 

      

 

 

最後に茅野市から原村へのエコーライン沿いの田園風景です。八ヶ岳の姿と共に気持ちの良い風景でした。

 

 

 

コスモス畑も秋ならではの風景でした。

 

 

この日は「白駒の池」を一周したので、歩数は6235歩でした…

 

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春の牛伏川自然観察会

2021-05-23 | トレッキング

先日(5/18)「牛伏川自然観察会」があって参加しました。去年はコロナ禍で中止となってしまったのですが、今年は感染対策をしての実施でした。まずは出会った花たち…注目の「ベニバナイチヤクソウ」は咲き始めたところでした。

    

 

もう一つピンクの花は「サクラソウ」です。小さな株が年々大きくなってきています。

 

この時期は白い花たちが多いです。「ニリンソウ」が群生していました。

 

 

 

 

「クリンユキフデ」と「マルバコンロンソウ」と「アマナ」…どれもひっそりと咲いていました。

 

 

 

「エンレイソウ」は白花が咲いていました。

 

「ヤブニンジン」と「トチバニンジン」…どちらも地味な花です。「トチバニンジン」はまだ蕾でした。

 

 

紫系統の花では「フデリンドウ」…これはまだ蕾のものが多かったです。とても小さな花です。

 

「ラショウモンカズラ」は存在感ある姿で咲いていました。

 

「カキドオシ」もあちらこちらに咲いていました。

 

黄色で目立っていたのは「クサノオウ」…

 

これから黄色の花をつける「キリンソウ」…群生していました。

 

「ネコノメソウ」はあちらこちらに咲いていました。

 

地味な花たち…「ナルコユリ」と「アマドコロ」です。ナルコユリの茎は丸く、アマドコロの茎は筋(角)ばっています。

 

 

「マムシグサ」は独特の風貌です。

 

地味なのは「ウスバサイシン」も…「ヤブレガサ」はすっかり葉を広げていました。

 

 

これらも大きく言えばハーブの仲間でしょうか…「カラハナソウ」と「ヤマワサビ」の葉です。

 

 

木々も芽吹いて新緑の季節になっていました。「ブナ」の葉陰は清々しい装いです。

 

木々の花も咲いていました。「トチ」の花です。

 

ちょうど見ごろの花盛りだったのは「ミツバウツギ」です。白い清楚な花がたくさん付いていました。

 

「ミヤマザクラ」は残り花が見られました。

 

「ウコギ」の若芽は食用になります。「メギ(目木)」は葉を煎じて眼病の治療に使われたそうです。

 

 

春一番に咲いた「アブラチャン」はもう実がついていました。

 

これは「ツリバナ」…露を含んで可愛らしく咲いていました。

     

 

最後は新緑の「フランス式階段工」です。

 

前日までの雨が上がって、新緑がまぶしい牛伏川周辺の散策でした…

 

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紅葉の乗鞍高原

2020-10-30 | トレッキング

紅葉狩りに秋の乗鞍高原に行ってきました。松本から上高地に向かう国道158号線で行きました。毎年何度もこの道を通って富山の娘宅に行っていたのに、今年はコロナの緊急事態宣言の前に1回だけ…久しぶりの上高地線です。途中の紅葉は登って行くに従って進んできていました。

 

梓川の渓谷もきれいなエメラルドグリーンでした。

 

奈川渡ダム付近も紅葉が進んできていました。ダム湖もきれいです。

 

 

 

この道のトンネルはかなり古く、とっても狭いです。大型バスがすれ違うのにかなり慎重にならざるを得ず、いつもそのための渋滞が発生します。そんなトンネルとカーブを解消しようと、今新たなトンネル工事が始まっています。

 

 

 

前川渡を左に折れて県道乗鞍岳線を進みます。すぐに前川渡大橋を渡ります。この渓谷もきれいです。

 

乗鞍高原に着きました。木々の紅葉が迎えてくれました。

 

 

 

黄葉の木々も目立ちます。

 

 

 

一の瀬園地を歩いてみました。目的はここの「大カエデ」です。まずは主に黄色に染まった木々が出迎えてくれました。

 

 

 

