教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

アケビを供える午後

2019年10月27日 | その他

清々しく晴れ上がり日向では暑いほど。
11年前も同じように秋晴れ、庭に真っ青なアゲハがやってきて
世話していた庭を蝶に姿をかりた父が見に来たのではと思ったものでした。


祥月命日だったこの日、午前中に花籠が届くと知らせを受け
待つ間に金木犀の様子をチェック。

半年前に電動バリカンを購入し周りを整え、中に入り込み電動のこぎり
大きな枝も落としたので今年花は咲かないかなと思っていたのです。


遅ればせながら無事開花!たくさんのミツバチたちがやってきていました。

このハチたちの排泄物が家のガラス窓や車にたくさんつくのです。
その匂いを嗅いだところ酸っぱそうな出汁のような複雑な香り。。


ぷぷ!寝ぼけ眼のアマガエルもいました。


今年の実付きはよくないけれどアケビも健在です。

父とご近所のIさんはアケビ受粉のためのおしべを交換する庭仲間
でしたが今でも気にかけてくださっています。この日ご自宅の綺麗な実を
持ってきてくださったのでお墓にお供えすることにしました。

正午近く、まちかねていたお花が届きました。

素敵~っ!
籠の周りをぐるぐる回りしばらく姉と撮影会。

車で待機していた母が呆れた頃、ようやく出発しました。

海沿いの134号線は稲村ケ崎付近で片側一車線の工事中で大渋滞。
おかげで運転手なのに江ノ電を落ち着いて撮ることができました。


お墓をピカピカにし、いただいたアケビ、好きだったお花やビールや
お菓子をお供えししばらくのんびり。
時と共に思いは薄れていくものなのかと想像していましたが心の中での
存在は鮮明で大きいまま。ほんとうに素晴らしい父でした。


お線香の煙も構わずチャバネセセリがさっそくリンドウに潜り込んでいました。
見えているのはお尻です。


急に前に進んだり長い間たちどまったり。
海沿いの道は今までのあゆみのようでした。

コメント (2)
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