原村にある「八ヶ岳美術館」で「世紀を超えた鳥類標本の全容」と題する企画展が開かれていて、その標本を所有されている「林正敏」さんの講演会もあって参加しました。「八ヶ岳美術館」は標高1350mの所にあって、そこに登っていく道沿いには「アナベル」が植えられていて咲き出していました。
美術館の敷地には「カラマツソウ」が咲き、「清水多嘉示」の作品が展示されています。館内にはたくさんの「清水多嘉示」作品がありますが、館内は撮影禁止ですので屋外の作品です。この2枚目の「みどりのリズム」は岡山の後楽園にもあって、訪れた時に出会って驚いたものです。
今回の企画展はその膨大な資料が「国立科学博物館」に収蔵されるということで、その前に緊急展示となったようです。科博への収蔵が急遽決まったとのことで、年間計画がたたっていたところをやりくりしての貴重な展示でした。
鳥のはく製や卵、軸図や掛図、道具類等々、3000点にも及ぶ資料…それらの行く末が気になっていてあちこちの博物館に当たっていた林さんですが、この度これらが鳥類の学術資料として重要なものとの判断で国立科学博物館に収容されることになったそうです。貴重な鳥類もたくさんあって、これから遺伝子解析なども為されるようです。展示物も膨大な量でしたが、その一部です。
はく製には本剥製と仮剥製があるそうです。写真上は本剝製、下が仮剥製のものです。この展示には仮剥製のものが多かったです。
ここでこのコレクションの所有者「林正敏」さんの講演を聞きました。林さんは岡谷市川岸地区のご出身、長く日本野鳥の会の諏訪支部長を務められ、塩嶺小鳥バスの案内もされておられる方です。
さすが元新聞記者、丁寧な記事も作られ、資料も駆使して納得の内容の講演でした。講演の後には参加者の中から鳥類研究の先生方(NHKこども電話相談室出演の先生も)のお話や元信州大学諏訪臨湖実験所の沖野先生のお話などもお聞きでき、いい時間が過ごせました。
この日の美術館屋内の天井の様子…このレースのカーテンがいい雰囲気を出しています。
少し時間があったのでここの「原村歴史民俗資料館」の部分も見ました。原村には大きな縄文遺跡(阿久遺跡など)があってたくさんの出土品があります。その一部がここに展示されていました。昨年秋に阿久遺跡の収蔵庫を見学した時の記録はこちらです…阿久遺跡見学会 - ナチュラルな暮らし (goo.ne.jp)
今ここで注目の土器はこの「顔面装飾付き釣手土器」です。愛称は「フゥーちゃん」だそうです。
こうした土器を巡って御朱印を集めることもできるようでちょっとビックリでしたが、興味深かったです。このフゥーちゃんは「中部土偶札所巡り 三十一番」の札所だそうです。
美術館は木立の中にありました。「シモツケ」の花が咲き、キノコも生える林の中です。帰りもアナベル街道を下ってきました。
国立科学博物館へ収蔵されれば、なかなかお目にかかる機会が無くなるたくさんの資料を目にすることが出来、丁寧なお話も聞けてとっても良い機会でした。いい機会を設けて下さった美術館に感謝でした…
ここは4月にも訪れて紹介した場所で、
その建物がとっても印象的です。
外観もですが、内部の天井のカーテンがとってもいい雰囲気です。
これによって柔らかな光が届いて素敵な環境になっています。
落ち着いた雰囲気で作品の鑑賞ができるような、
そんな美術館です。
バードウォッチングされている方とお話しされたのですね。
きっと野鳥に詳しい方だったのでしょう。
しっかり写真や動画を撮られているのは本格的!
そちらにはどんな野鳥がいるのでしょうか、
私もご一緒させてもらいたかったです(笑)
剥製はこれから国立科学博物館に収蔵されて研究に使われるようです。
貴重な鳥も多く、これらの剥製から遺伝子解析もされるそうです…
とにかくたくさんの剥製が展示されていてビックリでした。
今日も一日雨模様でしたね。
ここはかなり長い距離にアナベルを植栽してあって、
長期間にわたってその変化を楽しむことが出来ます。
アナベルがあちこちに植えられるようになったのは
いつ頃でしょうか…
我が家で植えてからももう10何年かになります。
比較的新しいアジサイかとは思いますが…
この八ヶ岳美術館の企画展…
剥製に興味があったわけではないのですが、
それが野鳥のことでしたし、
国立科学博物館に収蔵されるということと、
地元の林正敏先生の講演会もありましたので
興味津々で出かけました!
林先生の野鳥観察会には以前に参加したことがありますし、
先生の今までの活動にも心動かされるものがありました。
今、諏訪湖でたくさんの水鳥などが見られるのも先生のおかげかもしれません。
実際に剥製などのたくさんの資料に驚きましたし
学校教育も含めてその活動に改めて感動もしました。
原村で出土した土器もなかなか立派なものがあるのですが載せられず、
この土偶だけですが、これは可愛いかったです。
この「中部土偶札所巡り」…
今まであちこち歩いていたのにここで初めて気づきました。
そして全部巡って御朱印を集めてみたい衝動にかられました(笑)
フゥーちゃんに似ている土偶があったのですね。
見せていただいて本当に似ていてビックリ!
まるで兄弟のようですね。
ここは行ったことがありませんが、見てみたいものです。
釈迦堂遺跡博物館では土偶3体も札所になっていたのですね。
リンクを貼っていただいた記事、興味津々に見せていただきました。
教えていただきありがとうございました。
本当に素敵に紹介して下さっていますね。
先日、我が家に来宅された営業マンさんが、熱心にバードウォッチングされている方で、小一時間、写真や動画を拝見したところです。
自分が全く知らない世界でした。
剥製もそうなのでしょうね。
今朝も雨、ここにきて ようやく「梅雨」を感じています
朝だけの「外仕事」をやめにして
ブログをゆっくりと拝見しました。
「アナベル街道」
これも素敵な「街道」
長い間、色の変化も楽しむことができますね。
命名は・・比較的新しい命名の街道かしら。
「かつぬま朝市」で初めて「アナベル」を知ったのは・・・時間は経っていますね、「あの朝市」はもう別な場所へ・・つい)
「八ヶ岳美術館」での企画展、講演会も貴重な時間!!
「鳥のはく製や卵、軸図や掛図、道具類等々、3000点にも及ぶ資料…」
この膨大な資料が「国立科学博物館」に収蔵されると!!
素晴らしいといえば素晴らしい、収蔵庫に入ってしまうとなかなかお目にかかれない?
でも「認められた貴重な資料」
「はく製」には「本剥製」と「仮剥製」
そういう分類があるのですね~。
私が見ていたものは「仮剥製」ということか・・。
と言っても展示はスルーすることが多かったのです。
子どもだった頃に親戚の家で「キジ」のはく製に触ったら
つやつやした羽の下に冷たい「固いもの」を感じて手を引っ込めました。
・・おそろしい体験・・
以来 剥製もピンに押された昆虫採集の標本も大の苦手。
でも タッジーマッジーさんのブログで知った過去から現在に至るまでの「鳥の研究」
「禁猟」まで・・
「バードカービング」の展示会には行ったことがありますが それを作るのも「資料」「見本」が必要・・と、改めて感じました。
長くなりますが やはり「土器土偶!」
フゥーちゃんは「中部土偶札所巡り 三十一番」の札所、とのこと。
さて 釈迦堂遺跡博物館のしゃっこちゃんは 何番だろうと 検索してみました。
なんとなんと 一つの博物館に一つだけではないのですね。
釈迦堂は「釈迦堂遺跡博物館 5,6,7番」だそうです。
そして 別の所で
フゥーちゃんに似ているものを「発見」
↓「史跡梅之木遺跡公園」の「遍照精霊土器」、15番。
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/2211403/
ちょっと似ていませんか?
↓こちらは「釈迦堂遺跡博物館」・・
私もこんなふうに紹介したいものです。
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3001487/
もうすっかり夏の雰囲気の原村です…
また楽しみに出かけて下さいね。
そちらからですと片道185㎞もですか、
それは何日かお休みを確保しないと出かけられませんね。
わが家からは45分くらいで行けるので
大抵日帰りです。
たまにはゆっくり何日か滞在したいのですが、
母がいるので中々そうはできません…
今回のこの展示と講演をされた林正敏さんは地元の方…
地元でいろいろ活動されていて有名な方です。
おちゃさんの先生に似た名前の方がいらしたのですね。
林姓は岡谷市では多いかと思います。
林正敏さんの記事を検索していただいたのですね。
改めて見せていただきましたが、
野鳥に関してはこの地区の一人者!
この先生の野鳥観察会に参加したことがありますが、
本当に何でもよくご存じでいろいろ教えていただいたものです。
ここで縄文土器たちもあれこれ注目して見てきたのですが、
ふぅ~ちゃんが可愛らしかったです。
この名前も広く募集して原小学校の生徒さんが名付け親のようです。
今年の夏は暑そうです。
山荘のある場所は美術館より上でしょうから、
夏でも過ごしやすいことと思います。
ぜひご都合付けて避暑にいらしてください!
まだしばらくは行けそうにありません。
タッジーマッジーさんは近くていいですね。
ある程度連続で休める時でないと、行く気が
しない距離。いつもだいたい185km程度は
片道でかかります。
林正敏さん、地元も方なんですね。
私がかつて学んだ先生に林敏彦先生って方が
おられましたが、その方のことを思い出して
しまいました。とても面白い先生でした。
で、話を戻すとこの正敏さんは、地元に根差して
鳥類を研究されているのですね。
検索するとたくさん記事が出てきました。
これもそのひとつです。
https://mainichi.jp/articles/20210125/ddl/k20/070/091000c
ふぅ~ちゃん、ありましたね。
顔がかわいいです。
たしか地元の小学生がつけた名前ではなかったか。
原村に行きたいです・・