教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

幸せの青い鳥!

2010年02月04日 | 生き物
月曜日の夕方から真夜中過ぎまで降り続いていた雪。
いつもならチリトリで雪かきをしたついでに
小さな雪だるまを作るのですが、今回は風邪のため断念・・


近所で誰かが作った雪だるまが溶けかかっていました。
高さ約40cm、雪が少なかったのに力作です。

ここ数日大事をとっていたので運動不足、
さらに栄養不足でもあるので
トレッキングシューズを履いて出かけました。


日当たりがいいはずのグラウンドさえ雪が残っています。

とにかく寒い!せいか
森の野鳥ファンは外出を控えているようで
三脚を立てたカメラマンはお一人。この方に



「ミソサザイはいますか?」と声をかけてみたところ

「今いたよ。それはアオジ」
「エサを置けばじきに来るよ」
その方は教えてくれながら、タッパーから何かとり出しました。


おお、動いています!
ミルワームというそうです。

「ルリビタキは・・?」
とまた尋ねると
「ルリビタキの方が早くおりてくるよ、その石にエサを置けば」
と石の上にもミルワームをのせてくれました。

すると数分もしないうちに・・



青い!ルリビタキのオスです!嬉し~い♪
それなのにああ手ぶれ・・
でも美しさはわかります。



おかげさまで
初めてこでルリビタキを撮影できました。



この画像は昨年の晩秋に出会ったルリビタキ。
拡大して見るまでルリビタキだとは確信できず
そのままにしてありました。



あまり青くないですね。
ルリビタキのメスかな?とも思いましたが
調べてみるとオスの若鳥のよう。
ルリビタキのオスが真っ青の羽を持つまでに
2~3年かかるらしいのです。

瑠璃、という言葉には憧れのようなものがあります。
自分でも不思議に思い、記憶をたどってみると

正倉院の宝物



が思い当たりました。この写真はなんと、
大切にとってあった20年以上前の美術の教科書
「新しい美術鑑賞・日本編」に載っていたもの。

この美しい“碧瑠璃杯”は紺瑠璃杯と呼ばれることも
あるようです。足の部分が銀だったなんて・・

瑠璃、はガラスのことなんですね。
この杯に魅了された中学生の頃から
瑠璃と言う言葉と、この杯の持つ深く澄んだ青色が
結びついてしまって、瑠璃といったらこの色!
というイメージが出来上がってしまいました。

この杯のことを思い出したら
楽しかった中学の美術の時間や
私を美術好きにしてくれた
美術のS先生のことを懐かしく思い出しました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする