教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

野に生きる

2009年12月11日 | 生き物
身のまわりで近頃、こんな光景を目にしませんね。



ノラの親子などはすっかり珍しい存在になってしまいました。
少し前までは首輪がなくたって堂々と町を歩いていたのに。

小学校1~2年の頃、生まれたての白猫を
土管の中(時代を感じます)で見つけ、学校が終わると
そこへ通いましたが、その仔猫は数日で死んでしまいました。

動かなくなったにもかかわらず私はそこへ通い続け、
その白い体に蟻が群がり肉がなくなっていくさまを
観察し続けました。怖いとも虫が気味悪いとも思わず
埋葬するとか、ばい菌があるんじゃないかなど思いもせずに・・

それから
猫は物陰で生まれ、弱いものは自然に死んでいく野生のもの
だと考えるようになりました。生活圏が人間と近いだけ。


ある霊園の近くにて。飼主がいるそう。

今は探さなければ会えないのが寂しい。



自由に行動し、自分で狩りができて



人間から食べ物を得る知恵があるたくましい彼ら。
そこらへんをぶらぶらしたって害にもなりません。



庭をトイレにされるのは少々困りますが
(我が家でも多いので作業はゴム手袋をしています)
怒るほどのことでもありません。



猛獣でもないノラ猫がおちおち歩けなくなった現代。

人間が一番恐ろしい、
と彼らも心底思っているにちがいありません。


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