晴れた休日。あの池にカエルは来ているだろうか?
確かめたくて遠くの公園に行ってみました。
10ヶ月ぶりでしょうか。小さな池はまだ静かでした。
産卵に訪れるアズマヒキガエルとヤマアカガエルを見るために毎年
来ていますがこの5年でだいぶ変わってしまいました。
どんどん木を切り落葉を吹き寄せ大きな池を埋め立て広場にし
見られるカエルと卵塊は激減しました。
人がほとんどいない鬱蒼とした森は明るくなり、親子連れが増えました。
見られる鳥も減りました。向こうの方まで見通せるので小鳥たちにとっては
過ごしにくいのかもしれません。
それでもここではトラツグミやルリビタキやモズやアオゲラに会ったことが
あるので期待は膨らみます。
ん?メジロに混ざって少しカラフルな鳥がいる!
小さな群れで移動しているようです。
ソウシチョウでした。
ソウシチョウは帰化鳥で本来中国南部、ベトナム北部、ヒマラヤ西部など
にいるはずの鳥。特定外来生物に指定されているそうです。
見ていると日の当たらない地面で枯葉をひっくり返していることが多く
ガビチョウに似ているなと思いました。さえずりも美しいし。。
古い木が多く今まであまり手入れをされていなかった公園なので
住みやすいのかな。でもここ数年、大がかりな伐採がおこなわれ環境が
変わっているはず。面積は変わらないのに狭くなった感じがします。
こんなにスカスカじゃトラツグミの隠れる場所がないね。。
この森のクヌギ林はフユシャクが期待できるところなのですが、人工的に
落葉が吹き寄せられており森奥深くでちらっと飛んでいるのが見えたのみ。
つまらないな~と見上げた樹皮にヨコヅナサシガメの幼虫の集団越冬隊が。
未だ工事中のつぶした池を見ると胸が痛くなるのでそちらを見ないように
歩いていたらあっという間に回れてしまいました。
次回はあたたかい雨の日に来ようと決めてすっかり賑やかになった
公園をあとにしました。