癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

3連覇以上の感動!

2006年08月22日 | 日常生活・つぶやき
3年連続、北海道の短い夏を長く熱い感動で沸かしてくれた駒大苫小牧高校、本当にありがとう!君たちは本当に凄かった!

人生の中で、これほど何度も鳥肌の立つ感動を味わったことはあるだろうか・・・それも3年連続である。高校野球の魅力の真髄をいかんなく発揮し、北海道はもちろん全国の野球ファン以外までも含めて、これほどテレビやラジオに、さらには新聞に釘付けにし、感動のるつぼに巻き込んだチームは過去にはないであろう。88回を積み上げた高校野球史のトップに残るチームである。

昨夏の連覇でさえ夢のようだったのに、昨夏以来、チームの2回の不祥事で春の選抜辞退、それを乗り越えて地区予選を勝ち抜き、3連覇へ挑戦権を得ただけでも凄いと思う中、何度も「もうダメか、もう十分!」と思わせながら、ついに決勝戦へ・・・初めての先攻に嫌な予感・・・これがまた1:1の絞まった延長15回再試合・・・立派に3連覇に匹敵する偉業である。「もう、いいよ!ありがとう!」と北海道民なら誰しも思ったであろう。

そして迎えた昨日の再試合・・・残念ながら札幌での会議がちょうど同じ時間帯で入っていて、結果を知ることしかできなかったが、1点差だったという。しかも、最終回2点追加し、ノウアウトでその1点を追いかける展開だったということを知って、TVを見て鳥肌を立てながら感動に酔いたかった・・・3連覇を逃したことより、その展開を直接視聴することができなかった方が悔しかった。しかし、帰りの車の運転中のラジオ放送と今朝の新聞やテレビ放送で感動の余韻に酔うことができた。

それにしても、4連投の上に歴代最多の69イニングを一人で投げ抜き、再試合決勝戦では無四死球だった相手の早実の斉藤投手の体力と精神力と制球力には驚かされる。体調不十分でその力を100%発揮できなかった感のあるNo1の呼び声高かった田中投手を超える高校生と思えない沈着冷静な投手であった。敵ながらアッパレ!である。負けて悔いなし!それしても、試合後の田中投手の子供らしい愛くるしい笑顔が爽やかであった。

延長再試合の上に1点差での準優勝・・・多分3連覇達成より強烈に印象に残ったドラマチックな展開だったのではないかと思う。