途中にこんなドームが…誰もいなくて、何に使うのかしらと思っていたら、次の日の新聞に載っていました!なんとここでカフェを開設するのだそうです。

 

 

山は霧に包まれていましたが、少し見えてきました。

 

大カエデまで行く途中にあった、カエデの紅葉がきれいでした。

 

 

白樺林は黄葉が進んでいる木や、散り始めている木がありました。

 

 

さて目的の乗鞍の「大カエデ」です!草原の中に一本だけ大きなカエデがみごとに色付いて目立ちます。この向こうに乗鞍が見えるはずでしたが…

 

 

ちょうど見ごろの紅葉で、その色どりをうっとり眺めました。

 

 

 

落ち葉のじゅうたんもきれいでした。

 

いつでも眺めていたいほどの美しさ…素晴らしい紅葉でした。

 

近くのドジョウ池を歩いてみました。

 

 

 

この辺りは綿毛や種になっているものなど、枯葉色が多かったです。

 

 

 

 

青い実やオレンジ色の実がきれいでした。

 

 

この辺りはレンゲツツジの群生地でもあって、今は紅葉していました。白樺の黄葉も…

 

 

「まいめの池」の水鏡に木々の紅葉が映ってとってもきれいでした。その上の乗鞍は雲の中でしたが…

 

 

この日は曇っていて紅葉の華やかさはなかったですが、しっとり落ち着いた紅葉も良かったです。

 

 

静寂な池の水鏡に映る黄葉の美しさをじっくり眺めていたら、雲の合間の乗鞍岳が見えてきました。

 

 

「善五郎の滝」を見に行く林は、ミズナラの黄葉がみごとでした。この黄金色に染まった林はとっても気持ちの良い空間でした。

 

 

ミズナラが実生でたくさん生えていました。どれも健気に黄葉し始めていました。

 

林の中の木にはクマよけの金属棒が吊るしてあって、叩いて鳴らしてくださいとのことでした。もちろんザックにはクマよけ鈴を付けていましたが。

 

「善五郎の滝」は落差の大きいみごとな滝でした。

 

 

 

下の段の滝つぼもきれいなエメラルドグリーンでした。

 

滝のしぶきがかかる場所では、いつも葉っぱに露をのせているのでしょう…

 

別の場所からもこの滝を眺めてみました。山の中の荘厳な滝は見ごたえありました。きれいな紅葉も…

 

 

帰り道で山の斜面を流れ落ちる水の風景を見ました。どこから湧いてくるのか?ですが、大量の水が勢いよく流れ下っていました。

 

 

苔も生き生きときれいでした。

 

最後にカツラの黄葉…このカツラの木はとっても大きく、その香りを車の中でも感じるほどでした。エメラルドグリーンの渓谷を見下ろす道沿いにありました。

 

 

 

久しぶりに乗鞍高原の紅葉を満喫できた一日でした…

 

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入笠湿原の花とチョウ

2020-09-04 | トレッキング

富士見パノラマスキー場のゴンドラで山頂駅に降り立つとそこは「入笠すずらん山野草公園」です。そこにもたくさん花が咲いていましたが、その先まで行って、まずは入笠山に登りました!急登ですが、登山口から20~30分ほどで山頂に立てます。標高1955mの山頂からは日本百名山のうち、22座が見えるはずですが、この日は多くが雲の向こうでした…

 

微かに見えた南アルプス仙丈ケ岳や八ヶ岳です。

 

 

気持ちの良い山頂でお弁当をいただきました。もうススキの季節になっていました。

 

山頂直下の伊那市側には牧場が広がっています。

 

反対の富士見町側には、かつてスキー場がありました。その頃、夏にはヤナギランの群生が見られました。そこが今は入笠花畑です。

 

登山道とこの花畑の花たちです。まず「エゾカワラナデシコ」…美しい花姿と色です。

 

「ノコンギク」と「ハクサンフウロ」です。

 

 

白い花では「サラシナショウマ」と「オトコエシ」が目立っていました。

 

 

私の中ではその昔、一面の「ヤナギラン」の群生が入笠山のイメージだったのですが、今は少なくなっています。それでもきれいに咲いていた「ヤナギラン」…

 

 

秋の花「ワレモコウ」もたくさん咲いていました。

 

