教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

生き物が集まる樹

2009年12月23日 | 自然
上郷森の家周りで歩いていると
カラスザンショウの迫力ある姿が目に付きます。



7月ごろ咲く花も葉もボリュームたっぷり

幹にも特徴があり



棘のようなボツボツがあります。

12月初旬には



葉が黄色くなり実が熟します。

私がこのカラスザンショウに注目するのは
ミカン科でアゲハ蝶の仲間の食草のため。
昨年落ちていた葉に蝶のサナギがついていたので
今年もないかな~と探しましたが、未だ見つからず・・



見上げると蜂の巣がありました。



落ちていた実は
ミカンとドクダミを合わせたような強く爽やかな香り。



カラスザンショウ、という名のとおりカラスや



メジロのような小鳥



そしてタイワンリスにも好まれています。

タイワンリスは、困ったことに
実がなくなってしまうと樹皮までかじるのです。

大木でも、この木のように樹皮を広く剥がされてしまえば
細い枝から徐々に枯れ、いずれ死んでしまいます。



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