ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

旧渡辺家住宅の見学

2017-05-10 | 日記
中山道近くの江戸時代の武家住宅を見学してきました。
この渡辺家は高島藩に仕えた散居武士の家です。






農家の作りとあまり変わらないのですが、この式台は武家屋敷ならではだそうです。


台所には囲炉裏があります。

天井は高く煙でいぶされて黒光りしていました。


廊下と軒先です。この建物は江戸中期の創築、江戸末期の改築だそうです。




座敷の床の間には五月人形が飾られていました。


長押の上には押絵雛が!加藤清正の虎退治でしょうか…


渡辺家は明治以降に渡辺千秋、国武兄弟と千秋の子、千冬の3人の大臣を出したことで知られています。
曽孫にはノーベル賞受賞者野依良治さんがいます。

近くの郷土学習館には渡辺千秋、国武の書や二人の父が描いた絵が展示してあります。




千秋は高輪に、国武は麻布に居を構えていて、麻布の御屋敷跡のがま池はブラタモリでも取り上げられました。
これは中国の窯をデザインした置物(乾隆帝時代)で千冬が満州で手に入れたもの。


郷土館では晩年岡谷市に住んでお墓もある永田徳本の話も聞きました。
武田信虎、信玄の侍医でもあり、その後旅をして医療に携わった人でもあります。


トクホンや徳本峠の由来や山梨とのつながりや地元に残るお墓のこと、長寿(118才?)だったこと、薬草のことなど興味深いお話をたくさん聞かせてもらいました。
コメント (3)
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