「マツムシソウ」はあちらこちらで素敵な色と花姿を見せてくれていました。

 

 

「クルマユリ」も存在感ある姿で目立っていました。

 

「ノアザミ」と「チダケサシ」と「ソバナ」です。

 

 

 

ここにも「レンゲショウマ」がたくさん花をつけていました。

 

 

入笠山とゴンドラ駅の間にあるのが「入笠湿原」です。

 

 

白樺林と「サワギキョウ」の群生が素敵な景観を作っていました。

 

奥に見える斜面では6月に「二ホンスズラン」群生が見られます。

 

湿原の中、花を見ながら木道を散策しました。

 

「サワギキョウ」の群生はこの時期ならでは…素敵な眺めでした。

 

 

 

「エゾリンドウ」も一緒にたくさん咲いていました。

 

 

 

青系統の花が咲き誇る湿原でした。「トリカブト」です。

 

 

存在感ある「シシウド」も見事な咲きっぷりでした。

 

 

 

この時期は少ない赤い花…「ツリフネソウ」と、ピンクの「イヌゴマ」です。

 

 

ここで出会ったチョウたち…まずは山頂で出会った「キアゲハ」です。

 

花畑で出会った「ヤマキチョウ」…ノアザミで吸蜜していました。

 

「ミドリヒョウモン」がたくさんいました。

 

 

これは「ヒメキマダラヒカゲ」でしょうか。

   

 

 

「カラスアゲハ」も存在感ありました。

 

 

「イヌゴマ」で吸蜜しているのは「スジグロシロチョウ」…

 

これはチョウではなくガでしょうか。見かけない模様でした…

 

「トンボ」達にもあちらこちらで出会いました。

 

 

 

たくさんの花や昆虫に出会え、いい山行きでした…

 

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入笠山野草公園の花とチョウ

2020-09-01 | トレッキング

皆様お久しぶりです。体調を崩してPCも私も入院してしまいましたが、どちらもどうにか復活いたしました。少しづつですがまたblogを綴っていこうと思います。

しばらく出歩けませんので、今更ですが、8月の記録をしていきたいと思います。入笠山に行ったのは8月20日のことです…歩きのルートも試そうとしたのですが、暑いので、やはりゴンドラに乗る方法で行きました。途中でパラグライダーが優雅に浮かんでいました。

 

 

 

ゴンドラ山頂駅に降り立つと、そこは「入笠すずらん山野草公園」です。たくさんの花々が咲き、チョウが舞う世界でした。まず目に付いたのが「ヤマユリ」です。その花姿と芳香が目立っていました。

 

 

ここで出会いたかった花は「レンゲショウマ」です。この時期に出かける目的の一つはこの花です!林床に咲くこの花姿はとても素敵です。

 

 

 

青、紫系統の花では「クサボタン」がたくさんの花をつけていました。

 

 

同じような色合いの「ツリガネニンジン」もあちらこちらで見かけました。

 

「キキョウ」も咲き、「エゾリンドウ」も咲いていました。

 

 

この時期の花、「マツムシソウ」も群生していました。

 

 

 

次は黄色系の花です。この時期の「オミナエシ」と「クサレダマ」です。

 

 

夏の名残の「ユウスゲ」もまだたくさん咲いていました。

 

 

「ハンゴンソウ」の花は可愛らしいです。特定外来生物に指定されて除去対象となっている「オオハンゴンソウ」とは雰囲気が違います。

 

「コウリンカ」はちょっと独特の色合いです。

 

白い花では「ヤマハハコ」がたくさん咲いていました。

 

 

「ヒヨドリバナ」にはチョウも来ていました。

 

赤い花で目立っていたのは「フシグロセンノウ」です。お花畑を明るくしてくれていました。

 

「シモツケ」の色もまた素敵です。

 

ここで嬉しいチョウとの出会いがありました。「アサギマダラ」です!林床にたくさんの花を咲かせるこの公園は居心地がいいのでしょう、何頭も群れをなして優雅に舞っていました。その姿が写真に捉えられず残念でしたが…

 

 

 

捉えられたのは止まって吸蜜している姿だけですが、たくさんの「アサギマダラ」に出会えて嬉しかったです。

 

  

 

 

 

 

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