イヨカン(左) 甘平(右)
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今年も、この時期ならではの四国からのお接待が届いた・・・。お接待とは、四国八十八箇所を巡るお遍路さんに茶菓や食事などをふるまったり、宿を提供したりする風習のことである。
毎年この時期にご友人が栽培しているイヨカンと甘平を送って下さる松山市の法起坊見習いさんとは、14年前の四国遍路の時以来のお付き合いである。 そのときも、台風で決壊した遍路道の情報提供をいただき、初対面では心づくしのいろいろなお接待をいただいた。石鎚山にも案内してもらい、それが翌年からの日本三百名山巡りへと繋がった。
その後の三百名山巡りでの四国の山も同行いただいた。逆に、夏の北海道旅行に来た時には、北海道の山に一緒に登ったり、知床岬までの海岸トレッキングもしたり・・・といったお付き合いが続いている。
3/10にスタートする14年ぶり2回目の四国遍路のことまでには、まだ頭が向いていなかった。今週末の最後の「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」が終わったら、準備に取りかかるつもりでいた。
しかし、法起坊見習いさんは、向こうでの再会を心待ちにしているようで、年末には、最新版の「四国遍路地図」を送ってくださった。そして、今回は、こちらがトライする「逆さ打ち」(逆回り)を、松山市内のコースで実際に歩いてみて、その困難さ(電柱やいろいろな所に貼ってある案内書きや案内シールなどが逆からは見えないので迷いやすいし、曲がり角での方向案内を見落としやすい等)を実感したとのこと。いろいろな標識は「順打ち」のお遍路さん用に設置してあるので、「逆さ打ち」は非常に難しいことは知っていたが、わざわざそのことを実体験して情報として教えて下さる心遣いには感心してしまう。
また、こちらのお遍路で、松山市内を中心に同行したいコースや、ほかの案内したいところなどの資料も送ってくださった。
そのような物心両面のお接待をいただき、「いよいよ近づいたのだな~」と思わされた次第である。
なお、今日は天気が悪かったので、山はパスして朝のうちに帰宅した。